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今日覚えたい動詞の活用

頻繁に教科書や参考書で「ir 動詞」と呼んで第2群規則動詞として扱っているものを目にしますが、「ir 動詞」なんてそんなものは存在しません。
原形が - ir で終わる動詞は数多くありますが、それを全部まとめてしまうのは、少し乱暴でしょう。


わたしはこう考えます。

原形が -ir で終わる動詞の中で、複数形の主語(nous、vous、ils...)で直説法現在形に活用する時に nous -ssons、vous -ssez、ils -ssent と、"ss" が登場する動詞を「第2群規則動詞」と呼ぶ。


原形が -er で終わる動詞は(aller を除けば)無条件に同じ変化をするので「第1群規則動詞」と呼んで問題はありません。

一方、原形が -ir で終わる動詞をまとめるには、一度現在形がどう変化をするかを確認する必要があるのです。
めんどうくさがらずに、一度辞書や活用表を確認して声に出して呼んでみてくださいね。

dormir、partir、sortir、venir はこのグループには入りませんよね。


ここで朗報です。

形容詞が動詞になっていて(動詞の中に形容書が隠れていて)原形が -ir で終わっている場合は、すべて「第2群規則動詞」として問題ありません。
(そうでない同士があればご教示ください)

grossir、maigrir、rougir、blanchir...

ここで間違えてはいけないのは、形容詞が動詞になる時にはいつも「第2群規則動詞」になるわけではありません。

éclairer、allonger は形容詞が隠れていますが、もちろん第1群規則動詞ですよ。

必要条件であって必要十分ではない、ということですね。
(ここは、中学校で習った知識で格好をつけているだけど、突っ込まないでくださいね)