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今日覚えたい文法

 代名詞化と冠詞

下の文を代名詞化してみましょう。
Tu as envie de manger de la glace ?
- Oui,
- Non,

では確認してみましょう。
「解答」はいくつもありえますし、全て正解と認める可能性があります。
えっ、問題なのに?
はい、何種類も「正解」があるのが、言葉を使ったコミュニケーションというものです。

de manger…
を代名詞化すると、
Oui, j’en ai envie. そうしたいですね。

de la glace を代名詞化すると
Oui, j’ai envie d’en manger. (アイス)食べたいですね。

Non の場合も確認です。
de manger… を代名詞化すると、
Non, je n’en ai pas envie. そうしたくはないです。
de la glace を代名詞化すると
Oui, je n’ai pas envie d’en manger. (アイスを)食べたくはないです。

ではついでに「代名詞化しない時」はどうなるのでしょう?
「へっ、代名詞化って必須なんでしょ。練習問題だといつも代名詞化しないと注意されます!」
もちろんそれは「代名詞化」の練習問題を解いているからですよ。普段の会話では、代名詞化をしないことなんて頻繁に起こります。むしろ自然なことさえありますよ。

Tu as envie de manger de la glace ?
Oui はそのままで面白くないので、Non の方を代名詞化していないパターンを見てみましょう。
Non, je n’ai pas envie de manger de glace.
はい、いいですね。
否定表現 ne - pas の影響を受けて、食べたいアイスの量がゼロということを冠詞 de が伝えているのですね。

これはどうでしょう?
Non, je n’ai pas envie de manger de la glace.
なんだか冠詞のことに気づかないで de にするのを忘れてしまったような文ですが、実はこれも可能なのです。
こう書くと「食べたいのはアイスじゃない」というニュアンスになります。ということは…
Non, je n’ai pas envie de manger de la glace. Je préfère du yaourt, par exemple.
食べたいのはアイスじゃなくて、ヨーグルトなんかのほうがいいです。
ご参考まで

今日覚えたい語の使い方

salade

salade って「サラダ」でしょ!なにか意味や用法はあるの?
まずいつものフランスの小学校3−5年生用のアプリ Larousse Junior です。
1. Plante cultivée pour ses feuilles, que l’on mange généralement crues. La laitue, le cresson, la chicorée sont des salades.
2. Plat fait de feuilles de salade ou d’autres légumes crus ou cuits et assaisonnés. Une salade de tomates ; une salade de pommes de terre.

1. 葉っぱがある植物で、一般的に生食ができる。レタス、クレソン、エンダイブは salade に属する。
2. (1. の)salade や他の生野菜または、加工調理され味がついている野菜から作られている一品。トマトサラダ(salade de tomates)、ポテトサラダ(salade de pommes de terre)
salade って 2. のサラダじゃなく、「緑の葉っぱ類」っていう意味もあるのね。へえ〜

次に旺文社の「プチ・ロワイヤル仏和辞典」を覗いてみましょう。
remuer [fatiguer] la salade
サラダを混ぜる
(話)ごたまぜ,混乱;(複数形で)支離滅裂な話,でたらめ,うそ
mettre tout en salade
なにもかもごたまぜにする
Quelle salade!
めちゃくちゃだ
raconter des salades
でたらめを言う
C’est toujours la même salade.
いつも同じ話だ,例によって例のごとしだ
面白いですね。
salade には「むちゃくちゃ、色んなものが混ざったもの」→「(いつもの)ぐちゃぐちゃ」という意味になったのでしょうね。
知っているいつものおなじみの単語も、辞書で引いてみると「おっ!!!」という発見があります。
café, thé, chanson, musique…

騙されたと思って引いてみるとおもしろいですよ。
お試しあれ!
ご参考まで

今日覚えたい文法

「もう9月かぁ」

フランス語に直してみましょう。
制限時間は30秒です。
(本当は20秒と言いたいところです)
Êtes-vous prêt(e) ?

↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
↓↓↓↓↓

では確認してみましょう。
まず書き始める前に考えましたか?考えましたよね?
「今日は何月何日だっけ?」
前提や場面を考えることって、何よりも大事なのです。

「Ludo は気に入ったよ。」
コンパで出会った Luc は嫌な感じだったけど、Ludo は気に入ったよ。
Luc, non. Je l’ai trouvé antipathique, mais Ludo oui, Il m’a plu ≒ j’ai aimé Ludo.

僕は別のケーキのほうがよかったけど、Ludo は気に入ったよ。
J’ai préféré un autre gâteau, mais Ludo dit l’avoir aimé.
全く場面が違います。「Ludo ってかっこいいわぁ」なのか「これいいわぁ、と Ludo が感じたのか」
考えないと発言ができないのです。

ここで改めて、今日は何月何日ですか?
記事を書いている今日は、2021年8月22日なのです。
ということは、まだ8月なのですね。
ということは… 「もう」は「すでに」という意味ではなく、「間もなく」ということを伝えなければいいけないのです。
déjà を使って解答を考えた人は、残念ながら「間違い」と言わざるを得ません。まだ8月ですからね。

△ C’est déjà (au / le) septembre.
C’est bientôt (le mois de) septembre.

もう8月の後半だね。
Nous somme déjà (à la) fin (du mois d’)aout.
フランス語⇔日本語訳をする時には、場面や前提をちゃんと考えてくださいね。
それからの「かっこいい訳」ですよ。
ご参考まで

今日覚えたい語の使い分け

 書き取り聞き取り

個人的な意見なので、いつものように「またなんか言っているよ」と聞き流してやってください。
世の中には「聞こえた音を文字で表記をする」という学習方法があるのです。もちろんそれは否定はしません。
ただそれには2種類あると感じています。

「書き取り」「聞き取り」です。

ぼくが考える「書き取り」とは、すでに音として聞こえていて理解ができているフランス語の文章を、「文法的に正しく」「正しい綴り」で文字にするというものです。

あなたのこういはうれしいのですが、おこたえはできません。
あなたのこういはひとをふかいにさせます。
あなたのこういのおかげで、うちがなんとかつぶれずにやっていけています。
「こうい」って前後で大まかな解釈はできていますが、正しく漢字で書けますか?

セ mon stylo.
セ stylos ne sont pas à moi.
セ stylos sont toujours nickel. Il les polit tout le temps.

Ses ? C'est ? Ces ?
これらを正しく理解ができているものを、構造や文法を考えた上で、間違いなく書けるようにするべく練習をするのが「書き取り」だと考えています。

「聞き取り」は全く違う行為(この漢字がぴったりです)で、誰かが話していることを「理解」できているか否かということに主眼が置かれているのです。理解をするために何度でも聞いて、その理解が正しいかどうかを「文字にする」のです。
(言い換えれば、理解できていれば正しく書けるという前提に立っています)

「シャッグジュー、ジュヴェアストラズブー」

ああ、わかった!ここに2箇所の「同化」があるんだね。何度も聞いて理解ができたよ。
Chaque jour, je vais à Strasbourg...

一般にdictée と呼ばれるものは前者=書き取り、でしょうね。
ぼくは授業では「聞き取り」は多用します。たくさん聞いて流れの中で理解できるようにするためです。

「書き取り」正しく書けるようにするための訓練
「聞き取り」正しく聞き取れるようにする訓練
ご参考まで。

今日覚えたい文法

 ouvrir cueillir


直説法現在形だけを考えると、この2動詞(及びその仲間たち)は同じグループでも問題はなさそうです。(昨日の記事参照)
j’ouvre
je cueille

では、半過去形を確認してみましょう。
j’ouvrais
je cueillais
あれ、同じ仲間ですね。

単純未来形条件法単純形はどうでしょう。
j’ouvrirai(s)
je cueillerai(s)
あれ、今度は違いますね。

接続法の単純形はどうなるのでしょう。
que j’ouvre
que je cueille
同じタイプです。

念の為に複合過去形もチェックします。
j’ai ouvert
j’ai cueilli
全く違う形の過去分詞ですね。

この2動詞を「同じグループ」と分類するか「別グループ」と分類するかは、学習者の考え方でいいのです。文法の分類なんてその程度のものです。
C’est bien. の bien は形容詞なのか副詞なのか、その程度の問題です。
使えればいいのです!以上!!
ご参考まで