「主語」
フランス語の文は(命令形などの例外もありますが)「主語 + 動詞」 を最低限の要素として構成されています。
では主語とはなんでしょう。
フランス語では主語のことを"sujet"と呼びます。
念のためにsujetを辞書で確認して見ましょう。
sujet: 主題、テーマ、題目…
とありますね。
そう「主語」はテーマ、すなわち話題なのです。
ここからが今日の「テーマ」です。^^;
「友達がパリに住んでてね」
「おいしいレストランが近くにあってさ」
会話を始める時にこんな風に言っていませんか。
Une amie habite à Paris, et...
Un bon restaurant est à deux pas d'ici ...
フランス語の文の主語に、突然「初登場」の友達やレストランが使われると違和感があります。
なんたって「テーマ、話題」なので、知っている情報について話を展開するのが自然です。
そこに「初登場でいくつもあるうちの1つ」の不定冠詞が使われると、知らないとこに対して話題を振られて右往左往してしまう印象です。
こんな風にすると自然な流れでテーマを導入する文が作れます。
J'ai une amie qui habite à Pari, et...
Je connais un bon restaurant à deux pas d'ici.
( Il y a un bon restaurant で始めてもいいですね)
J'ai 名詞 qui
Je connais / Il y a 名詞
使ってみてくださいね。
よく考えてみると、不定冠詞や部分冠詞が主語に使われている例は、まずお目にかからないことに気づくはずです。