「代名詞の順序2」
a) Je te présente à lui.
☓ Je te lui présente.
b) Je m'intéresse à elle.
☓ Je me lui intéresse.
c) Je me suis adressé à toi, quand...
☓ Je me te suis adressé à toi, quand...
d) Elle s'est adressée à moi, quand...
☓ Elle se m'est adressée, quand...
e) Je le présenterai à toi et à elle un jour.
☓ Je te le lui présenterai un jour.
前回の記事で書いたように、
1. me, te, nous, vous, se
2. le, la, les
3. lui, leur
「1→2→3」の中で代名詞を選択する時は、「この順番で隣同士」で必要な代名詞を「2コ」選ぶ。
この文には裏がありました。
・隣同士でない場合はどうするのか?
・同じ枠の中の場合はどうするのか?
・違う枠に入っている代名詞を組み合わせる場合はどうするのか?
1.と3.の組み合わせは不可能なのです。
(殆どの文法書には書かれていません、どうしてでしょう...?)
「あなたに彼を」は可能だけれど、「あなたを彼に」はいわゆる基本文法で習う代名詞化では、間に合いません。
目の前の「あなた」を"te"や"vous"以外で表現することは不可能なので、間接目的語である「彼」を代名詞の枠の外に出さざるを得ません。(「私」を"me"以外で表現することも不可能なので、同じタイプの文になります)
同様に同じ枠の中から2コ代名詞を選択したい場合(代名動詞+間接目的語)も、間接目的語を代名詞の枠の外に出さざるを得ません。
従って、a)〜d)のような文が生まれます。
「あなたと彼女」の場合はどうなるのでしょう?
この場合も、そんな代名詞は準備されていないので代名詞の枠の外に出さざるを得ません。
ただし、このルールを忘れていはいけません。
あなた(二人称)が最初、私が最後(一人称)
ゆえにe)の文ができるのですね。