「ギリギリに授業をキャンセルしてしまい、申し訳なく思っています。」
Je suis désolé(e)...
この後を考えてみましょう。
ヒントは以下の通りです。
キャンセルをする:annuler
ギリギリに:au dernier moment
Je suis désolé(e) que JE と、同じ主語を立てて後半の節を作ることはできるのでしょうか。この場合は NON です。
理由は...
Je .... je ... はエネルギーの無駄だから。
たしかに、直説法の場合は特に問題がないとされています。
J'espère que je pourrai partir en France d'ici peu.
まもなくフランスに行けるようになると良いけど。
これでもかなりのエネルギーの無駄なので、以下の文のほうがシンプルでおすすめです。活用形を間違えなくて済む、という2次的な利点もあります。
J'espère pouvoir partir en France d'ici peu.
もちろん「自分が」とエゴに走らず「世間の人みんな」と言いたければ、qu'on と別の主語を立てる必要があるので、
J'espère qu'on pourra partir en France d'ici peu.
となります。
一方 être désolé que は感情を伝える表現であり時間を伝える必要がないので、「接続法」を使う必要があります。
ただし直説法では、問題ないとされている「同一主語」が、従属節が接続法になるはずの構造においては、「同一主語禁止」というルールに抵触するのです。
× Je suis désolé(e) que j’aie annulé la leçon au dernier moment.
そんな時には「désolé(e) de 動詞の原形」という構文を利用しましょう。なんたって(もう一度言います)
Je .... je ... はエネルギーの無駄だから。
ただ「授業をキャンセルした」という、「今」という時間に対して「完了」を伝える動詞の形に
する必要があります。
que j’aie annulé から必要のないものを取り除きシンプルな形にすると « avoir annulé » となりますね。
という訳で、
Je suis désolé(e) d’avoir annulé la leçon au dernier moment.
が一つの正解です。
「シンプルが良い」のです。
Prenez le métro et descendez à Opéra. でもいいですが、
Prenez le métro pour ensuite descendre à Opéra. のほうがスッキリして見えませんか。
動詞の変化が少ないほうが、美しくフランス語として上質である、とわたしは考えます。