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春の特別講座、開講状況です。(更新しました!)

たくさんのお申込、ありがとうございます。
下記の特別講座の 開講が決定しております。


 3月21日(木)1日集中講座

  10h30〜 フランス語の謎を解く(3)  曽我祐典
        発音クリニック          Jun



 3月23日(土)Junの文法クリニック

   14h40〜 少しでも長い文を話すために(前置詞〜接続詞へ)  残席1
   16h20〜 過去時制(複合過去・半過去・大過去ほか)
   18h00〜 冠詞      


 3月24日(日)Junの文法クリニック

   12h50〜 過去時制(複合過去・半過去・大過去ほか)
   14h30〜 少しでも長い文を話すために(前置詞〜接続詞へ)  

 


開講が決まっているクラスにつきましては引き続きご参加承っております。
お気軽にお問合せください。

 

今日覚えたい表現

「電車が遅れていた」


駅についたら、いつもの電車が遅れていました(今朝の話です)。どんなフランス語で表現しましょう。

Mon train était retardé.
でしょうね。


le train も不可能ではありません。ただ「いつも乗っている、乗ろうと思っていた」... のように自分との関係を伝えたい時は、所有形容詞がぴったりでしょうね。
le train だと自分との関係が薄く無機質な感じに思えてしまいます。コンテクストがあればもちろん間違いではありません。


もしくは、駅に着いたら今後やって来る予定の電車がすべて遅れている場合には、

Les trains sont retardés.


では「90分遅れていた」は?

こんな時には「数字の変化・差異を表す de」を使ってみましょう。

Mon train était retardé de 90 minutes.


J'ai grossi de 3 kilos depuis l'année dernière.
去年から3キロ太った

Mon père est plus âgé que ma mère de 2 ans.
父は母より2歳年上である

Mon fils, qui est en 6e, a grandi de 10 centimètres en un mois.
小6の息子は1ヶ月で10センチも背が伸びた。


前置詞 de って、あちこちから引っ張りだこで忙しいですよねえ。
明日はもう一人の人気者のお話の予定です。

今日覚えたい文法

monter l'escalier vs monter par l'escalier


今日も「使えるものは何でも使ってしまえ!」シリーズです。
わたしの中で検証した限り、日本語の表現と対応しています。


階段「を」登る ≒ monter l'escalier
階段「で」登る ≒ monter par l'escalier


まず日本語でどこが違うか、を考えてみましょう。
考えないで「わからない」とか「同じです」といって傾向にある方。違うから表現は存在しているのです。「考えること」は大事ですよ。外国語学習で大事なことは「己を知る=母語を知る」ことです。


「階段を登る」
と、左手に素敵なカフェがあります。
「階段で登る」疲れるから、エレベーターに乗りましょう。

入れ替えると少し奇妙な文になりますよね。

階段で登ると、左手に素敵なカフェがあります。
(エスカレーターで登ったらカフェにはいけないってこと?)


monter l'escalier「直接目的語」が階段なので、その名詞に直接意識が向かっているのですね。
眼の前に階段があって、これを登るか登らないか、ということです。


monter par l'escalier はクッションに前置詞 par があるので、par が持っている意味や機能「手段」の意味が自ずから加わってしまいます。
言い方を変えれば「手段」という意味を持ち込みたかったので par を加えたのですよね。
階段という手段を使うか、他の手段を使うかという選択なわけです。


Monte l'escalier jusqu'au 2e étage, tu verras un superbe café sur ta gauche.

C'est fatigant de monter par l'escalier, et donc je prendrai l'ascenseur.

使えるものは何でも使いましょう!

今日覚えたい文法

「朝ごはんを食べる②」

(一部以前書いた記事と重複します)

「普段は朝ごはんはだいたい7時に食べます」

D'habitude, je prends le petit-déjeuner vers sept heures.


場合によっては、Je prends mon petit-déjeuner...
でも問題ないという話をしました。

昨日最後に思わせぶりに書いた、

実は、あります。
「もうひと味を加えたい」という時に使われるものです。

何でしょう?


フランス語で「もう一味加えたい」といえば形容詞か副詞ですね。
今回は名詞にひと味を加えるので「形容詞」ですよ。

おいしい朝ごはん
シッカリと量のある朝ごはん
ガッツリとした朝ごはん
軽い朝ごはん

さまざまな形容が考えられますね。

普段は定冠詞と共に使われる petit-déjeuner も形容詞を付ける時には「不定冠詞」が登場します。

Je prends un bon petit-déjeuner.
Je prends un petit-déjeuner copieux.
Je prends un petit-déjeuner solide.
Je prends un petit-déjeuner léger.
Je prends un léger petit-déjeuner.
も可能ですね)


なぜでしょう?
定冠詞は「話者と聞き手=書き手と読みての共通認識」なので、le bon petit-déjeuner と言ってしまうと「例のおいしい朝ごはん」「いつものおいしい朝ごはん」「おいしい朝ごはん(=朝ごはんとは美味しいものだ)」という認識で話していることになるのです。

不定冠詞は「他にも可能性がある」ことを伝えるのに使われます。
朝ごはんは絶対においしいわけではなく、場面によっておいしくないものも存在しますよね。
旅行中だから「今日はしっかり食べよう」。いつもは粗食だけど...

そんな「今日の朝ごはん」の説明なのです。

何度も書いていますが、一つしかないものでも形容詞が付けば殆どの場合不定冠詞が登場しますよ。


Nous avons une belle lune ce soir,
今日は月がきれいですね。

Je suis avec une Isabelle bien élégante, surtout ce soir.
特に今夜はイザベルがエレガントです。

実は、不定冠詞のファンなんです。
「効果的で便利な」なのでね。

今日覚えたい文法

「朝ごはんを食べる」

(一部以前書いた記事と重複します)

「普段は朝ごはんはだいたい7時に食べます」


フランス語にしてみましょう。
今日のポイントは「朝ごはんに付く限定辞です」

限定辞って、なに?

ものの名称などを表すのに使われる「名詞」を話し相手に「この単語は名詞だよ!」と通知するために、名詞の直前にほぼ必ず1こ「限定辞」が置かれます。(固有名詞を除く)

わたしの考えはこうです(相変わらず個人の意見です)。
限定辞には以下のものがあります。

数詞(un/deux/trois...)
冠詞(定冠詞 le/la/les、不定冠詞 un/une/des、部分冠詞 du/de la)
所有形容詞(mon/ma/mes、votre/vos...)
指示形容詞(ce/cet/cette/ces)

などなど。


名詞 petit-déjeuner は男性名詞であると規定されているので、

un petit-déjeuner
le petit-déjeuner
du petit-déjeuner
mon
petit-déjeuner
ce petit-déjeuner

が考えられます。


普段遣いのフランス語としては le petit-déjeuner がいいでしょうね。
「多くの人が決まって朝に食べる、または少なくともそういう食事があると認識をしている『朝ごはん』」という訳です。
話し手と聞き手の共通認識ですね。

Je prends le petit déjeuner vers sept heures.


他の食事との対比ではなく、普段わたしが「食べている、作っている、気に入っている、独自に編み出した...」イメージを相手に伝えたい時は mon petit-déjeuner も十分に考えられます。

Je prends mon petit déjeuner vers sept heures.


他の限定辞はダメなのでしょうか?

もう一つ「効果的で便利な」ものがあります。
「もうひと味を加えたい」という時に使われるものです。

続きは明日です。
A suivre...

今日覚えたい表現

「まだ」3時


(いろいろあるとは思いますが)使い分けを意識ししたい表現は 3つ ですね。

encore: Il est encore 3 heures.
toujours: Il est toujours 3 heures.
ne - que: Il n’est que 3 heures.


この場合の encore という副詞の反意語は déjà だと考えるとわかりやすいでしょう
Il est déjà 3 heures ! = もう3時!」と発言する場合は、時間の経過が早く感じられて時間が足りない、と言った場面での発言ですね。その反対だと捉えてみてください。
「時間が余りそうだなあ。まだ3時か」


過去から現在の状態の継続の副詞 toujours はこんな場合でしょうか。

「あれ、まだ3時?さっきも3時だった気がするけど。あっ時計が止まってるじゃないか!」

まだ3時=相変わらずずっと3時、なのですね。

Mon professeur est toujours célibataire.
こんな声が聞こえてきます。


出かけるのは5時だけど、時計を見たら「まだ3時にしか過ぎないな」というシーンではぴったりの表現が

Il n’est que 3 heures.
です。

ne - que を「〜だけ」と訳を固めてしまうと使えないですよね。
みんなは8月に入ったら夏休みをとってすぐに出かけちゃうのに、私は忙しくて「20日にしか出られない」といった時も、

Moi, je ne pars que le 20 aout.

なんて言えちゃいますよ。

今日覚えたい表現

昨日の続き

昨日の記事でこんなことを書きました。

「イメージやニュアンスは「否定」なのに、ネイティブが捉えているのは「肯定」という語や表現がフランス語にはいくつか存在します」


「ほかに何があるか教えてよー」って声が聞こえてきそうなので、思いつくままに書き出してみましょう。

1. rarement
△ 滅多に〜しない
本当に稀に〜する。

Je vais rarement au karaoké.
(行くには行くのだけど)本当にカラオケ行くのは稀です。


2. peu
△ ほとんど〜ない
○ ほんの少しだけ〜する

Contrairement à mon copain, je bois peu de thé.
(飲まないことはないのだけれど)彼とは違い、わたしはチョッピリ飲むだけです。


3. difficilement
(対応する日本語がないですね)
苦労をして〜する。

J’ai facilement appris les conjugaisons du verve « chanter », mais très difficilement ceux du verbe « acquérir ».

chanter 活用は簡単に覚えられたけど、acquérir はかなり苦労をしたよ。


そう acquérir は難敵です!!
辞書を引いてみてくださいね。
「辞書をひこう促進委員会会長」からのお願いでした。

今日覚えたい表現

à peine


イメージやニュアンスは「否定」なのに、ネイティブが捉えているのは「肯定」という語や表現がフランス語にはいくつか存在します。

日本語では「否定表現」として訳さざるを得ないのです。
日本人としては理解できるのですが、純粋な「肯定表現」ですよ。例文とともに見ていきましょう。


Je le connais à peine.
知っているか知らないかと言われれば「ほんの少し」知っている。


On peut à peine passer dans ce couloir.
この廊下はギリギリ通れる。


Je suis à peine rentré.
帰ったばかりです。


J'étais à peine réveillé, quand tu m'as téléphoné.
起きたばかりの時に電話がなった。


気づきましたか?

文で表現されている内容に「ギリギリ・かろうじて届いている」のです。

「知っている、通れる、帰った、起きた」というラインは超えているのです。ギリギリ、ほんの少しだけですけどね。

訳は便宜的なものなので、雰囲気だけを味わってくださいね。


Tu connais Nolann ?
-
A peine.
(肯定表現なので)Moi aussi. ← Moi non plus ではありません。


Il est à peine 7 heures.

7時になったばかり


J'ai à peine commencé.

始めたばかり


応用は無限ですね。

今日覚えたい文法 

Quand je me suis réveillé(e), la terre était mouillée. Il avait plu dans la nuit.

複合過去半過去大過去、全部発言の中で使われていますね。(まあそういう文を書いたので、当たりまえですが)


複合過去:過去の行動、変化や出来事を表す
半過去:過去における現在(=そのとき)の場面を表す
大過去:半過去で設定された過去の基準の時間において、「すでに完了していた」ことを表す。


朝起きたら、地面が濡れていた。夜中に雨が降っていたのですね。


「朝起きる」という過去における自分の「行動、出来事」をまず伝えることにより、話者の視点を過去の「わたしが朝起きた時」に連れていきます。聞き手はそこの時点に同時に立ち会っているイメージで話を聞きます。
次に「地面が濡れている」という目の前に広がる景色に視点を移します。目の前に「今」見えている景色なので「過去における現在形」の「半過去」が選択されています。
最後に、その時点ではすでに「雨が降り終わっている=止んでいる」という「完了行為」を伝えるには、半過去完了形=大過去形がぴったりです。
半過去形+過去分詞ということは、半過去を基準点にしてその時点で「完了・終了している」行為を表すのです。


Quand je me suis réveillée, mon père n'était plus là. Il était déjà parti travailler.
朝起きたら、父はいなかった。仕事に行ってしまったようだ。


Quand je suis arrivé au Stade, il n'y avait personne. Le match avait commencé.

競技場についたら、誰もいなかった。試合が始まっていた。


Quand je suis arrivée au grand magasin Hankyu, Il y avait déjà un monde !
Certaines d'entre ELLES avaient déjà acheté des produits provençaux.
阪急百貨店についたら、もうすごい人だった。「彼女たち」はプロバンスのモノをすでに手に入れていた。


もうすぐ大阪の阪急百貨店では「フランスフェアー2019」が開催されます。今年のテーマは「プロバンス」ですが、ツッコミどころ満載です。プロバンスを幅広く解釈しすぎです。
「プロバンス気分!」ってBordierバターを売られてもなあ。こじつけすぎ。

それはそうだとしても、楽しみです!!

今日増えたフランス語の知識

フランスの最高峰である l'IAiguille du Midi は近隣の町 Chamonix から見上げると「正午」に太陽が峰の上を通過するところから、その名前が付けられた。

すぐ近くにある l'Aiguille du Goûter (おやつの峰)も同じ理由で名づけられた。(フランスでは「おやつ」は4時です)

そうか、考えればアタリマエのことだな。
でも考えもしなかった...

今日覚えたい語の使い方

(du) gâteau


寄る年波には勝てず最近はあまり食べなくなりましたが、それでも疲れた時には「甘い」gâteau が欲しくなりますね。

そんな gâteau をもっと使ってみましょう。
今日のキーワードは「甘い」です。

食べられないものがたくさん出てきますよ。


(甘い汁を吸った ← 必ずしも悪事とは限りませんが、覚え方です)利益の分け前にあずかる
avoir sa part du gâteau


「甘い」問題だなあ ≒ 簡単だなあ
C’est du gâteau.


類似表現としてこんなのもあります。
甘くないなあ ≒ 難しいなあ。
C’est pas de la tarte.

肯定文は gâteau、否定文は tarte と大まかな使い分けがされているようです。


子どもに「甘い」パパだなあ。おばあちゃんだなあ。
C’est un papa-gâteau. C’est une mamie-gâteau.


最後にコレです。

Là, il y a un gros gâteau de miel.
食べられるといえば食べられるけど、かなりの危険を伴いますね。


辞書で調べてみてくださいね。
「1日一回は辞書を引きましょう振興協会」からのお知らせでした。

今日覚えたい文法

「どっちでもいいこと」


詳しい文法書にはこう書いてあります。

le seul、le permier、le dernier...(これらの変化形)のあとに関係代名詞節が続くときは、節の中の動詞は「接続法」が使われる。

果たしてそうなのでしょうか?

le seul qui est:約 2,020,000 件
le seul qui soit:約 397,000 件 
le seul qui sois:約 2,070 件

la seule qui est:約 1,900,000 件
la seules qui soit:約 268,000 件

le seul qui a:約 2,310,000 件
le seul qui ait:約 270,000 件

la seule qui a:約 842,000 件
la seule qui ait:約 170,000 件

google の検索が全てではないですがこれだけを見ると「完全なる直説法の勝利」ですね。


条件法でも試してみました。

la seule qui serait:約 189,000 件
la seule qui aurait:約 228,000 件

ネットに書かれていることが正しいわけではないですし、フランス人全員が「正しい」わけでもないので、ネットの情報は気をつけなければいけないですよね。


ただ 形容詞 seul の後には「必ず接続法が来る」訳ではなさそうです。

ネットで読める le Gremisse de l'étudiant には「ニュアンスの違いはあるが、両方見られる」と書いてあります。


わたしはどうしているか?
普段は「直説法」を使っています。
そのほうが「時間」をうまく管理しながら話せますからね。
ただ「言葉にうるさい友人」と話すときは「接続法」です。
間違いを指摘されるのが悔しい、だけです。

今日覚えたい文法

"seul"


「謎の」単語 seul は色んなシーンに登場するのです。
名詞に関わる表現だと次の3パターンが考えられます。

seule une femme
une seule femme
une femme seule

どう違うのでしょう?


まずどの位置にあっても seule となっていることに注目してくださいね。(一致をしてもしなくても、発音は変わりません)
(訳すのは好きではありませんが)訳を付けてみましょう。

seule une femme ≒ 女性が一人(ならば)
une seule femme ≒ 女性一人だけ
une femme seule ≒ 一人ぼっちの女性


Seule une femme peut passer par là.
男は(体が大きいので)通れない。

Une seule femme peut passer par là.
女性一人様限定です。

Une femme seule peut passer par là.
寂しい女性限定です。


簡単な単語ほど奥が深いのです。
フランス語は「語の位置」が重要なのですね。

ここはしっかりルールを覚えましょうね。

今日覚えたい文法

La France a connu son après-midi la plus chaude pour un mois de février selon Météo France.

Météo France(フランス気象庁)によると、2月にして最も暑い午後を記録しました。



いろいろなことが学べます。

1. 動詞 connaitre は人や場所だけではなく、 connaitre l'après-midi という表現でも使われるのですね。


2. son après-midi la plus chaude この部分が最も興味深いです。

2.1 定冠詞ではなく所有形容詞 son が使えわれていますよね。ここで長々と解説するのは差し控えますが、定冠詞や不定冠詞の代わり(?)に所有形容詞が使われることはよくあるのです。

2.2 名詞 après-midi は「男性名詞(時に女)」なのです。
コレは『雨が降ったら女性名詞になったり、風が吹いたら男性名詞」というわけではありません。
「人による」ということです。体感的には 5:1 で男性名詞としての使用が多い気がしますね。どっちでもいい、って楽ですよねえ。残念ながら(わたしの知っている限りにおいては)公式に両性での使用が認められているのはこの語だけです。


3. 頻度が高い前置詞 pour を使った比較対象を提示する表現「pour 不定冠詞」は便利ですよ。
〜の割には/〜にしては、という意味ですね。

Il parle bien français pour un Japonais.
日本人にしてはフランス語が上手である。


いろいろある「2月」のどんな任意の「午後」を一つを選んで比較をしてみても la plus chaude な午後だったのですね。

それにしても28.1度って。
何じゃそりゃ!

今日覚えたい文法

Je prends ce train vs Je prends le train


定冠詞の le(la / les)指示形容詞の ce(cette / ces)の使い分けって易しそうで一筋縄ではいかないですよね。

様々な場面があるので、今日の説明が全てに適応できるとは思いませんが、一定の目安になれば幸いです。


Je prends ce train.
この場合は、「この電車」を選択する時の比較対象が「他の電車」なのです。「他のじゃなくてこれ」という訳です。
ということは、少なくとも眼の前には2台以上の電車が並んでいる必要があるのです。

他の電車じゃなくこれを選択する=他の電車を排除する
ということです。
眼の前には1台の電車しか止まっていない時には、使いにくいのですね。


Je prends le train.
この場合は、他に同種の選択肢はなく自ずから決まってしまう場合に使われます。
小さな駅で電車が停車しているときですね。

では定冠詞を使う場合は何かと比べているのでしょうか?


例えば、眼の前にデザートとして éclair, millefeuille, pain perdu が並んでいるときには

Je prends le millefeuille というのが自然でしょう。
同種の選択肢(右から2番めのケーキと言った選択)ではなく、他のものとの比較です。

エクレアやフレンチトーストではなく「ミルフィーユ」を選ぶという発言になるのです。


駅にいる場合でも「眼の前の電車ではなく別の電車に乗る」という場合は je ne prends pas ce train. という表現が可能ですよ。


「他を排除するか」、他の選択肢がない場合に他のものではなく「それを選ぶか」、というわけですね。

Junの文法クリニック

久しぶりの Junによる 1回完結特別講座 
今回は 3つのテーマ で開講です。

文法項目の苦手意識を払拭してみませんか?
間違いと向き合うことによって、次に学習するべきことが見えてきますよ。
目指すのは、受け身の文法ではなく 話すため、書くための文法 です。



その1. 冠詞  レベル:★〜

皆さんの苦手意識が高い「冠詞」を見なおしてみましょう。
「不定冠詞」と「部分冠詞」は同じグループで、「定冠詞」だけが特別なのです。


下記の2文は、冠詞一つで大違いです。

  - J’ai le dîner ce soir.  /  J’ai un dîner ce soir.   どっちが幸せな生活でしょう?
  - Je prends le bain.    /  Je prends un bain.   どっちが自由な生活でしょう?


  日 時 : 3月20日(水) 14時30分 〜 16時

        3月23日(土) 18時 〜 19時30分

        3月24日(日) 10時30分 〜 12時



その2. 過去時制(複合過去、半過去、大過去ほか)
 レベル:★★〜

 複合過去、半過去、大過去、って全部使ってるの? ー ハイ!
 「朝起きたら、地面が濡れていた、夜中に雨が降ったんだな」
 Quand je me suis réveillé, la terre était mooullée, il avait plu dans la nuit.
 
使い分けは理屈さえわかればそんなに難しいものではありません。

  - Quand je suis rentrée, les enfants ( faire ) leurs devoirs.   種明かしは教室で。

  日 時 :  3月22日(金) 19時 〜 20時30分

         3月23日(土) 16時20分 〜 17時50分

         3月24日(日) 12時50分 〜 14時20分



その3. 少しでも長い文を話すために(前置詞〜接続詞へ)
 レベル:★★〜

 いつまでも小学1年生の絵日記のような文章では恥ずかしいですよね。
 前置詞や接続詞をちょっと使ってみるだけで上手に聞こえますよ!
 それを「上手なフランス語」と言うのです。

  日 時 :  3月23日(土) 14時40分 〜 16時10分

         3月24日(日) 14時30分 〜 16時



各講座は 90分
授業料は 1講座 3,240円 です。
各開講日の3 日前までにお申込みください

皆さまのご参加をお待ちしております。


1日集中講座「発音クリニック」

1日をかけて苦手な発音矯正に取り組んでみましょう。

苦手意識の高い 母音 や Rの発音 だけでなく、学習する機会の少ない 音節 や、
聞き取りにも役に立つ 同化 についても学びます。

  日 時 : 3 月 21 日() 10  30 分 〜 16 

                     (昼休憩あり 90分 x 3 計4.5時間)

  授業料 : 9,720 
  
  担 当 : Jun

  レベル : ⭐️〜 (初心者でもOK!)


開講日の 3日前までにお申込みくださいね!

曽我祐典教授の春の特別講座

フランス語の謎を解く(3)

講師の曽我さんは、文学博士、関西学院大学名誉教授・元文学部教授、元パリ大学客員教授、 元 NHK テレビフランス語講師で、現在も院生や若手研究者を指導しておられます。


この講座では、やさしい問題を解いたり、いろいろな実例を見たりしながら、 フランス語の仕組みをよりよく理解することを目指します。
ことばづかいの問題も扱います。


フランス語は初級程度で大丈夫です。もちろん中・上級者も教員も大歓迎!



出発点は、「皆さんがフランス語に関して抱いている疑問」です。

例えば:
・Il parle comme professeur. と Il parle comme un professeur. は
 どう違う?
・「5日後にパリに着きます」は 「J'arrive à Paris dans cinq jours.」 と
 言うらしい。
なぜaprès を使わないのだろう?
・「彼はそこに3か月滞在した」は「 Il y a séjourné pendant trois mois.」のように
 複合過去形で表すそうだ。継続した事柄だから半過去形のはずでは?
・「間接目的語」ってどういうものか参考書を見てもよく分からない。
・町の地図が欲しかったので、観光案内所で「 Voulez-vous me donner le plan de la ville ?」
 と言ったら、相手がにこやかでなくなった。何がいけなかった?



★ 参加される方は、フランス語に関する疑問を
3月8日(金)までにお送りください。
    送り先:ciel@france-go.com


日   時   
 3月21日(木・祝) 10:30 ~ 16:00 (昼休みを挟み計 4.5 時間)

受 講 料
  
14,580 円(税込)
      ※期限内に入金がない場合、キャンセルになる事があります。
      ※一旦お支払いいただいた授業料は返金できません。


最少開講人数  
6名以上で開講します。定員になり次第〆切ります

申込締切 3月16日(土)までにお申込みください。
      ※お申込み・お問合せはメールにてお願いいたします。



皆さまのご参加をお待ちしております。



le Ciel
フランス語教室 ciel@france-go.com 

今日覚えたい文法

「冠詞」


なんだか冠詞の話を書くと「いいね!」が多いので、調子に乗って書いてみます。

日本語と同じように(← ココ重要です)フランス語には多くの慣用句があります。
その多くの表現の「冠詞あるナシ」も、一般的な冠詞の解釈で説明できます。


Il est fier comme un paon.
(孔雀のように)自慢気である

Il est gros (gras) comme un cochon.
(豚のように)太っている

Elle mange comme un cochon.
(豚のように)下品に食事をする ← 豚さん、かわいそうですね

Je suis myope comme une taupe.
(モグラのように)近眼である

Elle parle français comme une vache espagnole.
(スペインの牛のように)フランス語が下手だ。
これは元々 comme un Basque だったのですが、いろいろあって「音が近い」という理由で、un Basque → une vache に変わったようです。


これらの表現から見えるのは、自慢気な孔雀、太った豚、(漫画のようなメガネを掛けた)近眼のモグラ、フランス語が下手なバスク人、ですね。
それら(彼ら)を適当に「一人・1匹」取り出して、それと主語が同じように〜だ、と説明しているのです。


次の表現はどうでしょう。

Il pleut comme vache qui pisse.
(牛のおしっこのような大量の)雨が降っている

Je crois dur comme fer.
固く信じている

C'est bête comme chou.
(問題などが)とても簡単だ


ここに見られる comme + 無冠詞名詞 「イメージ」なのです。具体的に任意の何かを持ってきて、それと同様に〜である、と言っているわけではないのです。


vache qui pisse 大量である
comme fer 固く
comme chou
ばかみたいに(19世紀ではキャベツは「人の頭とおしり」に例えられていたようです。頭=おしり=キャベツ を同じと捉えて「働かせないで付いているだけ」という類推になったようです。現代では人には使いません)


最後にこんな表現です。

Il est connu comme le loup blanc.
(白い狼のように)皆に知られている。

山から狼が降りてくると、家畜に被害が出るのではないかと村人たちが「狼が来たぞ!」って口々に噂をしていったのです。それがあっという間に村中に知れ渡った頃には、「村人全員の共通認識」となっているわけです。
「共通認識」の le なのです。
19世紀になってより個体が少ない「白い狼」という表現に変わったようです。


冠詞があったりなかったりって、厄介ですよね。

実はここだけの話ですが...
私の師匠がわが「le Ciel フランス語教室」で特別講座を開いてくださいます。わたしより「鋭く簡潔に」冠詞や動詞の様々な謎を解いてくださいますよ。

ぜひご参加ください。

結局宣伝かい!

今日覚えたい概念

上位概念と下位概念


昨日書いたように、「帽子」は果たして chapeau なのでしょうか?

こんな時には信頼できる辞書を引いて見ましょう。

「デジタル大辞泉」では次のように規定されています。

① 頭にかぶる装身具。
㋐ 寒暑やほこり・落下物などから頭部を防護し、また身なりを整えるもの。帽。
(このあと続く)

ということは乱暴に言えば、頭の載せるものはなんでも「帽子」なのですね。


次に chapeau を辞書で引いて見ましょう。
旺文社の「プチロワイヤル仏和辞典」ではこう記述されています。

*chapeau
(複 ~x) / ʃa-po シャポー / (英 hat) 男
(縁のついた)帽子 参考 縁なし帽はbonnet,庇(ひさし)付きの帽子はcasquette


今度は le Robert Mobile です。

chapeau [ʃapo]
nom masculin
(vient du bas latin, diminutif de cappa → chape)
I. 
Coiffure de forme souvent rigide

「(多くの場合)かっちりした形のかぶり物」


あれ?予想(予定)していた定義と少し違っています。
念のために、Google の画像検索で chapeau を探してみましょう。
こんな時には
www.google.com/advanced_search<http://www.google.com/advanced_search> で言語や地域を指定してくださいね。
日本にある chapeau という名前の「ラーメン屋さん」の看板が出て来る可能性もなきにしもあらずなので。

やってみました。
なるほど、予想していた画像が出て来ました。


本質的には違っているのかもしれませんが、プチロワイヤルにあるように、実際には chapeau 「つばや縁がある帽子」を指しているようです。
(縁なし帽はbonnet,庇(ひさし)付きの帽子はcasquette


では日本語には chapeau に相当する語はないのでしょうか?
いやありますよ。ここ10年-15年は頻繁に使われていますよね。

「ハット」です。

今や「野球帽」なんて誰も使っていなくて、こちらも「キャップ」といいますよね。

要するに、日本語に於いては、頭におしゃれや日除けのために被るものの最上位概念は「帽子」で、それを「帽子 > ハット・キャップ・キャスケット・ベレー・ニット帽…」と下位概念で細かく分類しているようです。


フランス語においては上位概念が存在せず、chapeau / casquette / béret / bonnet… と入口から分類しているのですね。


日本語では「寿司」は上位概念で、その下に「握り寿司・巻きずし・ちらし寿司・押し寿司…」と分類されているのに対して、フランス語においては、食べ物のジャンルとしての「寿司」は存在せず、un sushi(握り / un maki(巻きずし)(これ以外はまだフランスに上陸していないはず)と別々のものなのです。


部屋 vs chambrevs saké時計 vs montre...
biscuit vs ビスケット, farine vs 小麦粉,
restaurant vs レストラン


それぞれの語の概念はイメージとは微妙にずれています。
調べてみるときっと面白い発見がありますよ!

今日覚えたい表現

「わたしはいつも帽子をかぶっている」

フランス語に訳してみましょう。

今日は冠詞が焦点ではありませんので、知り合いではない人に対する「自己紹介」なので共通認識はない、と判断をして不定冠詞を使ってください。


えっ、主語は間違いなく je でしょ。服装を身につける時はどんなものでも mettre って習ったので je mets になるはず。
帽子は chapeau なので、男性名詞用の不定冠詞を付けて Je mets un chapeau. になるはず。いつもはtoujours かな。

Je toujours mets un chapeau. できた!!


残念でした。2箇所間違いがあります。
「語の位置」「単語の選択」です。


英語とは違い、副詞 toujours はほぼ必ず(ほぼ、ってとこが言葉ですね)「1つ目の動詞や助動詞の直後に置かれます」
言い換えれば、主語と動詞の間に置かれる語は ne だけだと言うこともできます。

Je mets toujours un chapeau.

もう1つは?

フランス語の動詞にはいろいろなタイプがあるのです。

Avoir、manger、aimer のように、現在形では主に「状態」を表し、複合形では「変化」を表すタイプの動詞もあります。


Tu as quel âge ? - J’ai 20ans.
J’ai eu 20 ans hier.(きのうは二十歳になりました)
Tu as aimé le film ?(あの映画気に入った?)

Porter un chapeau vs mettre un chapeau
Être malade vs tomber malade
Être marié vs
se marier
これらの動詞の左のグループは時制にかかわらず「状態」を表し、右のグループは「変化」をあらわします。

という訳で「〜を着ている(みにつけている)」は mettre ではなく porter を選択しなければいけないのです。


よって解答は、
Je porte toujours un chapeau. ですね。


明日は「帽子」を考えてみましょう。
帽子= un chapeau でしょうか?

À suivre...

今日増えたフランス語の知識

un archet:(バイオリンなどの)弓
un(e) archetier,ère :弓を作る職人

今日覚えたい文法

冠詞の話


Je suis prof
Je suis un prof
Je suis le prof


使い分けられますか?
冠詞は日本語には存在しない文法概念なので、なかなか理解しづらく使いにくいですよね。


昔話です。
あるフランス語合宿に助手として参加した時の話。
文法担当の高名な先生がぼくに「この後の授業で冠詞を教えるんだけど、その練習問題がこれなの。やってみる?」と言われ、冠詞が大好きなぼくは喜んで問題に取り組んだのです。
数分後二人の回答を比較してみると、かなり違うのです。一大学院生であったぼくは青くなってしまいました。「あのテレビにもでている高名な先生」と違うということは、常識的に考えてぼくの冠詞の知識が間違っていると思いますよね。がっくり肩を落とすぼく...
念のために偶然通りがかったネイティブに確認すると『どっちも正解だよ。「見えた景色」が違うだけ』ということでした、

さあ、どう使い分けるのでしょうか。


je suis / tu es / il est... 
これらの後に「無冠詞」の名詞が置かれるときは、主語の代名詞に対して「ラベル・タグ」を付けているだけです。
「この人は、こういう職業の人である」と分類しているわけですね。他の職業ではなく「教師」です、と伝えているに過ぎません。


Je suis un prof. と単独で使うには場面が必要ですが(不可能ではありません)、直後に関係代名詞 qui を付けて具体的な説明文ではよく見かけます。

いろいろ教師はいるけれど(教師の一人)、わたしはこんなタイプの者です、という訳ですね。
un という不定冠詞を付けて具体的な例を示していると考えればいいと思います。

Je suis un prof qui aime les éléments grammaticaux les plus compliqués.

形容詞を使い「評価・判断」をしている場合も不定冠詞が登場します。

Je suis un simple prof.
単なるイチ教師です。


Je suis le prof. を使う場面を想像して頭に浮かんだのは、生徒が授業中に教師の代わりをして先に答えを言ってしまったり、生徒との壁がなくなりすぎて誰が『教師』かわからなくなったときに先生が叫ぶでしょうね。

Je suis LE prof, pas vous.

もしくは、学年に各教科の担当教師が一人しかいないとわかっている時の教師紹介の場面ですね。

Je suis le prof de maths.
Monsieur Renault est l'enseignant de français.
Et Madame le Petit est la professeur(e) de japonais.


冠詞をうまく使うと見える景色が広がりますね。

今日覚えたい表現

J'ai une amie qui souffre d'une épaule gelée.
友だちが50肩でつらそうなんだよ。


初登場の名詞を突然主語にするのは、フランス語ではルール違反です。「導入」の表現を用いて登場させなければいけません。

J'ai 〜 qui
voilà 〜 qui
Il y a 〜 qui

これらがよく使われます。

今回は存在だけではなく個人的な人間関係があるので、J'ai を採用します。

「〜が辛い、〜で苦しむ」souffrir (de) がいいでしょうね。
(いつも前置詞 de を伴います)

ただこの動詞の活用は少し癖があります。
souffrir という原形を見て「あっ finir と同じだ!」と安心してはいけません。全く別物ですよ。特に直説法現在形には注意が必要です。
souffrir、offrir、ouvrir、couvrir、découvrir の5動詞は同じグループの属する動詞です。

je souffre、tu souffres、il souffre、nous souffrons、vous souffrez、ils souffrent

まるで「第一群規則動詞」ですよね。
souffer、offrer、ouvrer、couvrer、découvrer
こんな動詞のような振る舞いをします。


40肩や50肩というのは日本独特の表現のようで、一般的にフランス語では une épaule gelée(凍った肩、固まった肩)という表現を使います。

「病名」ではないようなので、定冠詞は使われません。

J'ai la grippe.(インフルエンザ)
J'ai un rhume.(風邪)

Moi, j'en ai déjà souffert deux fois.
お大事にねえ。

今日覚えたい表現

acheter à manger
なにか食べるものを買う


「なにか食べるもの」はどこにあるんでしょう?

本来は acheter quelque chose à manger でしょうね。
しょっちゅう使っている内になくなってしまったというか、必要ないから自然に言わなくなったんだと推測されます。


Je vais acheter à manger à la supérette du coin.
そこの「コンビニ」に食べ物買いに行ってくるよ。


同様の構造の表現にこんなものもあります。

Tu peux me faire à manger, s'il te plait ?
なにか食べるものを作ってくれない?

Mon mari est parti me chercher à boire.
(パーティーなんかで)旦那さんがなにか飲み物を取りに行ってくれている。

Je viens de donner à manger à mon chat, mais il est toujours collé à mes jambes.
猫に食べ物をやったばかりなんだけど、足元から離れない。


ちなみにフランスに「コンビニ」はありません。
だからといって combini という語を使って会話をすることには大反対です。なぜなら彼らはこの語を知らないのだから、使うことにまったく意味はないのです。
使って通じるのは「日本で暮らしているネイティブ」だけですよ。それは「通じている」とは言わないと思うのです。話した気になっているだけ、です!
Com... quoi ? と聞き直されて、結局改めて説明するはめに陥るはずです。

近似値の une supérette を使うか、une espèce de supérette ともう少し詳しく言うか、une supérette ouverte 24h sur 24 とちゃんと説明するかは場面で選んでくださいね。

今日覚えたい学習法

「ちょっと待ったその学習法」


系統立てて学習することは重要だと思うのです。
「学習するべきことをやらないまま進んでしまう」「嫌いな項目をやらない」事になってしまわないためにもね。

ただ闇雲になんでも順番通りに覚えて「はい、一丁上がり」では言葉の学習をしているんではなく、単に「記憶ゲーム」をしているだけになってしまいます。
ここで提案というかみなさんに気付いて欲しいことがあるのです。

「動詞の活用、数字、アルファベットは順番に言えることになんの価値ない」


特に動詞の活用です。

- Tu vas partir en France ? Et tes parents ?
- Ils...(えっとちょっと待ってね。動詞 aller でしょ。 je vais, tu vas, il va, nous allons, vous allez なんだっけ?あっ、思い出した!)
Ils vont partir en Ecosse.

こんなに時間を取ってしまっては、もう話題は変わってしまっていますね。


数字もそうです。

曾おばあちゃんって何歳?
- Quel âge a ton arrière-grand-mère ?
- (えっと来年100歳って言ってたから、99歳でしょ。80は quatre-vingts で、quatre-vingt-un, quatre-vingt-deux... quatre-vingt-dix, quatre-vingt-onze... quatre-vingt-dix-neuf)
Elle a quatre-vingt-dix-neuf ans.

質問者は帰ってしまいますよ。


動詞の活用を効率的に学習するには、je / tu/ il / elle/ on / nous / vous / ils / elles / mes parents / toi et moi / lui et moi ... とこんなことを書いたカードを用意して、それを適当にめくって(代)名詞を主語にして、今目の前にある文や覚えようとしている文を言い換えてみるのです。


数字やアルファベットは、スマホに入っている電話番号やメルアドを口にするだけで十分効果はありますよ。


以前にも(先日も)、同じようなことを書いたことはわかっていますよ。騙されたと持ってやってみてください。

「数ヶ月で」効果は現れるはずです。
運動神経(反射神経)を培うには時間がかかるのです。
地味な努力(基本練習)を怠ると上手くならないのは、どの世界でも同じように思えます。

今日覚えたい文法

何となく昨日の続き

昨日の記事で、
J'ai mal au ventre J'ai un mal de ventre. と書きました。


まず、記事の訂正ではなく「追記」をしておきます。
わかってはいたのですが、書くべきことを書かなかったので指摘されちゃいました。


「avoir mal à + 定冠詞付きの身体の部位」はどちらかと言うと日常の話し言葉的な表現で、「avoir un mal de 無冠詞の身体の部位」少し改まった表現であるように思えます。


ここからが今日の本題です。
もう一点違いを感じることができるのです。

(もちろんアクセントの置き方や高低で変わってくるので絶対的なものではありませんが)un mal de 〜 の方が痛そうに感じられます。

どういうことでしょう?


不定冠詞 un(e) には「誇張的用法」というのがあります。
状況があれば un(e) を使うだけで驚きや賞賛を表しうるのです。


Il fait un froid dehors ! 外は寒いねえ。
J'ai eu une peur ! ほんとうに怖かったんだよ。
Il y a un monde ! 
人が多いったら!


J'ai UN mal de ventre. の UN もこの用法に感じられるのです。


「頭痛い」というよりも「頭痛いったら」の方が痛そうでしょ?

「たら」も場面が違えば全く違う意味や用法になりますよね。
まあそんなふうに理解をしておけば、当たらずともと遠からずです。

今日覚えたい表現

「お腹痛〜い」


訳してみましょう。

J'ai mal au ventre.

ハイ正解です、ではまた明日!



ではありません。
mal を使ってもう1表現書けますよ。

せっかく皆さんいい辞書をお持ちなのですから、今 mal を引いてみましょう。

辞書をひくコツは「必ずなにか面白いことが書かれている」と期待をして、隅から隅まで読むことです。
決して「知っていることを確認する」目的で使ってはいけません。訳語だけを見るなんて、それだったら単語集でいいはずです。辞書は「例文が命」です。


名詞 mal に「痛み、苦痛」という訳語が記載されていますよね。これを使うのです。

今の瞬間的な痛みを言う時には、多くの場合「avoir un mal de 部位」という表現で使われます。名詞は無冠詞で使われるので、楽チンです。


J'ai un mal de têteJ'ai mal à la tête.
avoir un mal d'estomac
avoir un mal de gorge
avoir un mal de dent


「お腹痛〜い」
J'ai un mal de ventre. でしょうね。


なんだかとても痛そうですよね。
工夫をしてみましょう。

名詞で表現を覚えておくといいことがあるのです。
(J'ai MAL à la tête の mal には冠詞がないことを考えても、普通の名詞用法ではありません)

「形容詞が付けられる」


J'ai un petit mal de dent.  J'ai un léger mal de dent.
J'ai un gros mal de tête.
J'ai un mal de tête terrible.

J'ai un mal de tête effrayant(おおげさかな)
J'ai une migraine terrible(もありでしょう)
この辺りが適当でしょうね。


avoir le mal de mer
avoir le mal de cœur
avoir un mal de chien...

いろいろあってオモシロイですね。
最後のは「犬」とは関係ありませんよ。
ぜひ調べてみてください。

今日覚えたい学習法

「反射神経を鍛える」

誰かと会話をするということは「相手が言ったことを瞬時に理解をし、自分の意見を考え、それを伝える」作業ですよね。

これを1秒から(長くても)10秒位でやらないといけないのです。
結構大変です。

いろんな方法があると思うのですが、わたしが実践(今でも時々やります)している方法は以下のとおりです。


1. なにか使えそうな例文を見つける
2. それを日本語を全く通さずに言えるように、何度も繰り返す← "Je m'appelle" レベルになるまでです。
3. 構造の一部を違うものに置き替える。たった一つで構いません。

「言うまでもなく」ペンを持つのではなく、空中に字も書かないで、文字の介在は一切無しですよ。


Je vais au cinéma avec ma mère ce soir.
・Tu に置き替えてみる
Tu VAS au cinéma avec TA mère ce soir.
・単純未来形にしてみる
J'IRAI au cinéma avec ma mère ce soir.
・église に行ってみる
Je vais À L'ÉGLISE...
・3日の夜に行ってみる
Je vais au cinéma avec ma mère LE soir DU 3.


慣れてきたら主語と動詞時制を同時に替えてみてください。
・ils と 条件法単純形に
ILS IRAIENT au cinéma avec LEUR mère...
・vous と 条件法複合形に
VOUS SERIEZ ALLÉ(S) au cinéma AVEC VOTRE mère...


野球のキャッチボールや素振りのようなものです。
バッティングセンターに行っていると考えてもいいかもしれません。

最後に皆さんに提案です。
(もう書いたかも...)
ネイティブに質問を投げかけられて「理解をしたけれど答えを考える時間が欲しい」場合には、「理解をした」事を必ず伝えてあげてくださいね。
下を向いて考え始めてしまうと、もう一度同じ質問をされますよ。「聞こえなかった、もしくは早すぎて聞き取ってもらえなかった」と思ってしまうのです。

Qu'est-ce que tu vas faire dimanche ?
→ (...)ではなく、

Qu'est-ce que tu vas faire dimanche ?
Dimanche... Voyons... Alors...

最後の語や表現を繰り返し、「適当に」voyons や alors と言っていれば十分ですよ。

今日覚えたい文法

(かつて似たような記事を書いていますが、改めて)

Il y a dix ans, mon mari était médecin.
Il y a dix ans, mon mari était un médecin.

上の2文の違いはたかが「un があるかないか」ですね。
どこが違うのでしょう?


いやあ、全然違いますよ。

10年前の連れ合いに「タグ付け」「ラベル貼り」をしてみましょう。連れ合いに「医者」というタグを付けるのです。
わざわざ毎日一緒にいる人にタグ付けをするだけなので、具体的な名詞を持ち込むための「不定冠詞」は必要ありません。


Il y a dix ans, mon mari était médecin.
のほうは、10年前は連れ合いは「医者という職業」だった。そういう看板を掲げている人だった。今は「違う看板で行きている」人です。今は?avocat(弁護士)なのか、fauconnier(鷹匠)なのか、apiculteur(養蜂家)なのか?
要するにmon mariという人はずっと同じ人で、10年前と変わっていないということです。


10年前のmon mariという立場の人を浮かべて、「あの人は他にも多くいる医者の一人だったなあ」
今度はタグ付けではなく具体的にその人の顔を浮かべて、世間の多くいる「医者」という立場の一人を伴侶に選んだ(でいた)ということを思い出しているのです。と言うことは、今の人と対比をしている感覚ですね。
今の連れ合いは医者(のひとり)ではなく、他にもいる弁護士なのかもしれません。ということは、相手が違うということです。
mon mari は「誰」を表しているのではなく「立場」を表しているのですね。


この区別に言語学の用語があったはずなのです。
前回は福島さんが教えてくれました。
誰か、助けてください!!

今日覚えたい表現&発音

「偶然」


「偶然」という日本語は、普通は par hasard と訳されます。
いやそれでいいのですが、以前から不思議の思っていることがあるのです。


辞書や参考書では hasard という語は「有音のH」で始まる語で、アンシェヌマンはしないと書かれているのです。

いやちょっと待ってください。
ネイティブが話しているフランス語を聞いていると、あることに気づいたのです。

「ん?par hasard は一気に発音しているよ。アンシェヌマンしてる

そうなんです。
頻度が高いからこそ、「ルールを慣用」が超えてしまったんです。

[pa-ra-zaR]
といった感じで発音してくださいね。


出張中の東京で、本当に偶然「大好きなギターメーカーの修理担当」に出くわしたのです。
驚きました!

また別の偶然もあったので、今日は2回偶然の出会いがあったのです。

3回目を期待したのです。

Jamais deux sans trois
「2度あることは3度ある」

なさそうですねえ。

今日覚えたい文法

Il est ? C'est ?

(ほぼ2年前に同様の記事を書いていますが、忘れているでしょう?わたしも忘れていました)

「英語ではこうだ!」「こうであるに違いない」と言う先入観は捨ててください。

(おそらく)最も多い先入観は以下のものでしょう。

「C'est は人には使わない」

誰も(少なくともフランス語の世界の人間は)そんな事は言ってないですよ。
(もちろん例外があることはわかっていながら)以下のルールを覚えてください。

Il est / Elle est / Ils sont / Elles sont の後には「職業(社会的地位、立場)」「国籍」の表現しか置くことはできません。


Que fait ton frère ?
-
Il est professeur.

Les parents de Jean-No sont français, mais il est belge.


同じ professeur という語を使っていても、
「評価・判断」の表現では il est... を使うことはできません。

○ On dit que mon frère est un bon professeur.
○ Mon frère ? On dit que C'EST un bon professeur.
× Mon frère ? On dit qu'il est un bon professeur.


同じく「関係」の表現でも il est... を使うことはできません。

Qui est cet homme ?
C'est mon professeur de français.
× Il est mon professeur de français.


大原則として、
フランス語では「人とモノ」の区別はありません。

C'est は「提示の表現」で voilà と近似表現と考えたほうがうまく使えるし、納得できませんか?



最後になりますが、その人がいる場面ではその人を指す主語代名詞( il / elle / ils / elles )を使うのはお勧めできません。

そんな時にはどうするか?

名前を使えばいいのです。

「一回出てきたから代名詞にしなければいけない」
意味のない都市伝説ですね。

その場にいる人は「代名詞化しない」
コレも覚えておいてくださいね。

今日覚えたい文法

言葉は変わるものです。

30年前に(ずいぶん時間が経ちましたねえ)フランス語の学習を始めた時に習ったフランス語と、今のフランス語はずいぶん違いがあるようです。

思いつくままに「21世紀の傾向」を書いてみましょう。


1. 
(30年前)
ici = ここ、là = そこ
(21世紀)
là = 話題の場所(ここでもそこでもいい)
ici はこんな場合にのみ使われます
Elle n'est pas ici.(引っ越してここにはいない)
Elle n'est pas là.(留守、席を外している)

同様の理由で voilà, celui-là が多用される傾向があります。


2.
(30年前)
partir pour Paris、partir pour la France
(21世紀)
partir à Paris、partir en France

おそらく頻出動詞 aller からの類推でしょう。
partir pour、って「見た」記憶はあるのですが「聞いた」記憶はありません。


3.
(30年前)
après que 直説法
(21世紀)
après que 接続法

これはすでに30年前にも接続法が使われていました。
指導教官は「直説法」だと言い張っていたのですが、ぼくは頑なに「接続法」を使っていた記憶があります(先生に逆らうって、若かったなあ)。「みんな」そうだったので。接続法には時制の一致がなくて楽なのです。


4.
(30年前)
il est probable que 直説法
(21世紀)
il est probable que 接続法

コレも同様の理由でしょうね。


5. 
(30年前)
en voiture、en train
à moto, à bicyclette

(21世紀)
en voiture、en train、en moto, en vélo (bicyclette)

かつては「自分が移動手段の中に隠れている場合」は en、「体が外に出ている場合」は à と習ったのですが、今は「すべての移動手段は en、例外は à pied と à cheval のみ」と教えています。


6. 
(30年前)
dans le répondeur、Bienvenue à la gare、partir à la montagne、monter à Paris
(21世紀)
sur le répondeur、Bienvenue en gare、partir en montagne、monter sur Paris

何度も書いているように、現代のフランス語では sur と en が多用されています。これはなぜなんでしょうねえ。


どのフランス語を使うかは学習者の好みですが、わたしは一定の基準によって使い分けていますよ。
それはまたいつか書くかもしれません。

Bon, je pars à l'école !

今日覚えたい表現

「早く見たい!」


早く見たい
早く会いたい
早く行きたい

って「今すぐにでも〜したい」「待ちきれない」


そんなときにはこの表現です。

J'ai hâte de 動詞の原形
Je suis impatient(e) de 動詞の原形


生徒さんによく聞かれます。
「これとこれってどこが違うのですか?」

最近のわたしの答えはこうです。
「ほとんど同じです。気にせずに適当に使ってください」


もちろん両方の表現が存在しているのですから「全く同じ」であるはずがありません。
「ほぼ同じ」「だいたい同じ」は「ほとんど同じ」ですよね。

それでいいのです。
言語学習はどこか大雑把な部分が存在するし、それが必要だと感じます。


J'ai hâte de voir l'émission ci-dessous.
Je suis impatient(e) de voir l'émission ci-dessous.


J'ai hâte de te voir.
Je suis impatient(e) de te voir.


J'ai hâte de partir à Paris.
Je suis impatient(e) de partir à Paris.


楽しみです!

今日覚えたい文法

「もう寝た?」

フランス語に訳してみましょう。


↓↓
↓↓↓
↓↓↓↓
↓↓↓↓↓

(どうでもいいことでしょうが、iPad用のミニキーボードを買って電車の中でのタイピングが楽になりました)


「もう」は déjà でしょー。寝る」は dormir で、「寝た」って過去形になっているから「複合過去形」を使えば完璧。deja は助動詞の直後に送って習ったから
簡単!

Tu as déjà dormi ?


解説しましょう。
まず作文(=発言)する時はどういう場面で誰が誰に伝えているのかを「必ず」考えなければいけません。

「もう寝た?」っていつどこで誰が言っているのでしょうか?

1. 夜遅くにお母さんが子供の部屋のドアをそうっと開けて「もう寝た?」
2. 彼氏が彼女の声を聞きたくなって夜中に電話をして「もう寝た?」


いろんなシーンが浮かんできますね。
1. の場面では時間的に子供はすでにベッドにいると想像しているでしょう。その確認や布団をかけてあげようという母親(父親でもいいですよ)のやさしい姿が浮かんできますね。その時に確認したいことは「もう寝ているのかな?」ということですよね。「今」に対する気遣いです。


ここで一旦立ち止まって考えてみましょう。
Tu as bien dormi ? ってどう意味でしょう。

そう「(おはよう)よく眠れた?」ってことですよね。
フランス語の複合過去形は「現在完了形」と理解されるので「寝るという行為が終わって今は朝でもう目覚めている」ということだと解釈できます。
そう「過去」に対する気遣いなのです。


Tu as déjà dormi ?
だと、もう起きてる?と解釈されますよ。

と言うことは「複合過去が間違い」なのです。
今に対する気遣いならば「直説法現在形」が得意とするところですよね。

Tu dors déjà ?
コレが1つの正解です。


2. の場面では別のフランス語も考えられます。
「寝た?」と尋ねているのは、まだ起きているのか、それともベッドにいるのか?と言う確認だと捉えれば、

Tu es déjà au lit ?
なんてのも間違いなくこのシーンでは「もう寝た?」というニュアンスで使うことができます。


お腹が空いた。
疲れた。
腹が立ってきた。

日本語では「た」で終わっていて「過去」を表しているように瞬間的には感じてしまいますが、よく考えれば「今」のことをつたえていますね。

J’ai faim.
Je suis fatiguée.
Je commence à m’énerver.

ですね。

今日覚えたい文法

疑問詞をどこに置くか?


難しい問題です。
話しているのか?書いているのか?
丁寧に話しているのか?ラフに話しているのか?
メールなのか?ビジネス文なのか?


「なぜそんなことをしたの?」

並べ替えて正しい文にしてください。

as / fait / tu / ça / pourquoi


これらの語を並べ換えるとすれば、3種の「正解」が考えられます。

3つもあるの?


1番書き言葉的なのが
Pourquoi as-tu fait ça ?


話し言葉的なのが
Tu as fait ça pourquoi ?


おススメしないのが
Pourquoi tu as fait ça ?

え〜ダメなの?

いえ「オススメしない」と言っているだけで、こんな風に話すネイティブもいますし、つい私もこの語順で話してしまうこともあります。
なんたって日本語の語順に近いですからね。


なぜオススメしないか、を説明する必要がありますよね。

疑問詞によっては誤解が生じる可能性があるからです。
実は pourquoi は問題ありません。
上品ではありませんが(この時点で「じゃあ使うの止めよう」と思って欲しいのです)通じます。


問題は quand なのです。

「いつ」を意味する疑問副詞であると同時に、「〜の時に」を意味する接続詞でもありますよね。コレが問題なのです


Quand es-tu rentrée de vacances ?
Tu es rentrée de vacances quand ?
いつバカンスから戻ったの?

Quand tu es rentrée de vacances ?
うーん、微妙です。


文字で書くと最後に「?」があるので問題はないですが、話している時にはそんなものは見えないので、イントネーションによっては
「バカンスから帰った時」
と理解されてしまいますよ。


バランスのいい疑問文を作る方法はないのでしょうか?
そんな時には est-ce que を疑問詞の後に置くだけでいいのです。

Pourquoi est-ce que tu as fait ça ?
Quand et-ce que tu es rentrée de vacances ?
(発音は quand t-est ce que と [t] の音でリエゾンをしなければいけません)


書いてもよし、話してもよしの万能の疑問文ができあがりです。

半年ぐらい前に書いた気がするのですが、まあ復習だと思って読み流してください。

今日覚えたい文法

これから丁寧なお願いをする「条件法完了形(=過去形)」


「条件法完了形」
って、

「もしあの時こうしていたら、こうだったのになあ...」

って表現でしか使わないと思っていませんか?
そんな事はありません。普段遣いのフランス語でよく耳にしますよ。


いつも言っている通り、めったに使わない文法項目はありません。
大人は私たちが学習していることを「全て」使ってコミュニケーションを取っているのです。


観光案内所に行ってこんな風に声をかけたくなるシーンってありますよね。

「ちょっとお聞きしたいのですが」

「条件法単純形」を用いて
Je voudrais (avoir) un renseignement, s'il vous plait.

もちろん正解です。


実はさらに丁寧に話すのに「条件法完了形」が使われます。

Bonjour, madame. J'aurais voulu (avoir) un renseignement, s'il vous plait.
こんにちは、少しお聞きしたいことがあるのですが…


Bonjour, monsieur. J'aurais voulu vous demander s'il n'y a(vait) pas un endroit par là, d'où on a une vue panorama sur la ville, svp.
こんにちは。このあたりに町が一望できる場所って、どこかないでしょうか。


「条件法完了形」なんて使わない!と決めつけないで、まず実践で使う」使うことから始めてみましょう。
名称なんて、どうでもいいですから。

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今日覚えたい表現

今日はツイてないなあ。
(Aujourd'hui), ce n'est pas mon jour.


そんな日ってありますよね。
目の前で整理券の配布が終わってしまったり、晴れていると思って傘を持たずにでかけたら急に雨に振られたり。

そんなときにはこの表現です。

(Aujourd'hui), Ce n'est pas mon jour.

今日は久しぶりで短く書いてみました。
これだと読んでもらえるかな?

今日覚えたいコンマの使い方

今日覚えたいコンマの使い方②

忘れないうちに書いておきましょう。

昨日の「おばあちゃん」と同じパターン。

1. Alors, si on mangeait les enfants ?
les enfants は直接目的語として機能するので、子どもたち「を」食べようという提案ですね。


2. Alors, si on mangeait, les enfants ?
les enfants は独立しているので「呼びかけ」として機能するので、子どもたち「に」食べようという提案ですね。

(,)を挿入して、子どもたちを救いましょう!


3. Je ferai manger le bébé à Paris.
(発音次第、イントネーション次第ではあるけど)
パリス(ヒルトン、とか)に赤ん坊を食べさせよう。

faire + 他動詞 + 目的語 + à(または par)+ 人
(人)に(目的語)を(他動詞)させる、という構文
ですね。

子どもたちについで赤ちゃんの生命も危ないです。
救いましょう!


4. Je ferai manger le bébé, à Paris..
パリで、赤ちゃんにご飯をあげよう。

コンマを挿入することで独立した「場所」の表現として認識されるので、「パリで」赤ちゃんのお腹が満たされることになりました。

(補足説明です。manger の 行為者の à Paris を失ったので、今度は le bébé は 行為主として認識されます)


5. Il est mort heureusement.
彼は幸せな死を遂げた。(家族に囲まれて、とか)

コンマがないと副詞 heureusement は動詞を修飾します。
どんなふうに?→ 幸せに亡くなったのですね。


6. Il est mort, heureusement.
ありがたいことに、彼は死んでくれた。(ラッキー)

コンマがあると「文全体に対する発話者の感想」を伝える文になります。
「彼が死んだんだよ」「感想は?」→ よかった〜


また思いついたら書きます。

Et toi ? Tu sors, papi ?
Et toi ? Tu sors papi ?

今日覚えたいコンマ

コンマがあるないで、もしくはどこにつけるかで、大きく意味が変わってしまうことがあります。

有名なものではこんなのがあります。


1. Allons manger Mamie ! 
おばあちゃん「を」食べに行こう!

Mamie は動詞 manger の直接目的語として機能します。

2. Allons manger, Mamie !
おばあちゃん、食べに行こう!
この場合は、おばあちゃんに声をかけているのですね。



こんなのを思いつきました。

3. Je me suis adressé à une demoiselle mangeant du chocolat.
現在分詞 mangeant が直前の名詞を形容詞的に修飾するので、
「チョコレートを食べている若いお嬢さんに、声をかけた」という訳です。

4. Je me suis adressé à une demoiselle, mangeant du chocolat.
コンマ(,)があると独立した形容詞句(副詞句と考えてもいい)と機能するので、主語に説明を付け加える役割を持ちます。
「チョコレートを食べながら、わたしはお嬢さんに声をかけた」
と解釈されます。


厳密なルールではないですが、こんな解釈の違いが生まれる場合もあります。


5. J'ai deux frères qui travaillent à Paris.
6. J'ai deux frères, qui travaillent à Paris.


5. の文は「パリで働いている兄が2人」いる訳で、東京で働いている別の兄弟がいる可能性を示唆します。
6. の文は、「わたしには兄が2人いて、彼らはパリで働いている」ので、3人兄弟ということですね。


こんなのも思いつきました。

J'ai mangé un éclair au café.
J'ai mangé un éclair, au café.

説明はいらないでしょう。


たかがコンマ、されどコンマ、ですね。
皆さんも考えてみてくださいね。

今日覚えたい動詞の「法、形、態」

できる限りたくさんの動詞の「変化」を盛り込んだテキストを考えてみました。

能動態ー受動態
直説法ー条件法−接続法
命令法(=命令形)
不定法(不定詞、原形)
分詞


全部入れるのは無理でした。ごめんなさい。

様々な動詞の形から醸し出される「ニュアンスや雰囲気」を味わってみてください。

半過去形は「過去」だけに焦点を当たるものではないし、大過去形だからといって「一番古い」とは限りません。

いつか全部入ったのを作ってやる〜!


Bon, il faut que je choisisse notre lieu de vacances d’été. Déjà, je ne pense pas que Paris plaise à Kathy. Alors, Serait-elle enchantée de repartir au bord de la mer, comme l’année dernière ? Elle dirait probablement NON. 
L’été dernier, c’est vrai qu’on a passé une quinzaine de jours paisibles dans le midi. Je me souviens qu’en revenant de Marseille elle était bien contente d’avoir visité les Calanques, mais en même temps, c’était bien dommage qu’on ait pas eu beau temps. 
Bon, si je lui proposais de partir en montagne cet été ? Il y a dix ans, elle aurait dit NON, mais maintenant que nous n’avons plus 20 ans, c’est possible qu’elle dise OUI. 
Ah, j’avais complètement oublié d’aller la chercher à la gare. En plus elle m’avait bien dit « Tu auras récupéré ma robe pour ce soir, stp, parce que je suis invitée chez des amis.» 
Ok, je vais m’arrêter à Hyper-U avant d’aller à la gare et on en parlera ce soir. Pochi, viens. On y va.


【能動態】

「直説法」
現在形:il faut, je né pense pas, je me souviens, nous n’avons plus, c’est possible, on y va
複合過去形:on a passé 
半過去形:elle était, c’était dommage, je lui proposais, 
大過去形:j’avais oublié 
単純未来形:on parlera
前未来形:tu auras récupéré
(近接未来形:je vais m’arrêter)


「条件法」
単純形(現在形):elle serait, elle dirait
複合形(過去形):elle aurait dit


「接続法」
単純形(現在形):que je choisisse, que Paris plaise, qu’elle dise
複合形(過去形):qu’on n’ait pas eu


「命令法」
単純形:viens
複合形:実力不足により「ナシ」


「不定法」
単純形:de repartir, d’aller la chercher, avant d’aller
複合形:d’avoir visité


「分詞法」??
単純形:en revenant
複合形:ナシ


【受動態】
単純形(現在形):je suis invitée
複合形:ナシ

今日は「いいね!」が少ないはずです。
いいんです、いつか何かに役に立つはずですから。

今日覚えたい文法

「用事がある」ってなんて訳しましょう。


lire un livre
faire un travail
regarder un film
envoyer un message
animer une soirée


これらの表現の形での共通項ってなんでしょうか。
そう、動詞 + 名詞(直接目的語)という組み合わせですよね。


devoir(しなければいけない) という表現の後にこれらの表現を置けば

Je dois lire un livre.
Je dois envoyer un message à ma mère.

という文が作れることはご存知のとおりです。


でもこれらの語の順番を変えて、「ほぼ」同じ意味の違った表現を成立させることもできますよ。

改めて確認します「動詞+名詞」という構造が成立していますね。

語の並びを変えて、間にクッションとなる語をおいて

J'ai un livre à lire.
J'ai un message à envoyer à ma mère.
J'ai une soirée à animer samedi.

土曜日に夜のイベントを仕切らないといけないんだ。


動詞の原形 + 名詞
 名詞 + à + 動詞の原形 

Je dois (devoir) 動詞の原形 + 名詞
≒ J'ai (avoir) 名詞 + à + 動詞の原形


ほぼ同じ意味の文がこうすれば簡単に作れます。
どう違うかってことは気にしなくて問題ありません。
「だいたい同じ」ですよ、ご安心ください。


「用事がある」はどうしましょう?

「なにかをしなければいけない」のですよね?
「なにかすることがある」のですよね?

「なにか」って?
フランス語には便利な名詞 quelque chose があります。

「ちょっとしたこと」「なにか」といったニュアンスで用いられることが多いですが、積極的に「隠している」という意図は感じられません。

従って
faire quelque chose  quelque chose à faire


J'ai quelque chose à faire.
ちょっと用事があるんだ。

J'ai un empêchement でも同じようなことを表現できますね。


「同じようなことを表す表現」をたくさん持って適当に言い換えれば、うまく聞こえますよ。いや、それを「巧い」というのでしょう。

今日覚えたい表現

「今朝は寒いですねえ」


Il fait froid ce matin.
もちろん正しいフランス語でなんの問題もないですが、何か他にオシャレな&ネイティブらしい言い方はないのでしょうか。


それがあるのです。
寒くてもそんなことを気にもとめないで、スイスイと水の中を悠然と泳いでいて、食べたら(失礼!)至福の時間を与えてくれるアイツです。

le canard(カモ) が登場です。
カモを狩る季節=秋〜冬の「冷たい空気」を表した表現というわけですね。

Qu’est-ce qu’il fait froid ce matin ! C’est (Il fait) un froid de canard !


J’ai une faim de loup(めちゃくちゃお腹が空いた)と並んで(特に今の季節は)いつでも使えそうな表現ですね。
今すぐ「声に出して」使ってみましょう。


こんなのもありますよ。
un temps de ○○○○○
une fièvre de ○○○○○○


PS: 昨日話題に取り上げたdans deux semaines が「(日にちを特定せずに使える)再来週」なのか「2週間後の今日」なのかは、調査の後改めて報告します。

今日覚えたい表現(かな?)

来週ー再来週


フランス語で来週la semaine prochaine ですよね。
では再来週は何というのでしょう?


la semaine suivante でしょうか。
シーンによっては正解かもしれませんが、必ずしも100%対応しているとは言えません。


最近良く話題にしている「時の基準点」が違うのです。

「再来週」のどこかで映画に行きましょう!
?? Si on allait au cinéma un jour (de) la semaine suivante ?

とは言えないのです。


「再来週」という日本語の時の表現は基準点が今日(もしくは今週)で、突然「再来週」と言っても問題ありません。
フランス語の la semaine suivante は時の基準点が「今じゃないどこかの週」で「(その)翌週」というニュアンスなので、一旦「来週」を文脈に登場させる必要があるのです。「その次の週」というわけで la semaine suivante が使用可となるわけです。


On va au cinéma la semaine prochaine ?
- Je préfère plutôt la semaine suivante, parce que...


では dans deux semaine = dans 15 jours はどうでしょう?

コレも使いにくいですね。
今から見て2週間後という意味なので、日にちが特定されてしまいます。再来週だと7日という幅がありますよね。
ではどうすればいいのでしょう?


わたしならこんな表現を使います。

今日は2月4日(月)なので、再来週は18日(月)で始まりますよね。(フランス午後の世界では「必ず」1週間は月曜日始まりです)

そこで、
Si on allait au cinéma un jour, la semaine du 18 ?

なんか他にないのでしょうか?

どなたかあるなら教えてください。
ないんじゃないかなあ。

今日覚えたい表現

Demain, c'est un autre jour.
明日は明日の風が吹く


今日を悔やんでみても仕方がないので、明日新たな「第一歩」を踏み出しましょう。

今日やったことを糧に歩いていけば、いつか結果がでると信じましょう。
でなければやっていられない。

さあ、笑って前を向いて進んでいきましょう。

今日覚えたい文法

le sud de la France vs le sud de France


「南仏」にバカンスに行くんだ。


今日は(まあ「今日も」ですが)解説は仮説なので、突っ込まれても困ります。

北フランスではなく温かい「南フランス」へ行くんだ、と地理の話をしていますよね。
方角の話をしていると考えてもいいと思います。
北や西や東ではなく、「南」なのですね。

方角としての南は「1コ」しかないので定冠詞が選ばれます。


ちなみに方角としての le sud / le nord / l'est / l'ouest 小文字で書くのがルールです。
le Nord と大文字で書けば「ノール県」のことだし、l'Est と書けば新しい地方 le Grance Est を想像させます。


またバカンスに行く時の前提として、フランスの国はすでに認識しているはずです。

いま「ここ」フランスにいる、今度「あの」フランスに行く...

そこで「その国の南の土地」でヴァカンスを過ごすというわけですね。

「認識をしている」のだから定冠詞が登場します。
初級文法で習いましたね。


したがって「南仏にバカンスに行く」という場合は、

Je pars en vacances dans le sud de LA France.
でしょうね。


では le sud de France という言い方はないのでしょうか?

それがあるのです。
フランスを予め認識させることなく、むしろ「南」だけを強く印象づける手法です。

le Sud de France というMontpellier を中心とする旧 le Languedoc-Roussillon 地方(現 l'Occitanie)で作られている、地方をもり立てる「ブランド」のことですね。

「南仏」をブランドとして確立し、食品産業、観光産業を中心に世界へ発信しようという試みです。
(詳しくはリンクをご覧ください)


この場合は固有名詞扱いなので le Sud de France と大文字で書きます

厳密に言えば、le sud de la France といっても規定されているわけではなく「フランス人が常識から判断して、だいたいあの辺の南フランス」ということで、le nord de la France も同様です。

地方としての「北フランス」は les Hauts-de-France です。

「ブランド」として確立させたいという思いと、フランスの地方なのでわざわざ「フランス」を認識させる必要がないから、定冠詞はつかないのでしょう。

N'est-ce pas, Ghislain ?

今日覚えたい発音

昨日生徒とこんな会話がありました。

Tu peux lire le texte à haute voix, stp.

"... 200 t-ans avant..."

「いや 200 は最後はリエゾンをして z-ans だよ。
cent ans は t-ans という発音ですが、2〜9 cents ans は全て z-ans と z の音でリエゾンをしますよ」

「なんで?」
もっともな疑問だと思います。


わたしの答えは、
「わかりません」
ただネイティブがそう発音するからなのです。


しばらく考えていた生徒は
「あっ,そうか! deux centS ans と最後に s を書くからリエゾンするんですね。

う〜ん、納得 → 記憶するには良い方法かも知れませんが、そう綴っているからそう発音するのではないのです。


フランス人が
「そう発音しているからそう綴っているのです」

理由や原因を覚えることは記憶に定着させるにはいい方法かも知れませんが、すぐに運用に繋がるとは考えにくいですね。すぐに使うには

「100回繰り返す」です。

cent-t-ans って100回声に出して言うのです。
deux cents-z-ans って100回声に出して言うのです。

これだけで「2次的な感」が養われます。


どうして je m'appelle ってスラスラと言えるか?

「名乗る時は代名動詞 s’appeler を現在形で使い、再帰代名詞は主語がjeの時には me に変わって、elerの動詞だから je -elle になって...」なんて考えていないですよね。
je m'appelle と100以上口に出しているから、自然に口をついて出てくるのです。


話を元に戻します。

200 z-ans と発音されるのです。
その音声と文字の整合性が取れるように試行錯誤した結果、denx centS ans と S を書くのですね。


quatre-vingts も同じです。

Mon père a 80 z-ans. と発音されます。
J'ai vingt t-ans. ですよね。


ちなみにキリが良い数字以外の cent や quatre-vingt 
S は必要ありません
いつもの「フランス語は無駄なことはしない主義=できるだけエネルギー効率よく動く」からなのでしょうね。

deux cents
deux cent deux

quatre-vingts
quatre-vingt-un


mille には決して S が付くことはありません。
なぜなら、もうおわかりですね。

× deux mille z-ans と発音されないから不必要なのです。

mille
deux mille
deux mille dix-neuf


まず、音で覚え、それを繰り返し定着させる。その後に書く練習を少しする。

「音読できるから話せる」そんなものはまやかしです。
東大生が英語がペラペラではないことが、事実を語っていますよね。

ちなみに「文法ができるから話せる」もまやかしです。

音を軽視している売れている参考書を読んだら、こんな記事が書きたくなってしまいました。

今日覚えたい文法

昨日の宿題です。

Tu sais, je t’ai appelé, hier, dès que je (finir) mon travail, mais tu ne m’as pas répondu.
昨日仕事が終わったらすぐに電話したんだけど、出てくれなかったね。

finir を何形に活用すればいいのでしょうか?


多くの方が「大過去形」を選んで、

Je t'ai appelé dès que j'AVAIS FINI mon travail.
としたのではないでしょうか。

う〜ん、「絶対」と言い切る自信はないし場面が揃えば何とかならないとは言い切れない気がしなくもないのですが...

間違いでしょうね。


皆さまのロジックはよくわかります。
複合過去で表されているコトガラより「過去」の時間を表すのは「大過去形」だから。

3日前〜一昨日に書いたように、「大過去形」は「半過去形」を基準として、それより前の時間を表すのです。しかも「半過去 + 過去分詞」という形を見ても明らかなように、半過去で伝えられている時点で終わってしまっている「場面や状況」を表しているのです。
また「dès que 主語 + 動詞」「するとすぐに」というニュアンスなので、「場面や状況」ではなく「変化や行動」を伝える動詞の形が欲しいですよね。


複合過去形を基準として直前の瞬間的な変化を表す時制... ないですね。

日常のフランス語では今は使われなくなった「単純過去形(変化や行動を伝える)」が基準点として使われていた時代には「前過去」というのがあったのですが、単純過去形の変わりに複合過去形が登場してか以来、「直前の変化や行動」を表せる時制がなくなってしまいました。


どうしましょう?
仕方がないですよね。

「複合過去形」で代用するのです。
日常ではそれしか方法がありません。
代用とか、お茶を濁しているとは、ネイティブたちは考えていないでしょうがね。


正解は、
Je t'ai appelé dès que j'AI FINI mon travail.
です。


(ここからは読まなくても大丈夫です)実は他にも「2コ」可能性があるのです。

書き言葉においては消えたはずの「前過去形」を時々見かけます。複合過去形を無意識に脳内で「単純過去形」に自動翻訳をした結果でしょうね。

Je t'ai appelé dès que j'EUS FINI mon travail.


3つ目の可能性は「重複合過去形(le passé surcomposé)」です。
何じゃそゃ?

基準点となっている「複合過去形」の直前を伝えようと思い、ネイティブがほぼ「無意識」に作ってしまう形なのです。
j'AI fini の avoir を無意識にもう一度複合過去形に活用してしまった結果、

Je t'ai appelé dès que j'AI EU FINI mon travail.
という「2重構造の複合過去」が登場するのです。


人生で3回ほど見たり聞いたりしたことがあります。
たった3回...

今日も読んでいただきありがとうございました。

今日覚えたい文法

何となく昨日のつづき

複合過去形が2つのニュアンスで使われる、と昨日書きました。

「現在形を時の基準点とした時の完了」「純粋な過去」(そんなニュアンスで書いたつもりです)


わかりやすく考えると、英語で習った「現在完了形」「過去形」の両方の役割を担っているのです。


前者の役の時は、déjà, pas encore, - fois, jamais... などの要素が加わります。

As-tu déjà diné ?
- Non, je n’ai pas encore diné, je n’ai pas eu le temps.

夕食は済ませた?
ー また食べていないよ。時間がなかった。


Vous avez visité la Hollande combien de fois ?
- Non, malheureusement, je n’y suis jamais allé.
- オランダには何回くらい行った?
残念ながら一度もない。



「過去形」としての複合過去は、おなじみですよね。小学校一年生の絵日記から新聞記事に至るまで幅広く「過去に起こった事実」を語るのに使われます。

Osaka Naomi est née au Japon en 1997 et elle s’est installée aux Etats-Unis, en 2001, pays de son père d’origine haïtienne.
大坂なおみ選手は1997年に日本で生まれ、2001年にハイチ系アメリカ人の父親の祖国のアメリカに移住をした。



もう一度昨日の記事を確認してみてください。

左の列が時の「基準点」で、右の列が基準点における「完了」を表しています。

(基準点)現在形ー(完了)複合過去形
単純未来形前未来形
半過去形
大過去形


Je t’appelle dès que j’ai fini mon travail.
Je t’appellerai dès que j’aurai fini mon travail.

仕事が終わったら電話するね。
Je t’appelais dès que j’avais fini mon travail.
(以前は)仕事が終わったら電話をしていたね。


ここで明日への宿題です。

Tu sais, je t’ai appelé, hier, dès que je (finir) mon travail, mais tu ne m’as pas répondu.
昨日仕事が終わったらすぐに電話したんだけど、出てくれなかったね。

finir は何形に活用するでしょうか?考えてみてください。
種明かしは明日です。

A suivre...