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今日覚えたい文法

 Il a plu à Paris. の解釈を巡って

plu という語は2つの動詞の過去分詞なのです。
1. pleuvoir(雨が降る)
pleuvoir の主語は必ず il が使われます。
Il pleut.「雨が降っている」 Il a plu.「雨が降った」
Il a plu à Paris. 場所の表現を加えて「パリに雨が降った」と解釈することができます。
Il a plu à Tokyo.「東京に雨が降った」のですね。
2. plaire(気にいる)
plaire は必ず間接目的語を必要とします。日本語で言えば「(誰々)に」に相当する「à 人」がなければいけないということです。
よく知らないですが Paris Hilton という著名人がいますね。そう、PariS と最後の子音を「ス」と発音すれば固有名詞として認識されてしまいます。
Il a plu à Cécile ?
- Non, il a plu (plutôt) à PariS, qui est l’une des arrière-petites-filles de Conrad Hilton, fondateur de la chaîne des hôtels Hilton.

では、私達が使うときに誤解されないようにするのはどうすればいいいのでしょう?
「雨が降った」ときには「à 地名」ではなく「sur 地名」がいいですね。
il pleut à Paris :Environ 72 800 résultats
il pleut sur Paris:Environ 99 200 résultats
sur のほうが優勢なのです。上から雨が落ちてきて、パリの町が「直接」濡れているイメージなのでしょうね。

「気に入った」ときには il という代名詞を使わないという方法が、シンプルですが最もかんたんで効果的です。
Alors, Kévin et Yuka, comment ça s’est passé hier ?
- Oui, Kévin a beaucoup plu à Yuka. Après la fête, ils se sont cachés dans un grand champ de blé.
代名詞はいつも使わなくてもいいのです。必要なときに適宜お使いください。会話は「文法の書き換え問題」ではないのです。

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