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春学期に関する重要なお知らせ

平素はle Cielフランス語教室のレッスンを受講してくださり、誠にありがとうございます。

この度、新型コロナウイルス感染症が国内外で拡大している現状に鑑み、
2020年度春学期のグループレッスン開始日を3週間程度遅らせ、
4月27日(月)の週より開始することに決定いたしました。


  月曜クラス:4月27日~7月6日
  火曜クラス:4月28日~7月7日
  水曜クラス:5月13日~7月8日
  木曜クラス:4月30日~7月2日
  金曜クラス:5月  1日~7月3日
  土曜クラス:5月  2日~7月4日

      *夏学期は7月9日(木)より始まります。

水曜クラスが全9回となりますが、責任を持って1回分相当の実費レッスン料を
返金いたしますのでご安心ください。

【プライベートレッスン受講者の方へ】

プライベートレッスンの生徒様につきましては、レッスン有効期限を90日延長いたします。
4月27日(水)までの期間にいただいているご予約は、一旦キャンセルとさせていただくことになりますが、
プライベートレッスンの場合は基本的に1対1であることから、お休みの間もレッスンを継続したいという方は、
そのまま対面、もしくはSkypeでレッスンをお受けいただくことも可能です。
メールで遠慮なくご相談ください。
この場合も90日の期間延長は変わりませんので、ご自分のペースで学習をお続けください。

現在Skypeで受講中の生徒様は、予定通りレッスンを行います。
ご自身の都合によるキャンセル・変更の場合はご連絡ください。



【期間限定プライベートレッスン】

最後に、この非常時においても学習を続けていただけるように、特別授業のご提案です。
4月6日(月)から4月25日(土)に受講いただける期間限定のプライベートレッスンをご用意いたしました。
le Ciel フランス語教室の現生徒(グループ・プライベート問わず)及び、
日本全国の語学学校でコロナウィルスの影響により受講を迷っている方対象です。
(教室でのレッスン、Skype共可能)



 ネイティブ講師:3時間 13,500円(税込)  日本人講師:3時間 10,000円(税込)

2名以上での受講をご希望の場合は、別途ご相談ください。
尚、お納めいただいたグループレッスン料をこのレッスン料金に振替えることはできませんのでご了承ください。

以上、ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご了承のほど、よろしくお願いいたします。

le Ciel フランス語教室 代表 志水じゅん

プライベートレッスン特別キャンペーン!!

こんな時代だからこそ。

「体力をつけて」笑ってフランスに行ける力を付けましょう。Skype レッスンもはじめましたよ。


ご好評をいただいております日本人講師 JUN によるプライベートレッスン(駆け足プラン)を更に多くの方にご体験いただこうと 期間限定キャンペーンを行います。
お得な価格となっておりますので、どうぞご利用ください。


対象コース:日本人講師プライベートレッスン駆け足プラン
(教室・Skypeレッスン共)


料金:
10時間 45,800円のところ ⇒ 40,700円(税込) 
    12時間 55,000円のところ ⇒ 
48,840円(税込)


申し込み期限:
4月30日


*お支払い後、2週間以内に1回目のレッスンをご予約ください。(現生徒の場合は、最終レッスン後2週間以内)


詳しくはお問い合わせください。
le Ciel フランス語教室
ciel@france-go.com

GWの文法講座

GWの2日間、苦手な文法を克服しませんか?
1回完結の特別講座ですので、どなたもお気軽にご参加いただけます。
日本人講師Junが丁寧に解説いたします。

両日ともタイムスケジュールは  1 10h30 ~ 12h
                2 12h50 ~ 14h20
                3 14h30 ~ 16h   です。

 
●5月3日(日)

 1 比較する(名詞・形容詞・副詞を使って) 
   比較する時には形容詞だけを使うのではありません。しかも、比較級にしなくてもいい場合もあるのです。
   名詞を使って数や量を比べたり、比較級のレッスンでは習わない(であろう)比べる表現をたくさん紹介します。


 2 様々な代名詞〈1〉(人称代名詞)
   人称代名詞を復習しましょう。主語の位置にある場合、直接・間接目的語の位置にある場合、
    その他の初級文法で学習する項目にも、実は奥深い用法があるのです。


 3 様々な代名詞〈2〉(指示代名詞、所有代名詞、疑問代名詞など)
   もう一歩進んだ中級レベルの代名詞です。使ってみると便利で手放せない道具ばかりです。
     中級まで待たずに、今すぐ使えるようにしてみせます!


●5月4日(月・祝)

 1 条件法
    何だか実態がつかみにくい条件法ですが、案外単純なシステムなのです。
    パラレルワールドで一緒に遊びませんか?
    文法書では触れられていない、未来に言及する条件法過去もご紹介します。


 2 関係代名詞
    名詞に説明を加える時に使うのは形容詞ですよね。
      ということは、そう、関係代名詞も形容詞と呼べなくはないのです。
      そこに必ず動詞があるのだから、多くのこと伝えられるのです。

 3 大過去と前未来 
    大過去と前未来の共通点って何でしょう?一見すると全く関係がないように思えますが、
    実は動詞の機能から考えれば同一チームなのです。
    日常会話でも登場回数の多いこれらをまとめて学習することで、完了という概念を学びましょう。


【レベル】
全講座ともA2~ (★★~)


【授業料】
1講座 3,300円

    *今回、初の試みとして試みとして Youtube有料生配信 を予定しています。
     こちらは教室参加が2名以上ある場合、ご視聴いただけます。

     Youtube視聴料 2,200円


【申込締切】4月25日(土) 締切厳守  
       *春休み中のためメールでお申込みください。


気持ちは明るく、この状況を乗り切りましょう!

今日覚えたい表現

今日は飲んだなあ。


J'ai bien bu.
J'ai beaucoup bu.
J'ai assez bu.
J'ai trop bu.


全部訳語としては「正解」かもしれませんが、微妙な違いがあります。

J'ai bien bu.
感覚・感情の副詞 bien です。
たくさん飲んだ結果「よかった」と思っているのです。飲んだ量は問題ありません。


J'ai beaucoup bu.

量を伝える副詞 beaucoup ですから、発言者が「たくさん」と伝えているのです。2杯であれ、2本であれ、飲んだ本人が「たくさん」と思っていればいいのです。


J'ai assez bu.

assez は「程度が十分」ということを伝えるので、酔っ払うには十分、羽目を外すには十分、普段に比べて「満足するには十分」飲んだのです。

J'ai trop bu.

限度を超えて飲んだのです。
結果、最終電車帰れなかった、失態を晒してしまった、朝起きられなかった...


皆さん、飲み過ぎには気をつけましょう。
楽しいので、ある程度は許してもらえる、はずです。

覚えたい表現

Tu n'as qu'à 動詞の原形
〜するだけで十分でしょ。
〜すればいじゃない。


待ち合わせをしているのに、相手がやってこない。Whatsapp も既読にならない... どうしよう〜

そんな場面で使いたいアドバイスの表現は、


Tu n'as qu'à l'appeler !

電話してみたらいいじゃない!

でしょう。


かつては英語のように Avoir à(≒ have to)という組み合わせで、「〜する必要がある」という意味で使われていました。
21世紀の今では、ほぼ使われることはないようです(le Ciel フランス語教室調べ)。


ただし制限・限定用法の ne 〜 que との組み合わせで「する必要があるのは〜だけ→〜すれば十分である」という意味では、頻繁に使われます。話し言葉でも書き言葉でも、どちらでも問題はありません。


Tu n'as qu'à y aller.
行ってみればいいでしょ。行ったらわかるよ。


Tu n'as qu'à (le) lui demander.

聞いてみたら済むことでしょ。


くだけた話し言葉では否定語の ne は省略される傾向にあり、Tu のあとに母音が来ると T' となることがあるので、

Tu n'as qu'à Tu as qu'à T'as qu'à 動詞の原形

qu'à や ca [ka] は現代フランス語では「キャ」と聞こえます。
café「キャフェ」jusqu'à「ジュs.キャ」といった感じです。


ということは、
Tu n'as qu'à y aller「タ.キャ.イ.ア.レ」と聞こえるということです。


春の足音が聞こえてきました。
こんな時だからこそ「楽しい」ことを始めませんか。

迷っているなら
T'as qu'à commencer le français !
フランス語を始めようよ!

結局宣伝かっ!

今日覚えたい表現

Ce chemin mène à la gare.
この道をそのまま行けば、駅にたどり着きますよ。


Je cherche la gare, s’il vous plait.
-
Ce chemin mène à la gare.



最近はネットの使用が海外旅行中でも可能になったので、あまり道を尋ねなくなりましたね。
(わたしは留学中は誰かと話したくて、わかっている道を通行人に聞いたりしていました)

モノが主語になっている文を「物主構文」と呼ぶことがあります。日本語へ訳しにくいし無理やり訳すと「翻訳調」のへんてこな日本語になってしまいますよね。

そろそろ、ていねいな訳を付けて暗記をするのをやめませんか。
「目の前に道があって、それを通っていくと駅に辿り着く」ときにいう表現、なのです。


この階段を登る(下ってもいいです)と素敵なカフェにいけますよ。
Cet escalier mène à un café sympa.


この新しい経験(冒険)の先には、きっといいことがあるよ。
Cette aventure t’amènera sûrement à une meilleure étape.
← 個人的なことなので、t’ を加えました。


もちろん、マイナスのことも言えますよ。

こんな状況の中、そんなことをしてもなんの訳にも立たないよ。
Dans cette situation actuelle, ça ne mène à rien.
← どこにもたどり着かない


こんな状況の中、そんなことをしてたら取り返しのつかないことになるよ。
Dans cette situation actuelle, ça peut nous amèner loin.
← 遠くへわたしたちを運んでしまう。

mener は「運ぶ・(どこかからどこかへ)移動させる」ということですね。

「mener une vie 形容詞」も復習しておきましょう。しらない方は、辞書を引いてください!

今日覚えたい文法

être en 〜
一時的な状況・状態を表す表現


先日 Emmanuel Macron 大統領がこのような表現で、現在の緊張したフランスの状況を説明していました。

Nous sommes en guerre.
我々は戦争状態にある。


「être en 名詞」という表現は必ず「一時的な状況・状態」を表します。

Je suis en cours. ←授業中
Je suis en réunion. ←会議中
Je suis en vacances. ←バカンス中
Je suis en retard. ←遅刻中

これらの状況は、しばらくすると「終わってしまう」のです。


Cette personne-là est toujours en vie.
あの人はまだ命があるよ。生きているよ。


反対の「亡くなった」という表現を en で表現することはできません。おそらく、死というものは永遠で一時的な状態とは考えられないからですね。

一時的な「死」と捉えて、こんな表現なら可能なようです。
Il est en mort cérébrale.
彼は脳死状態である。


確かに「一時的」ですね。

Nous sommes en guerre.
「一時的」な戦争状態なのです。


フランスの友人たちへ
何もできないけど、ずっと思っていますよ。「一時的」なので、今は耐えるときです。心だけは前向きでいてください。

今日覚えたい文法

これほどガラガラなフランスを見たことがない!
Je n'ai jamais vu une France aussi vide que sur les photos ci-dessous.


複合過去形 + ne jamais:今まで〜したことがない
voir:見る、目にする
une France 形容詞:固有名詞でも形容詞が付くと「不定冠詞」が登場します。
aussi (形容詞) que 〜:〜ほどの(形容詞)
sur les photos:ここでは前置詞 sur が必要です。写真とガラガラなフランスを比べている訳ではなく、写真に「おける(フランス)」とガラガラなフランスを比べているのです。
ci-dessous:この下にある


写真を見て「ホ〜っ!」と思ってそれを他の人に伝える時は、見てから随分時間が経っているので、写真を見たのが「複合過去形」で、その前のガラガラなフランスを見たことがないのは更にその前なので「大過去形 ≒ 過去完了形」になります。

どうなっちゃうんだろう...

次に行けるときのために、今は「体力」を付けるときですね。
勉強しようっと!

今日覚えたい文法

どっちでもいいって素晴らしい!②

今日の話の内容は「微妙」です。言語能力が高く高学歴な人ほどわたしと意見が違う、と書く前からわかっているからです。
結果的に様々なご意見が飛び交ってしまうかもしれません。記事内容に関しては議論をしても仕方がない事なので、基本的に「無反応」だと思ってください。


après que という接続詞があります。「〜した後で」と解釈するのがもっとも自然でしょう。

Je me lève tous les matins (毎朝ベッドから出ます)
après que(子供がでかけた後で)

「プチ・ロワイヤル仏和辞典」で確認してみましょう。


après que 直説法…が…したあとで, …が…してから
 Nous dînerons après qu’il sera rentré.
彼が帰宅してから夕食にしよう (★après queのあとは複合時制がふつう.après que 接続法は誤用とされるが,実際にはよく使われる)

「実際にはよく使われる」レベルではありません。わたしの感覚では「20人いたら19人のネイティブが接続法を使っている」です。


ということは、
Je me lève tous les matins après que mes enfants soient partis.(19/20)
Je me lève tous les matins après que mes enfants sont partis.(1/20)


辞書の例文を現状に合わせて変えると、こうなります。
Nous dînerons après qu’il soit rentré.


直説法接続法のどちらが「正しい」のでしょうか?
う〜ん、正直申し上げて「わかりません」、いや「判断できる立場にいません」。多くのネイティブが接続法を使っています、これは間違いがない事実なのです。

大半のネイティブが使っている用法が「正しい」とすれば接続法ですが、辞書が規範を示しているとすれば「正しい」のは直説法です。


「さわりの部分を歌って」と言われて、サビの最も盛り上がる部分を歌う日本人がどれだけいるでしょうか。サビを歌うのが「正しい」のです。ただ多くの場合、サビを歌い始めたら「触りの部分って言ったのに、何考えてるの?」

わたしはどうしているかと問われれば、話している相手によって使い分けています。
「直説法が本来フランス語文法的には正しいとわかっていて、本人も運用の場面でそう使っている(と思われる)」人には直説法を使い、そうでないフランス語に特に興味がないぼくの友人たちのような「市井の人」には接続法を使います。

結論は、「どちらも正解」と言えなくはありません。
どちらも「不正解」という意見もありえるのです。

どっちでもいいって素晴らしい!
という訳で、試験には出題されないと考えて問題ありません。

今日覚えたい文法

どっちでもいいって素晴らしい!


フランス語の文法はかなり(所詮「かなり」のレベルですが)しっかりとしたルールがあります。

「直接目的補語」「動詞が複合形」「目的語が動詞よりも左(手前)にある」時は、過去分詞が前置された目的語に対して性数一致をしなければいけない。
Où as-tu pris ces belles photos ?
- Je les ai prisES à Provins.


三人称が主語で疑倒置問文を作る時、最初の(助)動詞が t または d で終わっていなければ、音を整えるために « -t- « を挿入する。

Où Céline chante-t-elle ces derniers temps ?


ややこしくて面倒くさいですね。

そんなきっちりと約束事があるフランス語文法でも、「どっちでもいい」適当なルールがあるのです。今日はその中の頻度が高い2コを紹介します。


1. continuer のあとに別の動詞を使いたい場合は、経験的には「continuer à 動詞の原形」が多いように思えるのですが、今日のFBで引用した記事内に見られるように、「continuer de 動詞の原形」もたまに目にします。「continuer à と continuer de の使い分け」のような学術論文も目にしたことがあるということは「だいたい同じ」なのです。「東京へ行く vs 東京に行く」くらいの違いでしょ、おそらく。適当に使いましょう!


2. après-midi 男性名詞でも女性名詞でも「どちらでもいい」のです。わたしの経験的には5対1位の割合で「男性名詞派」が多い気がしますし、違いを説明している文法書を目にしか記憶があります(どれだったかなあ)。ただ Au revoir, bon après-midi も Au revoir, bonne après-midi もメールの最後で見かけます。ということは「だいたい同じ」なのです、おそらく。適当に使いましょう!


どっちでもいいって楽だけど、「個人的には」決めてもらっている方が気が楽です。

今日覚えたい文法

未だ起こっていない未来に言及する
Si 大過去…, 条件法複合形(過去形)



来週からフランスに行って美味しいものを食べたり、散歩をしたり、友人と会って旧交を温めるはずだったのです。
数日であっという間に情況が悪化してしまったので、行けなくなってしまったのです。

「コロナのバカヤロー!!!」

数行前の日本語の文を改めて読み直してください。
全文「過去形」で書かれていますね。
少なくとも「終わったもの」として読み取れる文面ですよね。(まあそんなふうに書いたので、当然ですが…)

もう行けないのです。チケットもキャンセルしたし、友人たちには渡仏中止を告げたし、行ったら帰ってこられない状況になってしまったし。

ただ渡仏は来週の予定だったので、未来の話です。



そんな未来の渡仏を、もう「終わったもの・なかったこと」と捉えているのです。
日本語でそんなふうに捉えるということは、実はフランス語でも問題なく同じように考えることができます。

「過去」に起こらなかったことを話題に持ち込むときは、「大過去形 → 条件法過去形」という組み合わせが選択されます。


Si je n’avais pas appris le français, je n’aurais pas écrit d’articles sur Facebook.


ではこれはどうでしょう?

Si j’étais parti en France la semaine prochaine, j’aurais eu beaucoup de problèmes.
来週フランスに行っていたら、大変なことになっていただろうなあ。

えっ、「大過去形 → 条件法過去形」って過去の話だけに使うんじゃないの?
いえいえ、日本語でできることはフランス語できることが多いのです。


「過去」と考えるから「未来のことなのに?」と変に感じてしまうのです。
過去ではなく「完了」と考えれば少し理解が進むはずです。
渡仏というイベントが「なくなってしまった」「行けなくなってしまった」というのは、「過去」ではなく未来においての「(未)完了 ← なされなかったこと」なのです。

はあ…

今日覚えたい表現

J'ai donc décidé de ne pas partir en France ce printemps.


いろいろあって、
結果的に(donc)この春は日本でおとなしくしていることにしました。


表題の文で注目したいのは、まず donc の発音と位置です。

辞書には [dõ(k)][dõ(:)k] のように書かれています。
ただ日常のフランス語では、ほぼ必ず [dõk] と最後の [k] を発音します。aout や but も同じで、短い発音の語の最後にある子音は、発音される傾向にあります。
発音したほうが「わかりやすい」からでしょうね。


みなさんが普段耳にする donc は文頭にある事が多いので、「文頭に置かなければいけない」と思いこんでいませんか?

そんなことはないのです。
辞書を見ると、文頭に置いて「接続詞」としての用法と、文中に置いて使う「副詞」としての用法も書かれています。
1つ目の(助)動詞の直後に置くのが通例です。


décider de 動詞の原形〜することを決める

動詞の原形を否定する場合は、直前に ne pas と両否定アイテムをまとめて置きます。その他の否定語でも同じです。


J'ai décidé de ne plus manger de glace après le diner.

今後は、夕食後にアイスクリームを食べません!


ce printemps, cet été...
この表現だけで「時の副詞」として機能するので、à ce printemps という表現は間違いです。



春は日本で仕事をします。
毎日の投稿にお付き合いいただければ嬉しいです。

「文法特別授業」や「発音講座 LIVE !」もありますよ!
結局宣伝かっ!

今日覚えたい学習方法

以前から申し上げているように、「使えるフレーズをどれがけ持っているか」≒「話せるか」ということだと考えています。

では「使えるフレーズ」とはどんなものでしょう。

わたしはこう考えます。

いかなる状況でもその表現が瞬時に口から出てくること。


実際にネイティブと話す場面は様々なのです。
食事中、電車の中、窓口でマイクやスピーカーを通じて話す、BGMが大きめにかかっている…

教室は「最高」の環境なのです。なんたって静かですからね。実際の運用の場では、教室やお家で練習している時の何倍も「音や視線からの邪魔者」がいるのです。


そこで提案です。
一つでいいので、覚えたフレーズを確認する際に「邪魔者」を登場させてください。

例えば、
Je ne m’attendais pas à te voir là.
こんなところで会えるとは思っていなかった!


好きな西城秀樹のBGMを流して10秒後にフレーズを言ってみてください。
ご飯を食べながら口にすこし唐揚げをいれて、もぐもぐしなからフレーズを言ってみてください。
目の前にフランス語のテキストを置いて、それを目にしながらフレーズを言ってみてください。

勉強するのに場所を選ばないことです。
家族や同居人を追いやって静かな環境を作ってペンを持って、も一つの方法ですが、テレビを付けたままのほうが、実際の場面に近いですよね。

いかなる状況でもその表現が瞬時に口から出てくること。
易しそうですが、かなりのハードルですよ。


おそらく一番難しいのは、ころんだ瞬間に Aïe ! ということでしょうね。「痛っ」と言うのも脳を通っているから、日本語で発言しているのです。
転んで痛い時にフランス語で Aïe ! って言えればあなたも「ネイティブ」です。

今日覚えたい文法

一部過去の記事と内容が重複します。

動詞の原形


まず文法用語の話です。
「動詞の原形」って何でしょう。辞書に載っている最も基本の形ですね。
参考書や文法家によっても「不定詞」「不定形」「不定法」「辞書形」… などざまざまな名称で呼ばれています。全部同じものです!


être, avoir, aller, faire… これらは動詞の infinitif なのです。
その訳語が単にたくさんあるだけなのです。全部同じものです!


それらはが指しているのは「動詞の語尾」の話なのです。もう一度言います。語尾が er / ir / re / oir… の形の動詞をことを「(例えば)原形」と呼ぶのです。


夜寝る前に、20分の体操をすることを日課にしています。
D’habitude, je fais 20 minutes de stretching tous les soirs avant de se coucher.

あれ?何かおかしいですね。


「avant de 動詞の原形」「〜する前に」ですが、動詞の原形とは語尾の話でしたね。ということは、代名動詞の se の部分は主語に合わせて変えないといけないのです。
ここでは je が文の主語ですから、se → me に変える必要があるのです。

D’habitude, je fais 20 minutes de stretching tous les soirs avant de ME coucher.


道を間違えちゃったかなあ。
J’ai peur de s’être trompé de chemin.
se tromper de chemin(道を間違える)

これも同じです。
動詞の原形の複合形の場合も、主語に合わせて se → me に変える必要があるのです。

J’ai peur de M’être trompé de chemin.


現象が大事で、用語についてはさほど神経質になる必要はありません。
épidémie が pandémie になったからと言って、まったく何も変わりません。
「心がけ」は楽しく正しく持っていたものです。

ただ、なにが「正しい」のだろう…

今日覚えたい表現

J’ai eu du mal à me faire comprendre.
なかなか言いたいことが伝わらなくて苦労したよ。


avoir du mal à 動詞の原形〜するのに苦労する、なかなか〜できない


J’ai du mal à trouver le restaurant.
なかなかレストランが見つからない。

今探しているのです。スマホを使ったり地図アプリを使ったりしてなんとか見つけようとするのですが、なかなかたどり着きません。「苦労の真っ最中」であることは現在形 J’AI du mal で伝わります。


À cause de ton plan, j’ai eu du mal à trouver ton appartement.
地図のせいで、マンションなかなか見つからなかったよ。←やっと見つかった、大変だった

探しまわったのです。スマホを使ったり地図アプリを使ったりしてなんとか見つけようとした結果、やっとたどり着きました。「苦労が終わった」であることは複合過去形 J’AI EU du mal で伝わります。


se faire comprendre
自分の伝えたいこと言いたいことをわかってもらう

comprendre は他人や何か事柄を理解するのに対し、faire comprendre「自分が関与をして理解してもらう」のです(数日前の使役構文 faire を参照のこと)。
何を理解してもらうか?は se で表現しています。「自分のこと」ですね。「誰に理解をしてもらう」のか、は特に言う必要がありません。言わなければ常識で判断されるからです。世間の人なのか、目の前のフランス語ネイティブなのか… 場面があれば口に出さなくても平気です。


J’ai eu du mal à me faire comprendre.
なかなか言いたいことが伝わらなくて苦労したよ。



では、なぜ伝わらなかったのでしょうね?
一番の原因は文法が間違っていたのでしょうか?活用が違っていたのでしょうか?間違った冠詞を選んでしまったのでしょうか?条件法が使えなかったからでしょうか?

「違います!!!!!」
おそらく最大の原因は

「声が小さすぎて聞こえなかった」のです。
たったそれだけです。

自信がない→声が小さくなる→Pardon ?と大きな声で言われる→萎縮をして更に小さな声になる→もういいです、と止めちゃう… 悪循環です。
恥ずかしい思いは一度でいいので、「大きな声で、ゆっくりと」発言をしましょう。伝わる率は5割はアップするはずです。

今日覚えたい語の使い方

installer のススメ


「インストール」ってコンピュータ用語で使われるくらいで、普段はあまりおなじみじゃないですよね。ソフトをインストールするくらいでしょうか。

ソフトをインストールすると、ずっと使える状況になるのですね。「いつもそこにある」のです。

ここがポイントです。「いつもそこにある」

フランス語の installer は便利なのです。「いつもそこにある」ものを設置する時には installer です。


installer un nouveau canapé-lit:新しいソファーベッドを入れる
installer l’électricité:電気を引く
実際には自分で電気を引くことは難しいので、faire installer l’électricité と使役構文を使ったほうが、より正確に事実を伝えています。
installer un placard:棚を取り付ける

引っ越しをするってdéménager なの? emménager なの?という問題も一発解決です。
installer を代名動詞 s’installer という形にしてしまえばいいのです。
(「自分の腰をそこに落ち着ける」のです)

Je suis muté à Tokyo et je vais m’y’installer avec ma famille début-avril.
東京に移動になったので、4月上旬に居を構えます。

「いつもそこにいる」状況になったということです。


家に友だちが来たときも「ゆっくり座っていてね」と言うつもりで、こんなふうにも使えます。

Je te débarrasse de ton manteau et installe-toi.
コート預かるから、(どうぞ気楽に)座って。


一つの動詞がひとつの日本語訳に対応しているなんてことは、めったにありません。
辞書は宝の宝庫ですよ。
時間を作って、辞書と戯れてくださいね。

今日覚えたい表現

discussion de café du commerce


電車で隣に乗り合わせた人と会話を交わすことって、日本では…ないですよね。フランスではしょっちゅうあります。Bon appétit ! と言ったらサンドイッチをいただいた上に、 « Les yeux sont plus gros que le ventre »という表現まで教えてもらったということもありました。


ただ、お話をするのは楽しいのだけど、知り合いではないので周りの人の話や仕事の話などはできないのです。当たり障りのない「世間話」をするのです。それが楽しいのですが…

そんな時にはこんなふうな表現を使うと「上手い」ですね。


Hier, j’ai discuté avec une dame dans le bus.
- Vous avez parlé de quoi ?
Non, de rien. C’était juste une discussion de café du commerce.

いや別に。ちょっとした「床屋談義」だよ。


仏和辞典の訳を見てぶっ飛びました。「床屋談義」っていうのですね。知りませんでした。いわゆる「世間話」のことです。


café du commerce はどこにでもあるカフェの名前なので、「ありふれたことを話す」という意味になったようです。

おっ、今日は短いぞ!

今日覚えたい表現

Un garçon ne pleure pas.
男は泣くもんじゃありません!


手元の「プチ・ロワイヤル仏和辞典」に載っている例文です。どういうニュアンスで、いつ使えばいいのでしょうか。


発言には必ず「場面」が存在します。
わたしが想像するに、6歳位の男の子が例えば転んでベソをかいているのを目にしたお母さんが、子供を叱っているのでしょう。
ということは、
「男の子は泣いているのです!」


文法的に説明すると、(想像の中で)世界中の誰でもいいから適当にひとり(← 不定冠詞) garçon を例に上げて「ほら、この子は泣かないでしょ、だからあなたもないちゃダメ!」という説得の仕方なのです。


Les garçons ne pleurent pas.

と書けば「事実」を伝えている文なのです。
そんなことはないですね、男の子もしょっちゅう泣いていますね。


Un garçon ne pleure pas.
は反対ですね。目の前で泣いているのですから「非事実」であって「努力目標」ですね。


近頃は男性も料理をするようになってきましたね。かく言うわたしも多少の料理はします。
もし明治生まれの祖母がわたしがキッチンで作業をしているのを見たら、こんなふうに叱られるかもしれません。

Un homme n'entre pas dans la cuisine !
Un homme ne cuisine pas !

「男子厨房に入らず」ですね。


事実を告げていない「直説法現在形」ってのがあるのです。

Une femme ne ... 
何か例文を作ると物議を醸しだしそうなので止めておきます。

今日覚えたい文法(作文)

もうトイレットペーパーが3ロールしか残っていない。


久しぶりのフランス語への翻訳です。さあどう訳しますか?
ヒントは「動詞 rester を使う」です。
考えてみてください。
(トイレットペーパーは papier-toilette です)


↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
↓↓↓↓↓

さて答え合わせです。

「残っている」 rester を使うのですが、素直に書きすぎると奇妙なフランス語になってしまいます。

まず「トイレットペーパーが3ロール残っている」を考えてみましょう。

??? Trois rouleaux de papier-toilette restent.

理解はできますが、自然ではありません。頭でっかちだし、3ロールのトイレットペーパーにスポットライトがあたっていません。文法的には正しいけど、不自然なので×でしょうね。

「誰かが〜に残る(週末は家にいる)」等の場合を除いて、動詞 rester は非人称構文で使われます。Il reste という表現なのです。もちろん動詞は il に合わせて3人称単数形です。

Il reste trois rouleaux de papier-toilette. に「もう」「しか」「ない」を加えましょう。


否定語 ne はすべての否定表現を複数従えることができます。(pas を除く)
構造上問題がなければ ne 〜 plus jamais rien. なんて3つの子分を引き連れることも可能です。

「もう〜ない」 ne 〜 plus「しか」ne 〜 que、ですね?
という訳で、

Il ne reste plus que trois rouleaux de papier-toilette. 
が一つの正解です。


買いだめをする癖があるわたしの家には、かなり備蓄があります。必要な方、声をかけてください。お分けしますよ。

今日覚えたい表現

faire bien de 動詞の原形
〜するのはいいことである


頻出動詞の faire ですが、「作る・する」以外の意味でなかなかうまく使えないのが現実のようですね。

便利な表現に表題のものがあります。今日はこれを覚えて発言に幅をもたせてみませんか?


(わたしのように)忘れっぽい友だちに電話をして、今日の約束をリマインドしたらこう言ってくれるでしょう。

Tu as bien fait de me téléphoner. または
Tu as bien fait de me rappeler.
よく電話してくれたよ。(お陰で思い出した、というニュアンスを含む)


たしか家にもうパンがなかったと思いだして、念のためにパンを買って帰ったら奥様にこう言われるでしょう。

Chéri, tu as bien fait d’acheter une baguette.
バゲットを買ってきてくれて助かったわあ。


この表現を条件法現在形で使うと「〜したほうがいい」という意味で使えるのです。

Tu ferais bien de partir dès maintenant.
今すぐに出かけたほうがいいよ。


Tu ferais bien de réserver ta table.
(レストランは)予約をしたほうがいいよ。


bien を比較級 mieux で使うと、より積極的に「〜したほうがいいよ」ということが伝わります。この表現も辞書で「成句」という形で載っていますね。


A mon avis, vous feriez mieux de rester à la maison ce weekend.
思うに、週末は家にいたほうがいいんじゃないでしょうか。


この faire って自動詞用法、他動詞用法、どちらなんですかねえ。よくわからないです。
(正確に言えば、辞書ではどちらかに分類されているでしょうが、調べるつもりさえありません)

使えればいいのです!

トライアル「1 jour 1 autu」***日程変更***

度々お問合せをいただいております「1jour 1actu」クラスのトライアル 
行うことになりました。


フランスで人気の子供向けサイト1jour 1actu
ここに掲載されているビデオを聞き取ってリスニング力を高め、記事を読み込むことで
文法力・語彙力を高めることができます。
子供の目線でフランスの「今」を感じましょう!


 ●1jour 1actu  担当:Jun レベル:A2終了時(★★~)

   5月  7日(木)10h30  開講決定!!
   5月12日(火)18h20  開講決定!!

   5月13日(水)19h55



 参加費:2,200円(90分レッスン)
    *トライアル後、レギュラークラスにお申込みで 全額キャッシュバック!
    *レギュラークラスは春学期 全8回  27,700円 


2名以上で開講いたします。
お気軽にご参加ください。


文法特別講座のお知らせ

3月に 1回90分完結 の文法特別講座を行います。
この機会に曖昧だったポイントを整理しましょう。
日本人講師Junがしっかり解説いたします。


両日ともタイムスケジュールは  1 10h30 ~ 12h
                2 12h50 ~ 14h20
                3 14h30 ~ 16h   です。

 
●3月20日(金・祝)

 1 現在形を制するものは「動詞」を制す      開講決定!!定員間近です
    半過去形を作る元、接続法を作る元、多くの単純未来形を作る元。
    これらはすべて直説法現在形です。
    まとめて学習することで、動詞を体に一気に取り込んでしまいましょう!


 2 現在・過去・未来               開講決定!!定員間近です
    現在形で未来も表せるし、過去も表せます。
    複合過去形で現在に言及することもできるし、半過去形で今を伝えることもできます。
    各時制の変わった用法を主に取り上げます。


 3 学校では(おそらく)習わない形容詞の使い方  開講決定!!!
    名詞なの?形容詞なの?
    絶対形容詞って何?名詞の前後でこんなに意味が変わるの?
    学習者が知らない(であろう)形容詞の世界へお連れします。


●3月21日(土)

 1 限定辞(冠詞、数詞、指示形容詞…)総覧    開講決定!!定員間近です
    名詞の手前に付く語を限定辞と呼びます。
    まとめて学習することで、忘れずに付ける癖が身につくし、違いもより明確になること
    請け合いです。


 2 接続法を使えるようになろう          開講決定!!定員間近です
    どうしても憂鬱になりがちな接続法の学習。いや、こんな便利な動詞の形はないのです。
    周りが難しいと言って思い込んでいるだけのはずです。案外いいやつです!


 3 どう違う?どう訳す?             開講決定!!!
    日本語で同じだからといって、フランス語で同じ訳になるとは限りません。
    大きな道、大きな人、大きな数…
    フランス語で同じ語だからといって、いつも同じ解釈とは限りません。


【レベル】
全講座ともA2~ (★★~)


【授業料】
1講座 3,770円
       *3月18日(水)までの早割価格  3,300円


お気軽にご参加くださいね。


また、Junのプライベートレッスン駆け足プランの新春キャンペーンは1月31日までです!
迷っている方はお早めにどうぞ~

今日覚えたい文法

お願い〜命令するには?


人に「〜をしてください」と伝えたい場合、どんな形を使えばいいのでしょう。
なかなか難しい問題です。


だって「〜をしてください」って命令形を使えばいいんじゃないの?

おっしゃることはもっともです。命令形を使うことだってできます。
ただ「命令形」はうまく使わないと、「よろめき形」にも「恫喝形」にもなり得るのです。
日常のコミュニケーションには音がつきものです。伝えたい表現を選び、それを音に乗せて伝えるのです、それが「コミュニケーション」です。選んだ表現だけで相手に気持ちが伝わっているわけではありません。


「こっちに来て」と、若い彼氏や彼女に付きの柔らかいやさしい声でベッドの中から言われる時の表現も « Viens ! » です。また、あんなとこに行ってしまった時の写真や領収書がポケットからハラハラと落ちて、それを若い彼氏や彼女に拾われてしまって、この世のものとは思えない低い大きな声で « Viens ! » と言われるときも同じです。s’il te plait が最後に付いている方が、かえって怖いです…


命令形だけでなく、目の前の人に「〜をしてください」と言いたい場合は、単純未来形直説法現在形も使えます。


あなたが baguette を帰りに2本買ってくる姿が心に浮かんで、それが今日の夜なので「単純未来形」を使ってこんなふうに言うのです。

Tu prendras 2 baguettes en revenant ce soir, s’il te plait ?


あなたが baguette を帰りに2本買ってくる姿が心に浮かんで、それがあたかも目の前で展開している事実のように捉えて、「現在形」を使ってこんなふうに言うのです。

Tu prends 2 baguettes en revenant ce soir, s’il te plait ?


Tu finis tes devoirs avant le diner, hein ?
Tu lis le document pour demain, d’accord ?


上手く演技をして、いい具合にお願い〜命令の感情が伝わるように練習してみましょう。
ぼくも歩きながら、1人でブツブツ言って「練習」していますよ。
いつお嬢さんがハンカチを目の前で落とすかわからないですからね。

今日覚えたい「正しい」語の使い方

「発音」「読み方」の違い。

YouTube やいろいろなサイトなどで頻繁によく見かけるのです。

「フランス語の発音の仕方」
「フランス語の発音のための…」


ここは au と書くから [o] と発音して、ここは an と書くから [ɑ̃] の鼻母音で発音をして、単純未来形は ai で終わるから狭い方の [e] で発音、条件法単純形は ais が語尾だから [ɛ] と広い方で発音される。

よく読んでみると(よく見てみると)その大半は「発音」の話ではないことに気づきます。

「発音」て書いてあるよ。発音じゃないなら、じゃあなんの話?

新明解国語辞典で「発音」の記述を確認します。

声帯の振動、唇の形や歯と歯の間隔や舌の位置などによって種種の音声を出すこと。また、その◃人(社会・地方・時代・言語体系など)によって違う 音声の出し方。

「音声を出すこと、音声の出し方」なのですね。話題にするべきなのは「出し方→出てくる音」なのです。

一方、多くのサイトが「発音」と謳っているのは、著者が伝えたいのは「音」ではなく、「文字をいかに音に読み替えるか」ですね。これは「読み方」です。


言語というのは先に音声がありきなので、「こう書いているからこんなふうに発音するべき」というよりも、「この音を発音しているから、様々なこと(文の中での役割や、歴史など)を考慮に入れてこう綴る」と考えていたほうが、諸々の音の変化の現象に説明がつくし、納得ができるのです。


もう一度書きます。
発音は「音声を出すこと、音声の出し方」なのです。


何気なく使っている語の解釈がずれていると、理解の齟齬が生じることがあります。
単語、言葉、言語。このあたりの単語を正しく使い分けて「フランス語」の話をしましょう!

今日覚えたい表現

C'est deux 〜 différent(e)s.
それは全く違うのもだよ。


英語だとこんなふうに言えるのに、フランス語だと「間違い」となってしまう。当然です!英語とフランス語は違う言語なのですから。

L'anglais et le français, c'est deux langues différentes.



この日本人は丁寧なのに、こっちの髭をはやした日本人は雑だなあ。

C'est normal, c'est deux personnages différents.


こっちの家電をONにするには押し上げるのに。こっちのは引き下げるの面倒くさい。

C'est deux marques différentes.



何かと似たものをつい比べてしまい、自分が慣れ親しんでいる常識が普通で、未知のものを「変」だと捉えてしまう傾向にありますよね。わたしもそうならないように普段も心がけて入るのですが、つい「変なの!」と思ってしまいます。
世の中で広がっているもの多くは「いいもの」なのです。
慣れていないから評価をしていなかった「モノたちや人たち」ゴメンナサイ。最近では LINE や 〜Payですかね。

これとこれは違うものなので、ゴチャゴチャ言っても仕方がない。違うだけなのです。


わたしの先生とこの記事に書いてある「単純未来形の作り方が違う」。それは違うでしょう。「何を重要視するか」で伝え方はおのずから変わってくるのです。

わたしは「音声」を中心に考える癖があります。つづりなんて理解される程度に書ければいいな、と思うことさえあります。

よっぽどひどい教師でなければ、自分が何を重要しするのかという「考え方」は持っているはずです。

Sa méthode et la mienne, c'est juste deux méthodes différentes.

教え方、考え方が違うだけですよ。

今日覚えたい文法

解釈は「自動詞か?他動詞か?」それが問題だ!


Je fais venir ma fille.
(積極的に来たがっていない)娘に来させる
でしたね。


動詞を変えてみましょう。
Je fais manger ma fille.
(積極的に食べたがっていない)
娘に食べさせる

娘が赤ちゃんであればなんの問題もなく成立する文ですが、大きくなってくるとイメージが違ってしまいます。無理なダイエットをしている娘に、「食べなさい!」と言っているのかもしれません。


間接目的語を加えてみましょう。

Je fais manger ma fille à mon mari.
あれっ?大変なことになってしまいました。


実はこういうルールがあるのです。

faire + 自動詞 + 名詞「名詞」「自動詞」させる
Je fais venir ma fille

faire + 他動詞 + 名詞 1+ à 名詞2「名詞2」「名詞1」「他動詞」させる
Je fais manger ma fille à mon mari.


ということは、
旦那に娘を食べさせる、ということになってしまうのです。

manger は自動詞と他動詞と両方の用法があるので、こんなことになってしまうのです。

クワバラクワバラ…


Je fais chanter une chanson à mon mari.
これなら理解はスムーズです。一曲歌ってもらうのですね。


ではこんな場合はどうなるのでしょう?

Je fais à manger à mon mari.
前置詞 à が入っているので、「使役用法(〜させる)」ではないのです。
faire quelque chose à manger donner quelque chose à manger はあまりに頻繁に使われるために、いつの間にか quelque chose がなくても「食べ物を作る」「食べ物を与える ≒ 食べさせる」という使い方ができるようになったのです。

「旦那に食事を作る」という解釈が自然でしょうね。


ではここに使役の faire を加えたら à 〜の解釈はどうなるのか?
謎は深まります。

faire は奥が深いですね。まだまだ知らないことがありそうです。
実は、faire の用法でとても苦手なことがあるのですが、調査ができないままに時間だけが過ぎていきます。
論文探してみようかなあ。ネイティブを数人集めて調査するほうが早いかなあ。
と考えているうちに、早15年です。

今日覚えたい読解

Le musée du Louvre ne peut ouvrir ce dimanche 1er mars.


助動詞(フランス語文法では「動詞」)pouvoir が入っているので、「開けません」という意思や事実の発表ではなく、「状況を考えてできない」ということですね。この場合は職員が拒否をしたので、ということです。

pouvoir / savoir / oser / cesser の4動詞は、書き言葉に置いては否定語 ne だけで(pas がなくても)否定文になるのです。


Nous vous invitons à écrire à Assistance-billetterie@louvre.fr pour obtenir un remboursement.


inviter 人 à 動詞の原形 = 「どうか〜してください」を伝えるオフィシャルなイメージの表現です。vous(観光客)に対してお願いをしているのです。


Nous nous excusons pour la gêne occasionnée. Nous vous tiendrons informés de l’évolution de la situation.


tenir au courant à 人 de コトガラ tenir informermé à 人 de コトガラ〜に...について(変化のある情報などを)
伝える


現段階では、フランス全土で5000人以上が集まるイベントは中止、l'Oise県(パリの北)の9の市町村においてすべての学校が閉まっています。

はあ、どうなっちゃうんだろう...

今日覚えたい表現

「延期をする」

remettre, repousser, reporter, ajourner


なんか楽しくないことばかり続きます。やるせない思いが募り、言いたいことは山程ありますが、今日はこの語を覚えましょう。

どこが違うか?はあまり気にする必要がありません。
「だいたい同じ」なのです。

以下の文はあくまで「例文」なのです。内容に右往左往しないようにしてください。


remettreを例にとって書きます)
これらの動詞は、以下の構文を取ります。


remettre イベント à 延期される日

J'ai peur que les Jeux Olympiques soient remis à l'année 2021.
2021年に延期されちゃんじゃないだろうか... はあ、嫌だなあ。

avoir peur que 接続法:嫌だなあ
les Jeux Olympiques:オリンピック
être remis:延期される


来年に延期される可能性があるということは「1年」後ろに押されるということです。
こんな時には「数値の差や変化を表す de」を使います。

Il est possible que les Jeux Olympiques soient remis d'un an.
一年延期される可能性があるようです。


Mon vol est retardé de 2 heures.
飛行機が2時間送れている。


J'ai grossi de 2 kilos en 3 mois.
3ヶ月で2キロも太っちゃった。


ちなみに、「中止する」annuler です。
お間違えのないように!


明日は、昨日の続きを書く予定です。
Je compte, demain, écrire une suite de l'article d'hier.
語順ややこしや...

今日覚えたい文法

使役構文
放任構文


1.J’ai laissé venir ma fille.
2.J’ai fait venir ma fille.
3.Mademoiselle, vous avez fait tomber votre mouchoir !


上記3例に見られる laisser + 動詞の原形faire + 動詞の原形の用法は「使役」と呼ばれるものです。「〜させる」という訳が一般的でしょうか。


これら2表現はどこが違うのでしょうか。

わたしはこう考えます。

「娘を来させた」が 1 と 2 の訳として最もシンプルのものでしょうが、前提に大きな違いがあります。

laisser の方は、娘は「行きたい」という意思やアクションをすでに起こしていて、父であるわたしはそれを見て(もしくは耳にして)、「どうぞどうぞ、構わないよ」とそのまま放置して「来させた」のです。

わたしが得意な「ほうちぷれー」です。


一方 faire の方は、娘は「行きたい」という意思やアクションをすでに起こしいないにも関わらず、父であるわたしが「なんとか来なさい」と、娘の意思に関わらず「来させた」のです。

こちらのキーワードは「関与」です。


laisser faire の用法の違いは「前提として主語が関与しているかどうか」なのです。
「無理やりか否か」ではなく「関与しているかどうか」と考える方が納得できるのです。


3.Mademoiselle, vous avez fait tomber votre mouchoir !
この用法も、お嬢さんが持っていたハンカチが手から滑り落ちたり、スマホを取り出した時に一緒に気づかないうちに落ちてしまったのです。
「関与」していますね。


テーブルの隅においてあるペンに手があたって「落とした」場合は、
J’ai fait tomber le feutre.
です。


水平方向がおかしい斜めになっているテーブルの隅っこから、自然ペンが転がり落ちるのを見ていたけれど、拾うのが面倒くさくなった場合は、
J’ai laissé tomber le feutre.
となるのです。



最後に、(ほぼ用法が)自動詞しかない tomber を他動詞「〜を落とす」にするためのサポート動詞が laisser faire と考えてもいいかもしれません。2語で一つの動詞みたいに考えるのです。

laisser tomber + 名詞=(自然に任せて)落とす、落ちるままにする
faire tomber + 名詞=(主語が関与をして)落とす、落ちるままにする


これら表現の直接目的語(扱いの名詞〉が代名詞化されたときは、以下のとおりです。

Hé, le feutre ! - Je LE laisse tomber, je le récupèrerai tout à l’heure.
落ちてもかまわないよ、後で拾うから。


Mademoiselle, vous avez fait tomber votre mouchoir !
- Oh, là là, je L’ai fait tomber ? Merci, j’y tiens énormément. Que vous êtes gentil ! Je vous offre un verre. Vous avez 5 minutes ?

訳はあえて付けません。場面を想像してニヤニヤしてみてください。


明日も続く、かもです。
À suivre… Peut-être…

今日覚えたい文法

使役構文
放任構文


文法書によって記述に若干の違いはあるようです。
両方とも「使役構文」を作ると書いてあるものや、片一方は「使役構文」を作りもう一方は「放任構文」を作るという説明をしている参考書もあります。

分類なんて便宜的なものなので、どっちでもいいです。使えればいいのですから。


その2動詞は faire laisser です。
← ここまでの部分があるから、長くなっちゃうのですね。まあ我慢してください。落語でいう「枕」なのですから。

以前同内容の記事を書いていますが、1年半以上前なので大半の人は忘れているはずです。
覚えている方は「復習」に使ってください。
わたしも書いていたことを忘れていました!


まず両動詞とも「〜させる」と訳されます。
両動詞とも、後に「別の動詞の原形」を伴います。


J’ai fait venir ma fille.
J’ai laissé venir ma fille.

娘を来させた


どう違うのでしょう?
faire を使うとこの場合は、「娘に電話をかけて、嫌がるのに無理やり来てもらった。」という解釈が自然でしょうか。
laisser を使うとこの場合は、「娘が来たがっているから、それを許した」という解釈が自然でしょう。


ということは、faire 「無理やり」laisser 「自由にさせておく」ということなのでしょうか?


いや、必ずしも「無理やり」でなくていいのです。
わたしは32年前から使いたくてずっと準備をしていう表現があるのです。


Mademoiselle, vous avez fait tomber votre mouchoir !
お嬢さんハンカチ落としましたよ!


あらありがとう→お礼にいっぱいごちそうするわ→良ければ今晩食事をご一緒しません?→ワイン弱いのだけど好きなの…→酔っちゃった(*˘︶˘*).。.:*♡→ここから先は書けません。
(まあ実際には、誰もハンカチなんて目の前で落としてはくれないのですが)

ハンカチは必要がないからと思い、無理やり道に捨てたわけではないですよね。
ということは「faire + 動詞の原形」はどういった場合に使われるのでしょうか?

続きは明日です。
A suivre…

今日覚えたい文法

今日から数日間に渡って3月20日(金・祝)&21日(土)で取り上げるテーマの「入り口」を書いてみたいと思います。
(多分今日で最後)


「接続法を使えるようになろう」


A: 接続法って難しいんでしょ。みんなそう言っているし、先生も言ってたし、活用も接続法現在形過去形があってよくわからないし、わたしの周りのフランス人の友達も使わないし。

わたし:それは大きな誤解ですね。接続法ほど「楽な」動詞の形はないですよ。


日本人が「難しい」というのはみんなの癖ですね。フランス語を習い始めたときも「活用難しい」とか「書かれたものがすぐ発音できない」と思いませんでしたか?初期の段階で難しいと思っててた活用形は「現在形」で、今話題にしているのは「接続法」ですよね。接続法は現在形の100倍簡単ですよ。ただし「現在形を覚えていたら」の話です。いや、現在形と接続法の活用を覚える手間を単純に比較しても、後者に歩がありますね。


すぐに読めないと言うならば英語のほうがもっと読めないですよ。put vs but、now vs Know、knightの読み方… どれをとっても超一級の難しさです。英語は「知っているから読めるのです」

「難しい」と言ってはいけないのは教育の鉄則です。その先生と話し合ってみたいものです。


接続法現在形過去形は日本語とほぼ100%の対応をしていますよ。

パリにやっと行け「る」んだね、よかった。
接続法現在形を使います。

パリにやっと行け「た」んだね、よかった。
接続法過去形を使います。


周りのフランス人が「あなたに話しかける時に」接続法を使わないのでしょう。それはズバリ「日本人だから忖度をして」話しているのです。その人が別のネイティブと話している時の言動を観察してみてください。映画やお芝居のシナリオを読んでもいいかもしれません。数多く使われていますよ。


最後に、一部の表現では本来直説法だった表現が、最近では接続法と組み合わされる現象が観察されます。要するに、接続法は減るどころか増えているのです。
おそらく今後も増え続けると予想されます。

そんな接続法について更に学びたくなるような講座が3月20日&21日に開講予定です。
参加したくなったでしょ?

結局宣伝かっ!

今日覚えたい語の使い分け

personne, gens, monde


今日から数日間に渡って3月20日(金・祝)&21日(土)で取り上げるテーマの「入り口」を書いてみたいと思います。


・3月20日(土)14時30分〜16時
「どう違う?どう訳す?」


どれも「人」という訳語が付きやすい語ですね。
どう違うのでしょう?

フランス語の単語を捉えるときは「訳語」ではなく「語が持つ意味・本質」で捉えるようにしてください。
その本質は「例文」に出ているのです。


まず personne です。3語の中でこれだけが、単数形にも複数形にもなれます。ということは...

そう、「何人か」ということを積極的に相手に伝える語なのです。

Il y a combien de personnes dans la salle ?
- Il y a 5 personnes: 2 étudiants et 3 lycéens.


数える時に使われる、不定冠詞が使われるということは、「具体的」にその対象者を見ているということでもあります。

passer par une tierce personne
第三者を通す


gens
は不思議な名詞です。s は文法的には「複数形」を表しているのに、単数形が存在しません。ということは「人」を個別に見ないでまとめて「人たち」と感じているのです。ということは、個別に数を数えるには向かないということなのです。(数える場合は personne を使います)

いつも複数形で元の形が(あまり)使われないということにおいては、ほんの少し日本語の「子どもたち」と似ています。ほんの少しなので、突っ込まないでくださいね。

Il y a beaucoup de gens là.
人がたくさんいますね。

Les gens sont gentils dans ce pays.
みんなこの国では親切ですね。

これらの例では、「人」まとめてざっくり見ているので、personnes より自然に感じられます。

しかも、現在は男性名詞なのに本来は女性名詞であったために、gens の直前に形容詞が置かれる場合は「女性形」が使われます。
(形容詞を付けた表現の頻度が高い場合は「例のルール(複数形の名詞の直前に形容詞が置かれている場合は、不定冠詞が des ではなく de が使われる)」が適応されずに des のままです)

des petites gens
des jeunes
gens

jeunes gens はどうやらネイティブの中では「1単語扱い」で「若者」を意味しているようで、数えることもあるようです。(ただし単数形は存在しないので、2以上ですが)

Il y avait deux jeunes gens.


では monde は?
ここから先は授業で〜
(♫ここから先は CD で〜、ってのがありましたね)

タネは明かさないから「ワクワク」が続くのです。

結局宣伝かっ!

今日覚えたい文法

今日から数日間に渡って3月20日(金・祝)&21日(土)で取り上げるテーマの「入り口」を書いてみたいと思います。


・3月20日(金・祝)10時30分〜12時
「現在形を制するものは動詞を制す」


acheter の 1人称単数形 je の(直説法)現在形
を言えますか?書けますか?
→ すぐに反応できた人は、単純未来形及び条件法単純形(現在形)の活用が得意なはずです。


finir の3人称複数形 ils の(直説法)現在形を言えますか?書けますか?
→ すぐに反応できた人は、接続法単純形(現在形)の活用が得意なはずです。

faire の1人称複数形 nous の(直説法)現在形を言えますか?書けますか?
→ すぐに反応できた人は、半過去形の活用が得意なはずです。


もちろん活用形を覚えるのは楽なことではなく、それなりの時間やエネルギーが必要なのです。
しかしその活用形の元は、ほとんどが「現在形」なのです。


種明かしをします。
acheter の1人称単数形 je の(直説法)現在形j’achète ですね。
(「えっと」が入らず、1秒以内で言えた人のみ「使える活用形を身に付けている」と言えるでしょうね)

j’achète だから、単純未来形条件法 j’achèterai(s) となるのです。


finir の3人称複数形 ils の(直説法)現在形ils finissent ですね。
ils finissent だから que je finisse となるのです。(← 邪魔な nt は取り除きます)


faire の1人称複数形 nous の(直説法)現在形nous faisons ですね。
nous faisons だから je faisais となるのです。


接続法の活用ができないことを、接続法のせいにしてはいけません。
半過去形が難しいという前に、現在形はスラスラと「順番でなく」欲しい人称の活用形を言えますか?

そんなことを更に丁寧に詳しく説明をして、一気に参加者を「活用形が得意な人」にしてみせます。

事情が許せば、ご参加ください。

今日覚えたい文法(表現)

〜で済ます
〜なしで済ます


昨日の記事に登場した表現を確認しましょう。

J'ai déjeuné d'une simple soupe.
ちょっとしたスープで、ランチを済ませました。

J'ai dine d'un sandwich.
夜はサンドイッチで済ませました。


この表現の「反対」(〜なしで済ます)の表現を探してみましょう。

「〜なしで」sans が思い浮かびますが、「済ます」に相当するフランス語はないようです。「済ます」って少しマイナスのニュアンスを含む、不思議な日本語ですよね。


ここはズバリ、フランス語の定番表現 se passer de でしょう。


Mon frère ne peut pas se passer de son ours en peluche.

弟はぬいぐるみのクマを手放せない。
(=弟はぬいぐるみのクマなしでは、生きていけない)


この表現を使う時には注意が必要です。
「決まったものがなくていい」と言いたい場合は、定冠詞や所有形容詞で問題ないのですが、「朝ごはんにはヨーグルトが欠かせない」「音楽はなくても大丈夫」と言いたい場合は、特にあのヨーグルトやあの音楽と言っているわけではないので、定冠詞は使えないのです。

Il faut du yaourt pour le petit-déjeuner.
Même s'il n'y a pas de musique, ça ne me pose pas de problème.

上記の文のように、de を含む冠詞が使われるのです。


se passer de にはそもそも前置詞 de が含まれているので、例のルールが適応されます。

de(前置詞)+ des / du / de la...(de を含む冠詞)→ 冠詞を省略

という訳で、


Je ne peux pas me passer de yaourt pour le petit-déjeuner.
Je peux me passer de musique.

となります。


もちろん、de を含んだ表現なので、

Tu peux te passer de pain au petit-déjeuner ?
- Ah non, je ne peux pas m'EN passer.

という代名詞化が行われます。

今日覚えたい語の使い方

déjeuner / diner
(déjeuner で記事を書いていますが、diner も全く同じです。)


・déjeuner は動詞優先
「昼食を取る」と言いたい場合は、déjeuner を動詞で使うのが自然です。 prendre le déjeuner の頻度は高くありません。ただし、しっかりとランチをする(ステーキを食べるなど)場合は形容詞が必要なので、prendre un déjeuner solide と déjeuner を名詞で使います。diner も同じです。


・déjeuner は食べない

déjeuner を食べたい場合も manger le déjeuner ということはできません。manger することができるのは、直接口に放り込むことができる「食品名」だけです。manger du chocolat、manger de la viande… が普段の使い方なのです。「ロベール仏和大辞典」に記載がある manger le déjeuner という用法はありません(周りの教師数名に確認しました)。なぜ未だにこの記述が残っているかは謎です。


・déjeuner は自動詞

自動詞とは、名詞を動詞の直後に必要としない、言い換えると、動詞の直後に名詞を置くことができない動詞です。

Je marche tous les matins au moins une heure. marcher は自動詞です。
Je n’ai pas encore mangé ce matin. ← manger の自動詞用法です。
Je n’ai jamais mangé de hachis parmentier en France. ← manger の他動詞用法です。

動詞 déjeuner は自動詞用法しかないので、
déjeuner un sandwich とは言えないのです。


・スープでランチを「済ます」

時間がなくて「スープでランチを済ます」ことってありますよね。こんな場合にのみ、déjeuner と名詞を組み合わせて使うことができます。
ただし先程書いたように、直接目的語を取る用法がないために工夫をしなければいけません。こんな時にはなんでも屋の前置詞 de の力を借ります。

× déjeuner un simple potage(この simple の意味は辞書で確認してくださいね)
○ déjeuner d’un simple potage

ということは、
× déjeuner un sandwich
○ déjeuner d’un sandwich
なのです。


déjeuner や diner が省略されることはないようですが、フランス国内で「朝食」を意味する le petit(-)déjeuner は le petit(-)déj'(「正確」に書けば le petit(-)dèj' かな)のような「音」で省略して使われることがあります。

こんなことを、3月20日&21日の「文法特別講座」で話しますよ。
ぜひ、ご参加ください。

結局、宣伝かっ

今日覚えたい語の使い方

「朝食」あれこれ


「朝食」の呼び方は国により違う
フランス国内で「朝食」は petit(-)déjeuner と言われる。一方、ベルギーやスイスなど、フランス以外の国では déjeuner と言われることが多い。


「朝食」は食べない
déjeuner や diner と違い、標準フランス語においては「動詞」では使われないので、prendre le petit(-)déjeuner という組み合わせで使われる。manger le petit(-)déjeuner(他の食事もそう)は間違い。一部のフランス人は、以前のように déjeuner を動詞で使い 、prendre le petit(-)déjeuner ということを表すことがある。
ちなみに、「ロベール仏和大辞典」に記載されている
manger le déjeuner は間違いです。


prendre un petit(-)déjeuner とは言わない
petit(-)déjeuner を始めとする食事は、原則的に le という「定冠詞」と主に使われます。朝に食べる「あの」食事という訳です。
「un があったら deux がある」「un があったら un autre がある」のです。一般的に朝食は「1回しか食べません」から、定冠詞なのです。


・形容詞が付けば、不定冠詞が登場する
昼食ではなく「朝食」を食べた、と言いたいのではなく、「しっかりとした」朝食を食べた、「バランスの取れた」朝食を食べた、「軽い」朝食を食べた… と形容詞を使って説明を加えたい場合は、不定冠詞が使われます。

prendre UN petit(-)déjeuner solide / équilibré / léger


・何を食べるかを言いたい場合は
au / pour / comme などの前置詞を添える。ちなみに diner la viande とは言えません。動詞 déjeuner / diner は自動詞なので、名詞を直接動詞の直後に置くことはできません。

manger un peu de pain et de la salade au / pour le / comme petit(-)déjeuner
Qu’est-ce que tu veux manger au / pour le / comme petit-déj ?


Moi, au petit(-)déjeuner, je mange de la soupe et un peu de pain, et je bois du café. Et vous ?

soupe が manger な理由はまたいずれ。
Bonne journée !

今日覚えたい文法

宿題の答え合わせです。
ポイントは「ていた」をどんなふうに「描くか」ですよ。


何名の方から指摘がありましたが、曖昧な日本語です。そのとおりです。あえて「いろいろな解釈ができる」ように文を作ったのですから。

実際に使われる言葉なんてそんなものではないですかでしょうか。
上手な言語の使い手は、誤解が生じないように丁寧に話しますが、急いで話していたり細部にこだわらない話し手は、聞き手が脳内で情報を修正しながら話を続けているのです。


・家に帰ったら(Quand je suis rentrée)、旦那が晩御飯を食べていた。
この「食べていた」は、食べている最中であった、と言う解釈が自然だと感じます。

Quand je suis rentrée, mon mari dinait.
半過去形です。帰ったその時点で、食事をするという行為が展開中だったのです。


・家に帰ったら(Quand je suis rentrée)、旦那が晩御飯を食べていて、テレビを見ていた
その場にいた人は1つのシーンしか目に飛び込んでこないですが、文字情報を元に場面を描くと、「晩御飯を食べていて」は2種類の映像が浮かびます。

1. 「食べながら」テレビを見ていた
2. 「すでに食べてしまっていて」テレビを見ていた

1. のほうは2つの行為が過去の場面で「同時進行」なので、両方に半過去形を使うか、補足的な行動の方を gérondif にすることもできます。

Quand je suis rentrée, mon mari dinait et il regardait la télé.
Quand je suis rentrée,
mon mari dinait en regardant la télé.

2. の場面を描いたならば、2つの過去の行為に時間差があるので、すでに終わっていた方の「食べていた」に大過去形を使う必要があります。

Quand je suis rentrée, mon mari avait diné et il regardait la télé.


・家に帰ったら(Quand je suis rentrée)、旦那が晩御飯を食べていて、お皿を洗っていた。
この文は、私たち日本語ネイティブには「明白」ですね。言語を使ったコミュニケーションにおいて大きなファクターを占める「常識」が加味されます。
食べながら(おそらく自分の)お皿を洗うことはないはずです。

Quand je suis rentrée, mon mari avait diné et il faisait la vaisselle.


・家に帰ったら(Quand je suis rentrée)、旦那が晩御飯を食べていて、とっくに寝ていた。
とっくに寝ていたということは、過去の一時点(帰宅時)に「布団に入る」という行為が完了しているわけです。過去の時点のその前は「大過去形」でしたね。

もちろん、寝るときには当然とっくに食べ終わっているわけです。

えっじゃあ、「大過去の前」ってことですよね。大過去形の前って何形を使うの?
大大過去形って辞書にもありません!

そんな時制はフランス語には準備がされていません。
大過去形の前に完了してしまっている行為も「大過去形」でいいのです。どんな時制で表現されていても、過去の一時点において「完了」している状況は「大過去形」が使われます。また、その過去の時点で同時に展開している場合は「半過去形」が使われます。

Quand je suis rentrée, mon mari avait diné et il était allé au lit.
Quand je suis rentrée,
mon mari avait diné et il s’était couché.


ただし「寝ていた」を「眠っていた」と解釈することもできます。その場合は、

Quand je suis rentrée, mon mari avait diné et il dormait (déjà).


見えている場面はひとつなので、当事者は正確にそのシーンを伝えるには、丁寧に時制を選択する必要があります。
いっぽう、作文をする場合や他人の話を伝えるには、まずできるだけ丁寧にその言葉を読み解く必要があるのです。それを映像化し、それから丁寧に時制を選択する必要があります。

作文や文法とはそういうものなのです。なかなか一人では学習しづらいのです。
3月後半に「文法特別授業」があります。いかがですか?

結局宣伝かいっ!

今日覚えたい文法

家に帰ると、旦那は「ご飯を食べていた」

いつも半過去形ですか?

朝起きると、雨が降っていた。
朝起きると、弟は寝ていた。
朝起きると、
姉は会社に行っていた。


一つだけ仲間はずれの「ていた」があります。
10秒間考えてみてください。

そう「会社に行っていた」です。「雨が降っていた」「弟は寝ていた」は、わたしが朝起きた時に同時に展開している「場面」ですね。そんな背景の中、わたしは目が覚めたのです。


Quand je me suis réveillé(e), il pleuvait.
Quand je me suis réveillé(e), mon frère dormait (encore).


「会社に行っていた」を素直に解釈すると、「会社に向かってすでに家を出てしまっていた」と読めるはずです。少なくとも日本語ネイティブのわたしは、そう解釈します。

ということは…
過去の一時点(この場合は「私が起きたとき」)において、すでに完了してしまっていることを伝える「大過去形」が使われます。

Quand je me suis réveillé(e), ma sœur était partie travailler.
こうなります。


Quand je me suis réveillé(e), ma sœur partait.
先日書いたように、姉は玄関先で靴を履いてる、そんなタイミングですね。


よく授業中に質問されます。
「半過去形と大過去形、どっちがいいですか?」
その時のわたしの返答はこうです。
「何を伝えたいのですか?終わっていたことを伝えたいのか、進行中であることを伝えたいのか?場面を想像してください。」


明日への宿題です。

家に帰ったら(Quand je suis rentré)、旦那が晩御飯を食べていた。
家に帰ったら(Quand je suis rentré)、旦那が晩御飯を食べていて、テレビを見ていた。
家に帰ったら(Quand je suis rentré)、旦那が晩御飯を食べていて、お皿を洗っていた。
家に帰ったら(Quand je suis rentré)、
旦那が晩御飯を食べていて、とっくに寝ていた。


ポイントは「ていた」をどんなふうに「描くか」ですよ。

読むだけじゃなく、できれば書いてみてください。
明日の記事が楽しみになるはずです。
たぶんね…

今日覚えたい(話し言葉での)文法

直接話法を間接話法にする時の時制

「誰かの発言を、自分に取り込んで、自分の口から伝え直す」


誰かの発言を、その人が言ったとおりに声色を真似ながら伝え直すのを「直接話法」と呼びます。

その発言を自分の中に取り込んで、改めてその人を自分の立場から見た人称や時間に置き換えて、「わたし」を「彼女」にして、「明日」を「次の日」にしたりして伝える表現方法を「間接話法」と呼びます。


わたしはこう考えます。

直接話法を間接話法に変えて発言する際に、気をつけないといけないことが「3つ」あります。

時制
人称
時間の表現
です。


優先順位を付けてみましょう。
1. 人称
2. 時間の表現
3. 時制
の順でしょうね。


えっ?
時制の一致が一番大事って習ったし、たくさん練習させられたよ。

まあそうでしょうね。
教える側もそう信じ込んでしまっているのです。

コミュニケーションで最も重要なことは「言いたいように伝わる」ですよね。
この点から考えれば、時制の一致は重要ではありません。

現在形は半過去形になるし、半過去形は半過去形のままだし、単純未来形は条件法単純形(=現在形)に変わるけれども、条件法単純形は条件法単純形のままだし。


実は、間接話法を使うと「時制の考え方は緩やか」になるのです。
ということは… そうです!
重要度は高くない、ということです。

近頃はネイティブの発言の中にも、時制の一致を無視しているものが増えてきたような気がします。


それよりも、je が elle に、mon が son に、tu が je に、vous は nous か je に変わるほうが遥かに重要で、間違えると誤解を生むし、que の後に demain というと、急に過去の時間から「現在」へタイムスリップする感覚で、頭が痛くなります。
demain le lendemain に変えなければいけません。


時制の一致は「書く時」は時間を取って考えるべきですが、話し言葉においては、特に気にする必要はありません。
そのまま、直接話法で使われていた時制を使ってください。


「ちゃんと通じます、ご安心の程を」
責任を持って発言しています。

今日覚えたい文法

Je partais.
今出かけるところだったよ。
(まだ出かけていない)


なぜこんな解釈になるのでしょうか。

まず改めて半過去です。
昨日のこんな数行を確認してください。

「半過去形は、過去のある時点における「現在形」と同じ役割を持ちます」


今の時点と同じ時間でコトガラが展開しているのが「現在形」です。言い換えれば、まだその行為は終わっていないのです。
重要なことは「終わっていない」というポイントです。
(ここでは「終了するか・終了させようと思っているか・させられるか」は問題ではありません)

一旦おいておきます。


動詞の「相」の話です。言語学における「相」「動作・行動の局面」と考えてください。

食べるmanger住むhabierいるêtre旅をするvoyagerの共通項は何でしょう?
到着するarriver出発するpartir忘れるoublier目覚めるse réveillerの共通項は何でしょう?


前者は「長さを持てる」という共通項があります。ダラダラと一定期間そういう状態や行為が続くのです。
という訳で、Je mange 「食べている最中である」という解釈が可能ですし、Je suis à Paris「いまパリにいます」という解釈になるのです。


後者はそうはいきません。
「到着する」という行為は、ドアを開けた瞬間に「終了」してしまいますし、se réveiller は目を開けた瞬間にその行為は終わりますね。

現在形で表されている動詞の行為のポイントが「終わっていない」ということは、次のような解釈になるのです。

J’arrive.
(今から)到着する。
Je pars.
(今から)出発する。
Je vais acheter une baguette.
(今から)パンを買いに行く。


さて半過去に戻りましょう。
もう一度書きます。

今の時点と同じ時間でコトガラが展開しているのが「現在形」です。言い換えれば、まだその行為は終わっていないのです。
重要なことは「終わっていない」というポイントです。


この考え方を半過去に転用してみます。
なんたって半過去は「過去における現在形」なのですから。

過去の時点でコトガラが展開しているのが「半過去形」です。言い換えれば、まだその行為は終わっていないのです。
重要なことは「終わっていない」というポイントです。


J’arrivais.
過去のある時点で「到着」という行為が終わっていないということは「もう少しで到着するところだった」と解釈されます。
Je partais.
過去のある時点で「出発」という行為が終わっていないということは「もう少しで出発するところだった」と解釈されます。
J'allais chercher une baguette.
パンを買いに行くところだったのです。


半過去を用いて「〜するところだった」と解釈になる動詞は、この「瞬間相←言語学者はもっと細かく分類しますが、わかればいいのです」の動詞に限られます。一瞬でその動詞の行為が「始まって終わる」動詞ですね。


「忘れる」という動詞も瞬間に起こるものなので、半過去で使うと、

J’oubliais.
忘れるところだった、危ない危ない!


こんなニュアンスでつかわれます。
思い出してよかったですね。

こんな発言が増えてきた、今日このごろです...
トホホ...

今日覚えたい文法

Je partais.


朝早く先に仕事に出ていた同居人から、携帯に電話がかかってきました。

Tu es déjà parti(e) ?
- Je partais.


さては発言者はどこにいるでしょう?

とっくに家を出て通勤中なのか、玄関先で靴を履いているのでしょうか?

半過去形の訳は「〜ているところ」となるので、電車の中にいて「でかけているところ」なのでしょうか?


ココでのポイントは2つあります。
1. 半過去形
2. 動詞 partir


まず半過去形を考えます。
半過去は「繰り返し・習慣、過去の状況・背景」を表すと学習します。

そのとおりですが、もっとシンプルに考えてみましょう。


半過去形は、過去のある時点における「現在形」と同じ役割を持ちます。

今話している時点における「現在形」の役割は何でしょう。


J'habite à Osaka.
Je suis professeur.

今のわたしの環境(状況)です。


Je regarde la télé depuis ce matin.
いまテレビを見ている最中です。


Je regarde la télé tous les soirs de 17h à 21 heures.
毎日の習慣です。


Je vais chercher une baguette.
今からする行動です。


全文を半過去形にしてみましょう。

En 2002, j'habitais à Osaka.
En 2002, J'étais professeur.

当時のわたしの環境(状況)です。


Je regardais la télé depuis ce matin-là.

その時テレビを見ている最中だったのです。


A cette époque-là, je regardais la télé tous les soirs de 17h à 21 heures.
当時の毎日の習慣です。


J'allais chercher une baguette.

直後にする予定の行動です。
「今から」出かけようと思っていたのです。


そう、最後の用法が Je partais に対応します。

「出かけるところだった」
まだでかけていないのです。ぎりぎり間に合ったので「忘れ物を持ってきて」と頼めたはずなのです。


こんなふうに解釈ができるのは、もちろん「場面」が大きな役割を果たすのですが、実は動詞 partir が持つ「相」が大きく関与をしています。

「相」ってなに?
明日できるだけ易しく説明してみたいと思います。

A suivre...

今日覚えたい文法

〜から... まで


Je suis à Cologne de lundi à jeudi.
月曜日から木曜日までClologneにいます。(ドイツでなければ、南西フランスの小さな村です)


〜から... まで de ~ à ... ですよね。
日にちと使う場合は le が必要なので、du ~ au ... となります。


Je suis à Vienne du premier au 10 aout.
(フランスにもVienneという町があります)


では「6月から8月まで」はどう言いましょう?

いつも en aout という形で見かけるし、「東京で」は à Tokyo で、「大阪から東京まで」は de Tokyo à Osaka って習った覚えがあるなあ。ということはどっちなんだろう?

「で」の形が使われるのか、de ~ à ... が定形なのかなあ、どっちかなあ。


正解は、

Je suis à Vienne de juin à aout. です。


どうやら「〜から... まで」de ~ à ... という表現で固定されているようです。
(もちろん例外はありますよ)


J'ai fait mes études de médecine de 1995 à 2002.
Chaque année, mon professeur passe tout l'été en France, de juin à aout.


今日は短く書けました。

今日覚えたい考え方

誰と話すか、何を伝えるか


フランス語を学習する時に「自分の着地点」は見えていますか。
理想の自分の姿です。

わたしの理想の姿は、
「初対面の5歳〜80歳のヨーロッパ出身のフランス語ネイティブと、何十分も馬鹿話ができる」です。

そうなるための「毎日の地味な作業」を実行中です。

旅行会話が目的の人の学習方法と、ネイティブ彼氏(旦那さん)を持つ人の学習方法と、資格試験に合格したい人の学習方法と… 全く違う方法論を取らなければいけません。


誰と話すか?

旅行会話であっても、ツアーで旅行する人は、特に難しいことを学ぶ必要はありません。
極論を言えば、話せなくても十分旅は堪能できるはずです。
個人旅行でも「トラブルがなければ」多少の数字と表現を覚えておけば、対応できるでしょう。


ただ「トラブルのフランス語」は骨が折れます。
駅についたら電車が来ていない、チェックインしようとしたらホテルの入口が閉まっている、スマホをスられて警察で「盗難届」をなさなければいけない…
かなりの準備が必要です。パニックになっている中で「冷静なフランス語」を使って状況を伝え、相手の意見を聞き判断をして、解決策を探る。鍛錬が必要ですね。


旦那さんがフランス人なのでその家族と話す必要がある人は「日常会話」ができないといけないのです。
「コロナウィルス心配だね。感染力は高いけど死亡率は低いみたいだよ。粘膜からの感染が多いから、うがい手洗いは必要だね」「逮捕されちゃったね。覚せい剤で2回めでしょ。実刑になるのかな?執行猶予は付くでしょ」
(書きながら、私自身が言えないことに気づきました。今から勉強します)


何を話すか?
究極は「自分をうまく伝えられるか」でしょうね。それにはまず「母語」を磨く必要があります。
なぜフランス人はあんなにたくさんフランス語で話せるのか?
母語であることが最大の理由ですが、そういう教育を受けてきているのです。この春の baccalauréat で、「口頭論述」のテストが導入されることが決定したようです。「考えを伝える」ということができなければ、次のステップに行けないということなのです。
フランス語の前に、まず「日本語」です。
自分の考えを全く知らない人に伝えるべく、日本語を磨きましょう。

「外国語は母語を絶対に超えません。母語でできる範囲内のことしか、フランス語ではできないのです。」
わたしが思っていることで根拠はありませんが、間違っていないと思います。

究極の学習方法は「母語での言語能力を高める」ことかもしれません。


ごちゃごちゃ書きましたが、新しいことを知るって楽しいから、勉強ってやめられないんですよね。

フランス語と長く付き合っていきましょう!
ただ方向や着地点だけは、正しく見据えてね。

今日覚えたい表現

Ce qui te va me va.


聞いたことがない表現かもしれません。ぼくも長いフランス語生活(もう30年です!)で1−2度しか聞いた記憶がありません。
初めて聞いたのは、愛してやまない Emmanuel Mouret という映画監督の作品の中でした, dont le tilre m’échappe….(タイトルは忘れました)


例えば彼女に「今夜何食べたい?」「今夜何食べる?」と聞かれて
Dis, qu’est-ce que tu veux manger ce soir ?
Dis, qu’est-ce qu’on mange ce soir ?


答えが思いつかない場合や、本当になんでもいいと思うシーンだと、フランス語ではこんな表現がよく使われます。

N’importe quoi.
何でもいいよ。


う〜ん、正しいのです。しかしながら、正しいからといって必ずしもその場面に「ふさわしい」とは限りません。
少し投げやりなで無関心な印象を与えかねません。

「知らない、まかせる、適当にして!」
と、完全に相手に委ねてしまっているように取られる可能性を含んでいるので、
「もういつもそうなんだから!」と喧嘩になりそうです。


そんな時にはこんな表現です。

「きみがいいと思うものは、何でもいいよ。」
Ce qui te va me va.
きみにとって ça va なものは、ぼくにとっても ça va だよ!


毎日使っていると表現に「手垢がついてしまい」効果がなくなりそうですが、時々使うと、表現の珍しさも手伝って、その後のコミュニケーションもうまくいく可能性があります。

揉めるのは、何よりも、誰よりも、嫌いなのです。
そんな(損な?)性格になってしまいました。

今日覚えたい表現

Tu as dû payer cher !
高かったでしょう!


お友だちが素敵な時計をしています。
お友だちが素敵なかばんを持っています。
お友だちが素敵なギターを持っています。

そんな時にいいたくなるセリフが
「高かったでしょう!」でしょうね。

人の懐具合なんてどうでもいいはずなのに、つい一言…
羨ましいし、気づいたことを伝えたいのです。


「高い」を表すフランス語としては、cher、haut、grand、élevé
いろいろありますが、「値段が高い」場合には cher を使いたくなりますね!


C’est cher !
高っ!


ここでお友だちに面と向かって、
C’était cher, non ?

というと、なんだか変なのです。
単なる値段確認なのか、高価なものを買ってしまったことに対する非難なのか。
どちらにしても、もっといい表現があるはずなのです。


こんな時には、
Tu as dû payer cher !
がふさわしいでしょうね。


直訳ではでてこない表現です。

payer cher:高額を支払う
avoir dû:〜のはずだ、きっと〜である

組み合わせても「高かったでしょう」という訳にたどり着くには、かなりの「意訳力(こんな言葉はないかな)」が要求されます。


訳ではなく「場面」で覚えてください。

親しいお友だち(ぼくの中では親しくなければ「友だち」とは呼びません)が高価そうなものを持っている時。
「いいわね、素敵!」というニュアンスを込めてやさしく

Tu as dû payer cher !
と言ってみてください。


さて、payer は現在形で活用できますよね?
宿題でもなんでもない、単なる確認です。
ここで確認すると、ほんの少し前進です。しなくても、何も変わりません…

今日覚えたい文法

dernier って使えますか?


先日書いた premier の続きのようなそうでないようなお話です。


柱になる用法としては、まず le dernier dimanche ( de mars ) というのがあります。
定冠詞と使って「(順番が決まっている)最後の」という意味ですね。


サントリーのウィスキー工場へ見学に行って、ではリストに書いてある最後のウィスキー⑤を口に含んでください」なんて言われたら、決められた le dernier whisky を手に取るしかないのです。


Ma sœur part en France en voyage de noce le dernier dimanche de mars.
姉は3月の最後の日曜日に、新婚旅行へ旅立ちます。


でも dimanche dernier という表現も頻繁に耳にしますよね。
「時を表す」語と一緒に使う時には、dernier(ère) は名詞の後ろにおいて、一番近い・この前のを表します。


dimanche dernierこの間の日曜日 ← 冠詞をつけてはいけません!
la semaine dernière先週
le mois dernier先月
l’année dernière去年
le siècle dernier
前世紀(20世紀)


この「時の(副詞)マーカー」という意味での反意語は premier ではありません。
この場合は prochain です。

dimanche prochain次の日曜日 ← 冠詞をつけてはいけません!
la semaine prochaine来週
le mois prochain来月
l’année prochaine来年
le siècle prochain
来世紀
(22世紀)


明日も続くかもしれません。
続かないかもしれません。

Dieu seul le sait.
神のみぞ知る、です。

今日覚えたい文法

「100グラム当たり」ってどう言いますか?


「キロ当たりいくらですか?」は、
C’est combien LE kilo ? と定冠詞が使われるのでしたね。


昨日の宿題は次のようなものでした。
C’est combien, les truffes ? - 200 euros ( ) cent grammes.


「定冠詞」が使われることに間違いはないのです。
どの定冠詞か?が問題なのです。
しかも cent grammes のどの名詞に合わせて冠詞を選択すればいいのでしょう。


わたしはこう考えています。
cent(=100)単数形なのか複数形なのか? それが問題であると。


cent を単位と考えた時には「単数形」ですよね。
cent - deux centS -trois centS
その証拠に、200からは複数形の s が書き加えられます。
(ちなみに、ひゃく−2ひゃく−3びゃく… という数字の使い方は、英語のようにややこしくなく、日本語と同じで楽ですよね)


cent を数字と考えた時には「複数形」ですよね。
頭の中に「100人」「100羽」を浮かべた時には、たくさんの人や鳥が走り回っていますよね。


どうやらフランス語においては、数を単位で捉えるときも「実数」で捉える傾向があるようです。
un paquet de chipS、un kilo de tomateS、une dizaine d’œufS
名詞を導いている単位はun(e)で始まっているので「単数形」ですが、その後の名詞(ポテチ、トマト、卵)は複数形になります。絵を書いてみればいいのです。たくさんありますよね。

という訳で、cent grammes に複数形の S が付いているのを見てわかるように、cent grammes という単位は「複数形」と捉えるべきなのです。


答えは、
C’est combien, les truffes ? - 200 euros LES cent grammes.
です。
いかがでしたか?


最後に、「キロ単位で売られている」と伝えたい場合は vendu au kilo となります。
M さんのコメントが参考になりました。ありがとー!!

今日覚えたい文法

「キロ当たり」ってどう言いますか?


フランスの市場に行くと、色とりどりの野菜や果物が所狭しと並べられていますよね。旅行者だから買えないのに、見ているだけでも楽しくて、幸せな気持ちになってしまいます。
ちなみに一般的には、定期的に歩道に仮設の店舗を出して、週に2〜3回開かれる市場を le marché と呼び、屋根があってほぼ毎日開かれている市場をリエゾン無しで les *hallesと呼びます。



そこでお店のお兄さんに聞いてみましょう。

このリンゴって「キロ(当たり)」いくらですか?

Ces pommes (ça) coute(nt) combien ( ) kilo ?

考えてみましょう。
(って、本当に考えてくださいね!)



学習済みで正解にたどり着いた方も数多くいらっしゃるとは思いますが、多くの方は unpar を入れたのではないでしょうか?

un kilo:おそらく英語からの類推でしょうね。残念ながらフランス語はそういう使い方はしません。
par kilo:気持ちはわかるのですが、par 〜 は「反復や繰り返し」の「〜あたり」なのです。
gagner 3.000 € par mois、manger deux fois par jour… このような使い方です。



買い物で「〜の単位あたり」と言いたい場合は le kilo と定冠詞を使います。

Ces pommes (ça) coute(nt) combien le kilo ?

C’est combien, les tomates ? - Cinq euros le kilo.



では高級な cèpe(ポルチーニ)や truffe の価格を聞くときは、どうしましょう。
なかなかキロ単位で購入する勇気はないので、100g 単位で価格を確認したくなります。
(どうでもいい話ですが、なぜだか100g 単位の確認の時に「グラムいくら?」って言いますね)

C’est combien, les truffes ? - 200 euros ( ) cent grammes.


明日まで「ほーちぷれー」です。
A suivre…

今日覚えたい学習方法

形容詞のリエゾンやアンシェヌマンを操る反射神経を身につける


文字を操るのはとても大変ですが(正しいつづりで書くのは骨が折れますが、時間をかければいいのです)、それが得意だからといって自然に話せるとは限りません。

授業で教わることは限られているので、自宅での自主練が実は「必要」なのです。


以下の方法は、私が実践している一つの学習方法です。
話し言葉での「反射神経」を養う自主練です。
誰もが考えつくことだとは思うのですが、まあ備忘録だと思って付き合ってやってください。

例えばこんな方法はいかが?という提案です。


ポイント:各変化の間は「1秒以下」になるまで練習してください。

hôtel
hôpital
appartement
acteur...

母音で始まる男性名詞です。


まず「1つの」という不定冠詞(数詞)をつけて発音してください。
絶対に!文字を浮かべてはいけません。
音の訓練ですから。

次に、不定冠詞が付いた語の組み合わせの間に、「g で始まる大きな」という意味の形容詞を入れて発音してください。

続いて、最初にある "1" を意味する数字を「2つの」という数字に変えて、全体を発音してみてください。

リストアップしたすべての「母音で始まる男性名詞」で、順番にやってみます。これでワンセットです。

一旦コーヒーでも飲んだ後、「2つの」「1つの」「形容詞なし」と逆の順番でやってみます。


形容詞変えてみることで別の場面にも対応できます。
nouveau、beau、petit、vieux...

これらは次に母音で始まる名詞が来ると、次につながる音(リエゾンやアンシェヌマン)が次々に変わっていくのです。


女性名詞でも同じことを練習します。


たったこれだけです。
どこでもできますし、なんの道具も必要ありません。

こんな「地味な」自主練をしている人としていない人では、「えっと...」の数が違います。こうすることで、ほんの少し「自然な」フランス語に近づくのです。

今日覚えたい文法

premier ②

昨日例文で確認したように、(単数であろうと複数であろうと)ほとんどの場合序数詞 premier は名詞の「前」に置かれます。

例外ではないのですが、名詞の「後」に置かれる用法が2つあります。


1. 順番としての「一番目」ではなく、もののあり方や考え方においての「1番目の、根本的な、基本の」という意味があるのです。


いつものように「プチ・ロワイヤル仏和辞典」を確認しましょう。

⦅多く名詞の後で⦆ 根本の, 基になる; 当初の, 本来の
 principe premier
根本原理
 matières premières
原料, 素材
 remettre qc dans son état premier
…を元の状態に戻す


le premier principe だと、いくつかの原理を順番を決めて説明しているみたいです。
les premières matières も、「最初に扱う素材は」と紹介しているみたいです。


2. 固有名詞としての「〜1世」
Napoléon premier:ナポレオン1世 vs Napoléon III
Henri premier:アンリ1世 vs Henri IV
(アニメの「ルパン三世 Lupin III」が実在するとすれば、Arsène Lupin は Lupin premier となるはずです)


なぜだか意味もなくわたしが惹かれる「素数」は、 le numéro premier と呼ばれます。
なにか「本質的である」ということなのですかね?

素数がどういうふうに現れるかを研究している数学者がいます。
(1-3-5-7-11-13-17… を数式で表そうという壮大な研究です)

こんな「明日に役に立たないこと」を考えるって、ロマンがあって大好きです!