「すみません、その辺に walkman ないですか?」
発車する直前の電車に戻ってきた青年が、もと座っていた席にいるいる人に叫んだセリフです。
あると思うんだけど、あるはずなんだけど、walkman が一台。
希望を込めて話しているのです。
Il n'y a pas un walkman par là ? ← Il n'y aurait pas だったかもしれません。
あることを前提に話すときには de にしてはいけません。
ないことを前提に話すときには de にして話す必要があります。
(あると思うのですが見てもらえませんか?)
Il n'y a pas un walkman par là ?
(本当にないのですか?)
Il n'y a pas de walkman ? Ah, bon... J'ai dû l'oublier quelque part...
ないですか?じゃあどこかに忘れたのかなあ...
Tu ne connais pas un restaurant sympa à Paris ?
- Oui, j'en connais un dans le 2e, à 2 pas de la bourse.
どこか良いレストラン知らない?
- 知っているよ、2区に。
知っていると期待を込めて話しているのです。
Tu ne connais pas un cours de grammaire, où on peut apprendre les pronoms relatifs chez moi ?
家にいて「関係代名詞」が習える文法レッスン知らない?
いやあ、いいのがありますよ。
って、やはり結局宣伝かいっ!