FC2ブログ

14歳になりました

2005年の11月14日に大きな挑戦が始まりました。

一生「一介のフランス語教師」でいいと思っていたのですが、紆余曲折あり、人生を捧げようと思っていたところで働くなってしまいました。居場所がなくなってしまったわけです。
背に腹は変えられず、最後にたどり着いた(要するに自分で居場所を作った)のは「le Ciel フランス語教室」です。

わたしはフランス語を教えることは天職だと思っていますが、日本人であるわたしもまた、皆さまと同じ学習者なのです。「フランス語学習者の苦悩」はわかっているつもりですし、求められていることもわかっているつもりです。

外国語の学習は1年や2年で大きな結果が出るものではありません。それを理解をして「真面目に取り組んでいる学習者」の力となりたいのです。そのために微力でもお力になれればと思い、FBでの投稿も毎日欠かさずに続けています。
遠くにいる「あなた」が喜んで下れればいいのです、ただそれだけです。

今年は友人のおかけで「全国デビュー」を果たすことが出きました。西川さん、本当にありがとう。
あのNHK「旅するフランス語」で、同じ興味を持つ専門家の友と連載ができるなんて、夢のようです。少しは発音で苦しんでいる方々のお役に立っているでしょうか。

更に一歩進めようかと考えた結果、ある結論に達しました。まだ発表はできないのですが、学習者の皆さまに喜んでいただけると自信を持っています。そんな企画のおかげで、毎日忙しい日々を送っています。来年度中に日の目を見るように、「粉骨砕身」わたしも取り組んでいきます。

また、今年から「教師のための発音講座」も始めました。教える側にいらっしゃる先生と話していると教わることが本当に多いし、教える立場になると、なかなか人に聞きづらかったり、プライドが邪魔をして教えを請う機会も逃してしまうことが多いのです。ちょっとした恩返しのつもりです。

できる限り上からも下からも「フランス語学習」を微力ながら支えていければと考えています。
またわたしも努力を惜しまず、より良い環境づくりと自分の能力を伸ばしていきたいと考えています。
「フランス語のなんでも屋」を目指しますよ!

最後になりましたが、教えること以外はからっきしダメなわたしをいつも支えてくれるスタッフ、ヒロ、西川さんを始めとする仲間の先生方、そしていつも力を貸してくれる曽我先生(←今日くらいは「先生」と呼びます)、心からありがとうございます。

これからもお付き合いいただければ、幸いです。

2019年11月14日
le Ciel フランス語教室 代表

今日覚えたい表現

今日は誕生日です。


Aujourd’hui(,) c’est le 14e anniversaire de l’école.
まずこれはすぐ頭に浮かびますよね。


ただここで気をつけたいのは 、フランス語では aujourd’hui という語は主語として文頭に立つことはできません。
(倒置をして「時の副詞」として文頭に置かれることは、時々あります)

Aujourd’hui(,) c’est…
Samedi prochain,
c’est…

こんな風に使うと自然なフランス語になります。


ただネイティブの多くは、下記の表現のほうが「よりこなれている」と感じるようです。

Aujourd’hui, l’école a fêté ses 14 ans.
L’école a 14 ans aujourd’hui.(← 現在形)
L’école a eu 14 ans aujourd’hui.(← 複合過去形)
下の2文は時制が違うのに、ほぼ同じ文脈に用いられることにも注目です。


じゃあ「今日」なんだから、近い未来を表す「近接過去形 venir de + 原形」でもいいんじゃないの?

残念ながら「間違い文」です。
近接過去形とは名ばかりで、純粋な時制の表現ではなく「直前の過去を表すのに使われる現在形の表現」なのです。
しかも!この表現には「ついさっき、今しがた」という意味を内包するので、「時の副詞の hier, aujourd’hui, il y a…」などを共に使うことはできないのです。


複合過去形には「完了→継続」というニュアンスを持つので、「14歳になって(完了)今の14歳である(継続)」という解釈が整理し、問題なく使えてしまうのです。


さあ15歳の初日です。
来年は高校受験かあ。結構歩いてきましたね。
皆さん、これからもお付き合いの程を!

今日覚えたい語の使い方

QUE

いやあ、「〜がわかりません、説明してください」と言われて、一番困るのが que です。
前置詞 àde もカバーしている意味範囲が広いし、動詞 êtreavoir もいろいろな訳になるのですが、「品詞」が変わることがない(文の中で違う役割で使われることはない)ので、実はそうややこしくはありません。

ただ que ときたら… もう大変です。


Que fais-tu ?(「何」を問う疑問詞)
Que c’est bon !(感嘆文を作る副詞?かな)
Le film que j’ai vu hier était nul.(関係代名詞)
Je trouve qu’il fait moins froid à Osaka qu’à Paris.(比較対象を表す前置詞?かな)
C’est évident qu’il ment.(形式主語構文の意味上の主語)
Qu’il s’en aille.(祈願文を導く接続詞?かな)


まだまだあります。
しかもお分かりのとおり、「品詞」ってよくわからないし気にならないのです。
用法が全てであって、それが副詞であっても接続詞であっても使えればいいのです!
(と、自分に言い訳をしています)


実は、なかなかお目にかからない用法が「もう一つ」あります。

第して「代接続詞」です。
手前で使われた接続詞(quand, comme, parce que, si…)などを、もう一度使わないように que で代用するのです。
特に書き言葉ではよく見られる用法です。


Comme j’étais fatigué et QUE mon mari ne rentrerait pas ce soir-là, j’ai mangé des pâtes instantanées pour le diner.
疲れていたし、旦那もその日は帰ってこないことになっていたので、夕食にインスタントラーメンを食べてやった。

Si tu vois Sarah et qu’elle est(soit もありえます) de bonne humeur, tu lui diras qu’elle vienne me voir, s’il te plait.
サラを見かけて機嫌が良さそうだったら、わたしに会いに来るように伝えてください。


最後の dire à 人 que 直説法 vs 接続法、は今回は説明はしません。興味がある方は、辞書で調べてみてください。
今日も「ほーちぷれー」です。

今日覚えたい綴り

フランス語を正確な綴りで書くって、至難の業です。
仏検などの文字ベースのテストにおいては、その確認のために「書き取り=ディクテ」があるのです。


フランス人の友人と文字でやり取りをしていて、最も多い綴間違いが「動詞の活用語尾、及び過去分詞の一致」だと感じます。
動詞周りが多いようです。


「エッ、フランス人が間違うの?」

わたし!が漢字を間違うレベルで、しょっちゅう綴りを間違っていますよ。
(わたしの周りのフランス人は、サラリーマンだったり、主婦だったり、ミュージシャンで、教育関係者ではありません)


1. er 動詞(第1群規則動詞)+ aller の2人称単数 tu に対する命令形は、s を書かない。ただし、直後に y / en の中性代名詞が続く時は、発音でリエゾンが必要となるために s を書く。

Mange !
Mange tes pâtes.
Mange d’abord ta viande. Sinon, tu n’auras pas de dessert.
N’hésite pas. MangeS-en !
(参考)FiniS d’abord ton assiette et tu auras une bonne glace.

Va dans ta chambre !
Va te cacher dans ta chambre !
VaS-y !


2. 「動詞が複合形(複合過去、大過去…)」「動詞の直接目的語」「目的語が動詞よりも左に(=手前)に位置する」3つの条件が揃った場合は、当該動詞の過去分詞を直接目的語の性数に合わせなければいけない。

Qui a fait cette belle tarte ?
- Merci. C’est moi qui l’ai faitE.

Ma copine ne s’est pas encore lavéE ce matin.
Ma copine s’est déjà lavé les mains, et elle est prête à faire la cuisine.


1. のルールを「ルール」として理解をしているフランス人は、おそらく二人に一人くらいですね(le Ciel フランス語教室調べ)。2. に至ってはルールとして理解をしている人は三人に一人くらいでしょうか。ただ書いている時には音が頭の中で流れているはずなので、「あっ、音が変わるから(faitE のように)e を付けなきゃ!」と思うのではないでしょうか。


仏検が近づいていますね。
最も引っかかりやすいのが「一致」です。形容詞の一致、過去分詞の一致…
そこさえほんの少し気をつければ、後3〜4点は増えるはずです。

そんな「仏検応援のポスティング」でした。

今日覚えたい勉強の仕方

「その綴へのこだわりって、学習に必要?」


もちろんネイテイブのように「読んだり、書いたり、聞いたり、話したり」できるのが理想ですよね。

わたしもそう思いますし、そうなりたいと思ってそれなりの努力をしていますが...

わたしの日々の暮らしでは無理なのです。
音楽も聞きたいし、ギターを弾いて歌いたいし、友人とバカ話はしたいし、ワインも飲みたいし。


という訳で、優先順位を付けませんか?

会話をしたい人は「書くための学習に割く時間を減らして、口に出す時間を増やす」

仏検等の文字ベースの試験に通ることを目標にしている人は「口頭表現に掛ける時間を減らす」

論文を読みたい人は「音声の学習は極力減らす」

メールなどでFranceの友人とコミュニケーションに注目している人は「音声での細かいことを考える時間を減らす」


すべての力(4技能と言われます)が同様に伸びていくことが理想ですし、そうなりたいですし、そうなりたいと思いますよね。


大文字か、小文字か?
L が一個か二個か?
[ø]か[œ]か[ə]?

そこって、自分にとっては大事ですか?


あっ、少し前にも同じようなことを書いていましたね。
まあ「年寄りはくどいし、書いたことを忘れる生き物」なのでご容赦ください。