誰が見えるの?
何を見に行くの?
誰に会いに行くの?
が?を?に?
助詞は前後に応じて変わっていますが、フランス語ではすべて同じ動詞を使うことができます。
voir は「自然に目に飛び込んでくる」ことを始めとして幅広い「視覚で捉える行動」を表すことができます。
いずれの場合も見ている人が主語で、見えているものは直接目的語です。繰り返し言いますが「直接目的語」なので、前置詞などの余計な部品は全く必要ありません。
Qu’est-ce que tu vois ?
Qui est-ce que tu vois ? = Tu vois qui ?
Qu’est-ce que tu vas voir ?
Qui est-ce que tu vas voir ? = Tu vas voir qui ?
日本語は不思議なことに、voir 人の場合は「〜に会う」となり、voir モノ(人以外)の場合は「〜を見る」となりますね。ただ不思議なことに人であっても場面が変わると「〜を見かける」と「を」の登場があるのです。不思議ですねぇ。
Ce tableau me plait.
この絵を気に入ったよ。
この絵が気に入ったよ。
この絵は気に入ったよ。
この絵、気に入ったよ。
私たち日本語ネイティブは場面によって「を、が、は、∅」を使い分けている気がするのですが、フランス語では基本的に同じ表現で間にあいます。
フランス語の動詞が取る構文は動詞によって決まっています。
「日本語でこうだから」というのは、まったくもって説得力がありません。
remercier 人(〜に感謝をする)
saluer 人(〜に挨拶をする)
informer 人 de 事柄(〜に…を伝える)
priver 人 de 事柄(〜から…を奪う)
まるごと覚えないと不思議なフランス語を話していることになってしまいます。
昨日友だちを会ったよ。
ありがとう、あなたを感謝します。
到着時刻のあなたをお知らせします。
変でしょ?気持ち悪いでしょ?
同じことですよ。
ご参考まで