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今日覚えたい語の使い方

 pareil

今日はまず辞書を引いてみましょう。
今日は基本語なので、アプリ版 Larousse Junior がいいでしょう。

pareil, pareille
adjectif
1. Qui présente une ressemblance parfaite. Nos robes sont pareilles. SYN. identique, semblable. CONTR. différent.
2. De cette nature, de cette sorte. Je n’ai jamais vu une foule pareille. SYN. tel.
< Larousse Junior より

pareil, pareille
形容詞
1. 完璧に似ていることを表す。 Nos robes sont pareilles.(私たちのドレスはそっくりだね)類義語: identique, semblable.  反意語:différent.
2. この種の、このタイプの。 Je n’ai jamais vu une foule pareille.(こんな人だかりは見たことがない)類義語:tel.


ここでもう一歩突っ込んで例文を観察しましょう。特に形容詞 pareil の位置に注目です。
1. の例文は être pareil(les) という使い方ですね。実はここにポイントがあります。「そっくりである」であると伝えたい時には、原則的にこの語順が選択されます。形容詞なので冠詞は必要ありませんよ。
同じ(ような)ドレスと言いたい時にはこの表現を使うことはできず、la même robe という別の語を使う必要があります。

2. の例文はune foule pareille という使い方ですね。「こんな〜」と伝えたい場合には 冠詞+名詞+ pareil(e) という語順が選択され、軽蔑や驚きのニュアンスを伴うことがあります。
Tu l’appelles à une heure pareille ? こんな時間に電話するの!?
こんな(ありえない)時間と言いたい時に、わざわざ stupide や folle 何ていう意味が強すぎる形容詞を登場させる必要はありません。pareil で十分なのです。

最後に pareil を使った表現の紹介です。
C’est pareil au même. それは同じことだよ。
pareil だけでも同じということが伝わるのに、même を続けることによってダメ押しをしているのでしょうね。
ご参考まで

今日覚えたい発音

 https://youtu.be/tG3ws1ka7ck

Qu'est-ce qu'on voit, là ?
- C'est un hôtel, un bel hôtel.(不定冠詞)
→ un を不定冠詞で使っているときには、そこにポイントはありません。軽く添える程度の発音でいいのです。
Il y a combien d'hôtels dans votre quartier ?
- Il y a un hôtel, un bel hôtel.(数詞)
→ un を数詞として使っている時は「ひとつ」ということを積極的に伝えるために un を「強く高く」発音する必要があります。

Qu'est-ce qu'on voit, là ?
- C'est des hôtels.
Il y a de beaux hôtels chez vous !(不定冠詞)
→ de を不定冠詞で使っているときには、そこにポイントはありません。軽く添える程度の発音でいいのです。殆ど聞こえないと思います。その程度です。

Il y a combien d'hôtels dans votre quartier ?
- Il y a deux beaux hôtels.(数詞)
→ deux は数字なので、「2つ」ということを積極的に伝えるために 「強く高く」発音する必要があります。

今日覚えたい発音

ミニビデオを作ったので簡単な解説です。

œuf(s) 卵 は単数形のときは [œf] f の音を発音する必要があるのです。
一方複数形の時は、[œ] となり f の子音を発音してはいけません。

[sɛtœf] cet œuf (この卵)と理解され、[sɛtœ] 7 œufs と伝わってしまうのです。

発音解説のときは音があったほうがいいですもんね。
なんだか恥ずかしいです..
https://youtu.be/g_FGSXbUrZ8

今日覚えたい読解

 昨日投稿したパリにあるメートル原器の説明文を、一緒に読んでみましょう。
ぼくはこんな風に、ほぼ「書かれている順番」で解釈を進めていきます。

METRE ETALON
La Convention nationale, afin de généraliser
l'usage du système métrique, fit placer seize mètres
étalons en marbre dans les lieux les plus fréquentés
de Paris.
Ces mètres furent installés entre février 1796 et
décembre 1797. Celui-ci est l'un des deux derniers
qui subsistent à Paris et le seul qui soit encore sur
son site originel.

METRE ETALON(メートル原器)
La Convention nationale, :国民公会(議会のようなもの)
afin de généraliser l'usage du système métrique, ;メートル法を広く国民に行き渡らせようと、
fit placer seize mètres étalons en marbre :大理石製の16コの mètres étalons(メートル原器)を配置した。
dans les lieux les plus fréquentés de Paris.:パリの人通りの多いところに
Ces mètres furent installés :これらのメートル原器は設置された。
entre février 1796 et décembre 1797. :1976年2月から1979年の12月にかけて
Celui-ci est l'un des deux derniers:これ(celui-ci = ce mètre étalon)は最後の2つの一つだ
qui subsistent à Paris :パリで現存する
et le seul qui soit encore sur son site originel.:また、元々あった場所に未だにある唯一のもの

興味深いですね。
1. 書き言葉なので、目的は pour ではなく afin de が使われています。
2. 書き言葉なので fit placer複合過去形ではなく単純過去型が使われています。
3. 自分で取り付けたわけではないので、placer ではなく faire placer 「使役」の形が取られています。ただし日本語で配置させました」と訳すと不自然です。「髪を切った」ときと同じですね。
4. seize mètres はここでは16メートルではなく「16この基準器」という解釈です。
5. fréquentés という便利な動詞からできた形容詞が使われています。fréquenter ce café や fréquenter ces gens-là(この人たちと頻繁に会う)という言い方もできます。Les Parisiens fréquentaient les lieux ということですね。
6. furent installés もやはり単純過去形です。普段遣いのフランス語で言えば ont été installés でしょうか。
7. il よりも支持力が強い celui-ci を使っています。「ココにあるこれ」というイメージです。
8. l'un des deux derniersles deux derniers étalon(最後のメートル基準器)+ de(の)→ L’un DES deux derniers という構造です。l’ が文頭にあることにより「ハハ〜ン、もう一つあるんだな」と感じさせる役割を持っています。また子音で音を始めると読みやすいという利点も生まれます。
9. subsiste(r) の発音に注意しましょう。sub[z]ister と濁るのです。
10. le seul qui soit 関係代名詞と接続法のルールです。「オンリーワンを表す名詞に関係代名詞がつくと、動詞は接続法になる」のですが、一部のフランス人はすっかり忘れているので「どっちでもいい」ルールと言えるでしょう。でもぼくは断然「接続法支持者」ですよ。そのほうが時間を考えなくて楽なのです。

そうそう、そんな使役表現としても使われる動詞 faire にスポットライトを当てた講座がありますよ。
広く使われる動詞 fiare をこの機会にまとめてみませんか?
結局宣伝かいっ!

今日覚えたい語の使い方

 nature

この単語はおなじみですよね。
そう「自然」と訳されることが多いですよね。

J’adore me promener dans la nature.
自然の中を散歩するのが大好きです。
Je vis en pleine nature.
自然に囲まれて暮らしています。

「本質」「性質」という訳になることもあります。
C’est sa nature.
それが彼(女)の本質なんだよ。
Ce n’est pas dans sa nature.
それは彼(女)らしくないな。性分に合わない。
Hiko a une nature enjouée.
ヒコは陽気な性格です。

このような表現も存在します。
Elle est timide DE nature.
彼女は生まれつきの引っ込み思案だ。
Je n’ai pas d’argent liquide. Alors, je vais payer EN nature.
現金がないので、現物で支払います。

名詞 nature の本質ってなんでしょう?
私はこう考えます。
nature の本質は「本質」ではないかと。
あるがままの、手を加えていない、本来備わっているもの
自然は地球に本質的に存在するものだし、生まれ持った性格は本質的で、かなりの努力を伴わないと変えることができません。
そのものや人に備わってるものに「何も加えない・何も引かない」のが la nature でしょう。
そりゃそうです。語源は naitre に由来するのですから。「生まれた」の過去分詞が変化したものだそうです。

最近では(と言いながら100年以上前からですが)nature が形容詞で用いられています。
une omelette nature プレーンオムレツ
du thé nature ストレートティー
du riz nature 白いご飯
du yaourt nature プレーンヨーグルト
最近では「何も足さないワイン(超自然製造法)」vin nature も脚光を浴びています。

naturel という形容詞は「自然の」という意味で、反意語は artificiel(人工的な)ですよ。お間違いのないように。
ねっ、名詞と形容詞の境界線ってあるようでないのです。