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今日覚えたい文法

Je suis votre conseil.

日本語でもフランス語で場面が「意味を決定する」ってありますよね。

「子どもたちが通っている」って、なんと読みますか?
子どもたちが(遠くの学校まで毎日)通っている
「かよっている」でしょう。
子どもたちが(目の前を歌を歌いながら)通っている
「とおっている」でしょう。

フランス語は一つのつづりで「読み方が2種類」はほとんど存在しない(いくつかあります)のですが、場面に応じて解釈が異なることがあります。

Je suis avocat.
わたしは弁護士です。

Je suis Avocat.

わたしが Avocat です。
知り合いに、大阪大学のフランス文学の教授 M. Avocat がいます。

Tu veux un peu plus de salade d’avocat ?
- Volontiers. Moi, je suis (très) avocat.
← très がある方が自然な会話になります。
わたしはアボカドには目がないのです。

さて、suis ってどういう意味ですか?
Bonjour, à tous. Je suis votre nouveau professeur. (Votre professeur est tombée enceinte et je la remplace.)
みなさん、こんにちは。わたしが新しい皆さんの担当教師です。

この場合の suis はおなじみの超基本動詞 être ですよね。
S + V + C(主語 + être + 補語)という構造です。

Merci madame. Je suis votre conseil.
わたしはあなたの「提案」です。
違いますよね。おかしな解釈ですね。
この場合の suis は別の動詞の直説法現在形なのです。
あまり馴染みではない動詞 suivre の活用ですよ。
さあ、辞書を引いてみましょう。こんなときには本当に辞書を手にとって引いてみることが、進歩のコツです。待っていてはいけません!

Je suis / tu suis / il suit / nous suivons / vous suivez / ils suivent
過去分詞は suivi です。
意味は「ついていく、従う」と書いてあります。ということは、
Je suis votre conseil.
ご忠告通りにいたします。

昨日アップした動画の最後にあったことに、気づいていただけましたか?
Mon rêve, c’est de VOLER comme un oiseau.
Il a une petite manie vraiment dangereuse. C’est de VOLER de petites choses.

voler にも気をつけましょう。「飛ぶ」のか「盗む」のか?
「場面を読む」って大切ですよ。

今日覚えたい語の使い分け

 パン屋ってなんて訳す?

フランス語は2語、日本語では1語なのです。えっ、どういうコト?
私の将来の夢は「パン屋さん」です。
駅前に新しい「パン屋さん」ができたよ。

ネイティブである私達日本人は特に意識をせずに使っていますが、フランス語で「パン屋」と言いたいときには、注意が必要です。
「人=職業」なのか「店舗」なのか。

職業としての「パン屋さん」 un boulanger / une boulangère と訳されます。
Mon père est boulanger.
父はパン職人です。
Mon rêve, c'est de devenir boulangère plus tard.
私の夢は、将来パン屋になることです!

バゲットを買いに行ってくる時も boulanger を使うと、次のようになります。
Je vais chercher une baguette chez le boulanger.

駅前の「パン屋さん」という店舗は une boulangerie と訳されます。
Il n'y aurait pas une boulangerie par là ?
このあたりにパン屋さんはないですか?
Il y a une nouvelle boulangerie devant la gare.
駅前に新しいパン屋さんができました。

un pâtissier / une pâtissière ケーキ(和菓子)職人
une pâtisserie ケーキを売っているお店

un boucher / une bouchère 肉屋の人
une boucherie 肉販売店

un poissonnier / une poissonnière 魚屋の人たち
une poissonnerie 鮮魚店

un cordonnier / une cordonnière 靴修理の専門家
une cordonnerie 靴修理店(mister minuteみたいなお店)

皆さんのおうちに近くに何がありますか?
いやあ、ルールと実際の会話では違うことが楽しくて仕方がありません。
un boulanger って言っておいて、それを elle で受けるって...
シェア、拡散、よろしくね!

今日覚えたい文法

 Je mange toujours au resto.

Je mangeais toujours au resto.

J’ai toujours mangé au resto.

どう違うの?
toujours をあえて日本語に訳すと「(習慣的に)いつも、普段は」「以前と同じように、相変わらず」となり、どちらも「継続・続いている」といった本質を持っているのです。
場面に応じて、どちらかに解釈の針が触れるということですね。

Je mange toujours au resto.
現在形は「今の瞬間」だけをあらわすのではありません。現在の習慣なども表すことはご存知ですね?
「普段、習慣的に外食をしている。」← dans ce resto であれば「いつもこの店で」という意味「相変わらず外食をしている」

Je mangeais toujours au resto.
半過去形は「過去における現在形」なので、話題にしている過去のどこかの時点で、
「普段、習慣的に外食をしていた。」
「相変わらず外食をしていた。」
のです。
過去の「習慣や繰り返し」を呼ばれる解釈で問題ないですね。
現在形や半過去形の時間は切り取られていない(始まりや終了の時点は表現されない)ので、「〜まで」という表現を持ち込むことはできません。

J’ai toujours mangé au resto.
複合過去形は「過去から現在への継続」という英語で言う「現在完了形」と同じ役割を持つことができます。
toujours があれば、複合過去形にその役割(過去から現在への継続)を与えているということを、自分以外の人に伝えているのです。
時間を切り取ると、日本語はどうであれ(←ここ大切です!)「複合過去形」が使われます。
j’ai toujours mangé au resto jusqu’au jour où je t’ai connue.
きみと出会うまでは、いつも外食をしていたよ。

ポイントは「日本語で考えない=訳で時制を決めない」ことです。
動詞が持つ空気を「感じる」まで例文を覚えていきましょう!

今日覚えたい文法

今に言及する「複合過去形とtoujours」

複合過去形は「過去形」ではないのです。一定の条件が揃えば今に言及することができます。
それの代表が「複合過去形とtoujours」です。

J’ai toujours vécu avec quelqu’un.

ずっと誰かと暮らしてきた=一人で暮らしたことはありません。

J’ai toujours aimé la musique.
ずっと(今も)音楽が好きです。

J’ai toujours appris des langues étrangères.
ずっと外国語の勉強はしています。

J’ai toujours eu des animaux de compagnie.
ずっとペットは飼っています。

J’ai toujours écrit sur Facebook et je continuerai toujours à écrire.

ずっとFBで書いてきているし、ずっと書きますよ。

そう、ポイントは toujours なのです。
いつも「いつも」ではないのですよ。
今日は短く書けました!やればできるじゃん、ぼく。

今日覚えたい文法(倒置)

なぜひっくり返るか?

「本来なら」ひっくり返るはずがなかった文構造の一部が、何らかの理由によりひっくり返っているものを「倒置」と呼びます。
本来ならというのは、例えば、文の構造は「主語+述語(動詞)」が普通なのですが、それが逆になる場合などです。

一昨日の記事にも倒置がありました。
En 1975 sort un des plus grands tubes de Julien Clerc, "Souffrir par toi n'est pas souffrir".

「ルール」としてなんとなくく決まっている語順に従って書けば、次のようになります。
Un des plus grands tubes de Julien Clerc, "Souffrir par toi n'est pas souffrir" sort en 1975.

うっ、主語が長すぎる… 動詞がなかなか出てこないです。
フランス語の語の特性として「動詞を早く聞きたい、知りたい、伝えたい!」というのがある気がします。←le Ciel フランス語教室調べ
少なくともそう考えれば納得ができることが多いのです。

倒置をする時に一つ気をつけないといけないことがあります。
「ひっくり返しても文法的に混乱をきたさないこと」

「主語+動詞+直接目的語」の主語と目的語がひっくり返ると、訳がわからなくなりますよね。
Georges aime Paris.
Paris aime Georges.

しかも町のParisなのかパリスヒルトンなのか、文字からはわからないですよね。

倒置をしても全く問題が生じないのは、以下のときです。(他にもパターンはあるのですが、今日はわかりやすいものだけを提示しておきます。)
1. 主語+動詞+目的語や属詞以外の要素(à Parisのような場所、d’ici 3 jours のようなときの表現等)で構成されていること
2. 主語が代名詞でないこと

この2つの条件が揃っている表題の文は、したがって倒置をして問題ないのです。
倒置をすることで、無事に早く動詞(いつの話なのか、どういう結果なのか、肯定なのか否定なのか)を伝えることができるのですね。

Ici a vécu Edith Piaf de 〜 à … 〜から… までピアフはここで暮らしていました。(適当な文です)

Ici ont habité Eugène Curie de 1892 à 1900 et son fils Pierre Curie de 1892 à 1895, date de son mariage avec Marie SKLODOWSKA.
← Sceaux にあります。
これを「標準」の語順にすると…
Eugène Curie de 1892 à 1900 et son fils Pierre Curie de 1892 à 1895, date de son mariage avec Marie SKLODOWSKA ont habité ici.
動詞が遠すぎるでしょ?