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今日覚えたい文法

On va quelque part ce weekend ? Le cinéma, ça te dit ?
- Non, je suis fatigué. Je ne veux aller nulle part, je préfère rester à la maison.

「どこか」は一般的には "quelque part" と訳されることが多いです。


✕ Tu connais quelque part pour diner ce soir ?
- ✕ Non, je ne connais nulle part.

どちらも間違い文です。

なぜでしょうか?
少し考えてみましょう。


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わたしはこう考えます。

文の構造が違うのです。
文の構造を理解して語や表現を使わないと、「通じるけど間違い」という結果になってしまいます。

quelque part や ne - nulle part は文の中では「副詞」として機能します。


副詞ってなんですか?

ざっくり説明をすると、文の中で「主語(名詞)、述語(動詞)、直接間接目的語(名詞)、補語(名詞や形容詞)」以外の部分を「副詞」と言っても間違いではないと思います。

厳密に言えば言語学的には異論が生じるはずですが、大きく理解するにはこれで問題ありません。

aller の後に続く表現は、「名詞」であってはいけないのです。
副詞でなければいけないというわけです。


多くの場合、場所の前置詞が付いていますよ。
「〜へ」「〜に」という日本語の助詞「へ、に」が元から付いているイメージです。

○ aller quelque part(aller à Paris と同じ構造)
○ travailler quelque part(travailler à l'école と同じ構造)

✕ connaitre quelque part(connaitre Paris が正解)
✕ visiter quelque part(visiter Paris が正解)


quelque part の否定表現である "nulle part"も、同じ理由で名詞が置かれる部分に使うことはできません。


他方、connaitre は直接目的語を取りますよね。

Je connais (bien) Paris.
Paris は名詞で、動詞 connaitre の 直接目的語ですね。

したがって「副詞句」である quelque part や nulle part 
は使えないのです。

✕ Tu veux visiter quelque part ?
- ✕ Non, je ne veux visiter nulle part.

✕ Tu connais quelque part pour diner ce soir ?
- ✕ Non, je ne connais nulle part.


ではそうすればいいのでしょうか。
適切な「名詞」を考えてください。

○ Tu veux visiter quelque chose ?
- Non, je ne veux rien visiter.
- Non, je ne veux visiter aucun endroit.

Tu connais un restaurant pour diner ce soir ?
- Non, je ne connais aucun restaurant.
- Non, je n'en connais pas.


文の構造は「日本語でこうなっているから」という理由で考えるのではなく、フランス語の動詞が元から決めているものなのです。

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