舌を使う?使わない?
Japon、France、Paris、Marseille、magasin、Georges、chien
共通項は何でしょう?
japonais、フランス、パリ、マルセイユ、magazine、ジョージ、犬
共通項は何でしょう?
今日の記事のタイトルから分かるように、Japon… の語群を発音するとき、舌先が一度も口の中で接触することはありません。そう、JaponやGerogesを発音するときも、舌がどこかに当たってはいけないのです。
一方、japonais…の語群は舌先の接触があります。例えば japoNais は[n]のところでした先が歯の付け根に触りますよね。
「えっ、Japon の発音のときも触るよ!ほら、ジャポン、って」
いやそれは、日本語の「ジャ」と言っているからなのです。フランス語における Japon の Ja の箇所は「シャ・シ・シュ・シェ・ショ」が濁音化した [ʒa] であって [dʒa] ではないのです。
舌を使って作る音と息をどこかに当てて擦って作る音とは「色気」が違うと思うのです。もちろん!「当てて擦って作る音」に色気を感じます。
確かに発音を良くするのは、並大抵の努力ではありません。かと言って、日本語の音のフィルターを通さないで、音を捉えることや真似することなんてできません。楽をするところはする、努力をする必要があるところだけ時間を掛ける、これしかないでしょう。
別の大きな問題は「個々の能力に差」があるということなのです。個人によって音の捉え方が違い、出てくる音もリズムも強弱も違うので「万人」に共通した発音指導などありません。
しかも発音は「知識」ではなく「実践」ですから、本を読んで簡単に学べるものではないことはご理解いただけると思います。
という訳で、発音講座がありますよ。両日とも「若干名」の募集枠を残すのみとなっています。
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ご参加をお待ちしています。