「難しそうだなあ」
この冬もフランスに行くのは「難しそう」ですね。
いつも冬にはフランスに行っているわたしのことを心配して、先ほど生徒さんに言われました。
確かに、そうですね。
今日はこんな表現を使ってみましょう。
Ça me parait difficile.
昨日からのニュースを見聞きするにつけ、そんな風にわたしには「表れている」「見えている」のです。
何が難しそうかといえば「あなた(先生)がこの冬にフランスに行くこと」ですね。いま頭に一瞬フランスに行く「あなたの姿」を浮かべましたよね。それを慌てて「ムリムリ」と否定したはずです。そこに「時間」は感じずに、そんなイメージを脳内に持っただけのはずです。
そんなときに使うのが、流れている時間の感覚を持たない「接続法」なのです。
tu vas en France. → tu ailles en France.
tu pars en France. → tu partes en France.
tu partiras en France. → tu partes en France.(そう、接続法は1種類しかないので、楽なのです。)
という訳で、
Ça me parait difficile que tu ailles en France cet hiver aussi.
Ça me parait difficile que tu partes en France cet hiver aussi.
(私が)フランスに行くのは、(私には)難しそうですね。
この場合は ça ME parait difficile と me を登場させているので、que je とするのはエネルギーの無駄なのです。こんなときにはシンプルに「de + 動詞の原形」が楽でいいですよ。
Ça me parait difficile d'aller en France cet hiver aussi.
Ça me parait difficile de partir en France cet hiver aussi.
誰もが・誰でも行くのが難しそうだという場合には、誰も指さない on が有効です。
Ça me parait difficile qu'on parte en France cet hiver aussi.
C'est difficile que... だと、「難しい」ということが事実だと感じられ、世間ではそれが「通説」ということを伝えているので、反対意見が出ると議論になってしまいます。
一方 ça ME parait que... には me があるので「個人的にはそんなふうに感じています」ということなのです。誰にも文句は言わせません。
いやそれでも、行きたいぞ〜
今日は短く書けました。