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今日覚えたい文法

 たかが m(e) されど m(e)

「おもしろかった」「良かった」という気持ちを伝える動詞に plaire があります。
Tu as lu le livre, finalement ?
- Oui et il m'a beaucoup plu.
2文目の主語 "il" は直前の le livre を受けている主語代名詞ですね。Le livre m'a beaucoup plu. ということですが、フランス語では「できるだけ」文をシンプルに伝えたいので 、代名詞を使える場合は使ったほうがいいのです。名詞を繰り返すと、文法的には正しいのですが、あまり賢く聞こえないようです。
il m'a beaucoup plu. の m(e) は「間接目的語」です。すなわち "à moi" を文法的なルールに従い、動詞の左側に置いているのです。
そのルールとは
「一部の例外的な動詞との組み合わせ、および繰り返しによる強調である場合を除き、間接目的語および直接目的語が代名詞化された場合は、動詞の手前=左側に置かれる」

一方日本語においては、一度出てきた代名詞は多くの場合場面での中で理解できるので、繰り返すことは「まれ」、ですよね。
ではその日本語のルールを意識せずにフランス語に持ち込んだら...
Tu as lu le livre, finalement ?
- Oui et il a beaucoup plu. ←場面から明らかなので m(e) を省略した例です。

Il a beaucoup plu.
あれっ、「雨が降った」と解釈されてしまいますよ。
plu という「語」は plaire の過去分詞であるだけでなく pleuvoir の過去分詞でもあるのです。
動詞 plaire は間接目的語を必要としますが、pleuvoir は必要がない完全な「自動詞」ですよ。
m(e) があれば plaire à の過去分詞 plu と解釈され、m(e) がなければ pleuvoir の過去分詞と解釈されてしまうのです。

では、
Il a plu à Paris. はどういう意味なのでしょう?
ポイントは Paris を「どう発音するか」 ですね。
Paris は必ずしもフランスの首都のパリとは限らないですからね。
今日も「ほーちぷれー」です。

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