Je n’ai pas lu de livre ce mois-ci.
が一つの正解でした。
しかし、別の表現もありえるのでしたね。
読書家で普段は月に10冊は読むのに、今月は時間がなくて「1冊も読んでいないなあ。」と伝えたいときには、「1冊も」の箇所に少し工夫を加えることができます。
一冊も読んでない
一度も言ったことがない
一人もいない
「一(いち)」を言うことによって「0(ゼロ)」を感じさせるという表現方法は日本語でも取られていますね。
今月は本を読んでいないという行為を過去と捉えているので「複合過去」形を使う必要がある、というのは昨日ご説明したとおりです。
今月は本を読んでいないという行為を過去と捉えているので「複合過去」形を使う必要がある、というのは昨日ご説明したとおりです。
Je n’ai pas lu un livre ce mois-ci.
一冊さえもとさらに「一」を強調したければ seul という形容詞を使って
Je n’ai pas lu un seul livre ce mois-ci. も可能です。
更に「一冊も〜ない=ゼロ冊」という風に考えれば、「ゼロの」を表すことができる形容詞 ne - aucun(e) を用いて伝えることもできます。
Je n’ai lu aucun livre ce mois-ci.
lire(読む)をする対象はわざわざ livre/bouquin などの名詞を用いずとも、まちがいなく文字であることは明らかなので、
Je n’ai rien lu ce mois-ci. も同意文として解釈されます。
un や aucun が使える場合は、場面によっては deux も trois もあるのです。
今月10冊読む場合も考えられるということです。
Je prends une douche.
シャワーを浴びる回数に制限はないので、不定冠詞が使われますよ。
一方、ぼくのような毎日記事を一本書き続けている人が「しまった、昨日記事を書かなかったな」と言いたい場合は少し違います。
毎日みんなが挙がるであろうと思っている記事なので、原則的に定冠詞がふさわしいのです。
「あっ、例の記事書き忘れちゃった」ということですね。
Je n’ai pas écrit l’article aujourd’hui. と夜の11時過ぎに思いだし、慌てて何かを書いたこともしばしばあります。
ご参考まで