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今日覚えたい文法

Je suis votre conseil.

日本語でもフランス語で場面が「意味を決定する」ってありますよね。

「子どもたちが通っている」って、なんと読みますか?
子どもたちが(遠くの学校まで毎日)通っている
「かよっている」でしょう。
子どもたちが(目の前を歌を歌いながら)通っている
「とおっている」でしょう。

フランス語は一つのつづりで「読み方が2種類」はほとんど存在しない(いくつかあります)のですが、場面に応じて解釈が異なることがあります。

Je suis avocat.
わたしは弁護士です。

Je suis Avocat.

わたしが Avocat です。
知り合いに、大阪大学のフランス文学の教授 M. Avocat がいます。

Tu veux un peu plus de salade d’avocat ?
- Volontiers. Moi, je suis (très) avocat.
← très がある方が自然な会話になります。
わたしはアボカドには目がないのです。

さて、suis ってどういう意味ですか?
Bonjour, à tous. Je suis votre nouveau professeur. (Votre professeur est tombée enceinte et je la remplace.)
みなさん、こんにちは。わたしが新しい皆さんの担当教師です。

この場合の suis はおなじみの超基本動詞 être ですよね。
S + V + C(主語 + être + 補語)という構造です。

Merci madame. Je suis votre conseil.
わたしはあなたの「提案」です。
違いますよね。おかしな解釈ですね。
この場合の suis は別の動詞の直説法現在形なのです。
あまり馴染みではない動詞 suivre の活用ですよ。
さあ、辞書を引いてみましょう。こんなときには本当に辞書を手にとって引いてみることが、進歩のコツです。待っていてはいけません!

Je suis / tu suis / il suit / nous suivons / vous suivez / ils suivent
過去分詞は suivi です。
意味は「ついていく、従う」と書いてあります。ということは、
Je suis votre conseil.
ご忠告通りにいたします。

昨日アップした動画の最後にあったことに、気づいていただけましたか?
Mon rêve, c’est de VOLER comme un oiseau.
Il a une petite manie vraiment dangereuse. C’est de VOLER de petites choses.

voler にも気をつけましょう。「飛ぶ」のか「盗む」のか?
「場面を読む」って大切ですよ。

今日覚えたい語の使い分け

 パン屋ってなんて訳す?

フランス語は2語、日本語では1語なのです。えっ、どういうコト?
私の将来の夢は「パン屋さん」です。
駅前に新しい「パン屋さん」ができたよ。

ネイティブである私達日本人は特に意識をせずに使っていますが、フランス語で「パン屋」と言いたいときには、注意が必要です。
「人=職業」なのか「店舗」なのか。

職業としての「パン屋さん」 un boulanger / une boulangère と訳されます。
Mon père est boulanger.
父はパン職人です。
Mon rêve, c'est de devenir boulangère plus tard.
私の夢は、将来パン屋になることです!

バゲットを買いに行ってくる時も boulanger を使うと、次のようになります。
Je vais chercher une baguette chez le boulanger.

駅前の「パン屋さん」という店舗は une boulangerie と訳されます。
Il n'y aurait pas une boulangerie par là ?
このあたりにパン屋さんはないですか?
Il y a une nouvelle boulangerie devant la gare.
駅前に新しいパン屋さんができました。

un pâtissier / une pâtissière ケーキ(和菓子)職人
une pâtisserie ケーキを売っているお店

un boucher / une bouchère 肉屋の人
une boucherie 肉販売店

un poissonnier / une poissonnière 魚屋の人たち
une poissonnerie 鮮魚店

un cordonnier / une cordonnière 靴修理の専門家
une cordonnerie 靴修理店(mister minuteみたいなお店)

皆さんのおうちに近くに何がありますか?
いやあ、ルールと実際の会話では違うことが楽しくて仕方がありません。
un boulanger って言っておいて、それを elle で受けるって...
シェア、拡散、よろしくね!

今日覚えたい文法

 Je mange toujours au resto.

Je mangeais toujours au resto.

J’ai toujours mangé au resto.

どう違うの?
toujours をあえて日本語に訳すと「(習慣的に)いつも、普段は」「以前と同じように、相変わらず」となり、どちらも「継続・続いている」といった本質を持っているのです。
場面に応じて、どちらかに解釈の針が触れるということですね。

Je mange toujours au resto.
現在形は「今の瞬間」だけをあらわすのではありません。現在の習慣なども表すことはご存知ですね?
「普段、習慣的に外食をしている。」← dans ce resto であれば「いつもこの店で」という意味「相変わらず外食をしている」

Je mangeais toujours au resto.
半過去形は「過去における現在形」なので、話題にしている過去のどこかの時点で、
「普段、習慣的に外食をしていた。」
「相変わらず外食をしていた。」
のです。
過去の「習慣や繰り返し」を呼ばれる解釈で問題ないですね。
現在形や半過去形の時間は切り取られていない(始まりや終了の時点は表現されない)ので、「〜まで」という表現を持ち込むことはできません。

J’ai toujours mangé au resto.
複合過去形は「過去から現在への継続」という英語で言う「現在完了形」と同じ役割を持つことができます。
toujours があれば、複合過去形にその役割(過去から現在への継続)を与えているということを、自分以外の人に伝えているのです。
時間を切り取ると、日本語はどうであれ(←ここ大切です!)「複合過去形」が使われます。
j’ai toujours mangé au resto jusqu’au jour où je t’ai connue.
きみと出会うまでは、いつも外食をしていたよ。

ポイントは「日本語で考えない=訳で時制を決めない」ことです。
動詞が持つ空気を「感じる」まで例文を覚えていきましょう!

今日覚えたい文法

今に言及する「複合過去形とtoujours」

複合過去形は「過去形」ではないのです。一定の条件が揃えば今に言及することができます。
それの代表が「複合過去形とtoujours」です。

J’ai toujours vécu avec quelqu’un.

ずっと誰かと暮らしてきた=一人で暮らしたことはありません。

J’ai toujours aimé la musique.
ずっと(今も)音楽が好きです。

J’ai toujours appris des langues étrangères.
ずっと外国語の勉強はしています。

J’ai toujours eu des animaux de compagnie.
ずっとペットは飼っています。

J’ai toujours écrit sur Facebook et je continuerai toujours à écrire.

ずっとFBで書いてきているし、ずっと書きますよ。

そう、ポイントは toujours なのです。
いつも「いつも」ではないのですよ。
今日は短く書けました!やればできるじゃん、ぼく。

今日覚えたい文法(倒置)

なぜひっくり返るか?

「本来なら」ひっくり返るはずがなかった文構造の一部が、何らかの理由によりひっくり返っているものを「倒置」と呼びます。
本来ならというのは、例えば、文の構造は「主語+述語(動詞)」が普通なのですが、それが逆になる場合などです。

一昨日の記事にも倒置がありました。
En 1975 sort un des plus grands tubes de Julien Clerc, "Souffrir par toi n'est pas souffrir".

「ルール」としてなんとなくく決まっている語順に従って書けば、次のようになります。
Un des plus grands tubes de Julien Clerc, "Souffrir par toi n'est pas souffrir" sort en 1975.

うっ、主語が長すぎる… 動詞がなかなか出てこないです。
フランス語の語の特性として「動詞を早く聞きたい、知りたい、伝えたい!」というのがある気がします。←le Ciel フランス語教室調べ
少なくともそう考えれば納得ができることが多いのです。

倒置をする時に一つ気をつけないといけないことがあります。
「ひっくり返しても文法的に混乱をきたさないこと」

「主語+動詞+直接目的語」の主語と目的語がひっくり返ると、訳がわからなくなりますよね。
Georges aime Paris.
Paris aime Georges.

しかも町のParisなのかパリスヒルトンなのか、文字からはわからないですよね。

倒置をしても全く問題が生じないのは、以下のときです。(他にもパターンはあるのですが、今日はわかりやすいものだけを提示しておきます。)
1. 主語+動詞+目的語や属詞以外の要素(à Parisのような場所、d’ici 3 jours のようなときの表現等)で構成されていること
2. 主語が代名詞でないこと

この2つの条件が揃っている表題の文は、したがって倒置をして問題ないのです。
倒置をすることで、無事に早く動詞(いつの話なのか、どういう結果なのか、肯定なのか否定なのか)を伝えることができるのですね。

Ici a vécu Edith Piaf de 〜 à … 〜から… までピアフはここで暮らしていました。(適当な文です)

Ici ont habité Eugène Curie de 1892 à 1900 et son fils Pierre Curie de 1892 à 1895, date de son mariage avec Marie SKLODOWSKA.
← Sceaux にあります。
これを「標準」の語順にすると…
Eugène Curie de 1892 à 1900 et son fils Pierre Curie de 1892 à 1895, date de son mariage avec Marie SKLODOWSKA ont habité ici.
動詞が遠すぎるでしょ?

今日覚えたい文法

過去分詞の性数一致

昨日読んでいたネット新聞にこのようなタイトルの記事がありました。
目を疑ってしまいました。
「ネイティブのライターも正しく書けなくなってきているのか…」
Julien Clerc : la chanson qu'il a écrit pour supplier France Gall de revenir

こんなつづりに関するルールがあったのを覚えていますか。
1. 動詞が複合形(複合過去形、大過去形、前未来、原形の複合形…
2. 直接目的語
3. その目的語が動詞よりも手前=左に置かれている
この3条件が揃ったときには、過去分詞を直接目的語に性数一致をさせなければいけない。

Où as-tu mis les clés ?

- Je les ai misES à l’entrée.

Alors, tu as aimé ma tarte ?
- Oui, la tarte que tu m’as offertE hier était un délice !


そこで表題の文です。
あれ?
il a écrit la chanson → la chanson qu’il a écritE
« e »がありません!
仏検準2級レベルですよ、多分…
これは恥ずかしい凡ミスです。
昨日の記事ですが、今日現在でも修正されていません。

この記事はこう続きます。
En 1975 sort un des plus grands tubes de Julien Clerc, "Souffrir par toi n'est pas souffrir".
倒置、un tube、Julien Clerc… 日本人にはハードルが高そうですが、全て日常のフランス語です。
知識を持って正しく読まなければ、これからの時代は情報は手に入れないような気がします。
フランスの超有名シンガー Julien Clerc がこれまた有名な France Gall に「やり直そう」と未練たっぷりに歌っている一曲です。

最後の独り言。
フランス語でも日本語でも 歌=chanson 書く=écrire するものなのですね。ということは、文字がベースにあると考えられているのです。楽譜を書くことも含めているのかもしれません。
文字を書く écrire une lettre
文章を書く écrire un texte
詩を書く écrire un poème
歌を書く écrire une chanson
楽譜を書く écrire une partition
うん、フランス語でも全部 écrire が使われます。
当たり前といえば当たり前かもしれませんが、妙に納得してしまいます。

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今日覚えたい発音

 à jeter ajouter

音節って大切ですよ、というお話です。
jeter 「捨てる」と訳されます。辞書を引いて発音と共に確認してみましょう。
jeter /ʒ(ə-)te ジュテ/ と書かれています。

ajouter「加える」と訳されます。辞書を引いて発音と共に確認してみましょう。
ajouter /a-ʒu-te アジュテ/ と書かれています。

ということは、発音は [a] ≒「ア」があるかないかの違いですね。
「ぜんぜん違〜う!!!!」
[ʒ] の次の母音が全く別物です。もう一度言います「ぜんぜん違〜う!!!!」のです。
[ə] はあってもなくてもどっちでもいい曖昧母音、すなわち基本的には気にされないために落ちてしまいます。発音されないことが多いということです。
一方 [u] は必ず発音されます。しかも「強く・しっかり・低く」、すなわち消えることはないのです。
そう「音節数=リズム」に違いが出ます。1音節の違いが生まれるのです。

Tu as quelque chose à… アジュテ ?
- Oui, les carottes.
OK… Ça y est ! Elles sont dans la poubelle.
- Quoi !?
なにか捨てるものある?(と発音したつもり)
- うん、ニンジン。
OK。ゴミ箱に入れたよ。
- なに!?

発言者は「ア・ジュ・テ」と3音節で発音してしまったので、相手に「加える」と理解されてしまったのです。
「捨てる jeter」「シュテ」という発音のほうが近いですし、[ə] が発音されない場合は音の切れ目が変わってしまい「H・T」とアルファベットを読むときの極めて近い音になりますよ。「アシュ・テ」といった感じですね。

Tu as quelque chose à… ajouter ?
Tu as quelque chose à… à jeter ?
いいよどんで à を2度言うなんてのはよくあることです。

J’ai ajouté les carottes.
J’ai à jeter les carottes.
これも正しく発音しないと、後で思いっきり怒られますよ。

カタカナで発音を書くには、早く止めましょう!!←説明にカタカナを使っているけれど、お許しください。
特に「ウ段」は、百害あって一利なしです。

今日覚えたい表現

 soit... soit 〜
... とか〜とか

選択肢があるときについ ou と言ってしまいますよね。なにか別のかっこいい表現はいのでしょうか?
それが、表題の soit... soit 〜 です。
見たことはないですか?結構ネイティブは使っているのですが、日本人に気を使って話すときにはシンプルな ou を選んでいる可能性は高いですね。

例文を見ていきましょう。
Il doit partir soit le 15, soit le 16.
あいつは15日か16日に出発するはずだよ。
La réunion aura lieu soit samedi, soit dimanche.
ミーティングは土曜日か日曜日に開催されるよ。
Je pourrais me libérer soit le premier dimanche du mois, soit samedi suivant.
月初の日曜日かその次の土曜日なら、体空けられるかなあ。

これらの表現を A ou B で書いても特に問題はありませんが、少し「幼い」感じがします。soit を使うと、少しお兄さん・お年さんというイメージを与えることができます。

別の用法もあり、ホテルの予約をメール等で行う際には、非常に有効な表現なのです。
Je voudrais réserver une chambre à 2 lits du 3 au 5 mars.
これって、5日の朝まで2泊でしょうか?5日の夜も含んで3泊でしょうか?人によって解釈が違いうるでしょうね。そんなときには
Je voudrais réserver une chambre à 2 lits du 3 au 5 mars, soit 2 nuits. (soit 3 nuits)
と書いてあげると、より具体的な言い換えの表現がありわかりやすいのです。

コミュニケーションの鉄則は「誤解を生まないように工夫をする」ですね。ここ、結構大切です!

今日覚えたい会話

 私たちフランス語学習者にとってまず目指したいのは「英語を超えること」です。
知識だけでなく「会話力」においても同様です。
今度フランス語圏に行ったときに「フランス語だけ」でコミュニケーションをとる、そのための準備体操を入念にしておきたいものです。

お買い物をするときにちょっとまごついていると、最近は即座にこう言われるはずなのです。
Do you speak English ?
その次の返答が大切なのです。
Yes. と言ってしまうと、もう後戻りはできません。店を出るまではお店の人は英語しか使ってくれないし、つい僕たちも英語のほうが楽だからと、英語で話してしまいがちです。準備体操をせっかくしたのに、本番で使えないのではもったいないですよね。
No. と言っても英語で返答をしてしまっているので、英語で続きを聞かれる可能性はありますよ。

English ? Non, pas du tout. という勇気を持ちましょう。それよりも前に Do you speak English ? と聞かれて「英語がわからない芝居を打つ勇気」といったほうがいいのでしょうか。
せっかく現地にいるのだから、ネイティブが話すフランス語のシャワーを存分に浴びたいものですよね。
こんなふうに続けてみてはいかがでしょうか?

English ? Non, pas du tout.
L’anglais, c’est du chinois pour moi.
L’anglais, c’est du charabia pour moi.
L’anglais, je baragouine vraiment un tout petit peu.
英語はからっきしだめです、という3表現です。これらの「自然な表現」が即座に出てくれば、さすがにお店の人も「おっ、フランス語が使える観光客かな。それともこっちに住んでいる人かな」と思ってくれる可能性もあります。

ご安心ください!
次の一言で「フランス語は完璧でない」ことがバレてしまいますからね。臆せずに「第一歩」を踏み出せるように、しっかり準備をしましょう。

そのための「毎日の学習」ですよね。
En espérant pouvoir partir en vacances dans un pays francophone d’ici quelque temps, on continue à faire quelque chose tous les jours pour faire une même petite amélioration en français.

今日覚えたい学習方法

 私たちフランス語学習者にとってまず目指したいのは「英語を超えること」です。
一般的には12歳で英語学習を始め毎日英語に囲まれているので、日々英語力は上がっているのです。少なくとも語彙のレベルでは、間違いなく「日々向上」しています。
シャワーを浴びて、シャンプーをしてリンスで髪に潤いを与え、バスタオルで体を拭いて、ローションを塗り、ワインを飲みながらコンピューターで友達がシェアーしたネットの記事を読む。
英語ばかりです。
おそらく英語が苦手な人でも、500語は英単語を知っているはずなのです。ほら、「そこにあるもの」はほぼ全部英語で言えるでしょ!少なくとも、英語で言えるものはたくさんあるはずなのです。

そこで提案です。
中学1年生〜2年生レベルでいいので、ノートに英単語を書いてみてください。
big, notebook, towel, table, wine, hand cream, cable… (今目の前にあるものです)
形容詞も書き出します。
big, long, cute, high, low, delicious, heavy, light…
動詞も書き出します。
walk, run, jump, cook, eat, drink, open, choose…

それらをフランス語に変換する時に、名詞は冠詞を、形容詞は女性形を、動詞は直説法現在形を一緒に書きます。
できれば「口に出してから書く」ほうが良いですよ。書いてから読むくせができると、書かなければ言えないに繋がりますから。
書けなかった(言えなかった)語は1週間掛けてちゃんと覚えましょう。

最大のポイントは「覚える時間をとる」ということです。
リストアップすることで満足をしていませんか?それは単語集を購入して満足するのと同じようなものです。
「時間をとる」
日々忙しいですが、今は少しおうち時間が長くなっているので、チャンスですよ!
一緒に前を向いて少しずつ進んでいきましょう!

今日覚えたい発音

[r] や [l] はよく落ちる=発音しなくても問題ない。

Bonjour.
Au revoir.
Je pars.


ネイティブが自然は速さで発音しているときに、よく耳を澄ましてみてください。[r] は聞こえますか?
「ほぼ」もしくは「全く」聞こえていないことがあるはずです。
だって、発音していないのですから。
もしくは、息の音になってほぼ聞こえていないのです。

Il fait beau.
Quel beau temps !
Il y a une belle fille !


殆ど [l] の音は聞こえないかもしれません。
なぜ聞こえないか?
1. 積極的に強く発音していないからです。
2. 発音しなくても問題が生じないし、発音しないから疲れない。

単語や音節の頭の [r] [l] の音を落とすことはまずありません。
発音しないとその語の意味が理解できないからなのです。
Bonjou〜
と少し伸ばし気味に言ってみてください。
i fait beau.
と完璧に [l] を発音しないで文を読んでみてください。
それがネイティブが感じている「リズム」なのです。リズムが狂うと、大きな違和感を伴います。
[r] [l] があることでリズム(=音節)がおかしくなるくらいなら、発音しないというのも一つの手段です。

わたくしめ→わたくし→わたし→あたし...
発音しないほうが楽だからどんどん短くなるのは、言語の運命のようです。
Y a école cet aprèm' ?
- Ouais.
Bon aprèm' ! Ciao !

今日覚えたい文法

 「Je ne bois pas du thé ってありえるの?」

はい、こんなふうに使います。
Vous buvez du thé le matin ?
- Non, je ne bois pas du thé mais du café.
飲むのは紅茶でなく、コーヒーです。

直接目的語であっても、
数や量を否定していなければ pas(やjamais) du と部分冠詞を残す必要があります。
ポイントは「数や量を否定していなければ」ということです。

Si je me souviens bien, tu bois du thé au petit-déjeuner, non ?
- Non, je ne bois quasiment jamais de thé. Ce n’est pas du thé mais du café que je bois le matin.
朝に飲むのは、紅茶でなくコーヒーです。(pas A mais B)
飲む量を打ち消しているのではなく、「紅茶」自体を打ち消しているのです。「紅茶ではない」のです。

Dis-moi, qu’est-ce tu bois chez toi ? Toi, qui mènes une vie très classe, (tu) bois du champagne ?
- Ce que je bois chez moi ? Je ne bois pas du champagne (qui coute une fortune) mais du vin rouge de moyenne de gamme correct.
素敵な暮らしを送っているから、やはり家ではシャンパン?
- 家で何を飲むかって?アホほど高いシャンパンなんかじゃなくて、コスパのいい中ランクの赤ワインだよ。

これもこう考えてみましょう。
Ce n’est pas du champagne que je bois chez moi. Je bois du vin rouge de moyenne de gamme correct.
こういった理由で c’est の否定文の中の冠詞は de にならないのです。
量や数の否定ではなく「そのもの」を否定していますからね。

Que c’est bon ! Qu’est-ce qu’il y a dedans ? On dirait de la crème de marron…
- Non, ce n’est pas de la crème de marron mais (c’est) de la pâte de haricots rouges sucrés. Ça te plait ? On l’appelle chez nous « anko ». Tu as dû le voir dans le film « les Délices de Tokyo ».
これなに、栗のペーストみたいだけど?
- これは「あんこ」と言うんだよ。映画「あん」で見たでしょ?

Tu veux boire du thé ?
- Non, je préfère du café.
も初級の文法書にか書かれていることから逸脱していますが、理由はおわかりですよね?
理由は、発表されません!待っていてはダメですよ。自分で考えたり調べたりしてください。
得意の「ほーちぷれー」です。

今日覚えたい文法

 Je ne bois pas du thé ってありえるの?

いやあ、何を言っているの。pas の後は、量や数が「ない」ということを表す de になるって習いました!
したがって、je ne bois pas du the. は間違いです。

そうですね。ここで文を止めてしまうと「間違い」と言ってもいいでしょうね。
× Je ne bois pas du thé.
○ Je ne bois pas DE thé.

ただし「文を止めてしまうと」間違い文なのです。ということは…
そう、察しの良い方は気づかれたかもしれません。止めなければ十分可能性がある表現なのです。
繰り返しますが、pas de というのは「〜(の数や量)がゼロである」ということに言及をしているのです。
Vous buvez du thé le matin ?
- Non, je ne bois pas de thé.
いえ、紅茶は飲みません。

Vous avez des copains francophone?
- Non, je n’ai pas de copains francophones.
フランス語圏の友達はいません。

しかし、「別のものはありですよ」という文脈では冠詞を変える必要はありません。
「A ではなくて B」という時です。

Vous buvez du thé le matin ?
- Non, je ne bois pas du thé mais du café.
飲むのは紅茶でなく、コーヒーです。
否定しているのは「紅茶」そのものであって、それを飲む量には一切言及をしていないのです。

Vous avez des copains francophone?
- Non, je n’ai pas des copains francophones mais plein de copains hispanophones.
フランス語圏の友人はいないですが、スペイン語圏なら友人は多数います。

これも同じです。
初級文法書は「最大公約数」のことしか書かれていません。本以外の「実際のフランス語」にワクワクするようになったら、次の段階ですね。

今日覚えたい文法

espérer vs souhaiter

まず確認をしたいことは、
espérer que 主語 + 動詞(直説法)
souhaiter que 主語 + 動詞(接続法)

J'espère qu'il fera beau demain.
Je souhaite qu'il fasse beau demain.

あえて訳すとすれば両方とも「明日晴れることを願っている。」ですが、使う場面が違います。
わたしはこう考えます。
あくまで思いついて少し検証しただけなので、どこか論理に漏れがあるかもしれません。

espérer は話し手に関係があることに使うのです。願いがや希望が積極的で「本気でそうなってほしい、そうなることを前提に物事を進めている」ように思えます。
裏の意識に Je ne veux pas qu'il fasse mauvais. がありそうです。「そうでなければ困る〜」のです。

息子さんはお元気ですか?
Comment va votre fils ?
きっと元気でしょう。
J'espère qu'il va bien.

例のアレはどう?
Comment va cette affaire-là ?
うまくいくことを願っています。
J'espère que tout se passera bien comme prévu.

一方 souhaiter はどこか他人行儀で、無関心を感じるのです。「他人の仕事がうまくいく」とか「他人が成功する」とか。「しらんけど...」

今度新しい仕事を始めるんだ。
Je vais commencer un nouveau travail.
うまくいくことを願っています。
Je souhaite que tout se passe bien comme prévu.
Je souhaite que tout aille bien comme prévu.
Je souhaite qu'il réussisse à l'examen.
?? Je souhaite que tu réussisses à l'examen.


tu を主語にすると違和感を感じます。目の前の人とは積極的に「関与」しているし、そのふりをする必要があるからでしょうね。
J'espère que tu réussiras à l'examen.
うん、しっくりきます。

明日みんなでピクニックなんだ。晴れるといいなあ。
Je vais piqueniquer avec des copains demain. J'espère qu'il fera beau.
明日近所の人達がピクニックなんだって。晴れるといいなあ。
Mes voisins vont piqueniquer avec leurs copains demain. Je souhaite qu'il fasse beau.

ご参考までに。
大きくは間違っていない考え方だと思います。

今日覚えたい学習方法

 「駅前を描写する」

Il y a devant la gare …
駅前に何がありますか?


カフェ?郵便局?パン屋さん?
Il y a devant la gare un café, une poste et une boulangerie.

その調子です。他には何がありますか?
コンビニ?ポスト?ATM?
少しハードルが上がったかもしれません。
Il y a devant la gare une supérette, une boite aux lettre et un distributeur de billets.

他には何があるでしょう?
Mister Minit?バスターミナル?モール?
Il y a une cordonnerie (une boutique MisterMinit), une gare routière et une galerie marchande.

近くにはお寺もビール工場もウィスキー工場もあります。
A proximité, il y a aussi un temple boudhiste qui date du 16 siècle, une brasserie et une distillerie de whisky.

こうでもしないと 使える語彙はなかなか増えないし、自分の守備範囲にある語彙は「自己責任」です。
誰も教えてくれませんよ。

今日覚えたい文法

 「パリに行って〜したい!」

ほんとにそうですよね。さて次にパリに行ったときには、皆さんは何をしたいですか?
ぼくは le boulevard st. Michel を歌いながら歩いたり、Gibert Joséphe(本屋さん)に言って本のページをめくりたいです。。
Je voudrais aller à Paris pour me promener sur le boulevard st. Michel en chantant.
Je voudrais aller à Paris pour feuilleter des livres chez Gibert.


💯
点ですが、文中の pour が少し重く感じられます。
フランス語にはこんなルールがあります。
aller や venir に代表される「移動の動詞」の後に動詞の原形を置けば、それは目的を表す表現とし理解される。

pour は特に必要ないのです。
ポイントは「後に」であって「直後に」とは限らないということです。à Paris や en France くらいであれば問題ありませんよ。
Je voudrais aller à Paris me promener sur le boulevard st. Michel en chantant.
Je voudrais aller à Paris feuilleter des livres chez Gibert.
スッキリしました。

J'aimerais partir en vacances dans le sud (pour) visiter Èze et Hyères.
バカンスは南に行って、Èze et Hyères を訪れたいなあ。
Mon frère était rentré chez nos parents avec sa famille (pour) fêter les 80 ans de notre grand-mère. Et...
おばあちゃんの80歳の祝に、弟は実家に家族を連れて帰ってきてたんだよ。そしたら...

これくらい(2表現)であれば問題はないはずです。おそらくpour を省略できるかできないかの決め手は「動詞が何であったかを覚えていられるか否か」はでしょうね。
Je voudrais aller à Paris dès que possible avec ma nouvelle valise que je me suis achetée l'autre jour dans un magasin d'OUTLET POUR feuilleter des livres chez Gibert.
これは無理ですよ。dès que possible avec ma nouvelle valise que je me suis acheté l'autre jour dans un magasin d'OUTLET はさすがに長過ぎます。
どちらにしても、全体がムダに長いので「下手な」フランス語ですね。

pour
を省略するするときに後に置かれる表現の長さのルールはないようですが、常識的な語数(2−3表現)であれは使えますよ。
「シュッとした」フランス語を目指してみましょう!

今日覚えたい文法

 昨日シェアーした去年の記事にこんな例文がありました。
Je suis en vacances à Paris à partir de lundi.

à partir de ってうまく使えないようなので、解説をします。
まず "à partir de" という表現です。熟語と言って問題ないと思います。分解をして考えないようにしてください。
ただしこの表現ができた経緯は、3語の並びを見れば一目瞭然ですね。
de:〜から
partir:出発をする
à:において
これらの3語が組み合わさって、結局「そこを起点にして」という意味になったわけです。

よく見てください。出発点(〜から)は表現できるのですが、終着点(〜まで)は表現できないのです。
ということは、過去から現在までつながる事態の起点「〜から(〜まで)」を伝えるのには不向きなのです。特に過去において「〜から」を伝えて、前置詞だけで「今まで」を表現したいときには、必ず depuis を使わなければいけません。depuis は過去と現在をつなぐ伝道師なのです。

J'habite à Osaka depuis aout.
8月から大阪に住んでいます(今も住んでいます)。
J'habite à Osaka à partir d'aout.
(次の)8月から大阪に住みます(今は東京在住です)。

表題の文 Je suis en vacances à Paris à partir de lundi. は未来に言及した文で「月曜日からパリなんだ、ルンルン(表現が昭和だなあ)」であって、「いまパリにいて、月曜日に到着しました」という意味ではないということです。

à partir de は多くの場合 dès と入れ替えが可能です。
J'habite à Osaka dès (le mois d')aout.

もちろん単純未来形の方がいいように思われますが、確実(だと判断をしている)な未来は現在形で表現できることはおわかりですよね。
Je suis au régime depuis jeudi.
Je suis au régime à partir de jeudi.

Je révise mes leçons de français depuis...
Je révise mes leçons de français à partir de...

さて、皆さんはどっちですか?

今日覚えたい語の知識

un aqueduc 水道橋

パリの南の郊外にあるし le pont du Gard にも行ったから何度も目にしていたモノだし、この語も耳にしているはずなんだよなあ。
昨日 le réservoir de Montsouris(パリにある貯水池のひとつ)を調べていたらこの語に遭遇。認識新たに調べてみました。

aque + duc という構成なのはわかるのですが、調べてみてなるほど!
aque はみなさんもお分かりの通り aqua、要するに「水」ですね。そして duc は もともとの意味は (con)duire 「導く・運ぶ」だったようです。
「水導」ですね。

un viaducvia = voie は通り道なので、これまた通り道で、現在の意味は高所にかかる大きな橋や鉄道橋を意味します。

un gazoduc は見たとおり「ガスパイプライン」

un lactoduc は ラクトアイスでおなじみの lacto、すなわちミルク(lait)で「送乳管(牧場などで絞られたミルクが通る管)」

「トリビア」は、3+通り道、lacto を覚えておけば la voie lactée「天の河」にたどり着けますね。

言葉は繋がっているのです。
理屈というかルールを覚えて応用すれば、世界は無限に広がりますし、記憶の助けになるのです。
お詫び
昨日書いた続きはどうも論理が整理できないので、いつか改めて書きたいと思います。
期待してくださってた方(がいたとすれば)には、お詫びを申し上げます。

今日覚えたい語の使い方

 「とても」très に似た bien を使ってみよう。

C’est sympa ! 感じいいなあ。
C’est très sympa ! とても感じいいなあ。
≒ C’est bien sympa ! とても感じいいなあ。

どこが違うのでしょう?
うまく説明できるかなあ。「感覚的な」ことを伝える副詞なので、自信がありませんが書き始めてみます。
一言で言えば(フランス語では en un mot)、très は評価や判断の形容詞や副詞のレベルを上げて、メモリを8くらいのところに置く道具
bien は次にくる形容詞や副詞を心に取り入れて「確認→納得」をするための道具です。

ここで注意をしたいのは、(おそらく)両方とも同じ形容詞や副詞につけて使うこともできますが、この場合の bien「良い・良く」という意味は持っていないので、マイナスの意味を持つ語にもつけられるということです。そもそも、形容詞のニュアンスが「マイナスかプラスか」はその人や場面が決めるので、理論で検証する時には多くの場合考慮に入れないのです。

couleur vive(派手な色)はどっちなのだろう。
une femme sérieuse(真面目な女性)は?
un Japonais réservé(控えめな日本人)は?
その人や文化の価値観によるところが多いですね。

という訳で、
C’est très bon. とても美味しいよ。(食べてみて。と誰かに勧めたくなります)
C’est bien bon. おお、納得の美味しさだ。(もう一個食べようっと)

Cette question est très difficile.
 この問題はかなり難しいですよ。(皆さん心して取り掛かってね)
Cette question est bien difficile. (なるほど)難しいなあ。

Cet homme est très antipathique. 
この人かなり感じ悪いなあ。(そう思わない?)
Cet homme est bien antipathique. この人確かに感じ悪いなあ。(こんな人にあったことがない…)

「評価や判断」と関係のない形容詞や副詞の前では、 bien は 対立語 mal との使い分けができるのです。
あっ、もうこんな時間です。
続きは明日です。
A demain !

今日覚えたい文法

 子供が書いた lettres d'amour を集めた本 "Tu n’es pas belle, tu es pire !" がフランスで出版されます。

Tu n’es pas belle, tu es pire !
いいですねえ。
直訳をすると「君は美人じゃない(し)更にひどい!」でしょうが、おそらくこの男の子が言いたかったのは「美人どころではなく、もっと上だよ!」でしょうね。

今日の話題は「書籍」ではありません。
インタビュアーがこんなふうに話してます。
Avez-vous reçu des lettres d’amour pendant votre enfance et en avez-vous écritES? ←大文字にしたのはわたし
???一般的には「直接目的語として使われている中性代名詞 en は性も数も持たないので、性数一致はしない」のです。

Tu as pris combien de photos ? = Combien de photos as-tu prisES ?
→ J'en ai pris une vingtaine. J'en suis content !

いや待てよ、今続きを考えていて脳内はこうなったのです。
Parmi les photos que j'ai prisES à Paris, il y en a qui SONT BELLES.
日本人が考えた文なので絶対に正しいとは言い切ることはできませんが、 こうは正しい文だと思うのです。

ということは、「en は性も数の概念も備えている」ということになります。
たしかに頻繁に耳にする表現に次のようなものがあります。
(宝くじにあたった人をテレビで目にして)
Il y en a qui ONT de la chance.
en が受けている名詞が女性名詞で複数の意味を帯びていると、後続する動詞や形容詞(過去分詞)は一致をするのだろうか?
いや、
Tu as pris beaucoup de photos ?
→ Oui, j'en ai même pris mille facilement.
ここでは明らかに「複数の女性名詞 photos」を受けているのに、一致はしないはずなのです。

そもそも、過去分詞の一致とその他の現象とは切り離して考えるべきなのか?
わからないです...
ごめんなさい、今日は愚痴のような「わからないです」という記事になっしまいました。

今日覚えたい学習方法

 動詞の活用形の記憶術

動詞 offrir の複合過去形は?
簡単です。(過去分詞はえっ〜と確か offert で、助動詞は être じゃなかったから avoir。ということは) j’ai offert です!
正しいですが、1秒以内に返答ができない場合は話が変わってしまっていますよ。「使えない」ということです。

ではどんな練習方法があるのでしょう?
おすすめは「使える文」の形で口頭練習をすることです。主語はいつも je とは限りませんよね?目の前の人に質問をするかもしれないし、横にいる人(たち)の行動を説明するかもしれないし、合同で何かを送ったかもしれないし、そんなことをしたことはないかもしれないし。
すべての人称で、順番に関係ないく、肯定文否定文を即座に選択できる必要があるのです。

まず、使えそうな例文を探しましょう。
(例えば)J’ai offert un cadeau au professeur.
頭の中で「プレゼントをしているシーン」を浮かべながら声に出して、スラスラ言えるようになるまで何度も練習をしてください。「声に出して」「スラスラ言えるようになるまで」コミュニケーションの基本です。

次に、je, tu, il, elle, on, nous, vous, ils, elles を適当に思い浮かべます。誰かの顔を思い浮かべてもいいですよ。
「その人」を主語にして、文全体を言ってみましょう。簡単には言えないですよね?
言えないということは、実践の場では「えっと…」が出てしまい、話が変わってしまうか話相手が数十秒待っている、という場面が生まれてしまうのです。

次に違う人の顔を思い浮かべて(一人でなくても構いません)、それを否定文で(ne - pas)で言ってみましょう。言えましたか?ちゃんと pas offert DE cadeau. って冠詞を変えるのを忘れませんでしたよね!?
「あっ…」
こうやってお風呂の時間を有効利用してみてください。
動詞の活用はスピード競技ではありません。「速く」「順番に」言えることになんのプラス要素はありません。
任意の人称を肯定文否定文をとっさに操れる、これが「使える活用」です。

この後には、au professeur を人称代名詞 lui に変えてみましょう。更にお風呂の時間が楽しくなること請け合いです!
文法力はこんな時に発揮されます。
lui ってどこに入れるんだっけ?

過去の記事をさかのぼって探してみてください。
ではまた明日!

今日覚えたい文法

 所有形容詞

名前をつけないと、いろいろなものを整理することはできません。ただし、名前がついているからと言って、その名称から想像できる範囲内の用法しか存在しない、というのも間違いなのです。
直説法現在形:もちろん現在のことを表すことはできますが、未来のこと、直前の過去のこと、普段の習慣や繰り返し、過去から現在への継続、科学的な事実、さもその人の人生が「ココ」にあるかのような歴史的人物の紹介…
現在形が便利なのは、多くの役割を持っているからなのです。その動詞の形に「現在形」という名前をつけて整理しているだけです。
日常の道具やキッチンツールだって同じですよね。
「醤油チュルチュル」で灯油を移し替えているし(わかりますか?)、シュレッダー型はさみで海苔を切ると便利ですよね。文房具屋で売られているものとダイソーで売られているものに、機能の差はないはずです。

という訳で「所有形容詞」です。
必ずしも「持っている、所有している」のではありません。

Voilà mon professeur de français.
先生を所有していませんよね。まあそもそも、人を所有などできないですがね。

所有形容詞「その人と次に置かれる名詞との強いつながり」を表しています。

mon professeur
「私と強いつながりにある先生」なのです。
どのような「つながりなのか」は文脈が決定します。普通は「私が習っている」先生ですが、場面を作れば「誰にも渡さない私だけの先生」という解釈も可能でしょうね。

Voilà une de MES photos que j’ai prises au Mans.
ルマンでとった写真の一枚です。
私が撮ったのですね。

Tu as renouvelé ton permis ? Je voudrais voir ta photo.
免許の写真見せて!
自分が写っている写真ですね。

多くの場合、他の解釈と誤解を避けるために、自分が写っている写真は une photo de moi と言われます。

文法項目の「名称」は所詮「看板」なのです。それに惑わされてはいけません。
「トイレ用のスリッパ」と書いてあるものは、どこで使ってもいいのです。
思い込みは禁物ですよ。

今日覚えたい表現

 de nouveau à nouveau

似たような意味を持つ表現なのでネイティブでも間違えることがあるようです。

de nouveau
もう一度、また
Il pleut de nouveau. また雨が降っている。
Il a commis de nouveau la même erreur.  彼はまた同じ間違いをした。

à nouveau
別のやり方で、1から
On va examiner à nouveau la question 問題を改めて(一から)検討しよう。
Zut, la tarte a brûlé. Bon, je vais en faire une autre à nouveau. あっ、タルトが焦げちゃった。別のやり方で作ってみよう。

近年では à nouveau「もう一度、また」という意味で使うことも増えているようですが、使い分けたいものです。
これくらい短くてシンプルだと、読んでもらえるかな?
もっと書きたくてウズウズする~

今日覚えたい作文

「たら」

起きたら電話して!
(声が聞きたいから)
着いたら電話して!(すぐ迎えに行くから)
食べたら電話して!(相談したいことがあるから)
晴れたら電話して!(一緒にでかけましょう)

Tu m’appelleras en te réveillant.
Tu m’appelleras en arrivant.
Tu m’appelleras après manger / après avoir mangé.


さて今日は、「晴れたら電話して」です。

フランス語は行為主(≒主語)を明らかにする必要があるのです。日本語は多くの場合、行為主は明らかにされません。
「帰って来たら、何にも言わずに風呂に入りやがった!」
少なくとも「誰が」は私でないことは明らかですね。場面を考えれば言うまでもないのです。
一方、フランス語は構造上主語が必要なのです。主語がない「文」は存在しません。
「電話して」は命令文で書くにしろ Tu m’appelleras と書くにしろ、意味上の主語は tu ですね。
「晴れる」ということを伝えるには、一般的には il fait beau という表現が選択されます。
ということは2つ全く違う行為主の表現が並んでいると乞うことです。こういった構造の「主語が2つ」の場合は、gérondif を使うことができないのです。どうやっても gérondif で表現することは不可能なのです。
シンプルを目指したいのですが、仕方がありません。「主語+動詞」を2回使うしかないようです。

ただし、動詞を使うと「可能性があるのかないのか」「いつなのか」を伝えなければいけません。
晴れることが十分想定範囲内なのか?いつなのか?
晴れることは、可能性として考えにくいのか?
可能性としては十分高く想定範囲内であれば、時間を伝えることができる「直説法」が使われます。晴れるのは今から見て未来なので、
Tu m’appelleras quand il FERA beau.

晴れることはが考えにくければ、今ではない「パラレルワールド」に置いてやるのです。パラレルワールドは今ではなく過去から続いているのです。その時の結果を表す箇所も、過去から見た未来を表す「条件法」が選択されます。
Tu m’appellerais s’il faisait beau.

眠り姫がいて「(万が一)起きたら電話して」は gérondif は使えなくて、上記のように「si + 半過去形」を使う必要があるし、基本的に迷子になって待ち合わせに来ないことが多い人を話題にする時も「si + 半過去形」を使う必要があり、gérondif は使えないのです。
言葉は人がいて場面があるのです。それを深く正しく理解しないと正確には伝えることができません。
人間の発言はそれくらい重いということです。

今日覚えたい作文

 「たら」

起きたら電話して!(声が聞きたいから)
着いたら電話して!(すぐ迎えに行くから)
食べたら電話して!(相談したいことがあるから)
晴れたら電話して!(一緒にでかけましょう)

様々なフランス語訳が考えられます。
今回は「シンプルなフランス語」を目指して書いてみましょう。
制限時間は全部で5分です。
Êtes-vous prêt.e ? C’est parti !
↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
↓↓↓↓↓
では「答え合わせ」です。

動詞を使った最もシンプルな「たら」gérondif です。quand やsi は色々めんどうくさいので複雑になるし、間違いポイントが増えてしまいます。

・起きたら電話して!
Tu m’appelleras en te réveillant.
前半部分は命令形でも問題はありません。Appelle-moi でもいいということです。
同一主語(ここでは tu)なので gérondif が使えますよ。
起き「たら」は、起きてすぐにすぐに電話をして欲しいということを伝えています。フランス語の en te réveillant も同様です。

・着いたら電話して!
Tu m’appelleras en arrivant.
着い「たら」は、着いてすぐに電話をして欲しいということを伝えています。
一方 en arrivant は必ずしも「着いてすぐに」ということを伝えるわけではありません。appeler と arriver が同じ時間枠にあればいいのです。行為に前後があっても、時間の乖離が大きくなければ問題なく使えます。ということは…
「そろそろ着くよ」でもいいということです。
Tu m’appelleras en arrivant. を日本語に訳しなさい」であれば、2通りのニュアンスが可能だということです。

・食べたら電話して!
Tu m’appelleras après manger / après avoir mange.
「起きる」や「着く」という動作や行為は長さを持てない(瞬間に終わってしまう)のに対して、「食べる」は何分も何十分も食べることができますよね。動詞 manger は継続できるのです。Tu m’appelleras en mangeant. だと「食べている時に=食べながら」と解釈されてしまいます。gérondif を使うと間違いなく誤解を生んでしまいます。そんなときには、より確実に「時間の後」を伝える après を使う必要があるのです。ただし同一主語なので après que はエネルギーが無駄ですよ。
食べ「たら」は明らかに「食べた後で」連絡するので、食べるという行為が「終わった」ことを明確にする「原形の複合形」を使わなければいけません。Manger ではなく après avoir mangé となります。
ただしaprès avoir mangé après avoir bu(他にもあるかもしれません)に関しては、ネイテイブが頻繁に使っているうちに面倒くさくなったようで、話し言葉では après manger après boire も実際には頻繁に使われます。

おお、こんなに長くなってしまいました。
続きは明日です。
A suivre…

今日覚えたい読解

おなじみの cnews にこんな文がありました。

En raison de l’épidémie de coronavirus, le Festival de Cannes, qui a été annulé en 2020, voit son calendrier de nouveau bouleversé. Si elle aura bien lieu en 2021, la 74e édition, qui devait se tenir du 11 au 22 mai, est finalement reportée du 6 au 17 juillet.

前半部分は、「コロナのせいでカンヌ映画祭は、2020年は中止になったが、また予定がおかしくなってしまった。」

おもしろいのは後半です。
Si elle aura bien lieu en 2021, la 74e édition, qui devait se tenir du 11 au 22 mai, est finalement reportée du 6 au 17 juillet.

疑問点1
si の条件節の elle って何?誰?
- 何度か書いているように、初登場の名詞が1つしかなく従属節(おまけの文)と主節(メインの文)がある場合で混乱が生じないときは、メインの節に名詞を置いて従属節に代名詞置くほうがカッコいい、のです。この elle は直後の名詞 la 74e édition が主節の主語になっているので、それを早く代名詞で出すことで「この elle ってなんだろう?ワクワク...」といった感情を引き出すのに役立っているいるかと思われます。

疑問点2
si 節の中に未来形?条件なのに?
- si を使うと条件を提示できますね。その実現度合いによって「直説法現在形」「半過去形」「大過去形」を使い分けるのです。説明の方向を変えると、「直説法現在形」「半過去形」「大過去形」を使うときは、(ほとんどの場合)条件を提示しているのです。それ以外の時制が来た時には、条件ではないということができます。「単純未来形」がそのパターンです。
「si + 文」を使って事実の提示をし、後ろの文にある事実をさらに目立たせる、という用法があるのです。

Si elle (la 74e édition) aura bien lieu en 2021, la 74e édition est finalement reportée du 6 au 17 juillet.
(筆者は考えるところだと)間違いなく今年は74回カンヌ映画祭は開催されるのだが、結局7月に延期される。

日本語でも同じ用法があります。
なんで GoTo なんて政策が実行されたんだろうね?
- わからないけど、されたんだとし「たら」、なにか裏で大きな力が働いたんだよ。
si + 事実, さらなる事実
辞書には〘譲歩の意味を込めた比較・対立〙と記述されていますが、それほどむすかしく考える必要はありません。
si の中の事実を提示をして、後半の事実を目立たせる、ということです。

7月はカンヌ映画祭と東京オリンピック。
ホント??????

今日覚えたい動詞活用

 étudier
oublier
apprécier
humidifier
avouer
agréer
これらの動詞の共通項は何でしょう。意味ではなく「形」の話です。
動詞の活用は闇雲に一つ一つバラバラに覚えるのは非効率なので、グループ化して効率よく覚えていきましょう。
そう、母音で始まり、母音+erで終わっていますね。母音字ではなく母音、すなわち「音」です。

これらの動詞を現在形に活用して「発音」してみましょう。
まずは étudier je から始めましょう。準備はいいですか?やり直しや「えっと」がある人は、まだ活用をモノにできていないはずです。もう一度いいます「書くのではなく発音してください」。
étudier je の現在形です。
Êtes-vous prêt(e) ? C’est parti.

(今回は不本意ですが、一部カタカナを使用します。理由は説明の中で明らかになります)
[ʒe.ty.di] よくできました。
[ジュ e.ty.di] 母音で始まっている動詞は élision するのでしたね。j’habite は正しく発音できるはずです。
[ʒe.ty.diエ] あっ、いま一瞬でも「エ」と言っちゃいましたね。おそらく文字を浮かべてそれを読んでしまったのでしょう。
j’habite の最後の te を「テ」と発音することはもうないはずです。ということは、die の最後の e を「エ」と発音してはいけないのです。そう、フランス語の単語の最後の e を「エ」と発音することは決してありません。
もう一度いいます。
「フランス語の単語の最後の e を「エ」と発音することは決してありません。」
「 je の直後に母音で始まる動詞が来ると、必ず élision をして j’ となります」

j’étudie
j’oublie
j’apprécie
j’humidifie
j’avoue
j’agrée
この現在形で活用している動詞に rai [re] を加えると「単純未来形」ais [rɛ] を加えると「条件法単純形」です。現在の活用ができると後は芋づる式に覚えて使えるようになります。

ただし知らない動詞でも反射神経で活用できるようになるには、訓練(時間とエネルギー)が必要です。
いつやるか?
(時間がある)「今でしょ!」←古いですね。
最後に、humidifier はご存知でしたか?冬には必要な動詞ですよ。

今日覚えたい文法?

 「ルー」ってどういう意味ですか?
ごめんなさい、お答えできません。
意地悪ではなく、どの「ルー」かわからないので答えられないのです。

一般には、日本語の「ら行音」に相当するフランス語は [l] または [r] だと言われています。
「ルー」の「ウ」の部分が [u] だとしても、
le loup
(je) loue
la roue
le roux
他にあるかもしれません。

この中で最も基本的でかつ知名度が低い語が (le) roux でしょうね。フランスにある語学学校だったら、 3時間目で習っても不思議ではありません。
Ton frère est brun ou blond ?
- Non, il est roux.
と髪の色を表す語なので、基本的な「形容詞」なのです。
お兄ちゃんって、黒髪?ブロンド?
いや、「赤毛」だよ。
「えーっ、そんな形容詞は習いませんでしたよ?」
ハイ、習わないことも多いと思います。理由は単純明快です。
おそらく日本には純粋な roux / rousse はいないと思われるからです(いらっしゃったら特に他意はありません)。
ヨーロッパなら、日本よりも遥かにバラエティーに富んだ髪の色、目の色、スタイル… 全部覚えなければクラスメイトやご近所さんのことを伝える(décrire)することはできません。

la roue の意味はわかりますか?
遊園地に行ったときにも必要な語だし、車に乗る人は知っていなければ困ってしまう場面があるでしょうね。

カタカナは止めましょう!
日本で学習していることは世界標準ではありません。
語彙力を増やしましょう!
いつものお願いです。

あっ、カレーの「ルー」le roux ですよ。

le loup
, (je) loue は大丈夫ですよね?

今日覚えたい文法

 関係代名詞

「関係代名詞を使うと何ができるの?」
結論を先に書きます。
「名詞に加える説明に動詞を持ち込めるのです」

動詞を持ち込むと、さまざまなことが言えるようになります。
一番大きいことのは、動詞は時間が管理できるので、複雑なことが伝えられます。

Tu peux prendre ce livre, もしよかったらこの本どうぞ。
que je viens de lire. 今読み終わったから。
que j’ai fini hier. 昨日読み終わったから。
que je lirai plus tard, après toi. 先に読んで、ぼくは後でいいよ。
que je ne relirai plus jamais. もう二度と読まないし。
動詞を持ち込むと、構文を操れるので、複雑なことが伝えられます。

Tu peux prendre ce livre, もしよかったらこの本どうぞ。
qui est devant toi. その目の前のやつ。
que, sinon, je revendrai. じゃなければ売っぱらうから。
dont on parle beaucoup à la télé. 結構テレビで話題のだよ。
j’ai trouvé plein de fautes d’orthographe. 綴り間違いが多くてね。


「本」って場所じゃないのに関係代名詞 を使うのですか?
本には多くの字が書いてあり、素敵なフレーズが散りばめられています。
そんな「場所」ですよね?

また多くの学習者が間違えているわけのわからない「都市伝説」に次のようなものがあります。
「場所を表す名詞につく関係代名詞は où」
Paris qui / que / où / dont
la maison qui / que / où / dont
le livre qui / que / où / dont
なんでもありですよ。

J’aimerais bien retourner à Paris qui est la capitale de la France.
 フランスの首都のパリ
J’aimerais bien retourner à Paris que j’aime depuis toujours. すっと恋い焦がれているパリ
J’aimerais bien retourner à Paris dont mes amis n’arrêtent pas de me parler. 友だちがいつも話してくれるパリ
J’aimerais bien retourner à Paris j’ai connu mes premières amours. 初恋を知ったパリ

えっ、どういうコト?
ああそういえば、良い講座がありますよ。
復習から初めて、奥深く便利で普段遣いの道具である「関係代名詞」の世界にお連れします。
結局宣伝かいっ!

今日覚えたい表現

 On connait la chanson.
その言いぐさは聞き飽きた。
またそんなこと言って...

C'est toujours la même chanson.
またいつものたわごとだよ。
相変わらず同じ様のこと言ってる(してる)ねえ。

C'est sa chanson habituelle.
あいつの口癖だ。

このような決り文句では、口から出てくる言葉が chanson なのですね。
普段は chanson 「歌」という意味で使われます。
歌であって「シャンソン」ではありません。
「シャンソン」って何?お仰る若い読者や学習者もいらっしゃるでしょう。
シャンソンとは... わかりません。ぼくも一瞬その業界にいたことがあり、その業界にいる仲間とも未だに交流がありますが、どのような「歌」を指しているかはわかっていないのです。
どなたかに定義をしてほしいものです。

Goldman, Vianney, Zazie, Mylène Farmer, Joyce Jonathan, Patrick Bruel, Patrick Fiori...
この歌手を知らないってことは「フランス音楽好き」としてはありえないですが、それがあり得るのですよ!奥さん!!
殆どのプロのシャンソン歌手たちは「???」となるはずです。
昔の歌もいいですが、今の(今と言ってもGoldmanは引退していますね)もいいのになあ。

話を戻します。
Je trouve que c'est la meilleure chanson des Beatles.
これビートルズの最高傑作!

Tu trouves la dernière chanson de Kan comment ?
KANの新譜どう思う?

Tu entends ? C'est une de mes chansons préférées de Tendo Yoshimi.
これって、天童よしみの好きな歌なんだ。

そうなので、人の口から出てメロディーがついているものは、基本的になんても chanson なのですね。
ピアノ曲やオーケストラ曲は chanson と呼ぶことはできません。
一方、演歌でも、歌謡曲でも、ビートルズでも、Jonathan でも、歌っていれば何でも chanson ですよ。
ぼくのお気に入りの一曲は「にじのむこうに」です。
元気が出ますよ!

毎日の記事を読んでくださっている方は、
Je connais ta chanson.
On connait la chanson.
C'est toujours la même chanson.
と思いながら読んでくださっていくことでしょう。
いつもありがとうございます。
Jean-Pierre Bacri ありがとう。←関連がわかった方は、映画通です。ね

今日覚えたい発音

「してはいけないリエゾン」

ils ont
elles étaient
vous osez
nous hésitons

上記の文の主語は「代名詞」なので、リエゾンはしなければいけません

ils͜ ont
elles͜ étaient
vous͜ osez
nous͜ hésitons

[z] の音が必要です。

してはいけないリエゾンの最も代表的なのは、代名詞「以外」の名詞→動詞、並びのときです。
Ce pays ͜a des déserts.
Mes enfants ͜apprennent le français à la fac.


固有名詞も同様にリエゾンをしてはいけません。
Jacques ͜ habite à Paris.
Camille et François ͜ont passé 3 semaines au Mans.

[z] 以外のリエゾンが想定される場合も同様です。
Ce vin ͜ est très bon.
Cet enfant ͜apprend à jouer du cor.

前置詞句同士もリエゾンをしてはいけません。
Je pars en Andorre en train ͜avec mes amis͜afin d’acheter des cigarettes.

さあ週末です。
勉強しましょう!

今日覚えたい発音

 リエゾンは最後の「文字」で作られる

un bon ami
une bonne amie

実はこの bon という形容詞は昔流のリエゾンを保っている語なのです。
「次の名詞が母音で始まると鼻母音化を止める」
un bon livre [bõ livr] と鼻母音を使い発音しますが、un bon ami [bɔ n’a.mi] とカタカナの「ボ」と大差ない音で発音されるのです。「ボナミ」とカタカナで書くことをぼくでも躊躇しません。
もちろん une bonne amie [bɔ n’a.mi] です。

複数形にしてみましょう。
un bon amide bons amis
[ɛ̃ bɔ n’a.mi] [də bõ z’a.mi] ←鼻母音が復活し「ザミ」と [za] の音が出てきます。bons ͜ amis ということです。

une bonne amie de bonnes amies
[yn bɔ n’a.mi] [də bɔn z’a.mi] ←最後のつづり字 s が [z] の音を作っています。

実は形容詞 premier / dernier も同じなのです。
un premier livre [ɛ̃ prə.mje livr] de premiers livres[ də prə.mje livr]
un premier ami [ɛ̃ prə.mje ra.mi] premier ͜ ami[r] の音でリエゾンする必要があります。
de premiers amis [də prə.mje z’a.mi]premiers ͜ amiss[z]でリエゾンをする必要があります。

「この bon という形容詞は昔流のリエゾンを保っている」
と最初に書きましたが、どういうことでしょう?
mon / ton / son などの所有形容詞は、21世紀の現代では鼻母音で発音した後に、改めてリエゾンをするのです。
bon ami [bɔ n’a.mi]
mon ami [mõ n’a mi]
殆ど変わりませんが、このあたりがきっちりできるとネイティブの音に近づきます。まあ「無駄なマニアのこだわり」でしょうがね。

横に並んでいるからといって、必ずリエゾンをしなければいけないわけではありません。
「してはいけないリエゾン」も存在しますよ。
続きは明日です。
A suivre…

今日覚えたい文法?

 Un quoi ?

En me promenant dans la rue Montmartre, je suis tombée sur un magasin d'ustensils de cuisine. Et j’ai acheté un râteau.
- Un quoi ?

相手が言ってことが聞き取れないことはよくありますよね。特にマスクを付ける「新しい日常」になってから。
そんな時に、どんな表現を使っていますか?
「なに?」「なんて言ったの?」と聞き直す表現に次のようなものがあります。
Pardon ?
Comment ?
Quoi ?
Hein ?

下に行くに従って言語レベルが下がっていきます。すなわち「エレガントさが欠ける」というわけです。ぼくは普段は pardon / comment を使い、親しい友人には、少し大げさに感情を乗せて眉をしかめながら「えっ、何? = Quoi ?」と言うこともあります。

En me promenant dans la rue Montmartre, je suis tombée sur un magasin d'ustensils de cuisine. Et je m’y suis acheté un râteau.
- Quoi ? / Comment ? / Pardon ?
発言内容の大半が聞き取れなかったような印象を与えます。多くの場合、相手は同じことをもう一度言うでしょうね。

いやそうじゃなくて、「何を買ったかの部分だけが」聞き取れなかったのです。男性名詞のなにかだよなあ。
そんなときには、
Un quoi ? がいいですね。相手には un までは理解できた、伝わっていると解釈してもらえるからです。

Hier chez Yamaha, j’ai trouvé un joli médiator, que j’ai payé 300 yens.
- (Tu as trouvé) un quoi ?

Je suis tombée sur un magasin d'ustensils de cuisine. Et j’ai acheté un chinois.
(中国人を買った?まさかそんなことはないよなあ
- Un quoi ? Un chinois ? Qu’est-ce que c’est ?

(スマホを見ながら)
Tiens ! Elle est sympa, ta nouvelle coque ?
- Ma nouvelle quoi ?

un râteau
un médiator
un chinois
une coque
何でしょうねえ。今日もいつもの「ほーちぷれー」です。調べてみましょう!
全部ご存知であれば、大した語彙力の持ち主だと判断します。

今日覚えたい文法

程度の副詞の組み合わせ

très, un peu, bien, beaucoup, assez, suffisamment, trop, plus ou moins…
これらは「程度の副詞」と呼ぶことのできる語群です。
動詞などに評価を加えている別の副詞の「程度を表す」ために、もう一つ別の副詞を加えることができるのです。

Il chante bien.
上手に歌う。
ここでは歌っているときの「質」に注目をして bien を使っています。そこに「どの程度」上手なのかという別の語(や表現を)を加えてみましょう。
Il chante très bien.
Il chante un peu bien.
Il chante beaucoup bien.
Il chante assez bien.
Il chante suffisamment bien.
Il chante trop bien.
Il chante plus ou moins bien.


ネイティブに確認したわけではありませんので、絶対的な自信はありません。
この中では、un peu bien はかなり違和感を感じます。自然な表現ではないでしょう。←使えるコンテクストは浮かびますが。
また beaucoup bien は間違い文でしょうね。

Il pleut beaucoup.
たくさん雨が降っている。
ここでは降っている雨の「量」に注目をして beaucoup を使っています。そこに「どの程度」大量なのかという別の語(や表現を)を加えてみましょう。
Il pleut très beaucoup.
Il pleut un peu beaucoup.
Il pleut bien beaucoup.
Il pleut assez beaucoup.
Il pleut suffisamment beaucoup.
Il pleut trop beaucoup.
Il pleut plus ou moins beaucoup.


話し言葉では bien beaucoupplus ou moins beaucoup は言えるはずです(自信はありません)。bien というのは「(心のなかでの)確認」というニュアンスを持つことがあるのです。Tu t’appelles bien Dominique, non ? といった用法ですね。また「それなりに=まあまあ」を意味する plus ou moins beaucoup(たくさん)の解釈を邪魔するものではないでしょう。
最初の例と同じくun peu beaucoup にもかなり違和感を感じます。自然な表現ではないでしょう。←使えるコンテクストは浮かびますが。

それ以外の例は(私の判断ですが)間違いですね。
beaucoup「量が多い」ということを伝えるのに使われているのですが、更にそれを高めたり très、基準を設けたり assez / suffisament、基準を超えたり trop。これらの語との相性は良くないでしょう。

ではどうすればいいのでしょう?
量を表す beaucoup の変異した語が assez / suffisamment trop だと思えばいいのです。
Il pleut assez beaucoup. → Il pleut assez.
Il pleut suffisamment beaucoup. → Il pleut suffisamment.
Il pleut trop beaucoup. → Il pleut trop.


今思いついたのですが、Il pleut trop beaucoup は間違い文だと判断しますが、ひっくり返してみると言えるはずです。
Il pleut beaucoup trop. 大丈夫ですね。
理由は… 説明できないです、ごめんなさい…
長くフランス語を使っていると大抵の場合「言える言えない」の判断はなんとなくつくのですが、副詞の専門家ではないので(まあ、なんの専門家でもないのですが)うまく説明が付きません。
信用できる(←大事です!)ネイティブに確認しましょう。ぼくがそうしていますよ。

今日覚えたい文法

 数がゼロではない pas un(e) って...

「すみません、その辺に walkman ないですか?」
発車する直前の電車に戻ってきた青年が、もと座っていた席にいるいる人に叫んだセリフです。
あると思うんだけど、あるはずなんだけど、walkman が一台。
希望を込めて話しているのです。
Il n'y a pas un walkman par là ? ← Il n'y aurait pas だったかもしれません。

あることを前提に話すときには de にしてはいけません
ないことを前提に話すときには de にして話す必要があります

(あると思うのですが見てもらえませんか?)
Il n'y a pas un walkman par là ?
(本当にないのですか?)
Il n'y a pas de walkman ? Ah, bon... J'ai dû l'oublier quelque part...
ないですか?じゃあどこかに忘れたのかなあ...

Tu ne connais pas un restaurant sympa à Paris ?
- Oui, j'en connais un dans le 2e, à 2 pas de la bourse.
どこか良いレストラン知らない?
- 知っているよ、2区に。
知っていると期待を込めて話しているのです。

Tu ne connais pas un cours de grammaire, où on peut apprendre les pronoms relatifs chez moi ?
家にいて「関係代名詞」が習える文法レッスン知らない?
いやあ、いいのがありますよ。
って、やはり結局宣伝かいっ!

今日覚えたい文法

 「否定文の中で使われる不定冠詞」

初級文法では次のような説明を受けます。
「否定文の中では、直接目的語に使われている un/une/des は de にしなければいけない」
もちろん正しいルールです。

Tu as un dictionnaire français-japonais ?
- Non, je n'ai pas de dictionnaire français-japonais. Je me sers d'un dictionnaire français-anglais.
仏和辞典持ってる?
- 仏和辞典は持ってないけど、仏英辞典を使っているよ。
Avez-vous des amis francophones ?
- Non, je n'ai pas d'amis francophones, mais ...

この構造で伝えたいことは、
そう「持っていない」ということなのです。積極的に「数がゼロ」ということを伝えているのではないのです。
「一人もいない、一つも持っていない」という数の話をするときには pas de では弱いのです。

「仏和辞典ってたくさん持っている?」
△「いや、持ってないよ」
○「いや、一冊も持ってないよ」
日本語も同じです。
ではどうすればいいのでしょう?

こんな時には「一冊も持ってない」のですから、日本語通りに書いてみましょう。
Tu as beaucoup de dictionnaires ?
- Je n'ai pas un dictionnaire.
良くなりました!

「えー、いいの?」
もちろんです!!
「そんなの習ってないよ」
習っていないだけで、「超スーパーウルトラ日常表現」ですよ。

Vous, qui parlez couramment français, devez avoir beaucoup d'amis français.
- Non, je n'ai même pas un ami français, mais j'ai des tas d'amis belges et suisses. J'ai même des amis québécois.
それだけフランス語がお上手なので、フランス人のお友達は大勢いるんでしょうね。
- いえ、一人もいません。しかしベルギーやスイスのお友達なら山ほどいます。ケベックにも何人かいます。

「では、"pas un(e)" という組み合わせでは、いつも「数がゼロ」ということを伝えるのですね」
いやそんなことは言っていません。
beaucoup de のような表現を使い「数が多い」の確認をされている場面で、「そうではなく、一つも〜ない」ということを伝えたい時には pas un(e) となるのです。pas un(e) がいつも「数がゼロ」ということを伝えるわけではありません。

「必要十分条件」ではないのです。←こっちからはOKだけど、あっちからはダメって、こう言いませんでしたっけ?
間違っていたら、この2行は削除しちゃってください。書きたかっただけなので。
「数がゼロではない」pas un(e) って...

あっ、もう時間です。
続きは明日です。
A suivre...
A demain !

今日覚えたい表現

 S'il était là, Naka aurait 70 ans.
生きてたら、70歳かあ。

1. 登場人物が一人のときは、主文に固有名詞を出すほうが「かっこいい」のです。

2. 日本語の「ここにいたら」の「た」と同じと考えるとわかりやすいです。事実ではないコトガラをパラレルワールドで考えるときには、「なかった」こととして捉えるのです。その世界に連れて行ってくれる「半過去形」です。

3. là は場所の副詞ではありません。話者と聞き手が共通して持っている「時間や場所や空間」を指します。ここ、と訳しましたが、時間や空間を共通しているところ、すなわち「現代の世界」ということです。時間を含まない場所の「そこ」は là-bas です。

4. パラレルワールドの結論は「条件法」を使います。
「なかった」こととしてその世界に連れて行ってくれるのが「半過去形」だとすれば、そのパラレルワールドの「過去から進んだ未来」を示すのが「条件法」なのです。条件法のもう一つの用法って「過去から見た未来」を伝えることなのです。「時制の一致」って聞いたことがありますよね。

今日は Louane の "Si t'étais là" を聞きたい日なのです。

今日覚えたい文法

 Il a plu à Paris. の解釈を巡って

plu という語は2つの動詞の過去分詞なのです。
1. pleuvoir(雨が降る)
pleuvoir の主語は必ず il が使われます。
Il pleut.「雨が降っている」 Il a plu.「雨が降った」
Il a plu à Paris. 場所の表現を加えて「パリに雨が降った」と解釈することができます。
Il a plu à Tokyo.「東京に雨が降った」のですね。
2. plaire(気にいる)
plaire は必ず間接目的語を必要とします。日本語で言えば「(誰々)に」に相当する「à 人」がなければいけないということです。
よく知らないですが Paris Hilton という著名人がいますね。そう、PariS と最後の子音を「ス」と発音すれば固有名詞として認識されてしまいます。
Il a plu à Cécile ?
- Non, il a plu (plutôt) à PariS, qui est l’une des arrière-petites-filles de Conrad Hilton, fondateur de la chaîne des hôtels Hilton.

では、私達が使うときに誤解されないようにするのはどうすればいいいのでしょう?
「雨が降った」ときには「à 地名」ではなく「sur 地名」がいいですね。
il pleut à Paris :Environ 72 800 résultats
il pleut sur Paris:Environ 99 200 résultats
sur のほうが優勢なのです。上から雨が落ちてきて、パリの町が「直接」濡れているイメージなのでしょうね。

「気に入った」ときには il という代名詞を使わないという方法が、シンプルですが最もかんたんで効果的です。
Alors, Kévin et Yuka, comment ça s’est passé hier ?
- Oui, Kévin a beaucoup plu à Yuka. Après la fête, ils se sont cachés dans un grand champ de blé.
代名詞はいつも使わなくてもいいのです。必要なときに適宜お使いください。会話は「文法の書き換え問題」ではないのです。

今日覚えたい読解

 Déjà cinq ans sans David Bowie, emporté par un cancer le 10 janvier 2016, deux jours après avoir fêté ses 69 ans. Ce vendredi 8 janvier 2021, il aurait eu 74 ans. D’abord, le plus simple à faire, s'il vous manque, est de réécouter sa musique, toujours aussi actuelle. Mais durant ce week-end un peu spécial, il sera célébré de différentes manières.

deux jours après:時間の基準点が「今」の時の「〜後」は dans を使いますが、「今でない時」には 〜 après になります。
avoir fêté ses 69 ans:69歳(の誕生日)を「祝った」という完了を伝えるために、avoir fêté という「複合形」にする必要があるのです。
il aurait eu:「パラレルワールド」へ連れて行ってくれる条件法です。彼が天国へ召されてからの「生きていればこうだったであろう」という世界です。生きていたら「74歳だった」のです。
le plus simple à faire, s'il vous manque, est:形容詞が名詞に転用されている例です。s'il vous manque という挿入文の前後を見てください。直後には est という動詞があるので、直前は「主語」ですね。主語になれるのは「名詞」もしくは「名詞の役割を持たされた表現」です。le plus simle は「最もかんたんなコト」という名詞に相当する表現として機能していることがわかります。
est de réécouterêtre の後には名詞もしくは形容詞(に相当する表現)と決まっています。de という前置詞を挟むことで、動詞を名詞の役割をもたせることができるのです。動詞を être の直後に置くのは、少し乱暴です。
durant ce week-endpendant と同じ意味ですが、少し書き言葉的な前置詞です。
il sera célébré「こうなると」決まっている確実な未来を伝えている単純未来形です。事実(と判断している)を時間の中に置き、事柄の前後を伝えるのは「直説法」で、パラレルワールドを伝えるのは「条件法」です。
de différentes manières「様々なやり方で」です。形容詞 différent(e)s が名詞の手前に置かれると「いろいろな、様々なや」という解釈になります。「異なった、違った」という解釈をする時は、名詞の後ろに置かれているときのみです。

皆さん、少し読む量を増やしてみませんか?
ただし、正しく読むには「正しい文法知識」が必要ですよ。
David Bowie、おめでとう!!

今日覚えたい文法

 たかが m(e) されど m(e)

「おもしろかった」「良かった」という気持ちを伝える動詞に plaire があります。
Tu as lu le livre, finalement ?
- Oui et il m'a beaucoup plu.
2文目の主語 "il" は直前の le livre を受けている主語代名詞ですね。Le livre m'a beaucoup plu. ということですが、フランス語では「できるだけ」文をシンプルに伝えたいので 、代名詞を使える場合は使ったほうがいいのです。名詞を繰り返すと、文法的には正しいのですが、あまり賢く聞こえないようです。
il m'a beaucoup plu. の m(e) は「間接目的語」です。すなわち "à moi" を文法的なルールに従い、動詞の左側に置いているのです。
そのルールとは
「一部の例外的な動詞との組み合わせ、および繰り返しによる強調である場合を除き、間接目的語および直接目的語が代名詞化された場合は、動詞の手前=左側に置かれる」

一方日本語においては、一度出てきた代名詞は多くの場合場面での中で理解できるので、繰り返すことは「まれ」、ですよね。
ではその日本語のルールを意識せずにフランス語に持ち込んだら...
Tu as lu le livre, finalement ?
- Oui et il a beaucoup plu. ←場面から明らかなので m(e) を省略した例です。

Il a beaucoup plu.
あれっ、「雨が降った」と解釈されてしまいますよ。
plu という「語」は plaire の過去分詞であるだけでなく pleuvoir の過去分詞でもあるのです。
動詞 plaire は間接目的語を必要としますが、pleuvoir は必要がない完全な「自動詞」ですよ。
m(e) があれば plaire à の過去分詞 plu と解釈され、m(e) がなければ pleuvoir の過去分詞と解釈されてしまうのです。

では、
Il a plu à Paris. はどういう意味なのでしょう?
ポイントは Paris を「どう発音するか」 ですね。
Paris は必ずしもフランスの首都のパリとは限らないですからね。
今日も「ほーちぷれー」です。

今日覚えたい語の使い方

 pas grand-chose

いくつかの辞書を確認しましたが、全てにおいて grand-chose という語で項目立てされています。
そして全ての辞書に注釈があります。
「必ず pas とともに使う」
珍しいしおもしろいですよね。単語としては存在はするけども、そのまま使われることがないってことですからね。

必ず pas + grand-chose という組み合わせで使われるということなのです。冠詞は必要がないし、chose という女性名詞の前にある形容詞 grand は「性数一致をしてはいけない」のです。
使い方を例文とともに見ていきましょう。

Je n’ai pas grand-chose à faire ce soir.
今夜することない(ひま〜)
Je n’ai pas grand-chose à dire.
特に言うことはありません。
Le weekend ? Je n’ai pas fait grand-chose.
週末、大して何もしなかったなあ。
Cela ne vaut pas grand-chose.
大した価値はありません。
Il n’en sortira pas grand-chose.
そこから大した結果は生まれないよ。

まれに他の「否定表現」と使われることもあるようです。
Il n’y a plus grand-chose à faire.
もう大してすることはない。

Bonjour, madame. Est-ce que vous avez des timbres de collection ?
- Non, désolée. Il ne me reste pas grand-chose...
この会話はぼくが留学中に郵便局を見つけるたびに飛び込んで、切手を集めていた頃の会話です。パリの l’ile de la Cité の郵便局だったと記憶をしています。
たった、32年前のお話です。

今日覚えたい語の使い方

 côté②

比較に使われる à côté de「〜と並べると」と考えればわかりやすいですね。
Mes problèmes ne sont rien à côté des tiens 😊 à côté de tes problèmes).
わたしの問題など君の(問題)に比べたらなんでもないよ。

à côté de
はなく du côté de 「〜の側へ」
Installez-vous du côté du chauffage.
暖房の方に座ってくださいよ。

de l’autre côté de
「〜の反対側に」
Le pressing est de l’autre côté du boulevard.
クリーニング屋さんは大通りの反対側にある。

De mon côté
「私としては」
De mon côté, je n'ai aucune objection.
私としては何の反対もありません

sur le côté「横向きで」
Ma copine dort toujours sur le côté, et moi je dors sur le dos.
彼女はいつも横向きで寝るけど、僕はいつも仰向けで寝ます。

côté 〜
「〜に関していえば」
Ça va, le travail ? - Oui, côté argent tout va bien. Mais…
これも「前置詞的」な使い方ですね。昨日登場した « côté couloir » という表現も、ポイントは「無冠詞」です。

ざっとご覧いただくとあることに気づきます。
「あれっ、並んでいるときの à côté de を除くと、du côtéde mon côté のように de が多い!」
そうなのです。côté に付く前置詞は基本的には de なのです。à côté de の頻度に騙されてはいけませんよ。
横は à、側/サイドは de で、大きく間違うことはないと思われます。(もちろん接している場合は sur )
辞書って楽しいですね。ねっ?ねっ?ねっ?

今日覚えたい語の使い方

 côté

名詞として使われるときには「横、脇、側」このような感じでイメージできるものを指します。
Au Japon, on marche sur le côté droit de la route.
日本では道の右側を歩きます。
Il est parti de quel côté ?
ヤツはどっちに行った?

この語だけで、前置詞のような使い方もできます。
Il reste une place côté couloir ?
通路側の席は残っていますか?

de côté という表現は「横へ≒手が届きにくいところへ」というニュアンスで使います。
Je mets 10000 yens de côté chaque mois pour partir passer quelque temps à Paris un jour.
いつの日かパリで過ごすために、毎月10000円を貯金をしている(横に置いている)。
Richard a laissé ses jouets de côté.
Richard はおもちゃをほっぽりだした。

名詞 côté を利用した "à côté de" という前置詞句はおなじみでしょう。「~の横に、~の脇に」という意味です。「~の近くに」という理解をされている方が多いようですが、「駅前」や「眼の前」にいる人には使いにくい表現なので、「~の横に、~の脇に」という解釈で覚えてくださいね。
Aurélie est assise à côté de moi.
Aurélie はぼくの横に座っている。
La mairie est à côté de l’église.
役所は教会の横にある。

他にも表現や用法はありますが、続きは明日です。
À suivre…

今日覚えたい文法

 たかが à されど à ② ←勝手にシリーズ化

たった1文字、たった1音節、たった1音です。でもそれがあるとないとでは大違いなのです。
J’ai déjeuné 2 heures.
J’ai déjeuné à 2 heures.

- Tu n’as pas faim ce soir ? Tu manges moins que d’habitude.
ホームステイのマダムが心配しているよ。「今晩は食が進まないわね」って、言われちゃった。
そう、実はランチの時間が遅かったんだよなあ。
Pardon.
えっと、そうそう、「ランチの時間が遅かったんだよね。2時だったんだ
2時ってわざわざ14時という必要はないだろうから、2 heures でいいだろうね。
J’ai déjeuné 2 heures, madame.
- 2 heures !? Tu as fait la fête ou quoi !!
なんだか驚かれちゃいましたね。どういうことでしょう?

heures という語を使うときには注意が必要です。
「時間」「時刻」の両方を表すのに使われているです。

そもそも「時間」「時刻」はどう違うかを考えることから始めましょう。
「時間」とは「ある瞬間と別のある瞬間の間」です。幅があるのが時間です。「お時間ありますか?」って数分や数時間という「流れている時間の幅」を少し分けてもらえますか、と尋ねているのです。
Avez-vous du temps ? / Avez-vous un peu de temps ? ですね。

時刻とは止まっている「いまの時刻」です。デジタル時計で見えた数字が時刻ですね。
Il est 13 heures. ←これが「只今の時刻」です。

「時間」に使われる heure(s) は数字を伴い「~時間」という意味になるのはおわかりですね。時間の幅を伝えるのが得意な pendant とともに会話には頻繁に登場しますが、実は次に数字を伴った「時間の表現」の前では pendant は省略可能なのです。

J’ai visité Paris (pendant) 5 jours. ← pendant は省略可能です。
え~ややこしい!と思ったでしょう。でも、実は日本語でも全く同じ省略をしているのです。
5日(間)パリを訪れました。
ねっ!?
ホームステイ先のマダムはぼくが「2時間(pendant)2 heures」もの長い時間ランチをしていたと解釈をして、「パーティーでもあったの?」と聞いてきたのですね。
少し遅いランチだったからと伝えるには à が必要だったのです。
たかが à されど à ですよ。

今日覚えたい文法

 たかが à されど à

たった1文字、たった1音節、たった1音です。でもそれがあるとないとでは大違いなのです。
Il est 10 heures.
Il est à 10 heures.

S'il vous plait, monsieur. Savez-vous à quelle heure est le dernier train pour Kyoto ?
駅のホームでフランス語圏の人に話しかけられちゃった。まあフランス語の教科書を広げているから当然か。京都方面の最終電車は何時か聞かれているみたいだな。
えっと、確か最終電車は0時20分だったはず。le dernier train は男性名詞で毎日同じ時刻に終電は出るはずだから、 être を現在形に活用すればいいでしょ。何だ、カンタンじゃん!
- Monsieur, il est minuit 20.
Déjà ! Il est si tard que ça !! Et... le dernier train est à quelle heure pour Kyoto ?
あれ、聞こえているはずだよね。なんか「遅っ」!て驚いているから。念のために、もう一度お伝えしようかな。
- Monsieur, je vous garantis qu'il est minuit 20.
あれ?怒ってどこかに行っちゃった!!何で!?
おわかりですね。最終電車は「0時20分に」出発するのです。そう、il est の後に à がないと「現在時刻」を伝える表現として理解されてしまうのです。前置詞があるないでは、文構造が違ってしまうのです。
Il est 10 heures.いま10時です。
Il est à 10 heures.(例えば次の電車などが)10時なのです。

Je peux passer 5 heures chez toi ?
- Non, pas possible !!!!!!!
そりゃそうです。5時間も「家に居座られては」迷惑な話です。
「5時に」立ち寄ってくれるなら問題はないですけどね。
passer 5 heures5時間を過ごす
passer à 5 heures5時に立ち寄る
たかが à されど à、ですよ。

今日覚えたい文法

 「時間の表現に à は要らない!」

というタイトルの記事を昨日アップしました。
補足説明です。(以前の記事と内容が重複します)
実は時間を伝える表現の中には à を取るものが存在します。(例外的なのですが、たしかに「看板に少し偽りあり」ですね)


「季節名」です。全て季節名は男性名詞なのですが、été(夏)automne(秋)hiver(冬)は母音で始まっているので、子音で始まる printemps とは異なった振る舞いをします。
「春に」は au(à + le) printemps となり「日本に」を意味する au Japon と同じ縮約が起こります。

他の3つの季節も、国は大陸に付けられる前置詞と同じです。
母音で始まる国を探してみましょう、たくさんありますね。Italie, Angleterre, Ecosse…
そう、en été, en automne, en hiver となります。
ここまでは、皆さんご存知ですよね?

少し掘り下げてみましょう。ただネイティブによってもブレがあるようなので、絶対的ではありません。「私の調べた範囲では」ということでご理解ください。

「夏には」
en été だけではなく前置詞なしの l’été「冬には」 en hiver だけでなく前置詞なしの l’hiver が頻繁に使われる。
Il aime faire du vélo l'été (≒ en été
L’hiver(≒ en hiver)j’adore faire une grasse matinée.


le printemps
l’automne だけでは「春に」「秋に」という副詞な使い方は、ほとんどされない。

à l’été 2021
à l’hiver 2020 といった年号などの補足要素がある場合は、定冠詞がほしい(l’été 2021「に=à」)という捉え方から、en été 2020 よりは好まれる傾向にあるようです。

"à l'été 2020" Environ 27 200 000 résultats
"en été 2020" Environ 582 000 résultats
"à l'automne 2020" Environ 1 550 000 résultats
"en automne 2020" Environ 170 000 résultats
"à l'hiver 2020" Environ 902 000 résultats
"en hiver 2020" Environ 497 000 résultat
ご参考まで。

今日覚えたい文法

 「時間の表現に à は要らない!」

フランスに今年は行きたいな。
J'ai envie de partir en France cette année.
来年は絶対ドイツ語に挑戦だ!
J'attaquerai l'allemand l'année prochaine.
今週は忙しい。
Je suis très occupé(e) cette semaine.
先週は暇だった...
J'étais bien libre la semaine dernière.

おわかりになりますよね。
「今年」「来年」「今週」「先週」これらの表現を文に持ち込むときには "à" は必要ないのです。つけなくてもいいのではなく「à があると間違い」ですよ。

時間の表現を文の中で使うとき(ここで指している「文」には動詞が含まれます)には、前置詞 à を使ってはいけないのです。

唯一の例外が「時刻の表現」です。
J'ai un rendez-vous important à 3 heures cet après-midi.
午後3時「に」大切な約束があります。
A 17 heures, on entend de la musique dans mon quartier.
うちの近所では、17時になると音楽が聞こえます。

普段は必要ない表現でも「呼びかけ」になると à が登場します。
Au revoir. À la prochaine fois. ←また次回!
Au revoir. A une prochaine fois. ←また近いうちに!
Au revoir. A demain...

la prochaine fois une prochaine fois がどう違うって?
Ok, je vous l'expliquerai une prochaine fois !

ところで、夕方になると地域のスピーカーから流れてきますよね。あれは「子供たち、お家に帰りなさい!」というお知らせではありません。全く別の目的があるのです。
ご自分で調べてみましょう。時間を使うと知識は身につきやすすなりますよ。今日も「ほーちぷれー」です。

今日覚えたい発音

 改めて「フランス語の [r] ってどうやって発音するの?」

結論を先に書きます。
「口先から喉の奥の声(息)の通り道にある、唇と舌以外の箇所をどこか震わせてください。それが [r] です。」

文字で書くと難しそうに感じられるかもしれません。
「バ行」や「パ行」を使いますね。これらの音はフランス語の [r] と認識されません。←当たり前のことですが、再認識をしてください。
「ダ行」「タ行」「ラ行」を使いますね。これらの音はフランス語の [r] と認識されません。←当たり前のことだと思ってほしいのです。特に「ラ行」です。日本語の「ラ行」はフランス語の [l] と極めて近い音なので、[r] [l] だということを再認識してください。

口の中に、これら以外の震えやすそうな箇所ってあるの?
→あります、あります。

舌先で口の中の上部に触れてみてください。なんだか硬いですよね。その舌先をもっと奥の方=後ろの方に持っていってください。すると一段下がったところに、なんだか少し柔らかい部分を感じましたよね。これが奥の方まで続いていて、よく震えるのです。
もう一箇所震えやすいところが口の中に存在します。それは「口蓋垂」と呼ばれる喉の奥にぶら下がっている、いわゆる「のどちんこ」です(失礼しました)。ここに息を当てると非常によく震えますよ。

とにかく!!!!
大切なことは「唇と舌が関与しないふるえ音」だということです。
もう一度言います。
「舌は使わないでください」

今日覚えたい文法

 「おもしろい本」

「おもしろい」という形容詞はいろいろなフランス語で表現されます。

おもしろい笑えるような
drôle, marrant, rigolo あたりが適切でしょうね。
J'ai lu un livre drôle.
たっぷり笑えたのでしょう。

おもしろい心ワクワク踊るような
ワクワクする瞬間が数多く含まれていの場合は amusant でしょうね。
J'ai lu un livre amusant.
心が踊ったシーンが目に浮かぶようです。

おもしろい
「ほー」と感心する
間違いなく intéressant ですね。
J'ai lu un livre intéressant.
興味を惹かれて、その本の虜になったことが想像できます。

おもしろい理解するのが難しい、不思議な
J'ai lu un curieux livre.
「う〜ん」とうなっているシーンが浮かびます。

訳語は1対1ではないのです。
そこが言葉の「おもしろい」ところですね。