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今日覚えたい文法

どっちもOKって文法項目があるのです。(解説)

un après-midi
une après-midi

→どっちも正解です。

16世紀に matin/matinée soir/soirée の間を表現する語として誕生したのですが、当初から le matin のような「他の時間帯と区別をする」意味の un après-midi(un matin / un soir)と、「その時間帯の中身や過ごし方」を表す une après-midi(une matinée / une soirée)があったようです。

Le matin, je ne suis pas bien réveillé et je suis souvent dans la lune, mais l'après-midi, j'ai la pêche.
朝は寝起きなのでぼっーっとしているが、午後は元気いっぱいです!

Merci pour l'accueil, j'ai passé une belle après-midi.
素敵な午後を過ごせました。

ただ現在では、個人の癖で男性名詞か女性名詞かを決めているようで、使い分けはないようです。


Après que mon mari est parti travailler, j'ai appelé mon amant.
Après que mon mari soit parti travailler, (…)

→どっちも正解です。

辞書によれば、
Nous dînerons après qu’il sera rentré.
彼が帰宅してから夕食にしよう(♦après queのあとは複合時制がふつう.après que接続法は誤用とされるが,実際にはよく使われる)
と書かれていますが、話し言葉のフランス語に置いては9話以上のフランス人が「接続法」を使っています。←le Ciel フランス語教室調べ
言い換えると、「直説法」を使っている人は変わり者と言うことかもしれません。

それよりも、
Après que j'ai débarrassé la table, je suis sorti faire un tour dans mon quartier.
のようなエネルギー効率の悪い表現はやめて、
Après avoir débarrassé la table, je suis sorti faire un tour dans mon quartier.
と言うように心がけましょう。


C'est probable qu'il pleuvra demain.
C'est probable qu'il pleuve demain.

→どっちも正解です。

après que と同様に本来なら「直説法」だったものが、いつの間にか「接続法」に食われてしまった例です。
9割超えとは言わないけれど、半数は超えているように感じます。
だって、接続法のほうが楽なんだもん!

接続法
C'est probable qu'il pleuve demain.
C'était probable qu'il pleuve demain.

直説法
C'est probable qu'il pleuvra demain.
C'était probable qu'il pleuvrait demain.


ねっ?

Hier après le diner, j'ai lu un livre pendant 2 heures.
Hier après le diner, j'ai lu un livre 2 heures.

Nous avons discuté trois heures durant.
Nous avons discuté durant trois heures.

J'ai visité la France 70 fois à peu près.
J'ai visité la France à peu près 70 fois.

「どちらでもいい」というのは楽ちんですね。
ご参考まで

今日覚えたい作文

「フランス人がパンを食べる量が減っています」


毎週火曜日にZOOMで行っている「中級作文講座」で出たお題です。

生徒さんの解答はほぼ半々に分かれました。
「日本語をほぼそのままフランス語にしようというグループ」
「全体を捉え直して意味を伝えようとするグループ」

どちらも正解です。

La quantité de pain que les Français mangent diminue.
文法的には何の問題もないのですが、如何せん「頭でっかち」でバランスが悪いです。長い主語は、一般的には敬遠される傾向にあります。

ひっくり返してみましょう。

Diminue la quantité de pain que les Français mangent.

ネイティブに確認しないとわかりませんが、おそらく問題はないはずです。
理由は単純明快。動詞が目的語も属詞(目的語)も取らないタイプのものなので、語順は大きく成約されないから、です。

文頭になにか副詞、例えば Aujourd'hui のようなものがあれば、全体に安定するような気がします。

Aujourd'hui diminue la quantité de pain que les Français mangent.
うん、なんだか安定しました。
関係代名詞 que の中が les Français mangent の語順なので、文が動詞で終わってしまっています。どうやらこれも好まれないようなのです。
という訳でひっくり返して、

Aujourd'hui diminue la quantité de pain que mangent les Français.
うん、きっと大丈夫なはずです。
(誰か、ネイティブの方のコメントを待ちましょう)

「全体を捉え直して意味を伝えようとするグループ」
は全員がだいたい、このような文を書いていました。

Les Français mangent de moins en moins de pain.

名詞の数や量の比較は "beaucoup de" という表現を利用します。

Les Français mangent plus de pain que les Japonais.
Les Français mangent moins de pain que les Japonais.
Les Français mangent autant de pain que les Japonais.
Les Français mangent de plus en plus de pain.
Les Français mangent de moins en moins de pain.

したがって、
Les Français mangent moins du pain. は非文(間違い文)なのです。

こんな講座に、皆さんも参加してみませんか?
授業見学(ZOOM)も可能ですよ。

ご参考まで

http://cielfrance.blog.fc2.com/blog-entry-2736.html

今日覚えたい表現

Qu'est-ce que tu fais ?
いろいろな場面で伝わることが変わります。

Je suis professeur des écoles Et toi, qu'est-ce que tu fais ?
- Moi, je suis comptable dans une boite française.

(今)何しているの? (未来のどこかを指定して)何をしている予定?
Allo, qu'est-ce que tu fais ? Je peux te parler 2 secondes ?
- Je ne fais pas grand-chose. Oui, je suis libre.

3つ目は?
(感情がこもった)
「何しているの?」ですね。

Hé, Benjamin,
qu'est-ce que tu fais là ?
- Non, maman… Je ne fais rien.

何してるの?
- ママ、別に何もしていないよ。

Monsieur, qu'est-ce que vous faites ? Il faut l'autorisation pour filmer dans la gare.
何をなさっているのですか? 駅構内でビデオを撮るには許可が必要ですよ。

「何をしていますか?」という文字及び音が伝えることは、場面で変わるのです。
実際にその場で行っている行為を聞いたり、その文字列や音を使って「非難の気持ち」を伝えたり。

余談ですが、こういう研究を「語用論」といいます。

場面の中で様々な表現を駆使していろいろなことを伝えるのは、フランス語もおなしです。「訳」を付けすぎると伝わる内容が理解できなくなってしまいます。

Tu sais quelle heure il est ?
場面によっては、次のセリフは「ごめんなさい」かもしれません。

ご参考まで

今日覚えたい表現

〜 à couper au couteau
⑴ 〔霧・煙・闇などが〕非常に濃い
⑵ 特色が色濃く表れた

ヨーロッパに来ると朝方に濃い霧に包まれることがあります。
そんなときにはこんなフランス語らしい表現を使ってみると、感心されると思いますよ。

Ce matin, il y avait du brouillard à couper au couteau.
今朝は霧が濃かったね。

Écoute-le ! Il a un accent parigot (=parisien) à couper au couteau.
あの人(話しているのを)聞いてみて。メチャクチャ癖のあるパリ発音だから。

パリの発音は癖があるのです。
大好きな映画にこんな「パリ訛り」を直そうとするシーンがあります。
https://youtu.be/-lJdXAHUGHQ

こんなパリ発音で歌っている歌もあります。
Maurice Chevalier a un accent parigot à couper au couteau.

https://youtu.be/4Y2xfRFOILU

ナイフで切れる、切りたくなるほどの「パリ訛り」は確かにステキではありません。

なんだか声の出し方が美しくないと感じるのは、ぼくだけでしょうか。

ご参考まで

今日覚えたい文法

"pour" はいつも目的を表すと思いこんでいませんか?
「(日本語の)〜のために」はいつも目的を表すと思いこんでいませんか?


1.Il est venu chez moi pour boire un coup.
食事前にふらっと遊びに来たのでしょう。この場合の pour は確かに「目的」を表しています。

一杯飲むために、家へやってきた。


ではこれは?

2. Il est venu chez moi pour avoir bu un coup.
「飲む」の部分が複合形になっているので完了っぽく訳してみましょう。

2.一杯飲んだために、家へやってきた。

あれれ… 目的ではなく理由に変わってしまいました。


「〜なら・たら」はいつも仮定を表すと思いこんでいませんか?

3.週末はどうやら天気が悪そうだねえ。晴れたら、梅でも見に行けるのにね。
確かに、なさそうな仮定を表しています。

3.La météo annonce un mauvais temps pour le weekend. S'il faisait beau, on pourrait aller voir des pruniers en fleurs.


4.へえ、Duteil が好きなんだ、おんなじだ。Duteil 好きなら、Maxime le Forestier も好きだよね?

4.Ah, bon ! Tu aimes Duteil comme moi ! Si tu aimes Duteil, tu dois aimer Maxime le Forestier.

仮定ではなく確認に変わりましたね。


pendant は「〜間」しか表さない。
・目的の pour は必ず必要である。
・前置詞 durant は必ず名詞の手前に置かれる。
・副詞は性数一致をしない。
・café はいつも名詞である。
・辞書に記載されて用法は間違いである。



人間、思い込みは禁物です。

知らないことが世の中にはたくさんあって、それを少しずつ知っていくのが楽しいのです。

Pas vous ?

ご参考まで