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今日覚えたい文法

「A も B も〜ではない」と言いたい時に "et" が使えないのです。
「否定文の中で et は使えない」という、なぜかどこにも書かれていないルールが存在する(よう)ですから。←どこかに書いてあれば、ご教示ください。


× 1. Mon professeur n'est pas gentil et généreux.
× 2. Je ne connais pas bien Paris et Bordeaux.
× 3. Ce bus ne va pas à Riquewihr et à Ribeauvillé.
4. Mon neveu ne travaille pas à Paris et (il) habite à Fresnes.


4. は特に文法的には問題ありません。

さっき「否定文の中で et は使えない」って書いたのに?
と思われた方!


さて、ゆっくり種明かしをします。

「否定文の中で et は使えない」のです。
文とは何でしょう?


私の中では「文」をこのような定義で捉えています。

(主語や)ひとつの動詞で構成されている、現象や感情を伝える単位。


三省堂の「大辞林4.0」を引いてみましょう:

ぶん[1]【文】
①言語単位の一。思考や感情を言葉で表現する際の、完結した内容を表す最小の単位。多くは複数の文節によって構成されるが、「待て」 「さようなら」のような一語文もある。文字で表す場合には、通常、文の切れ目に句点「。」を打つ。

大きくは違っていないようです。


Mon neveu ne travaille pas à Paris et (il) habite à Fresnes.

この発言の中に動詞が2個ありますよね。ここがポイントなのです。

動詞が1つある「文」の中で et を用いて、2つ以上の要素をまとめて否定することはできないのです。


× Mon neveu ne travaille pas à Paris et à Fresnes.
はフランス語では間違い文として処理されてしまいますが、
Mon neveu ne travaille pas à Paris ni à Fresnes.


違う動詞を持ち込む(≒別の文へ移る)時に接着剤として使われる et は、全く問題はありません。

Je ne connais pas ce chanteur et ses chansons ne m'intéressent pas.


Je ne veux pas travailler
Je ne veux pas déjeuner
Je veux seulement oublier
Et puis je fume


また長くなってしまいました。
「その他の et や ni の用法」は明日です。

A demain !