娘と間違えられた。
フランス語ではどういう言えばいいのでしょう?
道を間違える、電車を間違える、方向を間違える…
こっちだと思って歩いていたら知らないところに着いちゃった。
普通だと思ったら快速だったので降りるべきで止まらなかった。
京都方面に向かっているつもりが、気がついたら兵庫県だった。
A だと思って行動をしたら A’ だったということありますよね。思い込みというか確認不足って恐ろしいです。
そんな時には « se tromper de 無冠詞名詞 » が適切です。
Je me suis trompé de chemin.
Je me suis trompé de train.
Je me suis trompé de direction.
「A を B と取り違える」は prendre A pour B が使われます。
わたしを娘と間違える
友だちをお兄さんと思う
頻繁にそんな事が起こる場合は、「誰が」間違えるかは特に話題にする必要がありませんよね。そんな時にはカメレオン ON の登場してもらいましょう。前提なしに ON を使うとほぼ存在しない主語のように認識され、あえて日本語に訳すと「受け身」のニュアンスになります。
On me prend souvent pour ma fille.
よく娘に間違われるの。
Hier, on m’a pris pour mon frère au téléphone.
昨日電話で弟に間違われてさ。
わたしが女性で、昨日「娘」と間違われた場合は?
Hier, on m’a prisE pour ma fille au téléphone.
過去分詞の性数一致が起こります。
ごめん、女優さんと間違えちゃったよ。
Désolé, je t’ai prisE pour une actrice.
今日は「なぜか」の解説をする時間はありませんが、「複合過去形で 〜を に相当する代名詞が「女性」の時は e が付く」と覚えておきましょう。
そう、文法解説得意なのです。というか、大好きなのです。
Vous me prenez pour qui ?