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今日覚えたい文法

名詞・形容詞が合わせて3つ!?


先日、子供向けのサイト « 1jour1actu » を読んでいたら、こんな文に出くわしました。

Une façon de dire « Adieu » à l'année passée et « Bonjour » à la nouvelle, que l'on se souhaite joyeuse. 
去年に「さよなら」と言って、新年に「こんにちは」、「いい年になりますように」と言う、一つのやり方


問題は、que l'on se souhaite joyeuse. の箇所です。
「いい年になりますように」という意味だと推測はするのですが、que を関係代名詞と考えた場合(他には考えられません)、先行詞は la nouvelle (année) souhaiter の間接目的語が se、属詞が joyeuse という構造に見えるのです。
ということは、動詞 souhaiter に対して動詞に関わる要素が「3つ」もあることになります。


わたしの知識では(また文法書による文構造の説明においても)、動詞が3つの要素(間接目的語・直接目的語・属詞)を従えている例はないはずなのです!!


解釈は間違っていないことを信頼できるネイティブに確認をしたあとで、師匠に相談しました。
「こんなのあるんですか?」→「数が少ないのはたしかだが,変則的ではない」とのこと。

(失礼を承知で言わせてください)流石です!師匠!!


動詞 + 間接目的語・直接目的語・属詞、って始めて見ました!
わかってはいるのです。文法書は「最大公約数」であって、全てを記述しているわけではない、ということは。
未知のものに出会って、久しぶりにうろたえてしまいました…


他の例を挙げます。

Elle est née belle.
美人に生まれた。

Il est arrivé fatigué, et après 2 heures de discussion, il est reparti rassuré.
来た時は疲れていたが、2時間話したら、安心して帰っていった。


動詞 naitre「自動詞」なので、次の形容詞を取る形は「構造的に不思議」なのです。
いわゆる「6分型」では解決できない、ということです。
(ただし、頻度の高い文なので、覚えておいて損はありません)
次の文の arriver repartir も同様です。

「〜した時の状況・状態が… であった」ということですね。


文法を無視するのは考えものですが、言葉は生きているのに「辞書に記述がないから間違っている!」と判断するのは、辞書が言語を統制しているようで、わたしは理解できません。

辞書や参考書は「最大公約数」なのです。
改めて気付かされました。

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