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今日覚えたい常識

そろそろ寒くなってきたのでレッスンで、

温泉に行きたいです。
Je voudrais aller dans une station thermale.

と言っていませんか?


言葉としてはもちろん完璧です、通じています。
ただ言いたいことは、全く理解されていないでしょうね。

それは、
「日本とフランスの文化的な常識が違うからです」


日本人が「温泉に行きたいなあ」の裏には、美味しい食べ物(温泉まんじゅう、カニ、お刺身、その土地の名産、地酒…)がイメージにあり、毎日ご飯を作らないといけない立場にいるお父さんお母さんは「上げ膳据え膳で何もしないから楽」と思い、最近では行き帰りに立ち寄る「道の駅」での地元の食材をショッピングする、という楽しみがあるのです。


フランス人にとっての温泉は「湯治場」というのが一般的なイメージなので、肌病、ストレス、肥満症、リューマチ… などの治療法のひとつとして eau thermale があり、そこにおいしいカニはついてこないのです。
何か問題を抱えているから行くのであって、自ら進んで「行きたいなあ」と思うところではないのですね。


従って、「温泉に行きたいなあ」には補足説明が必要なのです。

Je voudrais aller passer quelques jours avec mes amies intimes toutes seules, dans une station thermale, qui se situe au bord de la mer. Là, je pourrais passer un moment paisible du matin au soir à ne rien faire et à profiter d’excellents produits du terroir, d’un bon poisson cru, de crabes, de saké frais.

とかね。



日本人は外国(特にアメリカ、ヨーロッパ)の文化に関しては雑食なので、なんでも吸収してしまいますし、テレビ等で色々なものが紹介されて「当たり前」だと思ってしまいますが、逆はそうではないのです。

日本国内でも同じことです。知らない地域の文化風俗は「学習」しなければ知らないのです。
10年ー20年前に関西の人が「今日節分だ、巻き寿司買わなきゃ!」と言ってもわからなかったはずなのです。


外国語の学習とは、自分の国・地域や言語を見直すことでもあるのです。
文法や発音だけを学んでも、役に立ちません。
特に日本にやって来るフランス語圏の方を案内するときにはなおさらです。
私たち個人個人が「日本代表」なのです。

万博が関西にやって来ますよ。
は〜...

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