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今日覚えたい文法

Il fait assez beau pour faire la lessive.


「文法的にどうなっているの?」
って思いませんでしたか?

フランス語の動詞には「必ず」行為者が必要で、想定されるはずなのです。


Je déjeuner avec mon amie.
動詞が1つしかないので、問題はありません。


Je te conseille de visiter Chartres en France.
conseiller するのは「わたし」で、 te と間接目的語をはさむ事よって、直後の visiter の行為者(意味上の主語)が toi であることを伝えるのです。


Il faut toujours remercier ses parents.
両親には感謝をしなければいけません。

parents に付けられる所有形容詞が ses であることを考えても「一般論」であることがわかります。


では、Il fait assez beau pour faire la lessive. はどう理解をすればいいんでしょう。
「誰が」洗濯をするにはふさわしい天気なのでしょ?


il fait beau. という表現は「天気天候の il」なので、行為者としての「主語」は必要ありません。

問題は、次にある faire la lessive なのです。
洗濯をするのは「人間」である必要がありますね。実体のない非人称の il が洗濯をすることなどできないはずです。


わたしはこう考えます。

「文法的」には非文(間違い文)と言い切ってしまうこともできるかもしれません。(「ルール」で言語を捉えるとそんな理解も不可能ではない、といった発言をかつて読んだことがあります)

ただし何度も申し上げているように、「慣用は文法」を超えてしまうことが、頻繁に起こるのです。

「理解できるから、楽な用法を選択しよう」ということです。


天気天候の il が faire la lessive の意味上の主語(=行為者)になるはずはないんだから、だからこそ何も言わなくてもいい。場面で「誰が?」は伝えなくてわからるから、いらない。

こんな考え方に基づいて
Il fait assez beau pour faire la lessive. 
が成立するのです。


「誰が?」は、
発言者や、目の前にいる人や、「みんな」という訳ですね。

文全体を率いている構造必要な「主語」と動詞の「行為者」は、往々にして違うのです。
動詞があれば「誰が?何が?」と考える癖をつけてみましょう。

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