J'aime tout.
(例えば)なんでも食べますよ、好き嫌いはないです。
の反対は何でしょう。
Je n'aime pas tout.
でしょうか?
文法的にはもちろん否定文ですが、意味的には最初の文を完全に否定しているわけではありません。
こういうルールがあります。
「100%を表す単語や表現を否定文の中に用いると部分否定になり、完全否定にはならない」
したがって、
全部好きではありません、全部食べられません
ではなく、
全部「は」好きではありません。一部嫌いなものも混ざってます。
という解釈になります。
じゃあ完全否定にするには?
こんな時に"rien"が登場するのです。
Je n'aime rien.
好きなものは何にもありません。
Tout est bon dans ce restaurant.
Tout n'est pas bon dans ce restaurant.
Rien n'est bon dans ce restaurants.
Il travaille tous les jours.
Il ne travaille pas tous les jours.
Il ne travaille jamais.
余談ですが、végétarienという語がありますがこれはrienとなんの関係もなく「殺生をしない食生活を送る人」で、卵やチーズといった乳製品は食べるのでrienではないのですね。
じゃあ「ビーガン」は?
végétalien と言います。RとLでかなり大きく意味が違うので、発音には気をつけてくださいね。