伊勢神宮というと修学旅行の記憶くらいで、あの頃は感触が面白い足元の砂利道と、友だちとのおしゃべりに夢中で大して何も覚えていない・・・そんなこともあり、一度ゆったり参拝してみたいと思ったのです。
少し早起きして出発すると、9時過ぎには伊勢へ到着。
伊勢神宮近辺では、朝市が開催中でした。規模は小さいながらもお野菜、魚介類、乳製品、名物の伊勢うどんと品揃え豊か! お店の方も営業しながら朝ごはんを食べていたり、ゆるーい雰囲気のなか賑わっておりました。
そこで購入した「ゆずはんぺい」が美味♪ ゆず味のはんぺんorちくわのようなものであっさりしていておすすめです。
お参りは、伊勢神宮そばの猿田彦神社から開始。
こちらはは物事を最も善い方へ“おみちびき”になる神を奉っており、何かを始めようと考えている人や、岐路に立っている人は、道を切り開いていく力を分け与えて頂けるそうな。境内にある方位石に手を触れて(片手は今年の干支に、もう一方は自分の干支の位置に置く)願い事をするのがユニーク。

猿田彦神社の方位石
つづいて伊勢神宮へ。
一歩中に入ると、ひんやりとした静けさと凛とした気配に自然と背筋の伸びる思いがしました。周囲は千年以上手つかずの森林で、10月なのにセミが鳴いていたり…赤とんぼも飛び、蝶、鷺、にわとりがいたりと動物たちはのびのび暮らしているご様子。
時間の流れがゆるやかで、私たちも内宮を流れる五十鈴川に足を浸してしばし休憩。お宮でありながら何とも和む場所です。ただいまこの川に渡された宇治橋の架け替え工事真っ只中。新しい白木の橋の美しさときびきび動く大工さんたち、そこだけが妙に現実的で目を奪われてしまいました。来月3日には「宇治橋渡始式」が行われ、檜の香り豊かな新橋を渡ることができます。
こちらを次回の楽しみに、手にはしっかり赤福持って、遠足解散となりました。