Je suis chez le médecin maintenant.
この文を皆さんは「いくつの音節=リズム」で発音しますか?
10?7?
11音節以上で発音された方は「カタカナを読んでいます」ね。
フランス語の音節(一つの母音が1音節)を正しく感じて(理解をして)発音した場合は、多くて10音節にしかならないのです。
ジュ/シュ/イ/シェ/ル/メ/ドゥ/サ/ン/マ/ン/トゥ/ナ/ン
自身を持って発言します。
「まず通じません」
では、通じさせるには、どんな音の切れ目で読めばいいのでしょう?
今日はあえて、カタカナで書きます。
少し音声に詳しい者として、私ならこうであろうと考えます。
ジュ/シュイ/シェ/ル/メ/ドゥ/サン/マン/トゥ/ナン
これで「10音節」ですね。
うん、これならおそらくなんとか通じます。
ではネイティブがこの文を自然に発音すると、どこで切れるのでしょう。
ジュ/シュイ/シェル/メドゥ/サン/マントゥ/ナン
こうすると7音節になります。
しかも次の音の影響を受けて「シェル/メドゥ/サン」は「シェル/メトゥ/サン」と濁らなくなります。
have to が濁らないと英語の時間に習ったのと同じ理屈です。
発音記号で書くと、次のようになります。(環境によって色々ありえますが)
ジュ/シュイ/シェル/メドゥ/サン/マントゥ/ナン
[ ʒœ / ʃɥi / ʃɛl / mɛ / t͡sɛ̃ / mɛ̃t / nɑ̃ ]
je suis って、3音節ではなく2音節なのです。
なぜ?
解説:u の音が [ɥ] の半母音になるから。
???
皆さんに少しでも音に対する理解を深めていただこうと、こんな母音や半母音を中心に、「発音ブラザーズ」が座談会をします。要するにネット上での雑談です。
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来週の金曜日21時からです。
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フランス語発音座談会 sur YouTube
〜プロの雑談を聞いてくれませんか〜
今回は「母音・半母音」に対する理解が深まる、軽い「座談会」です。コメント欄からご参加ください。質問もお待ちしています。
2020年11月6日(金)21時〜21時30分