fc2ブログ

自己紹介は名前か苗字か、どちらかだけで十分です。

初対面の方と「はじめまして」という時に、どうしてみんな

Je m'appelle Taro YAMADA.
と名乗るのでしょう。

名前というのはその人を認識する符号なわけで、その人がどんな「名称」であっても(特にフランス語圏の人にとっては)何の違和感もないはずなのです。

しかも外国語で話している気恥ずかしさからか早口で一気に名乗る傾向にあるようです。
つまり…

Je m'appelle TAROYAMADA.

じゃあネイティブにはどう呼ばれるかというと、次回からは、
Bonjour, TAROYAMADA.

こんなふうにフルネイムで呼ばれる可能性は否定できないですね。
もしくは長すぎたので、結局名前を覚えてもらっていないかも。

「Taroが名前でYAMADAが苗字なんて常識でしょ!」
いえいえ、コレは日本文化で暮らす人の常識です。

Je m'appelle YUKIOYAMADA.
も、誤解されちゃいますよね。

Je m'appelle Jean François.
と自己紹介した人は、
1.名前がJean、苗字がFrançois
2.名前がJean-François
の可能性があるわけですよ。

名前が「ペケ」さんでも「プー」さんでも、異文化における呼称は気にならないはずです。

じゃあどうすればいいのでしょう?
答えは簡単です。

その人に呼ばれたいように名乗るのが一番です。

Je m'appelle Taro. なのか
Je m'appelle Monsieur YAMADA. なのか。

monsieur/madameは「〜様」とは違うので、自己紹介に使っても問題はありませんよ。
フランス人が名前と苗字の両方を使って自己紹介をしている場面は、まずないはずです。