peut-être は多分?
日本人にとって「多分」という単語は可能性が高いことを意味している、と感じるはずです。
念のために「新明解国語辞典」を引いてみるとこう定義されています:
そうなる可能性が十分にあると予測する様子。
また、手元にある仏仏辞書(le Robert Mobile)でpeut-être を引いて見るとこう定義されています:
1. Adverbe indiquant une simple possibilité.
≒ 単なる「可能性」を示す副詞
そう、可能性があるということだけを示しているわけであって、可能性が高いということは表していないのですね。
と言うことは、peut-êtreは以下のように訳す方が自然ではないでしょうか:
かもしれない、そういうこともあり得る、然もありなん
じゃあ「多分」と言いたいときにはどの表現を使えばいいの?
そんな時にはprobablement か sans douteです。
Il pleut cet après-midi ?
- Peut-être.
折り畳み傘でさえ、カバンに入れるのを躊躇します。
- Probablement.
迷わず大きい傘を手に取ります。
関西人がよく使う「行けたら行くわ」に近いですね。
Tu viens à la fête ce soir ?
- Peut-être.