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今日覚えたい発音

「連続3子音禁止のルール」の続き


昨日じゃなかった7月13日に「続きは明日」って書いていたのですね。すっかり忘れていました。
こんな風に記事が終わっていました。

↓↓↓↓↓

今度は parce que を発音してみてください。
実はほとんどのネイティブは3文字目の r を完全に飛ばして発音する傾向にあるのです。そう、結果的には2音節になるのです。
pas-que という感じです。
---

わたしは主に「音から」フランス語を覚えたので、今でも書く時に音と綴りの乖離に悩まされ、一瞬 r を書き落としそうになります。

実際には極端にゆっくり丁寧に話す時以外は、ネイティブは pas-que と発音しているようです。


なぜなのでしょう?
わたしはこう考えます。


「流音」と言う考え方が存在します(最近ではあまり使われない用語のようです)。
日本語の「ラ行」やフランス語では [r] [l] がこれに当たります。


この流音が不思議な動きをするのです。
連続して3子音が続きそうになったり語末に置かれると、スルリと手をすり抜けていなくなってしまうことがよくあるのです。

理由は「発音しなくてもわかるから」でしょうね。


paRce que と「正しく」発音すると3音節になり手間がかかります。
[r] を発音して次の [s] を子音だけで発音しようとすると [rsk] と3子音が続いてしまい「連続3子音禁止のルール」に抵触してしまうために、ce の部分で休憩(すなわち音節を作る)必要が出てきてしまいます。par-ce-que のなるわけです。

一方 pas-que と発音することで2音節になり手間が一つ減るし、pas で始まる接続詞や接続表現は存在しないので、間違えて理解されることはないのです。


同じ理由で quatre autre などの最後の [r] も発音されない現象が度々見られます。


先日話題に出た quatre-quarts「kat.kar] と発音されるのがこの現象にあたります。


peut-être に至っては p'tet のように聞こえることもあるので、フランス語は「省エネ」がお好きなようです。


まあ日本語の「植える」と言う動詞も「省エネ」の結果、わ行の「ゑる ≒ ウェル」であったものが「ウエル」になったのです。
日本語も人のことは言えません。


IL prend IL croitIL plait なども、おそらく同じ理由で [l] が落ちてしまう事が多いのでしょうね。
(理由は違うかもしれないけれど、現象としては存在します)


念の為に申しておきますが、3子音連続や4子音連続がないと言っているのではありません。

stressé はどうやっても連続を避けることはできませんし、子音が連続していることだけを考えれば expliquer [eksplike] は4子音連続です。ただしちょうど真ん中で割って、それぞれ左右の母音と音節を作るので特に問題は生じないのです。


Nous somMes STRessés.
発音してみました。
わたしは「4子音連続」になってしまいます。

なんでだろう?
悩みはつきません。

今日覚えたい勉強方法

毎日10分〜15分


今日オススメする勉強方法はずばりこれです。

「毎日15分だけ、フランス語のことを考えて口に出してみる」


何だっていいのです。今日習った表現を思い出して口にしてみてください。大事なことはそのシーンに自分がいるかのような演技をしながら大きな声でいってみることです。
さらにその時に意味も考えてください。ついでに習った場面を思い出してみましょう。先生の表情でもいいですね。
それを数回でいいから繰り返してみるのです。

たったこれだけです。
ただ明日も同じことをするのです。
そして明後日も。

3日もすればその表現は「身についている」はずです。


次の日にはまた別の表現を思い出して、学習した(本で覚えたでもいいですよ)シーンを思い出しながら、演技をしながら大きな声で口にしてみてください。


わたしはこう考えます。
(ご存知のとおり、わたしは単なる語学屋なので経験に基づく「根拠」です)

「記憶」とはいろいろなものと結びつけると覚えやすいと思うのです。学生時代の「あの時先生があんな冗談言ってたよなあ」って感覚です。
意味+先生の表情+教科書のページ... いろいろなものが組み合わされると、記憶に定着しやすい気がします。


もう一点の大事なことは「演技」です。
Tu aurais pu me le prévenir. (言っておいてくれればよかったのに!)
こんな表現を習ってもいつ使いましょう?
言語の学習は「壮大な予習」なのです。ふさわしい場面に来た時にサッと懐からふさわしい表現を取り出すために、普段から準備をしておくと言うだけのことです。


お腹が空いた時に "J'ai faim." と言えるか?
謝りたい時に "Je suis sincèrement désolé." と言えるか?
相手の冗談のような発言が信じられない時に "Tu parles !" と言えるか?


たった10分〜15分です。
騙されたと思ってやってみてください。
決して騙しているわけでもありませんし、高価な壺や数珠を売りつけたりすることは決してありませんから、ご安心ください。

実はわたしは今でもこんな事を考えながら道を歩いていることがあり、ぶつかった人にフランス語で Pardon ! と言ってしまうこともあります。その瞬間には「フランスにいっちゃっている」のですね。

今日覚えたい勉強方法

語彙を増やそう!
(以前に書いた記事と重複します)


よく生徒さんに相談されるのです。
「語彙が少ないのですが、どうすればいいでしょうか?」


答えは一つです!

意識的に語彙は増やさなければ、自然に増えるものではありません。特にフランス語圏に住んでいない我々が普通に暮らしていて、耳や目に単語が飛び込んでくるなんてことは「皆無」なのです。ではどうするか?


無理やり語彙を覚えるしかないのです!
ではどんな語を覚えるか?

「自分が使う語、もしくは自分が出くわす場面で使われている語」ですね。


教科書には(表現は悪いですが)無難な語彙しか出てきませんね。無難と言ってもその中でも極めて頻度が高い語しかリストアップされていません。

グループレッスンで学習している以上そのコーナーを無視することはできませんが、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

「本当にその語彙は必要ですか」

(最低限の宿題はやって他の参加者の足を引っ張るようなことはしてはいけませんが)エネルギーを掛けて覚えたい単語は他にもあるはずです。


ギターが大好きなわたしは、表板、裏板、ネック、弦巻、指板... は言えるのですが、植物にはあまり興味がないので、花は10種類ぐらいしか言えません。ほぼ日本語とフランス語の語彙力は一緒のではないでしょうか。


記憶は興味と強く結びついていますね。
カタカナが苦手とおっしゃるマダムも韓流スターの名前はどんどん覚えられるし、ケーキの名前には詳しいのです。

興味の引き出しを増やすのも一つの手ですね。
そうすれば、いろいろな分野の語彙が増えるというわけです。


明日も「勉強法」の予定です。
たぶんね。

今日覚えたい語彙

瓶(ビン)une bouteille


水を1ビン買いましょう。
Je vais acheter une bouteille d'eau.


マスタードを1ビン買いましょう。
Je vais acheter une bouteille de moutarde.


ん???
何か変です。

辞書を引いてみましょう。


「新明解国語辞典(三省堂)」は「瓶(ビン)」をこう記述しています。

液体などを入れるための、口が狭くて細長い、ガラス製・陶製・金属製などの入れ物


Larousse Junior は bouteille をこう記述しています。

Récipient en verre ou en plastique, à goulot étroit, qui sert à contenir des liquides. Remplir une bouteille d’eau.
ガラスやプラスティック製で、口が狭く、液体を入れるための容器


ほぼ同じですね。
でも何かが違う...


ビンには「液体など」を入れることができ、bouteille には「liquide = 液体」を入れるのですね。

要するに、ビンには水やワインだけでなく、マスタードやハチミツやジャムなどの「半液体」のものも入れることができる一方、bouteille は水やワインの「液体」を入れるという用途に限定されます。


では、マスタードやハチミツやジャムなどの「半液体」のものも入れる容器はなんと呼ばれるのでしょう。

ズバリ un pot ですね。
un pot de moutarde
un pot de miel
un pot de confiture


今試しに une bouteille de moutarde をgoogle で引いてみましたが、

une bouteille de moutarde:約 35,100 件 
un pot de moutarde:約 395,000 件

自然な組み合わせは un pot de moutarde であることがわかります。


念のために他の組み合わせも試してみました。

une bouteille de miel:約 200,000 件
un pot de miel:約 818,000 件

une bouteille de confiture:約 67,800 件
un pot de confiture:約 896,000 件

やはり半液体は un pot に分があるようですね。

今日覚えたい語の使い方

1つの語なのに「正反対」


フランス語には不思議な動詞がいくつかあります。
一つの同じ動詞なのに、コンテクストによっては意味が「正反対」なのです。


[louer]

J'ai deux appartements, dont je pense louer un à quelqu'un de sûr.
マンションを2戸持っているので、1戸をしっかりした人に「貸そう」と考えています。

J'ai loué des DVD pour la fin de semaine.
週末にDVDを何枚か
「借りました」


あれっ?

「貸す」「借りる」って正反対の意味ですよね?
こんな不思議な語がフランス語にはいくつも存在するのです。
(少し考えたけど、日本語では思いつきませんでした)


[consulter]

Je ne me sens pas bien. Je vais consulter mon médecin.
なんだか調子が悪い。医者に「診察をしてもらおう」
(患者が医者を consulter する)

Mon médecin ne consulte pas le weekend.
お世話になっている医者は週末は「見て」くれない
(医者が患者を consulter する)


[apprendre]

J'apprends le français depuis 2 ans.
2年前からフランス語を
「習っている」

J'apprends le français à ma belle-sœur.
義理の姉にフランス語を
「教えている」


日本語にもこんな「動詞」はあるのかな?
探してみましょう。

外国語を学ぶとさらに母語にも興味がわいて、詳しくなりますよね。
それが「外国語を学ぶ」楽しみでもあり、効能でもあるのです。

今日覚えたい発音

「連続3子音禁止」ルール


正式なルールの名称は知りません。わたしは学者じゃないので、ルールの名前は現象や機能がわかりやすく伝わるものに勝手に変えます。

要するに、一般的なフランス語では「母音を伴わずに子音が連続して発音されるのは2個までで、3個めが続こうとすると一旦そこで休憩をする」という現象があるのです。


Qu'est-ce que c'est ?
声に出して発音してみてください。


何音節=いくつのリズムでしたか?

2音節で発音した方が多いのではないでしょうか。
「ケsk.セ?」というイメージです。

う〜ん、ルールに抵触しています。
検証してみましょう。


Qu'est [kɛ]
ce [sə]
que [kə]
c'est [sɛ]

Qu'est-ce que c'est ?
[kɛ.sə.kə.sɛ]


あいまい母音 [ə] は発音しないのがデフォルトなので、できる限り落とします。
[sə] [ə] は落としても [ɛ.sk] となり、左の音は [ɛ] なので「連続3子音禁止」ルールには抵触しません。
しかし [kə][ə] を発音しないと [kɛ.sksɛ] となり、子音3コ並ぶことになりルールに抵触していますね。


という訳で自然な発音は、
[kɛs.kø.sɛ] となり3音節なのです。


補足説明です。
あいまい母音 [ə] が音節を作る時には、少し強めにきっちり発音されて [ø] の母音に変わります。(ほぼ同じ音なので気にする必要はありません)


今度は parce que を発音してみてください。
文字を「読んでしまった」方は3音節、頭に「正解の音」がありそれを発音した方は2音節になったと思われます。

実はほとんどのネイティブは3文字目の r を完全に飛ばして発音する傾向にあるのです。そう、結果的には2音節になるのです。

pas-que という感じです。


なぜこんな現象が起こっているのでしょうか?

あっ、長くなってしまいました。
続きは明日です。

A suivre...

今日覚えたい発音

主語代名詞 IL / ELLE ってどう発音しているの?


聞き取りの練習などをしている時に、時々生徒さんに言われる言葉があります。

「そんな風に(録音は)言ってるの?言ってないって!聞こえないよ」


je とは少し状況は違います。
しっかりした母音を持たない je とは違い、il / elle の母音は [i] の音で始まるので、母音が消えたり変わったりすることは原則的にありません。

ただし、次のような場合には違った音で発音されることがあります。


1. ラフな場面での話し言葉で、子音で始まる動詞や代名詞が後ろに置かれている場合は、子音 [l] が発音されないことがあります。

Il part avec Yves ? = [i.pa.ra.ve.kiv] ← [il]ではない
Elle dine avec qui ? = [e.di.na.ve.ki]← [el] や [ɛl]ではない


2. le / la / lui / leur が後ろに置かれている場合は、il の L と le の L がくっついて、[l] が約二倍の長さで発音され伸びたりハネたりしているように聞こえることがあります。

Il le connait. [il.lə.kɔ.nɛ] ≒ 「イ.ッル.コ.ネ」
Elle l'a cassé [el.la.ka.se] ≒ 「エ.ッラ.キャ.セ」


3. 文法構造の主語としては必要だけど、
何も指していない「天気を伝える非人称の il」では全く発音されないことがあります。特に "il fait" の表現において見られる現象です。
提示表現 "il y a" の il も同様です。
言わなくてもわかるからでしょう。

Il fait beau. → Fait beau.
Il y a quelque chose. → Y'a que'que chose [ja.kɛk.ʃoz] ← quelque の [l] も落ちる


こんな発音を身につけてください、という意味でこの記事を書いていうわけではありません。
ネイティブはこんな風に発音しているので聞き取りに役立ちますと、という意図ですよ。お間違えのないように。

今日覚えたい発音

主語代名詞 JE ってどう発音しているの?


聞き取りの練習などをしている時に、時々生徒さんに言われる言葉があります。

「そんな風に(録音は)言ってるの?言ってないって!聞こえないよ」← こんなタメ口で言われることが多い、という話ではありません。

「???」

そんな難しいことを言っているわけではないのに、聞き取れないってこと、ありますよね。

特に文頭にある単語が聞き取れない!Je... って言っている場面なのに、そんな風に聞こえない。

それはそうです。そう「発音していない」のですから。


1人称単数形の主語代名詞 "je" は2種類の発音があるにもかかわらず、授業では片一方しか習わないのです。

je ≒ ジュ(仕方がないので、カタカナです)
ですね?

もう一方は何という発音なのでしょう。そんなのあるの?

je ≒ シュ(仕方がないので、カタカナです)


どこにもどんな教科書にも参考書にもこのような記述はありませんが、そうなのです!(キッパリ)
無声音で始まる動詞が(その他の語)続く時には、自然な速さで話せば「必ずそうなる」と言っても問題ないと思います。

je connais
je fais
je parle
je tiens
je te le donne


自然な速さで発音しているネイティブの発音を、先入観なくよく聞いてみてください。

「ʒ=ジュ」ではなく「ʃ=シュ」と発音していることに気づくはずです。


s で始まる動詞の場合はさらに注意が必要です。

je sais(シュ+セ=シェ
je (ne) sais pas ≒ シェ.パ

je
suis(シュ+suis =シュイ
je suis là ≒ シュイ.ラ


言語は「音」が先にありきでそれを文字化しているのであって、文字を読みながら発音しているのではありません。

頭に文字を浮かべて「書いて」しまっているから、聞き取れないのです。

「そう発言しているのです。ただし、みなさんが思い描いている(書いている)ように発音はしていません。」

最後にもう一度:
je ≒ 「シュ」または「ジュ」

このネタ何回目なあ。
まあ「とても大事なこと」なので、何回書いてもいいでしょう。

今日覚えたい表現

色が使われている表現を覚えましょう。


Qu'est-ce que tu lui as fait ? Ton frère est VERT DE RAGE.
怒り心頭である


Oh, là là, qu'est-ce qui t'arrive ? Tu es
ROUGE COMME UNE TOMATE.
(顔が)真っ赤である


Son père doit être malade, il est JAUNE COMME UN CITRON.
(顔が)黄色い


Je suis fier de ma compagne. C'est un vrai CORDON-BLEU.
料理上手である。


Ouah, là,
ÇA NE SENT PAS LA ROSE.

コ、変な匂いがする...


Je me suis mariée pour un copain. Mais bien sûr, c'est un MARIAGE BLANC.
偽装結婚


Mon oncle a un carac
tère particulier, Il VOIT TOUT EN NOIR.
何でも悲観的に捉える


日本語で探してみて比較をしてみると面白いかもしれませんね。

今日覚えたい文法

フランス語に訳してみましょう!

なんとなく昨日の続きです。

「パソコンを立ち上げて、この記事を書いています。」
En rentrant, j'ai allumé mon ordinateur, (---)

この続きをフランス語に訳してみましょう。


↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
↓↓↓↓↓

確認してみましょう。

一番多い文が、

et j'écris cet article.
でしょうね。


もちろん正解ですが、なんだか「芸がない」ですね(そんなものは要らん!という方もいらっしゃるでしょうが、何か「工夫」は欲しいですよね)。

昨日は忙しかったので、日付変更線を超える前にアップしなければという思いから、書いていた時は「必死」だったのです。

今まさにそれを「必死でやっている」と言う表現 "être en train de + 動詞の原形" が使えるシーンですね。

et je suis en train d'écrire cet article.


コンテクストが必要ですが、"pour + 動詞の原形" も使えます。

えっ、pour + 動詞の原形って「目的」を表す表現でしょ?

その通りですが、目的というものは得てして「次の行動」変わるものですよ。

時間を過去から未来方向に見れば「目的」ですが、未来から過去を眺めれたり俯瞰して眺めてみれば、「次の行動」に感じられることが少なくありません。

ただし多くの場合、時間の経過を表す ensuite などの副詞句が挿入されます。


Il faut changer de train à Toulouse pour ensuite prendre l'omnibus jusqu'à Rabastens.
トゥールーズで列車を乗り換えて、ラバスタンスまで各駅停車に乗ってください。

Je suis parti à la gare pour ensuite rejoindre mon amie au lieu de rendez-vous.
駅へ向かって、待ち合わせ場所で彼女と落ち合いました。


という訳で、

En rentrant, j'ai allumé mon ordinateur pour ensuite écrire cet article.
も可能です。


ンテクストがあれば、目的の表現も「時間経過」を伝える表現に変わるのです。

「訳」は一つではなく便宜的なものなのです。
ということは、無限に可能性を秘めているということですね。

今日覚えたい文法

フランス語に訳してみましょう!

「(家に)着いて・帰ってすぐに、パソコンを立ち上げました。」


前半部分を考えてください。
「(家に)着いて・帰って」は動詞 arriverrentrer を選んで使ってください。
後半は、j'ai allumé mon ordinateur. ということにしておいてください。

3分待ちます。


↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
↓↓↓↓↓

では一緒に考えていきましょう。

「〜するとすぐに」という部分をまずどんな風に表現しましょう?

まず浮かぶのは(浮かんで欲しい!)「dès que もしくは aussitôt que + 直説法」でしょうか。

主文の動詞が複合過去形で表現されている( j'ai allumé mon ordinateur )ので、ここも同じ過去の時間枠にある直前を表す「複合過去形」を使う必要があります。(本当はもっといいのがあるのですが、いつかその話は書く機会があると思います。半過去形や大過去形を用いることはできません)

Dès / Aussitôt que je suis arrivé(e) (à la maison / chez moi)
Dès / Aussitôt que je suis revenu(e) (à la maison / chez moi)


いいですねえ。
他に何かもっとシンプルな表現はないでしょうか。

dès / aussitôt que の後に「助動詞 être を使った動詞の複合形(複合過去形など)が置かれる場合主文と同一主語の時は「主語とêtre(の活用形)を省略することができます。

Dès / Aussitôt arrivé(e)
Dès / Aussitôt
rentré(e)


他には、tout de suite après que... などの表現は、不可能といい切ることはできません。ただしネイティブなら選択はしない表現でしょうね。ムダに長いし、après que を使おうものなら「世間に物議を醸してしまいます」←この話もいずれ


ちなみに arrivée / rentrée には名詞の用法もあるので、
Dès l'arrivée なんていう名詞を使ったシンプルな表現も可能でしょうね。


他にはないのでしょうか?

あることにはあるのですが、ここで便利だから厄介な例の「gérondif = ジェロンディフ」の登場です。

以前の記事を覚えていらっしゃいますか?

gérondif(en + 現在分詞)は、メインの動詞と(ザックリした意味で)同時期や同じ時の流れにいればいいのです。


家に帰り着くと言う行動と、パソコンを立ち上げるという行動は、なかなか「同時に」成立させづらいですよね。
従って、常識的に考えて「帰ったらすぐに」と解釈をされるのです。(言語の理解には、必ず「常識」と言うフィルターを通るです)


という訳で、

En arrivant / rentrant... もアリですね。


おわかりいただきたいことは、たかがこんな短い文でも文を作るとなると「これだけの量(これでもかなりの部分を端折っています)」の説明が必要になってきます。

一番勉強しづらいのが「日本語の文(章)をフランス語にする」ということですよね。

実はここだけの話ですが、大阪のle Ciel フランス語教室にはそんなことが得意な教師がひとりいるのです。
知ってました?

宣伝かいっ!!

今日覚えたいリスニング力向上方法

まずお断りです。
「すべての人にピッタリの、決まった学習方法なんて存在しません」

今から書く方法は「わたしが考える最上の方法」なのです。
経験と自信を持って書きますが、全くの個人的な考えなのです。ご理解ください。


何度も書いているように「たくさん聞いているのに話せるようにならない」というのはアタリマエですが、ではリスニング力を高めるには「何でもいいから聞けばいい」のでしょうか?

もちろん、フランス語を聞くことで「耳が退化」することはありません。無駄なことなんて何一つないと思いますが、ただリスニング力を高めたいと思っている方は「効果的に耳を進化」させたいのですよね。
時間は有限なので、「効果的な方法」で時間を使いましょう。耳を進化させましょう。

では何を聞けばいいのでしょう?


ズバリ「その会話の輪の中に入りたい」そんな内容やメンバーが話している会話を聞くのです。

興味が無いのに政治や経済の話をしているラジオ(やテレビ)を聞いても「ほぼ」意味がありません。時間も勿体ないですよね。
日本語で聞かないものを聞いてもねえ...

わたしだったら園芸家の会話は聞く気がしません。
日本語でも何を言っているか理解ができないので、フランス語で聞いても10秒であくびが出てしまうはずです。


人間の記憶は興味と結びついていると思うのです。
興味が持てる内容の会話を聞いてみてください。
少なくとも「時間のムダ」と感じることはないはずです。

「その会話の輪の中に入りたい」会話を聞いてみてください。
ただそれだけです。


可能であれば、自分が手が届きそうで届かないレベルの会話が理想ですね。

むやみやたらと「ラジオを聞いています」「RFI はいいですよ」と言う風潮が好きではないし理解ができないので、「個人的な見解」を述べてみました。

今日覚えたい文法

未来の場面と depuis


昨日の記事をこんな言葉で締めくくりました。

要するに、過去(=それ以前)のある時点から「マークを付けた時点まで」の継続を表すことができればいいのです。


「マークを付けた時点まで」を「今」と考えれば、過去から今への継続を表すことができるし、「過去の一時点」と考えれば、「その以前からその時点に至るまでずっと〜である」と言えてしまうのでしたね。


現在、過去と来たら、未来には使えないのでしょうか?

もちろん使えますよ!


Le 15 aout ? Oui, je serai à Paris depuis 2-3 jours.
8月15日?2-3日前からパリに居るよ。

8月15日にマークを付けて、数日前からのその時点まで「パリに居る」という状況の継続


Le 1er aout ? Moi, je serai arrivé à Paris depuis une semaine, donc je viendrai te chercher à Roissy.
8月1日?パリには一週間前に着いているから、空港まで迎えに行くよ。

8月1日にマークを付けて、1週間前からのその時点まで「到着してしまっている=パリにずっといる」という状況の継続


Ce soir à huit heures, le film sera certainement commencé depuis 10-15 minutes.
今夜8時には、映画は10−15分前から始まってしまっているよねえ。

今夜8時にマークを付けて、10−15分前からのその時点まで「映画が始まっている」という状況の継続


最後に昨日と同じことを書いておきます。

depuisは過去(=それ以前)のある時点から「マークを付けた時点まで」の継続を表すことができればいいのです。


辞書に書いてあることは「基本的なこと」で、それが全てではありません。
「信頼するに足る(← ここ大事です)ネイティブや教師」に確認をしてみると、思っているよりも幅広くいろんな表現が使われていることに気づきます。

ただ辞書に書いてあるからと言って、その表現が「一般的である」ということもできないし、「正しい」とも限らないのです。

「ロベール仏和大辞典」には manger son déjeuner と言う表現が載っていますが「言えない」表現ですからね。
(何か特殊な場面では言える可能性がないとは言い切れないですが、お目にかかったことはありません)

今日覚えたい文法

過去の場面と depuis


多くの初級文法書(いや中級文法書もですね)や辞書を見ても、depuis の例文は現在形や複合過去形と使われているものばかりです。


「プチ・ロワイヤル仏和辞典の例文」
Nous sommes à Paris depuis le 15 mai.
Je ne l'ai pas vu depuis son mariage.


「le Petit Robert の例文」
Depuis quand êtes-vous là ?
On vous cherche depuis dix minutes.


すべての例文が「今」に言及していますね。

5月15日から「今に至るまで」パリにいる
彼には結婚以来「今に至るまで」会っていない
いつから「今に至るまで」ここにいるのですか
10分前から「今に至るまで」あなたを探してますよ


わたしの記事を頻繁に読んでくださっている方は、なんとなく先が見えてきたかもしれないですね。

そうなのです!
過去の一時点にマークを付けてやれば、「その以前からその時点に至るまでずっと〜である」と言えてしまうのです。


L'année dernière à Noël ? Oui, j'étais à Paris depuis 2-3 jours.
去年のクリスマスねえ。もう2−3日前からパリにいたよ。


Le 1er mai, je n'étais pas chez moi. J'étais déjà parti en vacances depuis une semaine.
5月1日はウチにいませんでしたよ。1週間前からバカンスに出ていました。


要するに、過去(=それ以前)のある時点から「マークを付けた時点まで」の継続を表すことができればいいのです。


ということは... ?
続きは明日です。

A suivre...

今日覚えたい文法

条件法(単純形=現在形)実践編


場面1
ショッピングに行って、「どっちのスカートがいいかなあ?」と買い物に付き合ってくれているお友達に「確認」する時。

Tu choisirais laquelle ? La rouge ou la noire ?
Qu'est-ce que tu choisirais, ça ou ça ?

どっちがいい?

お友達は買わないので「仮定の話」ですよね。
「条件法」しか使えません。


場面2:
友だちがケチャップをかけてフライドポテトを食べているのを見て一言

Je mettrais plutôt de la moutarde. Ça serait meilleur.
「ぼくだったら」マスタードを付けてたべるなあ。「そっちの方が」美味しいのに。

食べるのはぼくじゃないから条件法しか使えません。


場面3:
フランスに詳しい友達に旅行の行程の相談をする時。行くのは彼氏と二人きり。

Pour aller de Roissy à Paris, il y a plusieurs moyens de transport...
- Moi, je prends toujours le R.E.R-B. Mais toi, puisque vous êtes deux, ce serait plus facile en taxi.

空港からパリまでは、いくつも行き方があるよね。
- ぼくはいつも電車だけれど、そっちは二人なんだからタクシーの用が楽じゃないかな。

事実を表すのに使われる時制は「直説法現在形」なので il y a、je prends、vous êtes と活用しますが、提案という「わたしがしない移動」に対しては ce serait bien と「条件法単純形」が使われます。



授業で習う:
「Si 半過去」と共に使われて、「反実仮想(事実とは反対のことを思い浮かべること)」を表す

これらのことは忘れましょう!!



パラレルワールドで遊んでみる。
そんなイメージですね。

今日覚えたい表現

se débrouiller vs baragouiner


どちらもフランス語を話している人に対して(se débouiller については違う場面でも使えますが)、その人が使っているフランス語を「評価」する時に使う表現です。

Il parle bien français elle parle mal français.
以外にどんな表現があるのでしょう?


そんな時に積極的に使いたいのが今日の表現 se débruoiller baragouiner ですね。


ただどちらの表現もあまりお馴染みでないかもしれませんが、ネイティブの中では極めて自然な「話し言葉」のフランス語です。
どちらもフランス語を使っている人に向けた「評価・判断」の表現ですが、全くイメージが違います。


上手に話している人には、

Il se débrouille (bien) en français.
結構うまくフランス語でコミュニケーションを取っているよね。


いつもの?Larousse Junior ではこんな定義です。

se débrouiller: Trouver le moyen de sortir d’une situation difficile. (難しい場面から抜け出す術を見つける)

そう、術を見つけると言うことは「ちゃんとできる」のです。
「それなりになんとかちゃんと話せる」感じでしょうか。


なかなかうまくならずあまり何を言っているかわからない人や、(母語であっても)説明が下手な人に対しては、

フランス語が外国語の人に対しては
Elle baragouine en français.

フランス語が母語の人には
Elle baragouine même en français.


Larousse Junior ではこんな定義です。

(Mot familier)
Parler très mal une langue étrangère ou s’exprimer de façon incompréhensible

ここでは incompréhensible なので「理解ができない」のですね。


一日でも早く baragouiner の段階を抜けて se débrouiller を目指しましょう。

重要なのは「言いたいことがいいたいように理解をしてもらえる」ことですよね。
結構ココ大事だと思うのです。

今日おぼえたい文法

「ちょっぴり条件法を使ってみよう」


誰かが「あっ、それってワタシができるかも」と少し可能性がありそうなことを言った時

「来週のパーティーに来られたら来るよ」という可能性を匂わせた時

「可能性があるにはあるけれど確実ではない時」に使いたいのが「条件法単純形=現在形」です。


口に出したい表現が

Ce serait bien.
Ça serait bien. ですね。


実は前提の表現も
Je pourrais le faire.
Je viendrais si possible.

と条件法が使われているはずなのです。
それに乗っかって条件を重ねればいいだけなのです。


そうココで覚えておきたいのは
「条件提示は必ずしも "si 半過去" だけれされるものではない」ということです。

「確実ではないけれど可能性はある」という事が場面の中で明らかになった時にはこういいましょう。


Ce serait bien !
≒ Ce serait pas mal !


来週できたら持ってきてあげるよ
Ce serait gentil, merci !


来週のレッスンにキッシュでも焼いてこようかな。
Ça serait sympa. Nos élèves seraient tous contents.

応用は無限です。

今日覚えたい文法

étudiant, maison, tendance
これらのごの「共通項」は何でしょう?


相変わらず質問が唐突で申し訳ありません。

共通項は、
「もともとは名詞だけれど、形容詞でも頻繁に用いられる」
です。


どういうこと?

étudiant はもちろん「大学生」という意味ですが、こんな風に使われることもあるのです。

Je partage un appartement avec une amie dans un quartier très étudiant.
学生街で友人とマンションをシェアーしている。


très が付くということは、この文においては étudiant は「形容詞として機能している」ことがわかりますね。
「とても学生街らしい学生街」と言ったニュアンスでしょうか。


En dessert, nous avons plusieurs tartes maison.
デザートには数種類の自家製タルトをご用意しています。


maison もレストランなどで頻繁に目にしたり耳にしたりする「形容詞」ですね。殆どの場合、名詞由来の形容詞は不変化で用いられます。


Le corail est une couleur tendance cette année.
珊瑚色は今年の流行色です。

「色」という名詞に後置修飾の形容詞として tendance を使用した例です。


わたしはこう考えます。

名詞について「話し手と聞き手の窮通認識」があれば、名詞を形容詞として使うことができるように思います。
共通認識がなければ、文法的に正しくても「なんのことだかわからない」というのが、言語に共通して言えることですね。


形容詞がなければ「形容詞的」に名詞を使ってしまえばいいのです。


京都らしいカフェを探している。
Je cherche un café très kyoto.


(ドラえもんの)ジャイアンっぽい振る舞いだなあ。
C'est un comportement très "Jaian".


ここ数年阪急電車の車内広告で頻繁に見かける「京都なお店」というのは、機能としては間違いなく「形容詞」ですよね。
(「な」で終わっているから連体詞でしょ、というツッコミはなしです)

今日覚えたい表現

Ça ne m'étonne pas (de 人)

そんなことだと思った。
まあ、想定内だね。
当然じゃない?


うまく訳すのは難しいですね。
「驚くことではありません」
ではなんだか芸がないし。


いつも忘れ物が多い人が、大事な書類を持ってくるのを忘れた時には、

Ah, j'ai oublié d'apporter le document.
- Ça ne m'étonne pas
de toi.


空港からパリ市内までの高速地下鉄を2024年のオリンピックに向けて準備をしていたけれど、早々と「間に合わない」と白旗を上げたフランスに対して、

Ça ne m'étonne pas du tout. Ça c'est très français.


Ça m'étonne !という表現もよく耳にしますね。
これは「おかしいね、それは変だよ」という事態に対する「本気の驚き」を表現します。


(いつも定時に来る人が来ていない事実を知って)
Il n'est pas encore là ? Et il ne nous a même pas téléphoné ?
- Ça m'étonne ! Il a dû lui arriver quelque chose...

まだ来てなくて、電話もないって?
- おかしいねえ!何かあったんだじゃないかな。


これを条件法にすると、違ったニュアンスで使うことができます。明日書く予定です。

忘れていなければね。

今日覚えたい表現

mettre du beurre dans les épinards

「ホウレンソウの中にバターを入れる?」

こんな表現があるのです。意味を想像してみましょう。
まず、当たらないと思います。
ぼくも聞いた時には「???」でした。


正解は
「生活が(すこし)楽になる、豊かになる」


J'ai décidé de travailler aussi le weekend pour mettre du beurre dans les épinards.
生活のレベルをあげようと、週末も仕事をすることにしました。


Merci pour ta proposition. Oui, je l'accepte avec plaisir. Cela met du beurre dans les épinards.
ご提案ありがとう。喜んでお受けいたします。少しは生活が楽になります。


バターが入っていないホウレンソウというのは味気なくてあまり美味しくないですよね。そこに味を豊かにするバターを投入すれば、一段も二段も上の味になりますね。

バターは「豊かさ」の象徴なのです。

http://gourmandisesansfrontieres.fr/…/les-expressions-gast…/

J'ai aujourd'hui 3 cours du matin au soir. Oui, je travaille dimanche afin de mettre les beurre dans les épinards.

GOURMANDISESANSFRONTIERES.FR

今日覚えたい語の使い分け

partager vs piquer (voler)


partager という動詞は何度も登場していますね。「共有・(仲良く)分配」を意味するおなじみの動詞です。
その時には「同意の前置詞(今作りました)」avec が使われます。


Je partage un appartement avec un ami.
友達と一緒に住んでいる。

もちろん一緒に住んでいる友人はマンションのシェアーに同意しているわけです。


Dis, tu ne veux pas partager ce gros gâteau avec nous ?
ねえ、このケーキ一緒に食べましょうよ...


読者に方に時々聞かれるのは、
Je peux partager ton article avec mes amis ?
記事をシェアーしていい?


もちろんどうぞ!
「許可の前置詞」ですね。

一緒に食べることや記事を友人たちと読むことの(=共有=分配)許可を得ようとしているわけですね。


J'ai piqué l'iPad à mon frère.
兄のiPad を勝手に(許可なく)使っている。


piquer という動詞は「不許可で〜を奪う、取る」を意味します。


On m'a piqué mon passeport.
パスポートを盗まれた。


piquer (≒ voler)は「奪う」ので許可を取ることなんて考えられないですよね。「〜をターゲットとして」奪っていくので、対象を表す前置詞 à が選択されるのは当然です。


J'ai piqué un appartement à un ami.
犯罪です!


Il a partagé mon idée avec ses lecteurs sur sa page de FB.
であればよかったのですが、


IL m'a piqué mon idée !
犯罪です!!


みんなと仲良くしたいと思いますが、無理なこともあるようです。

「フランス語のとびら」の読んでくださっている方はなんのことかわからないかもしれませんが、ご了承ください。
わたしの個人ページの記事をお読みいただければ、今日のネタの話が少しわかっていただけると思います。

言葉は「道具」であって「武器」ではありません。
仲良くするために身に着けたいと思いますが、戦うためならそんなものは持たないほうがマシです。いますぐそんな「武器」は捨ててください。

↑↑↑
すいません、わからないことを書いて。

今日覚えたい文法

暑いので、
アイスを食べた
クーラーを付けた
髪を切った

Comme il fait très chaud,
Il fait tellement chaud que

の後に上の日本語をフランス語に訳して続けてください。


毎日お読みいただいている人ならわかるともいますが、何か「裏」があるのです。素直に作文をして終わらないですよ。

「わたし」「アイス」「食べる」の関係
「わたし」「クーラー」「付ける」の関係
「わたし」「髪」「切る」の関係

5分待ちます。


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では一緒に見ていきましょう。

アイスを食べた
わたしは誰の力も借りずに「自力でアイスを食べることができます」よね。

という訳で、特に工夫入りません。あえて言えば、アイスクリームに付く冠詞は de la であることに注意をする事くらいでしょう。

j'ai mangé de la glace.


クーラーを付けた
これは2種類の答えが考えられます。
1. 設置済みのクーラーの「スイッチを入れた」
2. 我慢ができないので、大枚をはたいてクーラーを付けてもらった。

1. の方は「アイスを食べた」と同じで、スイッチを入れるだけで行為が完結してしまいます。

j'ai allumé le climatiseur.
j'ai mis le climatiseur en marche.

ですね。

2. の方は大きく事情が違います。
一部の例外を除いて、自力でクーラーを設置することは不可能です。少なくともわたしはできません。
ということは、第三者(工事業者)にお世話にならざるを得ないですよね。
そんな時には、第三者の関与を匂わせる「使役構文 faire + 動詞の原形」が使われます。
特に「誰によって」を伝える必要がなければ、クッションの
faire を挟むだけで十分なのです。

場面がないから冠詞は不定冠詞・定冠詞のどちらでも問題がないことにしておきますが、できれば「どこに」を付けるほうが表現から「映像」が見えますね。

J'ai fait installer un / le climatiseur (dans le salon).


・髪を切った
これも同じくなかなか自分で髪を切るのは難しいので「第三者」の関与が必要ですし、髪は自分の体の一部なので、「わたしに対して」というより強い「体への関与や影響」を表現したくなるようです。この場合は代名動詞を使うのが一般的でしょうね。

je me suis fait couper les cheveux.
(me で自分に関係する行為だということが明らかなので、 mes cheveux にする必要はありません)

今日覚えたい発音

通じさせる発音とは?


数字"1〜13" の音に関する共通項はなんでしょう?

口に出してみればわかりますよ。
今座って「書き始めたそこのあなた!」声に出してみてください。

そう「一音節」なのです。
ということは、母音が一個しかないということです。


音節って?
母音の数がリズムの数なのですね。
この概念を「音節」と呼びますよ。

手を叩きながら「1-2-3-4-5...」と言ってみてください。
どこかでリズムが狂ったら、その数字の発音の音節数が間違っている(=増えてしまっている)可能性が高いのです。


4(quatre)と言った時にリズムが狂う可能性が高いですね。
最後の [r] の後に母音が付いてしまうことが多いようです。
最初で最後の母音は [a] なので「カtr」や「キャtr」のイメージでの発音なのですが、日本人の耳には英単語の猫 cat に近く聞こえるでしょうね。

それでいいのです!


quatre-quarts [katrəkar] というお菓子はご存知ですか?
小麦粉、卵、バター、砂糖を同分量を混ぜて焼く、というシンプルな「パウンドケーキ」のことです。

試しに辞書を引いてみましょう
今 le Petit Robert を引いてみたら [kat(rə)kar] と書かれていました。図らずして援軍を得たようです。

[kat-kar] でいいのですね。


最後の r は無声音になり聞こえない可能性があるので、
(英語の猫)cat + キャー(r)
と言ったイメージになります。


[ka] で始まっていう2音節の数字は "14" と認識される可能性が高いですよ。

音節=リズムってとても大事なのです。
「音」だけ上手でも言語としての価値は余りありません。
音、リズム、高低、強弱... 音楽と同じですね。

RECETTES-BRETONNES.FR
Une recette de gâteau traditionnel de Bretagne : le quatre-quarts breton ! Découvrez aussi tous nos conseils pour réussir votre quatre-quarts et le…

今日覚えたい発音

vingt-deux
vingt-trois...

vingt は「本当は」最後の t は発音されているが多くの場合聞こえていない、という話でしたね。

しかし例外があるのです。
例外というより「そういうもの」です。


vingt-deux(20台の数字)... の最後の t は発音されるのですが、vingt を使っている数字はもうひとシリーズありますよね。


そう、80台の数字の話です。

quatre-vingt-un
quatre-vingt-deux
quatre-vingt-trois...

なんと衝撃の事実があります。


「80台のvingtの t は絶対に発音されません」
なんじゃそりゃ!

発音記号で書けばこんな風になります。

vingt-deux [vɛ̃t.dø]
quatre-vingt-deux
[ka.tʀø.vɛ̃.dø]

←[ka.tʀə.vɛ̃.dø]よりも実際の音に近いと思います。北フランスで早口で話すと[kat.vɛ̃.dø]となっていますね。


もう一個発音の話。

17 dix-sept はどう発音していますか?
[dis.sɛt] [di.sɛt]

まあ聴感的にはほとんど同じですが、早口で話しているフランス人は完全に1つ目の [s] を落としていますね。「落ちてしまっている」という方が正しいですね。

言い換えれば、[dis.sɛt] のほうが若干丁寧に聞こえますよ。
ほんの少しだけですが。


最後にもう一個

cent は「数字内では」リエゾンをしてはいけません。

cent-un [sɑ̃.ɛ̃̃] または [sɑ̃.œ̃] 
× [sɑ̃.nɛ̃̃] ×[sɑ̃.tɛ̃̃] 

cent-huit [sɑ̃.ɥit]
deux-cent-un
[dø.sɑ̃.ɛ̃̃]


参考:
deux cents z-ans [dø.sɑ̃.zɑ̃]

昨日思いついた野望です。

「関西フランス語音声教育研究会」を立ち上げたい!
まあ独り言です。

今日覚えたい単語

la canicule

ュース等でご存知かもしれませんが、今週フランスは「酷暑」なのです。めちゃめちゃ暑い、ってことですね。暑いを通り越して「熱い」でしょうね。
Parisで38−39度って、ありえない!(ありえているので騒いでいるわけですが)


「酷暑」って単語が la canicule です。

経験的にフランスの一般家庭で「冷房」設置の家庭は1%かな。
要するに「ほぼない」ってことです。
アパートでは壁をぶち抜かないといけないし、室外機を置く場所に苦労するし、景観を害する恐れがあるし。


もう一つ大きいのは「費用」の問題です。
クーラーがさほど普及していないフランスでは「競争原理」が働かないし、技術者がさほど多くないようなのです。
従ってある程度の広さにクーラーを一台設置するだけで20万円近くかかってしまうようです。

https://www.clim-reversible.fr/installation-climatisation/

しかも、
・毎年暑いとは限らない。
・暑いと言っても年に長くて2週間位
・フランスの全家庭には暖房は完備されている。

そりゃあ、普及はしないですよね。

CLIM-REVERSIBLE.FR
Quel est le prix installation climatisation ? Combien coûte la mise en service d'une clim ? Est-il obligatoire de faire appel à un professionnel agréé ?

今日覚えたい発音

vingt-deux


まず vingt という数字は、最後の t の音は発音されているのでしょうか?

[vɛ̃] なのか [vɛ̃t] なのか?


「相変わらずの愚問ですね。発音されていませんよ。だって先生や録音でそんな発音は聞いたことがないですから」

https://francaisdenosregions.com/20…/…/31/1010-vin-ou-vingt/


正解は「どちらもあり」です。
「標準フランス語」では一般的には発音されませんが、スイスやドイツ近くでは発音される傾向にあります。
わたしの身近にいるアルザス出身のフランス人(男)とスイス近くの町出身のフランス人(女)は、ふたりとも授業中に [t] の音を最後に付けないことに苦労をしているようです。

歴史的には [t] の音を付けて発音していたのでしょうね。
それがなくても理解されるということになり、発音しなくなっていった ... そんなところでしょうか。


vingt-deux
vingt-trois


え、でも聞こえません。

多くの場合聞こえないでしょうね。
次に続く一の位が子音で始まっている時にはそれに飲み込まれてしまって「(ほぼ)聞こえない」のです。


vingt-deux
の場合は「同化(子音の変化と思ってください)」が起こり、deux の前の [t] は[d] に変わり、 [vɛ̃d.dø] という発音になります。
ただ [dd]は言いにくいので、[d] 部分が少し伸びます。ほんの少し時間的に間が空きます。


vingt-trois以降も [t] の子音は発音されているのですが、ほぼ聞こえないでしょうね。
(ということは、発音しなくてもコミュニケーションに支障はないということです)


ただし、次が母音で始まる vingt-huit だけは [[vɛ̃.tɥit] [t] の音がはっきり聞こえます。


vingt-??? の [t] の音は発音されていますか?
 →ハイ
発音しなければいけませんか?
 →してもしなくても、どちらでも問題はありません。個人的にはしないほうが「自然」に聞こえます。

FRANCAISDENOSREGIONS.COM
La plupart des dictionnaires de grande consultation du français (le Littré, le Robert ou le Larousse, pour ne citer que ceux-ci), de même que le Dictionnaire de la prononciation française dans son …

今日覚えたい表現

du jour au lendemain
あっという間に、一夜にして


Mon supérieur a changé d'avis du jour au lendemain.
上司はあっという間に意見を変えた。


Cette jeune chanteuse est devenue célèbre du jour au lendemain.

この若手歌手は一夜にしてスターになった。


tout de site en peu de temps のようなニュアンスですが、この表現は実は頻繁に登場します。


Du jour au lendemain, ma vie est passé de l'ombre à la lumière.

あっという間に、人生に光が見えて変わった。


まず辞書で lendemain を引いてみてくださいね。

今日覚えたい文法

方角の言い方


パリはフランスの北にあります。
Paris est / se situe ( ) France.


( )に好きな表現を入れて、日本語に合うフランス語にしてください。

まずパリとフランスの「関係」を考えましょう。
同時に考えたいのは、パリとマルセイユの関係です。


パリはマルセイユの北にあります。

同じ語句を使っているけれど、何かが違いますね。
そう、「パリはフランスの中にあって、その北の方にある」一方で、パリはマルセイユの(当たり前でけど)外にあり、マルセイユから見たら北の方にあるわけですね。


その呼称の土地の中にある場合は dans を使うのが一般的な用法です。
方角を示す名詞はすべて男性名詞なので dans le nord となります。
方角としての北は「1コ」しかないので定冠詞が選ばれます。

ちなみに方角としての le sud / le nord / l'est / l'ouest 小文字で書くのがルールです。
le Nord と大文字で書けば「ノール県」のことだし、l'Est と書けば新しい地方 le Grance Est を想像させます。

フランスを北という方角に付けた単なる「タグやラベル」ではなく、ちゃんと土地として意識をしてそれの「北」と言っているので、フランス France にも定冠詞が必要です。


答えは、
Paris est dans le nord de la France. ですね。


パリはマルセイユの北にあります。
マルセイユから見たらパリは北の方にある訳ですから、当然 dans を使うことはできません。
その場合は基本の場所の前置詞 à を使い、

Paris est au nord de Marseille.
となります。


ただ去年お会いした Leïla Slimaniさん(prix Goncourt)は、パリの中の北東部のお話をされている時に au nord-est de Paris と言っていたので、絶対的な使い分けではないようですね。

今日覚えたい文法 

Je suis って?


「何をバカなことを聞くの?
être の現在形に決まっているでしょう!」
という声が聞こえてきそうです。

ではこれを訳してみてください。


1. Je suis japonais.
2. Je suis mon chien.


1. は言うまでもなく、第一回目のレッスンで習う自己紹介の表現ですよね。

Je suis japonais.
「わたしは日本人です」


2. こっちはどうでしょう。
1. と同じ動詞だとすれば、理解ができませんよね。

???「わたしは自分の犬です」???

ここで辞書を引いてみましょう。
(活用形から原形を探すって難しいですよねえ)

そうなのです。

suivre
という動詞の現在形でもあるのです。

je suis
tu suis
il suit
nous suivons
vous suivez
ils
suivent


意味は「追いかける、後を着いていく...」でしょうか。

自分の犬が散歩の時に先に行くから「ついていっている」
ワンちゃんが脱げだしちゃったから走って「追いかけている」


Je suis japonais. は 1. の解釈しかできません。
être を「主語 + 動詞 + 属詞(補語)」という構文で使う場合は多くの場合、限定辞(冠詞や所有形容詞)がつかないからです。


Je suis mon chien. は「犬を追いかける」としか解釈がされません。常識的に考えて「わたしが自分の犬である」という解釈はおかしいですが、それが主な理由ではありません。

mon chien という名詞句は限定辞(この場合は mon)が付いているので、完全に独立しているのです。
その場合は限定辞が付かない 1. の解釈はされずに、「主語 + 動詞 + 直接目的語」と理解されるのです。


では、
Je suis un Japonais qui travaille à Paris.
はどうでしょう?

(いつものように場面が必要ですが)
両方の解釈が可能です。

「わたしはパリで働いている日本人です」
「パリで働いている、とある日本人を追いかけています」


上に書いたように、être の後に「国籍や社会的地位」を表す名詞を置く時には「無冠詞」ですね。

続きのルールがあります。

形容詞や関係代名詞節などの追加の「説明」が加わると、限定辞を付ける必要がある(3人称は別です)


Etes-vous japonais ?
- Oui,
je suis un Japonais qui enseigne le français sur Osaka.

Je suis un Japonais qui travaille à Paris.


un Japonais は関係代名詞節が続くので、 un があっても être の「属詞」として理解することも可能ですし、 所有形容詞が付いているので名詞句としても独立していて、 suivre の「直接目的語」との解釈も可能です。

解釈を決めるのは「場面」です。

Ça va ? Vous me suivez ?
長〜い!

今日覚えたい文法

未来を表す「現在形と複合過去形」


12月の第2日曜日といえば、大好きなあのシンガーのライブがある日なのです。
同じ日に東京で「フランス語教育研究会」があるのです。

どっちに行こう...

と悩むまでもなく東京に行くのですが、参加したいイベントが重なったことを知ったぼくの反応は、

Le 8 décembre, je suis à Tokyo.
でした。


研究会の方は先に決まっていたのですが、ライブのお知らせを受け取ったのが先週末。
「12月8日(日)にライブ決定!」というチラシを見た瞬間に、脳内はその日に飛ぶわけです。その日の予定ってどうだったっけ...
ということは、脳内の「今」は12月な訳です。

「今=12月」は東京にいる、という事実の確認なので「直説法現在形」が使われるのは当然ですね。


別の話。
「8月20日にパリに行くんだけどいる?」という友人からのメールが届いた時のぼくの脳内の反応は以下のようなものでした。

20日かあ、日本に帰ってるな。チケットも取ったので変更ができない。

Le 20 aout...(この瞬間に「今」が20日になるのです)、je suis retourné au Japon.


20日が「今」になり、その時点で完了を表すのに使われる時制は… 「複合過去形」ですね。

しかもパリに居る自分の姿を思い浮かべているので、「今いる場所からかつていた場所に現地点を離れて戻る」を伝える retourner が使えてしまうのです。



ただ友人にはその心の動きは理解ができないので、

Je suis reparti de Paris.
Je suis rentré au Japon.

と伝えるのです。


今から見たら8月や12月は「未来」ですが、その瞬間に意識を持っていけば「未来」も「今=現在」に変わりますね。

「複合過去形」は形からの命名で、「現在完了形」は機能からの命名です。
命名者のセンスの悪さが、学習者を混乱に陥れている例です。

今日覚えたい文法

「一緒にいたかったなあ」

今日の夜、東京の「普通じゃない」某所でとても楽しそうなイベントがあるのです。

しかし残念ながら、関西に住んでいる身としては参加できないことが「決定してしまった」のです。

今晩(今この瞬間からは未来)のイベントに参加できないことが決定している場合は、日本語でも「行きたかったなあ」「完了」を意味する「かった」という語尾を用いますね。


同じ人間が扱う道具なので、フランス語も日本語も「同じ考え方」でいいのです。

できなかったしたかったなあ、という「過去の後悔」を伝えるには「条件法過去」を使うのでしたね。

「どうして未来のことなのに『条件法過去』をつかうの?」と悩んではいけないのです。なんたって日本語と同じですからね。


みんなと一緒にいる(肩を組んでいたり並んでいるイメージです)
Je suis avec vous.

みんなと共にいる(和の中にいるイメージです)
Je suis parmi vous.


みんなと一緒にいたいなあ(肩を組んでいたり並んでいるイメージです)
Je voudrais être avec vous.

みんなと共にいたいなあ(和の中にいるイメージです)
Je voudrais être parmi vous.


最後に、ここで使われている動詞 vouloir を「条件法過去=完了形」に変えてみましょう。

みんなと一緒にいたかったなあ(肩を組んでいたり並んでいるイメージです)
J'aurais voulu être avec vous.

みんなと共にいたかったなあ(和の中にいるイメージです)
J'aurais voulu être parmi vous.


「条件法過去」はかならずしも過去のことに言及するときだけに使われるわけではありません。
未来において『なされなかった(予定)事柄」に使うことができるというお話でした。

今日覚えたい文法(語の使い分け)

フランス語にしてみてください。
「好きな料理はなに?」
「好きなフランス料理はなに?」


↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
↓↓↓↓↓

後1分待ちます。

できましたか?


まず確認です。
今考える前に「座りませんでしたか?」もしくは「ペンを持ったりノートを開いたりしませんでしたか?」

えっと、話せるようになりたい方は、まず「口頭」で文を作る訓練(要するに書かない)をしてください。
書けるようになりたい方は、まず「文字」で文を作る訓練(要するに言う必要はない)をしてください。


もう一つ確認です。

「好きな料理はなに?」
「好きなフランス料理はなに?」
それぞれの質問の意図、すなわち「どういう答えがほしいのか」ということは考えましたか?


特に「好きな料理はなに?」には注意が必要です。

フランス料理(la cuisine française)です。
鴨のコンフィ(le confit de canard)です。

どちらの答えを想定した質問ですか?
当たり前ですが、質問するということにはそこには「意図や目的」言い換えれば「欲しいタイプの答え」があるはずなのです。


フランス料理、日本料理、スペイン料理、アルザス料理... これらのカテゴリーを表す語は la cuisine ですね。

従って、
Quel est ta / votre CUISINE préférée ?
- C'est la cuisine française.

が一つの答えです。
構文は違えども、cuisine という語を使う必要がありますよ。


一方、「好きなフランス料理はなに?」の方は核になる語が違います。

le confit de canard、le cassoulet... という「一品」というカテゴリーを表す語は le plat ですね。

従って、
Quel est ton / votre plat français préféré ?
- C'est la bouchée à la reine.

となります。


「今日のメインの料理」ももちろん le plat du jour ですよね。
料理はいつも la cuisine ではないのです。

くどいですが、辞書にはこのあたりのことは当然ながら書かれていますよ。

皆さん辞書を活用しましょうね。
(自分にも頻繁に言い聞かせています)

今日覚えたい文法

pleurer vs pleuvoir


私達日本人とっては pleurer pleuvoir は「そっくりな動詞」ですが、ネイティブにとっては「全く違うもの」ですよ。


まず pleurer 「(〜が)泣く」ということを表す動詞です。
主語には「人」が置かれ、動詞の活用は何の問題もない「第一群規則動詞」ですね。
また動詞としての使い方は多くの場合は「自動詞」です。(pleurer des larmes de joie と言った「他動詞」としての用法あります)

訳語にも大したバリエーションはありません。

「泣く」です。


一方 pleuvoir 「雨が降る」ということを表す動詞ですね。
天気天候の表現に使われる非人称主語 il が、(ほぼ)必ず主語には置かれます。(一部の話し言葉の表現ではこの限りではありません)

動詞の活用は多少ややこしいですね。

Il pleut(直説法現在形)
Il pleuvait(半過去形)
Il pleuvra(単純未来形)
Il pleuvrait(条件法単純形)
Il a plu(複合過去形)
Il avait plu(大過去形) 
Il aura plu(前未来形)
Il aurait plu(条件法複合形)


単純形の時の語幹は pleu で、直説法現在形以外の語幹は pleuv ということもできそうです。

実は間違えやすいのは pleurer ではないのです。


「過去分詞は plu」
pleuvoir のものか plaire のものか?

自動詞(他に何の要素も必要としない)と(間接)他動詞 (「à + 人」が必ず必要)との違いです。


Il a plu toute la soirée.
夜ずっと雨が降った。

(コンテクストがあれば言えるはずです)

Il m'a plu toute la soirée.
夜ずっと彼が素敵だと思っていた。

「こうだ!」とあまり決めちゃうと他のものが見えなくなってしまいますね。

たかが "me" ですが、構造が大きく変わるので意味が変わってしまう一つの例です。

今日覚えたい文法

仏検の試験が中止になりました。

当たり前のことを書きます。

過去の変化・出来事・事件を伝えるには「複合過去形」が選択されます。


もちろん、多くの場合状態を伝えるのに使われる être でも同じですよ。
目にする頻度が高いので、なんとなく「être は半過去型」だと決めていませんか?


仏検の試験が中止になりました。
Les examens du DAPF ont été annulés cet après-midi.


仕方なく、その場を離れました。
その場を離れざるを得ませんでした。
J’ai été obligé de quitter le lieu.



(今回はそうではないようですが)諸事情により中止ではなく「延期」されることもありますね。
そういう場合は「延期される」という状況がテストの当日まで継続されるので、今現在の状況を伝える「直説法現在形」が適切ですね。
「延期される」「être reporté / remis / repoussé à 日程」という表現がいいでしょう。


コンサートは9月10日に延期になりました。
Le concert est reporté / remis / repoussé au 10 septembre.



どちらにしても、「受動態」が使われるにはそれなりの場面や理由が必要です。
能動態と受動態は単に「書き換えの練習問題」のために存在するのではありません。

テストやコンサートが話題になっていて「それがどうなるのか?」ということを伝えるから、主語には「話題になっている名詞」が自然に選択され動詞は「受動態」になるのです。

「あまり見かけないから」という根拠のない自信から作られるルールではなく、必要な場面では「être の複合過去形」「受動態」を遠慮せずに使ってくださいね。

今日覚えたいイントネーション

発言をする時にはいろんなコトを同時に考えないといけないですよね。

動詞の活用、前置詞の有無、冠詞の有無、それぞれの語の発音、イントネーション...

話すって大変です。

「文の最後を上げるか下げるか?」
これも正しく発言者の意図を伝えるには重要なポイントなのですが、「上げても下げてもニュートラルでも何でもいい」という条件があるのです。


何でもいい、って嬉しいですよね。
考えることが一つでも減ると楽と感じるはずです。

その条件とは?

「発言している文が『文法的に疑問文であることが明らか』な場合です」


Est-ce que 主語 + 動詞... というOui / Non 疑問文の場合
Quand est-ce que、Où est-ce que、Qui est-ce que... という構造上問題がない疑問文の場合
Tu t'appelles comment ? Tu ne viens pas pourquoi ?... という文法的には微妙だが疑問詞があるので疑問文であると理解される場合


Est-ce que tu viens à la fête demain ?
Est-ce que tu viens à la fête demain ?


Qu'est-ce c'est ? 
Qu'est-ce c'est ?


Quand est-ce que tu vas partir en vacances cet été ?
Quand est-ce que tu vas partir en vacances cet été ?


Tu t'appelles comment ?
Tu t'appelles comment ?


今日の記事の結論は珍しく「何でもいい、どっちでもいい」です。
普段は「こうです、こうでなければいけません」と言っているので、こんな日があってもいいかと。

特別講座の開講状況

 夏学期前の1回完結特別講座ですが、おかげ様で2日間 6講座とも
開講が正式に決定 いたしました!!
お申込みありがとうございました。

まだお席はありますので、引き続きお申込み承っております。
受講料の 早割は 6/26(水)まで ですので、お早めに〜


6月29日(土)

 1・10時30分~12時    時間の前置詞をまとめよう

 2・12時50分~14時20分   未来を語ろう

 3・14時30分~16時    ジェロンディフを使いこなそう

6月30日(日)

 1・10時30分~12時    上手に聞こえるように話そう(発音編)

 2・12時50分~14時20分   上手に聞こえるように話そう(文法編)

 3・14時30分~16時    接続法を使ってみよう

 授業料:1講座 3,700円(90分)

       6月26日(水)までのご入金は 3,240円 になります。

ぜひお早めにお申込みくださいね。

好評の1回完結特別講座です!

6月末の土日で特別講座を開催いたします。

文法と発音のスペシャリスト・Junの1回完結シリーズをぜひご体験ください。




6月29日(土)

 1・10時30分〜12時    時間の前置詞をまとめよう

  「3年間フランス語を勉強しています」は depuis が使われ、「3年フランス語を勉強していました」は

   なぜ pendant なの?

   ○ Mon père a appris le français en 5 ans.

   ✗ Mon père a étudié le français pendant 5 ans. ってなんで?

   時の前置詞の謎解きをしせんか? 実はわかりやすいルールで使われていることに気づくはずです。

 2・12時50分〜14時20分  未来を語ろう

   未来を語るのに使われる動詞の形は4つありますが、その中でも便利なのが前未来形なのです。

   難しくはありません。

  「9時だったら帰っているよ」って自然な日本語ですよね。普段遣いのフランス語ですよ。

 3・14時30分〜16時    ジェロンディフを使いこなそう

   nous の現在形の活用を少し変えると簡単に現在分詞ができますが、余り利用価値がないと

   思っている方も多いのでは?

   その前に en をつければさまざまなシーンで使えるジェロンディフができます。

   アーミーナイフのように便利で簡単な道具を一緒に手に入れませんか?


6月30日(日)

 1・10時30分〜12時   上手に聞こえるように話そう(発音編)

   個々の発音ばかりに気を使っていても、全体のリズムが美しくなければ伝わらない事も多いのです。

   母音や子音ではなく、もっと音楽的な部分(高低、強弱、リズム...)を意識すると、

   同じ発音でも通じやすくなるのです。

 2・12時50分〜14時20分 上手に聞こえるように話そう(文法編)

   同じ事を伝える道具を複数個持ったり、必要以外の事をはさみながら会話をするという

   当たり前のこと訓練をしましょう。

   aller, être, faire... 同じ事を表現するのに使われる動詞です。

 3・14時30分〜16時   接続法を使ってみよう

   「接続法はフランス語で最も難しい」とは誰が言ったのか? 恐れる必要は何もありません。

   活用も簡単、使用法も思っているほど複雑ではありませんよ。

   ややこしい時制の一致が存在しないのもポイントです。




 授業料:1講座 3,700(90分)

     626日(水)までのご入金で 早割価格 3,240円
    


ぜひお早めにお申込みください。

夏学期のカリキュラムができました!

 7月1日(月)より始まります 夏学期 のカリキュラムができました!

HPからもダウンロードしていただけますが、郵送をご希望の方はお気軽にお申し付けください。

クラス見学も 2クラスまで 無料 です。

春学期は6月24日(月)までやっておりますので、ぜひそれまでに一度ご体験ください。

また、今回から PayPay メルペイ を使った キャッシュレス決済もできるようになりました。



ぜひご利用ください。

今日覚えたい表現

「兄弟はいますか?」


まず、フランス語には「兄弟」という語はありません。

日本語で「兄弟はいますか?」と聞かれた場合、「はい、姉が一人」という答えることは可能ですね。

漢字が持つ本来の意味とは違い、「兄弟」は「兄弟姉妹」を意味することが多いのです。(漢字だけを見ていると???ですね)

フランス語では事情が違います。


Vous avez des frères ?
✕ - Oui, j'ai une sœur
.
○ - Non, mais j'ai une sœur.

だったら可能です。
ということは、frère は男兄弟sœur は女姉妹しか表せないのです。


だからといって、
Vous avez des frères et vous avez des sœurs ?
とこんな面倒くさい質問をしないといけないのでしょうか?


実はいい解決方法があるのです。
ネイティブも気づいたんでしょうね。
「兄弟(姉妹)」を伝える単語なない、って。

実際にはこうなることが多いです。

Vous avez des frères et sœurs ?
(et でくっつけてしまいました)


Vous avez des frères et sœurs ?

- Oui, j'ai un frère et une sœur.
- Oui, j'ai une sœur.
- Non, je n'ai ni frère ni sœur. Je suis enfant unique.

Vous avez des frères et sœurs ?


詳しく調べたわけではありませんが、読み方は2種類あるようです。少なくとも私は2種類耳にしました。

Vous avez des frères et sœurs ?
[frɛʀ.ze.sœʀ] ← [z] でリエゾン
[frɛ(e).ʀe.sœʀ] ←
[ʀ] でアンシェヌマン


フルーツと野菜も同時に扱われることが多いために、
un magasin de fruits et légumes
と同様の表現をよく見かけます。

こちらは実体験としては「必ず」
[fʀɥi.ze.le.gym]
とリエゾンをして発音をしているようです。

わたしが考える理由はあるのですが、それは別の話です。


Vous avez des frères et sœurs ?
- Oui, j'ai un frère.

弟は元気のようです。よかったよかった。

今日覚えたい文法

前置詞 sans の使い方


「〜なしに」と訳されることが多い前置詞 sans。後に「名詞(句)」を置く時の使い方をまとめてみましょう。


今日の別記事のタイトル "Ils ont réussi sans le bac."
には定冠詞 le が付いていますね。

D'habitude, je bois mon café sans sucre.
には、冠詞は付けてはいけません。


どこが違うのでしょう?
こんなふうに考えてみるとわかりやすいでしょう。

「バカロレアを持っている?」と確認する時には、「バカロレア」というフランス人なら誰もが知っている「(あの)大学入試資格」のことなので、定冠詞が付きます。言い換えれば、バカロレアを3つ持っているとかたくさん持っているかという「数・量」の話をしているのではないのです。


従って、
Ils ont le bac ?
「共通認識」の定冠詞 le が添えられるのです。


(そんな)「バカロレア」なしに人生に成功しているんだよという訳で、
Ils ont réussi sans le bac と定冠詞が必要になります。


一方、コーヒーに砂糖を入れるかどうかという場合では、

Je mets ( ) sucre dans mon café.

多様な選択肢が考えられます。
du sucre, un peu de sucre, beaucoup de sucre...
(Je bois mon café avec 〜 sucre. と考えても同じです)

「数・量」を話題に持ち込むことが可能ですね。


否定文だと、
Je ne mets pas DE sucre dans mon café.
「ゼロ冠詞(量や数がゼロ)」が登場します。

このような場合には、ゼロ冠詞 de を内合できる sans を無冠詞で使うのです。← イメージは sans de 〜 sucre なのですが、そのような言い方はありません。


Il n'a pas dit un mot en partant.
「一言」も言わずに出ていった。

この場合は数詞 un を残すことでより強い否定の感覚を伝えることができます。sans の場合も同様なのです。

Il est parti sans un mot.
「一言」も言わずに出ていった。


まとめると、

「決まったものなしで」と伝えたい場合は、
sans le / la / les / ton / votre... 名詞

Sans votre aide, j'aurais raté le bac.


「その名詞の量や数がゼロで」と伝えたい場合は、
sans 無冠詞名詞

Je bois mon café sans sucre ni lait.


「一つもなしで」と伝えたい場合は、
sans un / une / aucun(e) 名詞

C'est sans aucun doute le meilleur moyen.


avec の反意語としての sans ですが、否定語だから少し一段高い「注意」が必要なのですね。

今日覚えたい文法

il vs elle


elle は単に「主語代名詞」
il 「主語代名詞」以外にいくつか用法がある、のです。


1. 直前の名詞を受けて主語置く場合(elle と同じ用法です)
2.
直後にある「de 動詞の原形(または que 主語 + 動詞...)」を予想させる「形式主語」

昨日はここまでしたね。


3. 天気・時刻を表す表現の主語
原則的に、主語の il は省略もすることも他の語で置き換えることもできません。

Il est 7 heures et quart.
今は7時15分です。

Il fait très beau ce matin.
今朝はいい天気ですね。

Il pleut des cordes.
バケツを引っくり返したような雨ですね。


天気天候の表現に置いては、話し言葉では時に il が省略されます。
レベルの低い話し言葉では、 il → ça と置き換えられることもあります。

Fait beau !
Ça pleut.


一部の地方では(特に南東フランス語)

C'est quelle heure ?
- C'est 8 heures.

ということもあります。


4.
存在・必要などの表現の主語

Il faut au moins un million de yens pour vivre un an à Paris.
パリで一年暮らすには100万円は必要です。
(数字は適当です)

Avec cette chaleur, il vaut mieux rester à la maison.
この暑さだと、家にいたほうがいいですね。

この il も主語としての「機能」以外、「意味」を全く持たないので、話し言葉では省略されることがあります。


5. 動詞の後で種明かしをする、仮主語のil。
フランス語では「後半」に置かれる表現のほうが重要と認識されるので、この表現が多用されます。

Il est arrivé un accident grave.
≒ Un accident grave est arrivé.
大事故が発生した。

Il reste du lait dans le frigo.
冷蔵庫に牛乳が残っている。

Il manque 2-3 carottes pour réaliser cette recette.
このレシピーを作るのに、ニンジンが2−3本足りない。


il を見て「彼は」と思ってしまうことは「絶対」しないでくださいね。

昨日の記事の冒頭に書いたことをもう一度。

フランス語を(特に)「読み解く」時に気をつけたいのが、主語代名詞の "il " です。

今日覚えたい文法

il vs elle



フランス語を(特に)「読み解く」時に気をつけたいのが、主語代名詞の "il " です。


elle の方はわかりやすいですね。

原則的には、直前に出てきた「女性名詞単数形」を受け直して文の主語に置きたい場合ですね。


Voilà Céline. Elle est trilingue. Elle parle français, finnois et mandarin.
セリーヌはフランス語に加えて、フォンランド語や中国語も話せるよ。


「直後」の場合もあるので注意が必要です。

La voilà, Céline. Elle est trilingue. Elle parle français, finnois et mandarin.


"il" にはどんな用法があるのでしょう。
分類の仕方にもよると思いますが、4つ程度はありそうです。


1. 直前の名詞を受けて主語置く場合(elle と同じ用法です)

Regarde ces fleurs-là. Qu'elles sont belles !


ここからは elle にはない用法です。

2. 直後にある「de 動詞の原形(または que 主語 + 動詞...)」を予想させる「形式主語」
il est と言っておいて、あとで種明かしするわけです。
(この用法は "c'est" で置き換えることも可能です)

Il est 形容詞 de 動詞の原形(または que 主語 + 動詞...)

Il est intéressant d'apprendre les langues étrangères.
Il est certain que Paris ne s'est pas fait en un jour.


長くなってきたので、続きは明日です。
みなさんも他にはどんな用法があるかを探しておいてください。
明日一緒に「答え合わせ」をしませんか?

今日覚えたい発音

昨日の夕方の記事で、パリ市が設置している看板に「綴り間違い」あることを指摘をしました。

✕ Saint Germain-des-Près
○ Saint Germain-des-Prés

そう、最後の「プレ」の部分の accent の向きが違うのです。
"è" ではなく "é" が正解です。

教会のHPには "Saint-Germain-des-Prés" と綴られています。
(Saint と Germain の間のハイフンはいるのかいらないのか?という新たな疑問が生じてしまいましたが、それは別の話)


「草地、畑のサンジェルマン」ですから、
de + les = des →
Saint-Germain-des-Prés


なぜ間違えてしまったのでしょう?
理由は単純明快です。

「フランス人にとっては "é"[e] と "è"[ɛ] の発音は(ほぼ)同じだから」です。


「エ」
の発音は様々な要因で、混乱しています。
世代、地域、スピード...

「正解」はあるのですが、同じ地域でも世代や環境によって違って発音されています。

綴の覚え方はこうです。


「エ」の音で終わる場合。複数形ではなく元から s が付いている es で終わる単語は ès と綴るが、それ以外の場合は é と綴る(事がほとんどである)。

près
le décès
très
l'accès
le succès

le pré
le musée
le dé
la méchancet
é


(ほぼ)同じ発音ですよ。
ご安心ください。

今日覚えたい文法

「映画が始まってる!」


19時スタートの映画を見ようと思っていたのに仕事がなかなか終わらなくて、映画館に到着したらもう19時20分!

「映画がもう20分前から始まっちゃってるよ!」

Le film ( ) commencé ( ) 20 minutes.


助動詞は avoir ですよね、そう習いました。
複合過去形で過去の変化を表す時は il y a でしょう。

Le film a commencé il y a 20 minutes.


言うまでもなく、文法的には正解です。
ただ冒頭の日本語とは違った意味で伝わってしまいます。

「今から20分前に映画が始まった」という「過去の変化や出来事が伝わるのです。「今」映画がある程度進んでしまったなどの「現在の状況」は2次的に感じるに過ぎないのです。


「いま映画が上映中で、刻々とストーリーが進んでしまっている、早く入らなければ!」

そんな進行中の切迫した状況は、なかなか見えてこない発言です。ではどうすればいいのでしょうか?


わたしはこう考えます。

commencé には「形容詞」の用法が存在するのです。
形容詞の前の動詞は当然 être ですよね。
「始まってしまっている」という今の状態を表すことができるのです。


Le film est commencé = もう映画や始まって上映中だなあ。

今進行中の状況が「いつから継続してるか」を表す時の前置詞は depuis ですよね。

という訳で、
Le film est commencé depuis 20 minutes.

となるのです。



手元の辞書を何冊か確認してみましたが、どの辞書にも「形容詞」として commencé が記載されていないのです!

もちろん 他動詞として commencer を受け身で使い... という説明は不可能ではないと思いますが、機能としては「形容詞」と考えるほうが自然ですし、個人的には納得ができます。


Je suis rentré depuis 10 minutes.

Jules est là ?
- Non, il est sorti.

これも「形容詞(的)」ですよね。
もちろん文法的には複合過去なのでしょうが、

Je suis à la maison.
Il n'est pas là.

という形容詞に感じます。わたしはね。

今日覚えたい文法

"Quelle bonne !"
文法的に間違い、ということですね?」


文法的には「正しい」文ですよ。

???


という「謎解き」で昨日は終わってしまいましたね。
辞書を隅から隅まで見てくださった方はすぐに気づいたと思います。

辞書の最初の方に記載されている「形容詞 bon」 の項目を読んだ方は、相変わらず???、であろうかと思います。

「Quel(le) + 名詞」は、何という〜だ!、という意味になるのでしたね。

ということは、単純明快です。
bonne 名詞として機能しているということなのです。


プチ・ロワイヤル辞書にはこうあります。

bonne
/ bɔn ボンヌ / 女
女中, お手伝いさん, メード (★差別的なニュアンスがあり,行政用語ではemployée de maison)


おわかりいただけましたね。
「何というメイドだ!」という意味になるわけです。


ということは、
Quelle bonne bonne !
「何という優れたメイドなんだ!」

も「文法的」には可能です。


名詞 bon には「引換券、クーポン」と言った意味もあるので

Quel bon ! ももちろん成立しますし(コンテクストが必要です)、
Quel bon bon ! も不可能ではありません。
ただ音節が短いために発言者の意図通りに理解するのが難しいので、避けるべきです。


Quel bonbon !
何という飴ちゃんだ!(関西人は「チャン」を付けるのです)

Quel bon bonbon !
何という美味しい飴ちゃんなんだ!

いやあ、言葉の学習って楽しいですね。

今日覚えたい文法

疑問形容詞を使った感嘆文


昨日の quel dommage でも少し登場したように、quel + 名詞 を使うと「何という〜だ!」という(いい意味でも悪い意味でも)「感嘆・驚き」を伝えることができます。


Quel temps !
何という天気でしょう!

ただこれだと、いい天気なのか悪いのかがわかりませんね。
そんな時には「評価・判断」の形容詞を添えてやるといいのです。


Quel beau temps !
Quel mauvais temps !


Quel bon vin !

Quel mauvais vin !
(mauvais の反対の意味の形容詞は一つではないことがわかりますね)


冒頭で書いたように quel 「形容詞」なので、後続する名詞の性数によって一致をさせる必要があります。


Quel beau chemisier !
Quelle belle chemise !
Quels beaux chaussons !
Quelles belles chaussures !

必ず名詞が必要なのです!


Quelle bonne tartelette !
なんて美味しいミニタルトなんでしょう!


「ということは、"Quelle bonne !"

1. なんて美味しいのでしょう という意味にならず
2. 文法的に間違い、ということですね?」

1. はその通りです。「なんて美味しいのでしょう」という意味にはなりません

2. は文法的には「正しい」文ですよ。

えっ、quel の後には形容詞だけだとだダメなのですよね?
理解ができません!!


明日までに辞書で bon(ne) の項目を隅から隅まで読んでお待ち下さい。
辞書は単語帳ではないので、知っている意味を「確認」するためのものではありません。
「知らないものを読み解くヒント」を探すのです。

今日覚えたい文法

「残念!」

1. C'est dommage que 主語 + 動詞(接続法)...
2. Quel dommage que 主語 + 動詞(接続法)...


「主語」が 〜 なんて、なんという残念なことだ!

という気持ちを表す表現ができあがります。

2. の方がより強い「残念」という感情を伝えることができますよ。

「えーっ、接続法?難しいでしょ。嫌です!」
まあそう言わずに、お付き合いください。


C'est dommage que tu n'aimes pas les huitres.
そんなこと言われても、牡蠣は苦手なのです。


Quel dommage que Jean ne parle pas japonais !
あなたがフランスを話せれば問題はないですよね。


C'est vraiment dommage que mon père ne s'intéresse pas à l'étranger.

女性のほうが、新しいモノや未知のものには興味を持ちますよね。


Quel dommage que Céline habite loin de chez moi !

自分から近くに引っ越してみては?


全部の文で que 以降に「接続法」を使った例文を挙げましたよ。

フランス語の9割は -er 動詞なのです。
しかも -er 動詞の je / tu / il / elle /on の接続法は、皆さんが好きな直説法現在形と全く「音も綴りも」同じなのです!


一般的な活用のルールは次のとおりです。

je / tu / il / elle / on / ils / elles は「直説法3人称複数形」の「音」を使う。綴りの語尾は je -e、tu -es、il / elle / on -e、ils / elles -ent。すなわち「直説法のそれぞれの活用と全く同じ」です。
nous と vous 「半過去形」と同じです。

ということは... そう、新しく覚えることは一つもないのです。


venir
que je vienne
que tu viennes
qu'il vienne
que nous venions
que vous veniez
qu'ils
viennent


connaitre
que je connaisse
que tu connaisses
qu'il connaisse
que nous connaissions
que vous connaissiez
qu'ils
connaissent


もちろん活用の例外も数多く存在します。
pouvoir → que je puisse
aller → que j'aille
faire → que je fasse
être → que je sois
savoir → que je sache...



接続を法要求している節(この場合は dommage que)の表現に「完了」を感じたら「接続法完了形」にするだけです。


あなたが明日行っちゃうの、残念だわ。
(「完了」は感じません)
Quel dommage que tu partes demain.


あなたが私をおいて行っちゃったの、残念だわ。
(「完了」を感じますね)
Quel dommage que tu sois parti sans m'attendre.


重要な事は「恐れずに使ってみること」です。
(ほぼ)絶対 que と使うということは、時間を持たないということなのですから、恐れる必要はありません。
「いつか使えるように」は放っておいても絶対になれませんよ。学習ではなく「練習」あるのみです。
練習とは「口に出してみること」です!

「書くよりも前に言う」
家に帰って机に座るのではなく、半身浴のついでにやってみればいいのです。

発音教育の風が東から強く吹いてきたようです。
西からも吹かせますよ。
(独り言なので、わかる人しかわかりません)

今日覚えたい表現

「残念!」


一週間滞在予定のパリで、何気なく入ったパン屋さんで croissant を買おうと思ったけど売り切れ!
「まあいいや、また明日来よう!、でも残念!」

発言した瞬間に諦めていますよね。「まあいいや、明日もあるし」という軽い気持ちでの「残念=仕方がない、今日は諦めます」は、

Tant pis ! というのが自然でしょうね。


今日しかパリにいないにもかかわらず、地下鉄トラブルでどうしても見たいと思っていた美術展の閉館時間にほんの数分、間に合わなかった。受付で掛け合うけど、融通を利かせてくれなくて「無理です。Impossible !」という血も涙もない反応。「残念=諦めきれない」は、

Dommage ! というのが自然でしょう。


C'est dommage.

という表現でもよく見かけるので dommage を「形容詞」と捉えている方もいらっしゃいますが 、実は「名詞」なのです。
その証拠に Quel dommage ! という感嘆文(表現)を作ることもできます。quel は「疑問形容詞」なので名詞にしかつけられないのです。
( très dommage という使い方もできるのですが、それは別の話です)


dommage que S + V... という表現があり、「なぜ残念であるか」ということをわたしの大好物の「接続法」で表現できます。

久しぶりに、明日は「接続法」」の話になりそうです!
お楽しみにね。(って、楽しみにしている人がいるのだろうか?)

今日覚えたい文法

性により意味が変わる単語の具体例を示してみましょう。
日常語でも「エッ!?」と思うものも含まれていますよ。


un livre:本、書籍
Mon père m'a offert pour mon anniversaire un livre de cuisine.
誕生日に、父に料理「本」をもらいました。


une livre:ポンド、£
Mettez dans un saladier une livre de beurre doux et une pincée de sel.
ボールに、1ポンドバターとひとつまみの塩を入れてください。


un poste:地位、立場、(テレビやラジオの)受信機
Sa mère occupe un poste d'informaticienne.
彼のお母さんはコンピューター関連の仕事をしている
Mon vieux poste de radio est tombé en panne.
古いラジオが壊れた


une poste郵便局
je cherche une poste, s'il vous plait.
郵便局を探しています。


un tour:ツアー、一周
C'est bientôt LE TOUR DE FRANCE.
もうすぐ「ツール・ド・フランス」だ。


une tour:タワー、塔
La tour Harukasu d'Abéno est aussi haute que la tour Eiffel.


un manche:持ち手、柄
Le manche du couteau est en ébène.
ナイフのは黒檀です。


une manche:袖
Je porte une chemise à manche courte aujourd'hui.
今日は半袖のシャツを着ています。


un mode:やり方、方法
Ce mode d'emploi est mal écrit.
この取扱説明書はわけがわからない。


mode:流行
Le corail est à la mode cette année.
今年は「珊瑚色」が流行です。
= Le corail est tendance cette année.
(最近の「流行の」という表現は tendance)


もちろんこれだけではなく他にも数多くありますが、見つけたら例文とともに覚えてくださいね。

今日覚えたい??

今思いついたので書いておきます。


1. Tu veux [sɛt] tarte ?
- Non, c'est trop. Je n'en veux qu'une.


2. On va au cinéma samedi ?
- Oui, OK. Samedi.
Samedi quoi ? Tu as un empêchement ?
- Mais non. Samedi.
Et... Samedi, ça va ou ça ne va pas ?
- Ah, d'accord. Je voulais dire « samedi ça me convient, ça me va, ça me dit.»


3. Alors tu as trouvé le film comment ?
- J'ai une amie qui me l'a conseillé.
Réponds à ma question, stp. Comment tu l'as trouvé, le film ? Tu as aimé le film ou comment ?
- Ah, je comprends maintenant. Comment j'ai trouvé le film, dans ce sens-là !!! J'ai beaucoup aimé et je te le recommande.


フランス語、面白いですねえ。