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今日覚えたい文法

monter l'escalier vs monter par l'escalier


今日も「使えるものは何でも使ってしまえ!」シリーズです。
わたしの中で検証した限り、日本語の表現と対応しています。


階段「を」登る ≒ monter l'escalier
階段「で」登る ≒ monter par l'escalier


まず日本語でどこが違うか、を考えてみましょう。
考えないで「わからない」とか「同じです」といって傾向にある方。違うから表現は存在しているのです。「考えること」は大事ですよ。外国語学習で大事なことは「己を知る=母語を知る」ことです。


「階段を登る」
と、左手に素敵なカフェがあります。
「階段で登る」疲れるから、エレベーターに乗りましょう。

入れ替えると少し奇妙な文になりますよね。

階段で登ると、左手に素敵なカフェがあります。
(エスカレーターで登ったらカフェにはいけないってこと?)


monter l'escalier「直接目的語」が階段なので、その名詞に直接意識が向かっているのですね。
眼の前に階段があって、これを登るか登らないか、ということです。


monter par l'escalier はクッションに前置詞 par があるので、par が持っている意味や機能「手段」の意味が自ずから加わってしまいます。
言い方を変えれば「手段」という意味を持ち込みたかったので par を加えたのですよね。
階段という手段を使うか、他の手段を使うかという選択なわけです。


Monte l'escalier jusqu'au 2e étage, tu verras un superbe café sur ta gauche.

C'est fatigant de monter par l'escalier, et donc je prendrai l'ascenseur.

使えるものは何でも使いましょう!

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