その日の「フランス語で歌おう!」のレッスンの歌は、昔懐かしい因幡晃の「わかって下さい」だったのです。元歌は本人が一所懸命フランス語で歌っているものを入手してあり、生徒に渡して予習をしてもらっていたのですが、ぼく個人的には「フランス語風」だけど歌詞が一部聞き取りにくいよなあ... と思っていたのです。
そこでぼくなりの解釈を加えて、発音矯正をしながらいつものように歌のレッスンを行いました。大きな声で歌詞を何度も読み、歌うのに必要な文法の説明および最低限の訳をし(意味がわからないと歌うときの強弱もわからないので)みんなで歌ったのです。
レッスンの最後の頃に受付にSophieの姿を見つけたので、先ず因幡晃の歌を聴かせると「???」連発です。「理解できない箇所がかなりある!」というのです。
次は我が生徒のMサンの出番です。
歌い始めると、Sophieの顔がどんどん明るくなってきました。そう「全部わかった!完璧!」という嬉しいお褒めの言葉を戴きました。Mサンだけでなくぼくも大満足のうちにその歌のレッスンを終えることができました。
これは嬉しかったですよ。(当たり前ですが)だって歌詞には意味があるんだもん、フランス語ができなければ伝わるはずもないし、理解していれば心が伝わるものなのです。皆さん参加しませんか。
