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Michelinのガイドブック

兼ねてから噂になっていたMichelinのガイドブックがの内容がついに発表になりましたね。まあ別に中身に文句をつけるつもりはないのです。そもそも「掲載される」だけで名誉であるし、市井のフランス人は全く気にしていないし、食事に行くのにガイドブックなんて見ないのです。特にMichelinなんて気にも留めちゃいません。「だって高いし、くつろげないでしょ!」てのが大半の意見のようです。

言いたいのは、どうしてフランスのガイドブックに日本のレストランや食堂を「先に」評価させてしまったのか、という事です。外国のガイドブックだからダメだといっているのでもないし、「すしの味が外人に分かるか!?」と言いたいのでもありません。
そもそもああいった類いの本は日本には馴染まないと思うのです。日本人は権威に弱いので、必ず「*付き」のレストランに殺到するし、星の数でレストランの優劣を語るはずです。
だから、どうして日本の出版社が日本人気質を加味した上で、我が国にある「食べ物や」を解説した本を「Michelin」よりも先に大々的に出さなかったのか、不思議なのです。
ああいった絶対的な評価ではなく、星の数の増減くらいで客が(!)ごちゃごちゃ言わない評価方法はあるはずなのです。Michelinでもやっている事なので「石橋さん家」もその気になったらできるはずであるし、何年も前からあのガイドブックの日本版の発売は噂をされていたんだから。

まず自国で評価をしておいて、後発のガイドブックと比較するならわかります。もうこれで何を言っても書いても「Michelinではこうだけども...」と言われ続けるのです。
もったいないなあ。
もう一つ疑問:「掲載不可」という選択肢はあったんだろうか。