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今日覚えたい文法

文には(命令文を除いて)必ず主語があって、「多くの場合」その主語が動詞の行為主なのです。

「いつもじゃないの?」


確かに、
Il vient ce soir. といえば、「彼が今晩やって来る」ということですが、必ずしもいつも il が前出の名詞の代わりをして、次の動詞の主語(≒行為主)であるとは限らないのです。

代表的なものは非人称と言われる il で始まる文です。
「わかっているよ」という声が聞こえてきそうですが、知っているつもりのことでも一度整理をすれば、理解が深まることもあるのです。


1.
Il pleut fort. 雨が激しく降っているね。
Il fait déjà 30 degrés. もう30度もあるよ。
天気・天候の il は構造上必要なので飾りで置いてあるだけです。ということは、無くても大きくないかに影響を与えるわけではないので、話し言葉ではil fait...il ごと省略されることがあります。(ただ決して上品なフランス語ではありません)


2. 
Il faut 名詞/動詞の原形
Il vaut mieux 動詞の原形
これも場合によっては省略されます。もうおわかりですね。上記の「天気・天候」の表現と同じ考えです。何かの代わりをしているわけでなく、構造上必要な「お飾りの主語」なのです。


3.
Il est 形容詞 que 名詞 + 動詞...
Il est important de réviser la leçon avant la suivante.
次のレッスンまでに授業を復習するって、大切です。
Il est probable que les Jeux Olympiques seront annulés.
オリンピックはおそらく中止でしょう。

文頭の il は「形式主語の il」と呼ばれることもあります。一旦仮に主語を立てて、種明かしは de / que 以下ということです。


il と見たらすぐ「彼」と脳内変換をしてしまうそこのあなた!
一旦立ち止まって考えてくださいね。スピードは大切ですが、早とちりは禁物です。思い込むとその思考がだんだん消せなくなるお年頃ですから。ぼくはね...

文を作るには動詞を司る名詞が必ず必要なのです。ただの名詞にいつも積極的な意味があるとは限らないのです。


ではこれはどうでしょう?

Il vient peu de touristes au Japon cette année.
答えは、辞書の中にありますよ。

主語の位置に名詞がないことだってあります。えっ?
おそらく明日はそんなお話です。

今日覚えたい文法

文法問題集は選んで使おう。


フランス語を話せるようになるのに、文法は必要か否か?

- 特に必要ないでしょうね。ネイティブは文法なんて全く知らないのに、ペラペラ話しています。それは僕たちとて同じです。上一段活用なんてほとんどの方が覚えていないと思いますが、「見る」の否定形は「見ない」と言えますね。「い形容詞」の過去形を作るには、最後の「い」を取り除いた後に「かった、を加える」なんて知らなくても、瞬時に「おいしかった」と言えますよね。それが「ネイティブ」です。


では、外国人としてフランス語を話せるようになるのに、文法は必要か否か?
- 人によりますが、まず「話せる」という動詞の定義によると思います。旅行でフランス語で事が足りるのを「話せる」というのならば、文法はいらないでしょうね。使えるフレーズを100文覚えればいいのです。ただ少しでも応用しようとすれば、そこに文法のルールを使った「応用」が必要ですね。「記憶」には文法は必要ないですが、「応用」しようと思った瞬間にルール=文法を利用しているのです。


では、どうやって文法を勉強しましょう?
文法のルールを文法書で学習します。ここまではいいのです。次になにをするか、が問題なのです。

ルールはインプットをして終わりではなく、利用するために記憶しているのです。次はアウトプットの番です。

ネイティブと話す機会なんて、頻繁に転がっているわけではありません。聞くのではなく「話す機会」です。ないですよね。
話す「いつか来る日」までに、準備体操です。
その準備体操とは... 対話形式の文法問題集を「口頭で解く」のです。たったそれだけですよ。


ただし、それには「いい」文法問題集が必要です。

×:Je connais Pierre → Je ( ) connais.
△:Tu connais Pierre ? → Oui, je ( ) connais.
○:Tu connais Pierre ? → Oui, je ( ) connais depuis 2 ans.
:Tu connais Pierre ? → Oui, Je ( ) ai téléphoné hier.


そう。実際の現場で使うように動詞や時制が質問文と違うものになっていますね。また「新情報」が一つあります。ここが大事なのです!


最後に、実は問題集で学習をする時に、守っておきたいことがひとつあります。

それは...
まとめページから問題を解き始めるです。


左ページに解説があって右に問題があるというのは、ほとんどカンニングをしているようなものなのです。

なにをどうしていいかわからない(=文法項目がランダム)という中で正解が出せれば、その文法項目は「使えている」と考えていいでしょう。


・口頭で問題を解く

・まとめ問題から始めて、不正解が多かった項目を集中的に復習をする

常識を疑いましょう!!

今日覚えたい表現

Je me suis trompé de 〜(無冠詞名詞)
〜、間違えた!


あっ、急行に乗るはずが、各停に乗ってしまった!
Je me suis trompé de train.


あっ、反対行きの電車に乗っちゃった。
Je me suis trompé de direction.


あっ、フランス語の本だと思ったら英語の本だった。
Je me suis trompé de livre.


あっ、2階に行くつもりが3階のボタンを押しちゃった。
Je me suis trompé d'étage.


あっ、木曜日だと思ったら金曜日だった!
Je me suis trompé de jour. ← jour は「曜日」です。


あっ、変なボタンを押しちゃった。
Je me suis trompé de bouton.


あっ、おかしいと思ったら、リモコンが違う〜。
Je me suis trompé de télécommande.


あっ、財布はいっていないや。カバンが違う〜。
Je me suis trompé de sac.


あっ、酔っ払って帰ったら隣の家の呼び鈴押しちゃった。
Je me suis trompé d'appartement.
Je me suis trompé de porte.


使えそうな例文をあげておきました。
ご活用ください。

今日覚えたい文法

ne 〜 nulle part
場所の副詞


まず考えてみましょう。
「副詞」ってなんでしょう?

品詞論は好きではありませんが、学習する時に使う用語の「共通認識」を持っていなければ、共通理解は難しいですからね。

新明解国語辞典(三省堂)を引いてみましょう。

〔文法で〕おもに動詞を修飾する品詞。

なるほど。チョット定義がシンプルすぎますが、わかりやすいですね。「動詞を修飾する」のです。


フランス語文法においては、少し注意が必要かもしれません。

Je cours ici tous les jours.
Je vis avec mes enfants depuis 10 ans.
Je vois un millepatte (=un mille-pattes) .

上記の3文において ici 「副詞」と呼ばれます。

ici や là は文構造の一部ではなく、主語や目的語、補語の役割を持っていません。
一言で言えないのですが、誤解を恐れずに言えば「副詞とは、なくても文構造に影響を与えない語 ≒ 文法的に成立する」と言えるでしょう。
(もちろんそう言い切れないことはわかっていますので、ツッコまないでくださいね)


Je cours tous les jours.
Je vis avec mes enfants depuis 10 ans.
Je vois un millepatte.


さあここで、GWへ向けたわたしたちの決意です。

Vous partez où, pendant la golden-week ? Tu pars chez tes parents, comme les autres années ? 
- Pendant la golden-week ? Non, je ne pars pas cette année. Je ne pars nulle part. Je RESTE chez moi.


上の対話を見てもわかるように、文法的な価値は
partir où / chez tes parents / (ne) nulle part は同じなのです。


ということは、そう visiter nulle part とは言えないのです。
visiter の後には「名詞」が来ますからね。


GW という語は「日本文化にいるフランス語話者」にしか理解をしてもらえません。ということは、実際には「役立たず」な語なのです。

GWはお家にいてフランス語でも勉強しませんか?
良い講座があるのですよ。みなさん!!!

結局宣伝かいっ!

今日覚えたい表現

être au courant de 名詞
〜を知っている、(新しい)事情に通じている



日々新しい事件や事故や、理解できないできごとが起こりますよね。本当についていくのが大変です...

気がついたら「そんな事あったの?知らないよお」って場合は、どんな表現がふさわしいでしょうか?

savoir でもいいのですが、「新しい」「移り変わっていくこと」事情に通じている時には、表題の表現です。


Il parait que SA femme a fait un petit voyage pendant que nous étions en confinement.
どうやら、自粛しているさなかに、あの方の奥方は旅行に行っていたらしいよ。

Ah, bon !? Je ne suis pas au courant, mais ça ne m'étonne pas d'elle.
ええ?しらなかった。でも、まああの人ならありえるね。


誰かが結婚する
新しい iPhone SE が発売される
新学期また遅れる


そんな新情報を知ってる?
Je (J'en) suis au courant.
Je ne (n'en) suis pas au courant.

これはすぐに使えそうですね。