au-dessus de
Aucun vol n'a le droit de voler au-dessus de la Russie.
どの飛行機もロシア上空は飛べない。
aucun - ne で「どの〜も…ない」となり、一機たりとも飛ぶ権利を有していない、すなわち「どの飛行機もロシア上空は飛べない。」という解釈になります。
sur はどこかの面に接している「〜の上」で、接していない「〜の上」は au-dessus de であることを覚えていますか?
Il y a une mouche sur la table.
テーブルの上に蝿が(止まっている)
Il y a une mouche au-dessus de la table.
テーブルの上に蝿が(飛んでいる)
ところで、表題の文を自然な速さで発音できるようになるまで、何回でも何十回でも練習してみてください。
言えるようになりましたか?
途中でつっかえたり、えっと…が入ったりしてはだめですよ。
次に au-dessus de の箇所を改めて意識をしてください。
[d] の音が耳に届いていますか、いませんか?
[d] の音が耳に届いている人:自然な速さで言えていたとしても、まだほんの少しネイティブらしさには届いていないようです。
[d] の音が耳に届いていない人:耳に感じるのは [t] の音ですね。そうだとすれば、素晴らしいです!自然に「同化」という音の現象を体現しているのです。
そのネイティブらしさ(同化)のシステムは、明日解説をします。
正しい発音と自然な発音は、だいたい同じだけど少し違うのです。
ではまた明日!
A demain !