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今日覚えたい文法

「一つも〜ない」


否定文は pas de 〜 と習いますよね。


Vous avez des disques de jazz ?
- Non, je n'ai pas de disques de jazz.
Tu as visité des églises à Paris ?
- Non, je n'ai pas visité d’églises.


これらの質問の意図は「持ってるか否か?訪れたか否か」を問うことなのです。ジャズのレコードの数や訪れたであろう教会の数を聞いているのではありません。


では「一つも〜ない」と数の話で返答するにはどうすればいいでしょう。
こんな時には「ゼロの」を意味する aucun(e) を使うと便利ですよ。

3 disques → 2 disques → un disque → aucun disque
3 églises → 2 églises → une église → aucune église
”1”と”0”は概念的には複数ではありませんから、当然複数形の "s" は付けてはいけません。


否定表現は ne と主に使うのが「文字のフランス語」でのルールですから、

Je n'ai aucun disque de jazz.
Je n'ai visité aucune église.

となります。


ところで、フランス語には「いつも複数形で単数形が存在しない」という名詞がいくつかあるのです。

有名な男性名詞は les frais(費用)、女性名詞では les funérailles(葬儀)ですね。(リストをご覧ください)
こんな時はどうすればいいのでしょうか?

どうしようもないので、無理やり複数形の "s" を使いますよ。

Vous ne me devez aucuns frais.
Aujourd'hui, il n'y a aucunes funérailles.


ではこれは?

– Je n’ai retrouvé aucuns ciseaux dans ma boîte à couture.
– Je n’ai retrouvé aucun ciseau dans le garage.

単数形と複数形では意味が違うのですね。
辞書を引いてご確認ください。