閉鎖が決まってしまいました。
と言っても会社や学校や店舗の話ではありません。
シャンソンの授業などでもたびたび利用してきたあのサイトです。
そう「paroles.net」のことです。
フランスで歌われているほとんどの曲の歌詞が掲載されていて人気を博してはいたのですが、やはり「著作権」絡みで訴えられて、サイトを閉鎖せざるをえなかったようですね。
歌詞に対してはいろいろな考え方があると思います。
おそらく、メロディーやアレンジが無断でHPなどにアップされることが違法であるし、作者に何らかの見返りがあるべきだと考えている人は多いと思うのです。
じゃあ歌詞は?
知り合いのフランス人は「歌詞に著作権はない、単語を並べただけなんだから」と言い切っていました。
この考え方は極端だとしても、歌詞くらいいいんじゃない... と思う方は少なくないはずです。
この考え方に立てば「書物」に著作権は存在しないことになってしまいますね。
長いか短いかという議論を始めれば、長ければいい短いものはどうでもいい、という文学とはほど遠い議論が始まってしまいます。
歌詞や詩歌は短いからこそ、作家は心を込めて言葉を死ぬ気で絞り出すものだと思います。
(作詞や訳詞をした経験から語っています)
今となっては如何ともしがたいですが、何らかの制限もしくは有料化に踏み切ってもよかったのかもしれません。まあ後の祭りですね。
お世話になりました。
時代の流れから仕方がないことだとは思いますが、せめてお気に入りの歌手のCDやDVDはできるだけ購入するように心がけます。