grammaire、syllabe、collègue 、17...
共通項を探してみましょう。
今日の記事のタイトルが「今日覚えたい発音」なので、なんとなく察しがついている方も多いのではないでしょうか。
そう「二重子音」なのです。
mm / ll / ss と同じ子音字が並んでいますね。
本来は2回同じ子音を発音していたようなフシがあるのですが、現代では「省エネ可」が進み、文字は2こ必要ですが、音は1こでいいのです。
(以前書いた気がするのですが)昔フランスで「文法の話」をしているつもりだったのですが、間違って「おばあちゃん」の話と勘違いされたことがあるのです。
[gʀamɛːʀ] と言っているつもりが、何らかの理由により [gʀɑ̃mɛːʀ] と理解されたのです。なんだか鼻母音に聞こえたのでしょう。
おばあちゃんよりも文法の話が大好物の私は、それだと困るのです。毎回訂正するのも恥ずかしいし面倒くさいし...
という訳で、それ以来 [mm] と発音することにより(万が一鼻母音で発音していたとしても)おばあちゃんと勘違いされたことはありません。
[mm] の音は、唇がくっついている時間をほんの少しだけ長くしてやることでできるのです。離してしまうと、そこに息が通り母音を感じてしまいます。
結果的に、母音が挟まらず同じ「子音だけ」を2回発音するときには、少し伸びた感じというか詰まった感じに聞こえます。
辞書の発音記号は [(m)m]、[(l)l]、[(s)s] となっているのでどちらでも問題ないようなのですが、以来わたしは努めて二重子音で発音しています。理由は...
音がフランス語っぽくてカッコいいと感じるからです。
ただそれだけの理由なのですが、こんなちっぽけな音に拘りたいのが「マニア」たる所以ですね。
昨日某所で自分の「声帯」の写真を撮ってもらいました。
そんなところから、今日の記事の発想は生まれたのです。