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今日覚えたい文法(倒置)

なぜひっくり返るか?

「本来なら」ひっくり返るはずがなかった文構造の一部が、何らかの理由によりひっくり返っているものを「倒置」と呼びます。
本来ならというのは、例えば、文の構造は「主語+述語(動詞)」が普通なのですが、それが逆になる場合などです。

一昨日の記事にも倒置がありました。
En 1975 sort un des plus grands tubes de Julien Clerc, "Souffrir par toi n'est pas souffrir".

「ルール」としてなんとなくく決まっている語順に従って書けば、次のようになります。
Un des plus grands tubes de Julien Clerc, "Souffrir par toi n'est pas souffrir" sort en 1975.

うっ、主語が長すぎる… 動詞がなかなか出てこないです。
フランス語の語の特性として「動詞を早く聞きたい、知りたい、伝えたい!」というのがある気がします。←le Ciel フランス語教室調べ
少なくともそう考えれば納得ができることが多いのです。

倒置をする時に一つ気をつけないといけないことがあります。
「ひっくり返しても文法的に混乱をきたさないこと」

「主語+動詞+直接目的語」の主語と目的語がひっくり返ると、訳がわからなくなりますよね。
Georges aime Paris.
Paris aime Georges.

しかも町のParisなのかパリスヒルトンなのか、文字からはわからないですよね。

倒置をしても全く問題が生じないのは、以下のときです。(他にもパターンはあるのですが、今日はわかりやすいものだけを提示しておきます。)
1. 主語+動詞+目的語や属詞以外の要素(à Parisのような場所、d’ici 3 jours のようなときの表現等)で構成されていること
2. 主語が代名詞でないこと

この2つの条件が揃っている表題の文は、したがって倒置をして問題ないのです。
倒置をすることで、無事に早く動詞(いつの話なのか、どういう結果なのか、肯定なのか否定なのか)を伝えることができるのですね。

Ici a vécu Edith Piaf de 〜 à … 〜から… までピアフはここで暮らしていました。(適当な文です)

Ici ont habité Eugène Curie de 1892 à 1900 et son fils Pierre Curie de 1892 à 1895, date de son mariage avec Marie SKLODOWSKA.
← Sceaux にあります。
これを「標準」の語順にすると…
Eugène Curie de 1892 à 1900 et son fils Pierre Curie de 1892 à 1895, date de son mariage avec Marie SKLODOWSKA ont habité ici.
動詞が遠すぎるでしょ?

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