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今日覚えたい文法

過去の記事と一部重複します。ご了承ください。


条件法過去形(=条件法複合形)のススメ


条件法っていつ使うの?あんまり使わないでしょ?
教科書の最後の方で習うし、周りのフランス人も使っていないし…


大きな誤解です!
教科書の最後の方に出てくるのは編集の都合だし、周りのフランス人が使っていないと考えるのは、気のせいです。
頻繁に使っていますよ。
もちろん1文には1動詞しかないのですから、名詞や形容詞に比べれば頻度は落ちます。
頻度が高いかどうかは「ネイティブ同士の会話での頻度」をみる必要があります。しかも、わたしたち学習者の「癖や実力」をわかっている先生と話す時には、忖度をしてくれているのです。


さて本題です。

今日は「未来に言及する条件法過去形」です。

「過去形」と考えるからややこしくなってしまうのですが、「完了形」と考えれば言葉の選択に「齟齬(漢字は絶対書けないですね)」は生じません。(ここでは通例に従い「過去形」と書きます)
未来にだって「完了や未完了」は存在するのです。


「条件法過去形」
「成し得ずに過ぎてしまった時間」を振り返るのに使われます。現実とは違う「パラレルワールド」の世界を表現するのです。


明日彼(女)と「バレンタインフェア」にチョコレートを買いに行こうと思っていたら、この coronavirus 騒ぎ!
感染するかもしれないと心配をしてしまったあなたは、こう言うはずです。
残念だねえ、美味しいチョコレートが買え「た」のに!!


日本語のこの用法と同じと考えればいいのです。
まだ見ぬ未来の話なのに、完了を表す「た」が使われています。


なぜでしょうね。

明日は出かけないことが決定していて「なかったこと」にしているのでしょう。
「もう明日は終わってしまった」と考えているということです。


フランス語でも考え方は同じです。

J’aurais voulu aller au salon du chocolat.
行きたかったなあ。

On aurait pu acheter un délicieux chocolat.
美味しいチョコを買えたのになあ。

Je t’aurais offert une grosse boite de chocolat de chez Bernachon…
ベルナションの大箱入りのチョコをプレゼントしようと思っていたのに…


過去ではなく「完了」で、否定形で使うと「未完了=成し得なかったこと」を伝えられるので、未来のことに言及しても何ら問題はないのです。

文法用語に騙されてはいけないし、初級文法の教科書は全てではないのです。
すぐ使ってみてくださいね。

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